1334. 第06回 - 山内家旗揚げ
軽快な山内家の描写と、重厚な時代状勢の描写を交互に見せた今話。双方の展開にくどさを抱かず、最後まで飽きさせません。今週の功名が辻は、今までの中で最も完成度が高かったように感じます。
- 話の中にナレーションもテロップも出なかったし、いつもの不快感も沸きませんでした。
- だんだんと「功名が辻」の持ち味・昭和のNHKギャグが心地よくなってきました。早くも馴らされてきた?
- 領民にも慕われる浅井長政(榎木孝明)がすげー男前。よかったねえお市(大地真央)。今後、二人の結束が強まるドラマに期待。
- 新右衛門(前田吟)が子沢山の家族を引き連れ、山内家に参上。
- 八番目の子供と聞き、一豊と千代が息ぴったりリアクション。きたこれ昭和ギャグ。
- 7人の子達の名前覚えは一瞬で諦めました。むりむりむり。
- 普段から小言が多い吉兵衛(武田鉄矢)に、「小姑」の例えは的確すぎます。
- 小姑・吉兵衛のお説教にも、「吉兵衛さんは話し上手」とおだてて丸め込んだ千代。ちゃっかりしてますよ彼女は。
- 一豊の「千代が死んだら嫁は持たぬ」宣言。直ぐさま側室の話を言及する千代。ホントちゃっかり者だなあ。
- 山内家の食糧が底を尽きても、不破家の箱は封印。後先省みない言動が我が身に返っただけの事なので、千代に同情できませんし、我慢するのも当然ですが、『我の強い女性』ということだけはハッキリ伝わりました。
- 織田信長(舘ひろし)→明智光秀(坂東三津五郎)→お濃(和久井映見)→信長・光秀? という訳の分からない三角関係がここに勃発。
- 少し気の早い話ではありますが、本能寺の変で光秀が信長を焼き打つ理由も、まさか恋の三角関係を呪って実行するんでしょうか…。
- 足利義昭(三谷幸喜)の大河デビュー。役者・三谷先生を見たくて、功名が辻を追っかけてました!
- 五千石で光秀をお買い物した信長。藤吉郎は訝しげな表情。
- ねねは直ぐさま、千代の機転を見抜いてましたね。女同士だからこそ、直感が働いたのか。
- 藤吉郎「弱みを見せるほど良い盾になる」の狙い通り、一豊は藤吉郎を慕って止まない。
- 中村一氏(田村淳)、堀尾吉晴(生瀬勝久)、一豊の同僚談話。この三人は今後も打ち解けた雰囲気で軽快なトークを見せて頂けそうです。功名が辻の見所が、また一つ増えました!
- 六角攻めの先陣と聞いて、千代は一人暗い顔。その夜、山内家紋の旗を縫う。ここで吉兵衛の話が繋がるのか。今週の脚本は非常に完成度が高い。