554. 第26回 - 修羅の道

ウタノマエ


義仲の首

  • 義仲の首が都に届き獄門に掛けられる。討ち取った首を晒すのは武士の習いだが、義経は源氏の血族の中で事を荒げすぎだと、一人反対した。
  • 源範頼石原良純)や梶原景時中尾彬)から「法皇を押し込めた逆賊」と説得され、何も言い返せず。
  • 都の人々は義仲の首に向かって口々に罵声。
  • 義経は力なく変わり果てた巴(小池栄子)を目撃。
    • 刀を抜こうとした巴を説得し、義高(富岡涼)の身の安全と誓った。
    • 大切な人を失い感情が壊れ、その奇妙たる表情を浮かべた演技が素晴らしかったです。
  • 義経は鞍馬を訪れ仏前で義仲を弔った。
    • 振り向かずとも覚日律師(塩見三省)の存在を察する。さすが義経ただ者じゃないぜ。
    • 「後ろ姿が悲しんでいたように見えた」と指摘するこの和尚さんもただ者じゃないぜ。
  • 出た、義経「新しき国を築きたい病」。
    • 源平の恨み合いを止めて源氏の世となれば争いは消えると主張。
    • 源平が争う今の事態は、もはやノーカンですか。
  • 平家は西国の力を集め、都の一歩手前にある一ノ谷に布陣した。
  • 山側は攻め入られる事もないと、東西の防衛だけを固めた。珍しく知盛(阿部寛)さんの失策です。


視姦プレイ

  • 丹後局夏木マリ)が義経を呼び立て、義仲の首を晒すに異を唱えた理由を問い正した。
  • その様子を脇からこっそり伺う後白河法皇
    • なにこのいやらしくねちっこい目線!
    • なにこのホモエロティックサスペンスドラマ!
  • 義経法皇の熱く刺激的な視線を察するものの、丹後局の面前では慌てることも叶わず、ただ見つめられるがままでした。ホモエロティック!
  • 一通り視姦プレイを堪能した法皇様は、義経を自分なりに分析しました。
    • 義経の仏心は鞍馬で育ったせい
    • 人がいいのか甘いのか
    • 情にほだされる者は情を欲している
  • 御上の守りに仕えさせるには心許ないので、もう少し様子を見ることに。


静との再会

  • 屋敷に帰ると義経は家来達に囲まれる。いつもながら大人気すぎ…。
  • 静(石原さとみ)との再会。家来達は義経と静が共に屋敷で暮らしてほしいと懇願した。こういう場になると無口・無反応で呆然としてしまう義経。成長してないなぁ…。
  • 伊勢三郎南原清隆)にツンツン突かれ、義経もやっと誘いの言葉を発してくれました。
  • 弁慶(松平健)が「母と共に参られよ」と進言。主人を差し置きオマエが決めていいんかいッ!
  • 静は屋敷の暮らしを許して貰うため、母・磯禅師(床嶋佳子)を説得。「御曹司の妻にはなれない」「武士は洗浄で死ぬ」など辛い問いかけにも、並ならぬ覚悟を見せた。
  • 「母と同じ道を歩むか」と言われ、静は初めて自分の父が武士であったことを察したようでした。


残された義高

  • 義経が義仲の首を晒すことに異を唱えた件は頼朝にも伝わり、苦い顔浮かべてます。
  • そんなことより今の頼朝は、義高に父の死をどう伝えるか戸惑ってるました。義経なんて二の次。
    • 結局その難役は北条時政小林稔侍)に押し付ける始末。
    • 義高は終始気丈に振る舞った。
  • 頼朝は、義高の態度に自身の過去をダブらせ「子供には子供の知恵もある」とつぶやく。
  • 大姫の覗き方がホラー!!
    • 「父上、義高様はどうして泣いておられるのでしょう?」
    • 子役を使って泣かせシーンを演出するの、ズルいーー!!


残された義高

  • やっぱり義経と家来達の絡み方、べたべた具合が異常だと思う。見る人が見ると腐女子妄想を働かせてしまうと思う。
  • 家来達は義経と静の仲を見て、弁慶も千鳥(中島知子)を屋敷に呼べばいいと冗談を言い合う。
  • 静は小学校の先生のように三郎を叱る。なぜ三郎だけを叱るのか!
  • 夜、静の笛を楽しむ義経。そこへ家来らの騒ぎ声。
    • 「せっかくの笛が…」義経の口調がちょっと怖かった!
    • というか、若い男女が夜中に二人でやることが笛鑑賞かい!
  • 身内をたくさん募って仲睦まじく暮らす。家族と離れ離れで育った義経はこんな日々を望んでいた。


三種の神器を巡る戦い

  • 平家がこれ以上力を盛り返すことは許されない。頼朝に平家追討の院宣が下った。
    • 平家の兵の数は10万。都にいる源氏は6万。
    • 都には平家馴染みの公家が多く、源氏の動きはすぐに伝わってしまう。
    • 義経は今回も搦手を担当。
  • 義経は、夜襲すれば出陣の兵か警護の兵か敵にも見分けが付かない、と進言した。
    • さすが戦術は万策しこたま勉強してきた義経です。
    • その知略センスで静を夜襲してあげて下さいよ!
  • 戦の噂を聞きつけたうつぼ(上戸彩)は義経の身を案じ屋敷を訪ねる。
  • 静を目撃して動揺を隠せないうつぼ。家来達は何とも言えない表情なのが気まずい。
  • 義経様と幼なじみだもの、知ってたよ。名前…」と若干トゲのある言い方して去っていきました。
  • 正直、三種の神器を巡る戦いよりも三角関係を巡る戦いの方が興味あるんですが。
  • 兵の準備、兵糧、地図の手配はすべて家来が用意した。
  • 戦に出れば死ぬかもしれない義経に対し、静「日々、覚悟はできております」と。
    • でもドラマじゃ、10分くらい前からの覚悟なんですが…。
  • 静が男装して登場し武運を祈る舞を披露。
    • 歌声にエコー効きまくり。
    • 歌はアフレコ? 口パクで舞ってる?
  • 一人残った静はひっそりと涙を流す。このシーンの静がとても綺麗でした。
  • うつぼ「みんな死ぬんじゃないよー!」と叫んで義経達を呼び止めた。さっきの一件で恨みを買って「みんな死んじゃいなよー!」と言われなくて良かったね…。
  • 静の面倒は私が見ると。恋に破れたうつぼは、そうまでして義経の側にいたいのです。

次週、運命の一ノ谷へ出陣。そういや去年のこの時期は、池田屋事件を扱ってましたっけ。夏休みとなれば観光客を呼ぶに絶好の機会。この30話前後は最大の見せ場を持ってくるのが定石なんでしょう。