841. 第17話 - 弁慶の泣き所

普段よりコメディタッチの強い今話でした。

ウタノマエ

  • 義経滝沢秀明)22歳、独身!(SE:キラリラーン☆)
    • お昼のワイドショーみたいな効果音。安っぽいですから。
  • 夫が家を出れば妻が家を守るしきたりが、この時代の常だった。
  • そうしたしきたりを知っている武家の娘こそ、武家の妻になることが普通だった。

弁慶と千鳥

  • 義経が鎌倉に入って二月が経った。
  • 村人から野菜などをもらったり、屋敷で畑を耕す家来達。
  • 弁慶(松平健)は静(原さとみ)に京へ帰るよう促した。館に女がいることが気に入らないんですね。
  • 伊勢三郎南原清隆)と駿河次郎うじきつよし)は「男と女のつがいの仕組み」について、弁慶に必死に教えた。それでも納得しない弁慶は、三郎と次郎を張り倒す。
  • 弁慶、海で憂さ晴らし→海におぼれる→千鳥(中島知子)に助けられる。なんだこの展開の早さ。
  • 弁慶は女を恐れるあまり、小屋の壁を破壊して逃亡。
  • その夜、千鳥の父・杢助(水島涼太)が屋敷に怒鳴り込む。弁慶が娘の肌を見たことに怒った。
    • このドラマ、『娘の父親』っていつもこんなキャラだ。
    • 「やましいことがないなら逃げはせんだろ!」と指摘され、しょんぼり弁慶。
    • なんだこの萌え弁慶。
  • 翌日、千鳥の元へ謝罪に訪れる弁慶。突然の自己紹介。
  • 幼い頃から仏門に入ったので、海に入ったことはなかった。弁慶上手いこと言った。
  • 人に助けられた事が恥ずかしく、千鳥の肌を見たことが恥ずかしく、逃げ出した理由を告白した。
  • おなごの肌を見たことも、間近でおなごを見た経験もなく狼狽したと聞かされた千鳥は、自分をおなご扱いしてくれたことに感激した。
  • 千鳥がなぜ笑うのか分からない弁慶。藪で「なにゆえだー!」と怒鳴ったり、ドラマ開始10分で青春しすぎだ。
  • 弁慶は千鳥の元へ足蹴よく通った。弁慶の春が到来。


福原の夢

  • どうにも挙動不審な五足(北村有起哉)。
  • 清盛(渡哲也)を訪れる知盛(阿部寛)夫妻は、福原から京へ戻る挨拶。妻・時子(松坂慶子)も明日には京に帰ることに。
  • 清盛はにぎわいの無くなった福原に留まる。福原繁栄の夢を諦めきれなかった。
  • 清盛は政を後白河法皇平幹二朗)に返し、院政が蘇った。


義経の嫁取り

  • 鎌倉では頼朝(中井貴一)の指示の下、武士達の手で街作りに励んでいた。
  • 義経は政子様に呼ばれ、嫁取りを示唆される。
    • 特定の想い人が居なければ、相手を打診すると迫られた。
    • 義経は「心定まるまでご猶予を」と断る。
    • 政子様は何としてでも義経と静の仲を絶ちたいようですね。
  • 義経嫁取りの件で、家来達は結束して打開策を相談した。恋心を知った弁慶が皆に冷やかされる場面は微笑ましかったです。 
  • 義経の苦悩を知った静は帰京を決心。静の心理描写があまりに薄く、なかなか静に感情移入できません…。
  • 政子は義経嫁取りの件を頼朝に報告した。
    • 平家に連れてこられた白拍子の静を不審に思う政子様。
    • すぐに義経と良い仲になったことに、政子様は女性として静を拒絶した。
    • 政子様は、男に寄り添ってしか生きられない受け身な女が嫌いなのでした。
    • 対して頼朝は、義経が京を忘れられず静に思いを馳せていると考えた。
  • 静は皆の前で、義経のため帰京を宣言する。
  • これには弁慶も以前の主張を撤回し、静の帰京に反対した。
  • 「京には一人、母も待っている」という言葉に、義経も止めきれなかった。
  • 夜、二人で笛を吹く。弁慶は二人の協奏を目にして悲しんだ。
  • 笛を協奏する描写は、古風な恋愛の雰囲気は出てるけど、ラブな雰囲気は非常に薄くイマイチな気がします。義経や静がどのくらい相手を好いてるのか、全く見えてきません。
  • 杢助は千鳥を連れ、再び義経の屋敷に怒鳴り込んだ。
  • 「娘と契っておきながら」弁慶オマエ契ったのォォォ!?
  • 「まことか弁慶?」「はあ…」肯定しちゃった!!(そっちじゃない)
  • 弁慶は義経を想って千鳥と縁を絶ったが、これが義経の怒りに触れた。
  • 「そのような家来なら私はいらぬぞ」に弁慶涙目。だから! なんだこの萌え弁慶!
  • 静は自分が去った後、屋敷が殿御だけになる事を心配して、千鳥に世話を頼んだ。


堕ちる平家

  • 興福寺の衆徒が騒ぎ立て、仏僧と平家が抗争。
  • 重衡は前代未聞にも、大仏をも焼き払った。
  • いつもながら、仏僧関係の争いは超速スピードでスッ飛ばしました。
  • 重衡の妻・輔子(戸田菜穂)は、夫に祟りが下ることを恐れ、その胸中を時子に明かした。
  • 清盛がいつもの地蔵を手に持っていないと、五足が指摘。清盛は神仏を捨てたのではなく、夢馳せて破れた福原の地に置いてきたのでしょうか。


恐怖の政子様

  • 義経の屋敷に訪れる女。屋敷にかくまって欲しいと申し出た。
  • 政子様を恐れて頼朝の屋敷を出奔してきた。
    • 頼朝は亀の前を失った後、色恋事に異変が起こったとかなんとか。
    • つまり頼朝に抱かれれば、政子様が恐ろしいんだそうです。
    • 亀の前のように焼かれそうで恐ろしい。
    • ひぃぃ、政子様が怒りすぎですー!
  • 義経はその従女に、京に帰るなら静も連れていくよう頼んだ。
  • 義経と静は京での再会を誓った。
  • 義経は、静から借りている笛を静と思って手元に置きたいとお願いする。なんちゅうプレイボーイだ!
  • 静の方もすっかり騙されて先週義経が言った「京に戻らずここに残れ」の言葉だけで十分と返事する。鎌倉での思い出を詩にして歌った。感情描写の薄い静がたーまに心中を語ると、グッときます。


気がつけば17話終了。全話中の1/3程度を消化したことになりますね。予告を見ると、次週で清盛さんが死ぬみたいで、今後は義経が涙を流すことも多くなりそうです。