689. 第03回 - 源氏の御曹司

牛若少年編もこれで見納め。もう少しガチガチに伏線盛り込んでくれても良かったのですが。特に鞍馬倉の中ではどのような生活をしていたのか、あまりに見えなくて不満が残ります。鞍馬倉に関するほとんどのシーンが「鞍馬倉から脱走した遮那王」だもんな。そりゃないよ…。

第三話では割と登場人物も少なめ。1〜2話で登場した人物達の掘り下げ話になりました。


前半、都編について。

  • この時、源氏の血を受け継ぐ者は残り6人。おお、なんか熱い物語設定だ(設定じゃなくて史実だ!)。それぞれについて勉強しておきます。
  • 五足(北村有起哉)と烏丸(高橋耕次郎)再登場。泣き袋コンビきたー!(妄想と泣き袋については第二話感想参考
  • 五足が石を投げつけて「避けろや!」に大笑いした。これ超名言です。
  • 牛若(神木隆之介)はたびたび屋敷を抜け出しては五足・烏丸と仲良くつるんでる。五足はすげえやんちゃキャラな。烏丸の徹底した寡黙ぶりにも期待高まる。これからもその路線で!
  • ”ノリスケおじさん”こと一条長成蛭子能収)、牛若に関する残酷な話してるのに、なんだかほのぼの。この雰囲気が好きです。
  • 平清盛(渡哲也)による仏門入りを告げられ、牛若は困惑。
  • 「どうしても母の言うことが聞けぬなら…これで母を刺すことです!」常盤(稲森いずみ)の迫力に怖じ気づく牛若。母との離別は確定…。
  • 先週牛若が暴れ牛から助けた女の子・うつぼ(守山玲愛)が、牛若を遠くから見つめている。うわーい!こういうちょっと出し演出の伏線大好き!
  • 一対の笛を託す。母の笛は召雷(しょうらい?)、そして息子に託された笛は君風(くんふう?)。
  • 「これより先、母は亡き者と心得よ」「母上っ!」常盤と牛若、必死に涙堪える表情がたまりません。少年編最大の見せ場か。

中盤、鞍馬倉編について。

  • 鞍馬倉の寝室、牛若は笛を握りしめ「母上…」。
  • 「誰が仏門になど! 私はここを出て行く!」鞍馬倉から脱走するが失敗。
  • 「ここにはなんでもある。都の賑わいも、極楽も…地獄もだ」「ここには森羅万象、万物がある」それは牛若の胸の中にあると。牛若を説教するだけでなく、きっちりと力づけてやる覚日律師(塩見三省)。この和尚さん、めちゃめちゃイカスぜ。
  • 牛若は懲りずに夜中の脱走、鬼一法眼(美輪明宏)と出会う。怪しい占い師(陰陽師?)みたいなセリフ。この人なんだか陰気くさいよ。
  • 難しい言葉大量だったけど、要約すると「人間は自然と仲良くできるよ」って話。風とか雷とか起こしちゃいます、無茶だ。
  • え、夢オチ? 時間を飛ばしただけだろうと推測。
  • 牛若改め遮那王(しゃなおう)。

後半、清盛視点〜青年化について。

  • 平清盛内大臣に襲名。後白河天皇平幹二朗)登場。
  • 遮那王は笛の練習。今はまだ上手く吹けない。笛の音も出ない。これも伏線。
  • 夜中に鞍馬倉を抜け出しては都へ降りる。そこで五足・烏丸達と再会。
  • 遮那王はお徳(白石加代子)、朱雀の翁(梅津栄)の初対面。
  • えっ、このナレーションってお徳だったのォォォォ!!?
  • 平将門は、更に第11位従一位太政大臣へ出世。
  • 遮那王は度々、鞍馬倉を抜け出すようになる。で、うつぼと再会。え、あれ…もう再会しちゃうわけ…。青年編で感動の再会じゃないわけ…。「え、君は誰?(タッキーで)」「ふふ、私はあなたをずっと知ってます。ずっと…あなたを見ておりました」とかいう名シーンに繋がるんじゃないの!? ええー、うつぼって幼なじみ路線だったんですか…。
  • 遮那王、自分が源氏の血を引くことを知らされる。同時に、平家は「源氏の仇」であることを知る。父として敬ってきた清盛が、仇…戸惑う牛若。
  • 六原六波羅様が仇…信じぬ、信じられぬ!」そして鬼一法眼が再登場。これは幻なの?鬼一法眼って何?なんかこの人が出てくると急にファンタジー。歴史ドラマが安っぽくなってるんですけど…。
  • もう少し突拍子ない予想を書いておくと、鬼一法眼は君風(母から託された笛ね)なのではないかと。笛を受け取ってから鬼一法眼が登場するようになったこと、鬼一法眼が風を呼び起こしたこと、鬼一法眼の登場が妙にぼかした演出になっていること、などからの推測です。単なる陰陽師では済んでない演出のような気が。
  • 滝壺に飛び込む遮那王
  • 時代は流れる。
  • タッキーの乳首出し。
  • じゃなかった。遮那王滝沢秀明)はたくましき男子になられたのでございます。
  • あーあ。少年編終わっちゃった…。がっかり。

鞍馬寺」って初耳なんですけど(無知ですみません)、毘沙門天を祭った有名なお寺なんですね。いつか行く機会もあるのかな。何県に存在するかも分かりませんが…。

あと、個人的には「タッキー初登場」なんかよりも「ナレーションがお徳さんだった」ことの衝撃が、あまりに上回ってしまいました。そんな重要人物なんだ、あのばあちゃん。