1596. 先行感想 - 斬 十四太刀「新勢力」
今週号の「斬」があまりに香ばしいので、大きくネタバレを含んだ感想記事です。未読の方は閲覧を控えて下さい。
無理! ムリムリ! それ絶対無理だから! 今までに登場した無双高生徒は、揃いも揃って学校に勉強学びに来てなかったですよ。だってほら、以下に登場人物を整理すると…。【十四太刀「新勢力」 1P1コマ目より】
/ ̄\ 無双高の評判はあまりよろしくないようでな
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ノ\|\| ( _●_) |/ \| ( _●_) |/|/\ そのために学校を進学校に改革することに
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(___) Y_ノ ヽ/ (___ノ
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(((i )// (゜) (゜)| |( i))) 私は決めた
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- 村山斬
- 斬るよりも破壊する事を目的として硬度と重量を増加させた研無刀を所持する。更に研無刀を支える程丈夫な重量の鞘を常備する。フツーは教科書やノートだけでもカバンが重たいってのに、更に刀と鞘で極めて重量を増加させて登下校するなんて、何だってあの少年は。
- 月島弥生
- 女ながら珍しく帯刀し「真剣勝負に男も女も関係ない」を合い言葉に乱暴狼藉を働く問題児。生徒会のブラックリスト入りを果たす。真剣勝負への横槍。背後からの不意討ち。寝入りを背骨蹴り。M字開脚座り等の悩殺行為により男子生徒へかどわかしを働いた。かなり狂気に満ちた女剣士といえる。
- 貫木刃
- 一週間も学校をサボり、学校に来ても屋上でサボる。長らく一匹狼だったが、最近は他生徒と打ち解けつつある。しかし授業の有無に関係なくその友人を屋上へ誘い淫らな行為で男子生徒へかどわかしを働いた。斬の月島への恋心を知り、自身の気持ちを噛み殺すあたりも忍者らしい人格。
- 木下静夫
- 月島にストーカーを働くばかりか、独占欲から月島の殺害計画まで実行に移した凶悪犯罪者。無双高にはこんな生徒がゴロゴロしている。
- 壊原大五
- 金蔵に雇わる木槌持ちの武士。巨大な木槌を背負っているため、壊原の後方に座ってる生徒は皆黒板の字をノートに書き写すこともままならない。
- 刺々森鋭次
- 左腕に筒状の篭手・無崩篭を常時装着しているため、黒板の字をノートに書き写すこともままならない。また、あと数センチ下にずれたら幻のポケットモンスター(特技/かたくなる)を発見しかねない腰履きパンツは、スカートの短さと同じく、学校で規則付けるべきだろう。
- 討条戒
- 左目に眼帯しており黒板の字を(略)。金蔵の汚い仕事を一手に引き受けた経歴から考えても、無双高で最も黒い男。
- 金蔵
- ヘアスタイルが公然猥褻カットのため、彼の髪型に目を止めた生徒は皆黒板のz
- 絶山剣舞
- 背に大剣を担ぎ、このままでは授業中自席に座ることもままならない。壊原以上に授業を受ける気が無い様子だ。
- 花咲
- 斬の世界観で「一般女子は戦わない」設定を覆した、二人目の女性戦闘要員。「女の子一人でいかせるなんてヒドイ」など際どい台詞が目立つ。あの絶山が「お前の(夜の)実力は俺が認めてる」と言わしめるほど、何かの体術の使い手らしい。今後は自慢の巨乳で男子生徒へかどわかしを働く予定。
昔の武士のように刀を所持し、正当防衛や真剣勝負ならば人を斬っても罪にはならない掟が通ずる世界で、男達が武士魂を賭けて実践的に命を討ち合う無双高は、日本有数の超エリート進学校だと思い込んでた。作中世界において真剣勝負の経験回数は、イコール「エリート武士への道」と繋がってるんじゃないのか!?【十四太刀「新勢力」 1P2コマ目より】
/ ̄\ 良い大学や企業に入るために
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ノ\|\| ( _●_) |/ \| ( _●_) |/|/\ 頭脳明晰な人物を
彡、 |∪| 、` ̄ ̄ヽ /彡、 |∪| ミ \
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(___) Y_ノ ヽ/ (___ノ
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(((i )// (゜) (゜)| |( i))) 育成しなくてはな
/∠彡\| ( _●_)||_ゝ \
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週刊誌『侍王』に紹介された斬の父でさえ、生涯に『30回の真剣勝負』で世間から英雄視されてんだよ。そんな中、月島さんはここ最近だけで真剣勝負を5回も実経験した逸材(花咲戦が始まったら6戦目!)なんです。短期間にこれほどの実戦が積めるのは、無双高の殺伐とした雰囲気に依存するところが大きいでしょう。
今まですっかり勘違してました。この作中世界ではもう、一部の偉い人の間では「刀を振り回したところで意味を為さない」事を察してるか。第14話目にして、作品設定の根幹を揺るがすとんでもない軌道修正の登場だ。杉田先生の冒険心に圧倒されて、オレの心中はワクワクが収まりません。このマンガ、どんな顛末が待ってるんだ!
生徒会執行部
男子生徒四人と女子生徒三人(推測)による生徒会執行部。ここでもまた「女は刀を持たない」の根幹設定をブチ破っております。平成のキン肉マン現る!! 面白ければ以前の設定なんて二の次なんですよね、杉田先生。かわいいなあもう。
メガネ委員長タイプのお姉さんは別に存在することを祈りたい。斬は生き残りを賭けて、次週にも「ふとももの月島」「巨乳の花咲」「メガネの○○」「黒ストッキングの××」を結集させる必要があると思うんだ。
害虫根絶の手法
校長が語った”害虫”の範囲はどこまでか、今後明確にして欲しいところ。校長や生徒会も「刀を持つ者」だから、単に帯刀するだけなら問題ないんだろう。『ブラックリスト』掲載者がターゲットなのかな。そして根絶とはやはり殺害か、自主退学を勧めるのかな…。
そもそも「真剣勝負」として殺さないと、社会ルールとして生徒会がワルになる。生徒会の集団リンチで殺害したとあっては、保護者が黙ってないだろうし。そこで問題になるのが、真剣勝負の『お互いが合意の上で戦う』って基本ルール。弱い金蔵などは勝負にノらず敵前逃亡するに決まってるよ。
一応花咲は「金蔵と殺し合う了解」を得てからハイキックを入れてるし、今話だけでは微妙に読み解けない。そもそも杉田先生は、自分で定めた三ヶ月前の初期設定を覚えてるかも怪しいです…。
無双高のグラウンド
無双高のグラウンドには野球以外の施設を確認できない。寧ろこの社会において、野球がスポーツとして成り立つ事実自体、滑稽に感じた。バッターはちゃんとバットを握るのか、自分の愛刀を握るのか。腰や背中に帯刀しながら走塁するものなのか。ものすごく興味がわきました。
掲載順最後尾組のOVER TIMEと合同企画で、野球対決して頂きたいよ。負けた方が打ちきりで! …どうせ両方打ち切りだけど。
愛の四角関係へ
先週の折『斬が斬られたら斬に惚れる法則』を主張しましたが、よく考えたら赤井や牛尾は惚れてませんでした。そっか、前置きに『通常モードの斬に』の条件を足す必要があったんだな!(斜め上曲解)
今週は貫木と刺々森のご対面で、両者ぎこちなく挨拶しながらも、一応は仲間と認め合った様子。この二人は、今後も必要以上に仲良くならず、犬猿の仲をアピールして頂きたい。仲間の危機には阿吽の呼吸で協力プレイして『口では拒んでも心は判ってます』敵に無言実行する方が、女性読者の称賛を浴びやすいところです。
男同士の『ホモソーシャル』(≠ホモセクシャル、違いはキーワード参考)に憧れる女子層って、案外「あまのじゃくな言動」と「実際の行動」が逆になるギャップ性に、男子の友情のリアルさを見出してるのかな…、ときめいてるのかな…、って。最近はそんな男女の文化軒の違いに視点を向けて腐女子さんを研究してます。
刺々森鋭次のあれこれ
『もう少しでポケットモンスター・刺々森』の異名を持つ刺々森くんは、下の名前も発覚。刺々森鋭次って、どこまで触れる者皆傷つけるネーミングセンスなんだ。『グリムジョー・ジャガージャック』に匹敵する少年ナイフですよ。
鋭”次”ってことは兄貴が居るのかも。兄弟が多くて貧乏というベタな設定に落ち着くのかなあ…。人一倍オシャレなのに。あと、刺々森は遠目で描くと黒崎一護のデフォルメに見えてヤバイ空気を放ちます。もっとパンツ穿いてない際どさを主張して、キャラの個性化を!!
ここここ この構図って……
刺々森 − (鋭く刺したい気持ち) → 斬 ← (忍び寄って貫きたい気持ち) − 貫木
刺したり貫かれたり、ものすごく危機的状況な斬の貞操。この場に月島さんが合流したら、横槍による突き(月)にも狙われ、更なる混乱は必死であります!【十四太刀「新勢力」最終コマより】
/ ̄\ 完全に
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ノ\|\| ( _●_) |/ \| ( _●_) |/|/\ 挟み討ちに
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(___) Y_ノ ヽ/ (___ノ
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(((i )// (゜) (゜)| |( i))) なっちゃってる!!!
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