1540. 週刊少年ジャンプ - 40号

ジャンプ感想を再開して三週間目。とうとう「ジャンプ感想を書く夢」をみました。この手の夢は過去にも何度か経験してまして。「ああ、勘が戻ってきたんだな…」と痛感しました。こんな自覚の仕方、嫌すぎる。で、起きて夢だと分かった次の瞬間、必ずこう思うんですよ。夢で書いた分の感想を返せ!

 
 表紙はアイシールド21。合併号明けから、四大看板漫画がローテーションしてますね。扉絵の見開きカラーは「バストのまも姉」か「ヒップの鈴音」か、あるいは「地味の石丸」ってな具合に。海から直立に脚が伸びるだけで、瀧兄さんと一目瞭然の個性ってのは、すごいよなあ…。
アイシールド21 人気投票
 ICの人気投票といえば「ベストイレブン」だろうと期待してました! それにしても華やかなエントリーシート、魅力的な登場人物がズラリ! 長らく活躍の場がない進は、このタイミング投票では順位が低迷しそうだ。
こち亀わっしょい!! Part1
 コミックスだけで150巻突破って、単純に考えると「コミックス表紙だけ」で一冊の画集になるボリューム感。弄ればまだまだ商売の芽が出てきそう。金のなる木だ。
Jump Ultimate Stars
 去年はNDSを持っていなくてスルーしたけど、今年は発売日に買いますよ! 早くも六氷&草野とネウロを紙面公開。両作品とも初のゲーム化映像とあって、ファンには堪えられない発表では。発売日は11/23。思ったより早い発売だ。

健闘枠: BLEACH ムヒョとロージーの魔法律相談事務所
特集枠: HUNTER×HUNTER 瞳のカトブレパス(読み切り)

週刊少年ジャンプで育ったオレ達は希望を捨てないぜ、先行感想はこちら。

ヒル魔、栗田、ムサシの「元祖デビルバッツ」には胸が熱くなった。これを解説するのが「元祖トレーナー」のどぶろく先生、ってのもニクい演出。栗田を支えるヒル魔&ムサシは、栗田の気持ちを後押しする直喩とも感じた。神龍寺で下馬評の悪かった栗田が、そのパワーでねじ伏せる結末は感無量だ。栗田が味わった苦痛を絶望を、三人の力で克服する場面は、友情・努力・勝利を感じずにはいられない。故にジャンプらしい。

結果的に「セナvs阿含」は煮えきれぬまま終わった。冒頭あれだけ煽っただけに、少々心残りもある。「阿含と雲水」の才能と努力エピソードも投げっぱなし。こちらは今後の回収を期待したい。反面、「ヒル魔阿含」「栗田と神龍寺」「ヒル魔・栗田・ムサシの結束」あたりは想像以上に丁寧な補完でした。三人の過去伏線は十分回収してるなあ。

今後のテーマは、ヒル魔の父親伏線回収へ遷移すると思う。ヒル魔がアメフトに目覚めた理由とか、元祖デビルバッツの根底部を明かして頂きたいです。恐らくアメフトへの情熱は、父親絡みと予想。何らかの反発心があっての事だと思う。どこぞの高校の監督だったり、アメリカ校関係なのかなあ。

* 2(2) ONE PIECE ワンピース
電伝虫を拾いに行ったパウリーさんが不自然すぎるのに、「崖から落ちた全員を、パウリーがロープで助けたよ」と指摘するサイトの少なさに、こっちがビックリですよ! えーと、これはつまりオレがアホな子なんですか…。だいたいパウリーさんは電伝虫持ってんだから、これ自体も伏線ですよね。今後の流れとしては『麦わら一味が「ためらいの橋」を発つも、軍艦に囲まれ絶体絶命。その時、電伝虫からパウリーの声が!』といった展開を予想。

過去回想編は例外として、今まで誰一人として命を落としていないのに、ここで初めて死者(しかも複数)が出るという違和感は大きすぎる。チビッコでもダマされないよこんなの。ただ、本当に純真な子は、これにダマされて不安になるかもしれない。「ルフィが負けて死ぬのかも!」と揺さぶるのが尾田先生の狙いだろうけど、恐らく過半数は白けてますよ。

ナミさんのセリフから、「ONE PIECEは人が死なない漫画」の理由と主張を読み取れる気がする。「ワンピで人が死んだらお前ら悲しいだろ?」的な。やさぐれ者(自分含む)はむしろ嬉しいんだけど、ここだけ局所的に倫理観を盾にされてもなあ。そんなこと言われても、肉やコーラで貫通傷・骨折が回復する方が、よっぽど納得いかないんだもの。

「大丈夫 オレは口が上手いから お前を上手くノセてやるよ」

男子生徒を何誘ってんのこの先生ー! 世が世なら逮捕だよこの覆面忍者は。特記すべきは、「口が上手い」には大きく2パターンの意味があること。「言葉責め」か「口舌プレイ」かで、後半の意味が変わってくる。特に後者の場合『口舌プレイでノセてやるよ』は自動的に女の子がM字開脚座りプレイへ発展するわけ。場合によっては「ナルト オマター クサイー」という緊急事態もありえる。今週のナルトって色んな漫画と繋がってるなあ。…深い。

螺旋丸に性質変化を組み込むことで、修行冒頭のカカシ「この修行で ある意味お前は 俺を超える」に掛かってくるんですね。この辺の短期的な作り込みは見事。だけど螺旋丸を使えるのは、四代目と地雷也だけって設定じゃなかった? ま、最近こんな展開が多いから、段々どうでもよくなってきたけど。これぞ調教効果。岸本先生は、冨樫先生に次ぐ「読者の開発上手」になりつつある?

アスマの「地陸との関係」は例えが絶妙だ。親友の割に、地陸が一発キャラだったのは疑問の余地があるけど。過去に一度でも登場していれば、より説得力をもたらしたハズ。この例え、「そうだな…… お前とムーみたいなもんだ」って言われたらオレだって凹むよ。なにこのビーエラー感想サイト!!

* 4(7) BLEACH
チャド、雨竜、織姫の一護争奪戦がますます加熱しています。

チャドのターン
一護の重荷になりたくない一心で修行に励んだのに、いきなりドジを踏むチャド。実に少女漫画らしい描写じゃないですか。憧れの王子様に気に入られたくて頑張るんだけど、持ち前のドジが災いして失敗ばかり。ライバルの雨竜にはイイとこ持っていかれて、「ああ、私ってどうしていつもこうなんだろう…」と自己嫌悪に悩むの。

ほんのちょっとのミスから、雪崩式に自信を喪失するチャドさん。「それにアイツの方がスタイルもスレンダーだし、俺みたいなグラマラスな体型、今時流行んない…」と無駄に我が身を蔑む。これはつまり、一護が自分を選ばなかったときの、自分への心の保険に他ならない。自分に言い訳をして、傷付くのを怖れるんだよね。なんて昭和チックな少女漫画描写!

それなのに、一護はこんな自分を優しく気遣ってくれる。「ダメよ! ダメ!」と自分を言い聞かせながら、相反して、より一層惹かれてしまうチャドの本当の気持ち。ああ、チャドさんはまさしく乙女ッコに違いないよ。

雨竜のターン
ところで今週のジャンプ、一番のお色気シーンと言えば、皆さん何を思い浮かべるでしょうか。Dグレのリナリー? みえるひとのコクテン? ToLoveるの春菜? …ノンノンノン。BLEACH石田雨竜くんに他ならない。もはやコラージュをするまでもなく行為の直後でした。

昇天、そして…
昇天、そして…

室外でタバコをふかす父。火照り冷めぬ身体を投げ出し呼吸を乱す息子。その周囲にはゴムの弾痕が三発分。いったいどちらが何発づつ…これ以上は野暮というもの!

織姫のターン
その裏では織姫もなかなかのものでした。斬の代わりに「M字開脚座り」を狙うも、残念ながらこれは閉脚で惜しいっ、ニアピンだ! やはり「M字開脚座り」ほどのアートは、杉田大先生レベルでないと難しいのか? 監禁部屋の中にあるやたら存在感の強いソファは、一体何を白状させるための拷問道具か今からワクワクします。

* 5(17) D.Gray-man
地味に大活躍するフロワ元帥と、華やかに復活するアレン。これじゃ神田は噛ませ犬だ…。今週特記すべきはリナリーのアクマ陵辱責めですね。何に感動したって、わざわざスカートに着替えてから陵辱しとるゥ!隊服はミニのパンツだったのに、いつの間に黒のネグリジェに変身したんだよ。ここ、笑うところだよね。噛まれて痛そうだけど、これ甘噛みなんです。ソフトタッチで肌に触れながら、硬い歯を皮膚に突き立てて女の子の不安を煽る、なかなかのテクだよ。覚えておいて損はない。

いたカッパ
 コレ毎週、カッパにちなんだ言葉やことわざ、果ては「皿弄り」が定番になるシリーズになるんだろうか。カッパに向かって「来い このエロガッパめ!」がツボに入ってどうしようもない。この警察の人、絶対腹の中で「今上手いこと言った! 今上手いこと言った!」って自賛してるはず。なぜか二回言ってるはず。
バカ彦くん
 「友への気遣いから とたんの球威を落としていた」→偽バカ彦と偽つかさがやっぱりビーエラーなポジションに落ち着いた。思わず「なんで!?」って突っ込みたくなる。本物のつかさくんのツッコミが読みたいよ。
不動先生
 今週も心が幸せになりました。理想のお姉さんに近いです。デフォでドキドキして顔を赤らめているのは、かなりキュンキュンきます。ナルトのヒナタみたいな存在なんだなあ。
ツンエロ委員長
 「いけなくなっちった!」→「アンタ不感症なの?」だんだんトンチが効いてきた。あと半年もすれば高度ななぞなぞ四コマになりそう。

ONE PIECEよりは死に説得力がある。思えばリボーンは、今までキャラが死ぬ事がなかった(六道は生死から例外のキャラに感じる)。だけどこれは「死ぬべき場面で死ななかった」とは違うんだよね。彼らは未だ『命の取り合い』をしてない。他者を絶命に至らしめる覚悟を持って、戦っていない。で、ここにきてリボーン初「死ぬべき場面」到来なんです。ファンには悪いけど…頼むスクアーロ、ここは素直に死んでくれ。

彼を失うことで山本は、人の器が一回りデカくなる気がするんだわ。漫画的にも「マフィア漫画」として脱皮できると思う。今後、完全にバトル漫画へ転身し、読者をハラハラさせたいのなら、スクアーロは死ぬべきだ。もしもギャグ漫画としての体裁を保ちたいなら、最後の血は海洋生物のモノでいいと思います。

霧の守護者は…未だに読めないなあ。ここまで来ると「候補者は誰でも可能性あり」だわ。こうした「考察できるポイント」は可能な限り予想するのがSnowSwallowなりの流儀なんだけど、今回はサッパリです。次週、固唾を呑んで見守ろう。

* 8(15) 斬
今週はついに「M字開脚座り」連続登場記録が途絶えたことを受け、当局の被害は甚大。月島さんが四週連続で登場しないだけで、うちの斬感想はアイデンティティが崩壊してるのに! いわば、左が全身やらてた状態に等しいんですよ。まあ、右の全身であるビーエラー感想はアバラが1〜2イっただけなので、まだまだヤれるぜ!

今週改めて思ったのは、やはり「天然」は総攻めだってこと。一般に恋愛漫画の魅力って『ヒロイン(受け)の演技力』に依存するところが大きい。リアクションが大きくて、必要以上に照れて恥じらい、本心を素直に出せずツンツン反発する。こうした貫木のような仕草は、全て『萌え』要素に繋がる。一方、斬のような天然キャラは、恥じらいの要素が薄い。だからこそ「友達になろう!」とか「キミのこと好きなんだ!」とか、素直に発言できちゃうのだ。

つまり、斬には総攻めの素質があり、貫木は総受けの素質がある。性格上、逆の印象を抱く方は多いかもしれない。しかし、今回述べた適正度を考えれば「普段は貫木が主導権を持つ。しかし夜の真剣勝負では、硬度と重量をかなり増加させたBL好みのあつかいにくすぎる斬少年の研無刀が大暴れ!」という結論に至るのではないか?

以上、ZOZ団・団員NO.1として、今週の活動報告に代えたい。

  • 「この泥棒猫!!」確かにリアルでこんな面白い言い回し、言う機会がないよ。翠の表情に笑。
  • ストーカーに扮装する宏海がゾロに見えて、三刀流パロを期待してしまった。
  • 「こんなの着てみたよー」よりによって、ToLoveるパロでキンタマンー!!
  • おふろでやりたい放題(スプー)」と「くねくねいも虫」の名付け親は確信犯だと思う。
  • 最後の一人になった王子に、メテオを嗾ける悠はマイペースすぎる。今週一番のツボでした。

* 10(6) 銀魂
今まで何度となく渇望した「近藤さんの格好いいシーン」が遂に! 遂に!! これまでが散々だっただけに痺れた。多分コレ、次シリーズの伏線になってて、次は近藤さんが道を踏み外すんだよね。って、既にストーカーだった。ウンコ漏らしてワントラップシュートしてた。ゴリラ王女と結婚しそうだった。完全に迷子やん…。こうしてみると、近藤さんって空知先生から愛されてるキャラなんだなあ。一時期の長谷川さんみたいな。マイブームキャラなのかな?

* 11(10) OVER TIME
波音は捕手で正解でした。鷹見との過去伏線まで用意して、バッテリーフラグを緻密に用意したのは素直に見直した! 先週問題点として挙げた、「鷹見と太朗の親密性が濃すぎて、他のチームメイトとの信頼が疎かになるのでは?」という危惧は杞憂に終わったかな? 彼ほどの捕手なら、太朗の球威で鷹見を感じるだろう。幸いにして波音は鷹見の性格を深く知らないので、太朗の様子だけで鷹見を勘付くことはないだろうけど。そもそも、太朗の正体バレで冷や冷やする類の漫画じゃないから、「正体バレ上等」かもしれないね。

波音「オレの血液はあの衝撃を感じるためだけに 身体中を駆けめぐり オレの心臓を動かすんだ!!」

ビーエラーの餌食にしてくれと言わんばかりの、渾身のセリフだ…。「オレのミット」に腹を突き破るほどの衝撃を受けつつ、たった一回の逆ナンパで心身共に虜にされた波音くんなのでした。捕手なのに。

ようやく鷹見を諦めたのに、太朗のフォームを見て「あれじゃまるで アイツの」と思い出し、久々に「オレのミット」が疼いたのでしょうか。自制心よりも欲求が高まってイライラするその気持ち、まるで未亡人の心理だよ。

電車の取材をしすぎて、電車ネタが有り余ってるのでしょうか。最近は度々マニアックな電車パートが割り込みますね。濃厚な鉄人に取材したのか、周囲に鉄人が居るのか、秋本先生自身が目覚めちゃったのか。いずれにしても、温かい目で読もうと頑張るのですが、今回は苦しかったです。あまりディープすぎると流し読みしちゃう…。3ページ目の「音で正常かどうか調べているんです」「なるほど」って蛇足だよ!? つか、最初の2〜3ページが丸々無駄だ! 原稿が足りなくて穴埋めしたのかな。

* 13(-) 瞳のカトブレパス(読み切り)
題目の「カトブレパス」(wiki)とは、『見つめた者を石化する魔眼』を持つアフリカの幻獣。石化技能を時間操作能力に絡めて題目としたセンスは一流に感じた。のだけど…。レーダーチャートの評価基準はこちら(過去の評価一覧も)。

瞳のカトブレパス

しかしながら、いかんせん漫画の描き方がクドい。一世代前の作風に感じるのは、演出やエピソードに「無駄が多い」と感じるから。最近の漫画は、物語を進めながら説明するテクニックが抜群に高い。物語の進行を妨げずルール説明を交えて、あるいは伏線の形で読者に設定意識を刷り込んでくる。これがテンポの良さを生む。

ところが本作は、一設定の説明がわざわざ複数パターン出現する。二例も出れば理解できますよー…。口頭説明は基本だけに抑えて、あとはさも「これくらい当然ですよ」とばかりに、時間操作能力の応用例をビシバシ描いて頂ければ「この作者すげえ!」って思えるのになあ。…いちいち得意げだから、白けちゃったのかも。

  • 主人公が目を合わせないシーンの多発(2回までならよかったのになあ)
  • ラーメンを使った能力解説(戦闘内容で察して機転を利かせてよ、ミーコさん…)
  • 妖魔に対する志村家のくどい説明(悪い意味で設定を作り込みすぎたか?)

今でいうと「結界師」に代表される、設定主導で物語展開を広げる作風。サンデーだったら流行りそう。ジャンプで描くなら、ギャグとキャラが弱いのは改善点。最後は作品の方向性に広がりを持たせてほしかった。これで終わったら、ミーコさんはこれっきりの一発キャラだよね。

前回のバトルからHALが学んだのは「魔人ネウロは間接攻撃をリフレクトできる」のみかよ! リフレクト対策の仕組みにレーザー兵器を用いたのは、ネウロ特有の頭脳プレイが冴えて面白いのだけど…。HALの学習能力が想像以下で、かなり味気なかった。人間の斬殺描写にジャンプ特製海苔を使わず、落書きアート風に収めるセンスが好印象。ネウロの物理的なアクションと、ヒグチの間接的なバックアップ。双方が知らぬうちに絶妙のコンビネーションをみせ、HALの喉元に迫る展開が熱い。

気が付けば一ヶ月間も臨海学校だけど、次週も続くことに驚愕した。ララの担当が直接的なエロスなら、春菜の担当は間接的なエロス。意識的に棲み分けを図っている様子。年齢が高まるにつれ春菜を支持する傾向にあると思う。自発的な行動が取れない「静のヒロイン」春菜だからこそ、間接的な猥褻描写に色気が出る。逆に「動のヒロイン」ララだから、前衛的に裸体を晒せるんだな。脳天気な漫画に見えて、なかなか戦略的な方策を感じます。「お色気漫画」として人気を獲得するための営業的な計算を、能動的に組み込んでいるのかも。長谷見先生は素晴らしい脚本家だなあ。

  • まじめにバトルがやりたいんだけど、ギャグも捨てられないのね…。中途半端。
  • 「完全防壁ところてんの関所」一発ギャグにしては手が込みすぎているイラスト! 門をぷにぷにしたい。
  • 「妖怪奇譚・地獄巡り」ビュティのツッコミ顔に笑。愛読書「別冊マーガレット」に笑。エロイ!
  • みんな大好きボージョボ人形とこんな形で再会するとは…。
  • 「ゲナハブレイク!!!!!」結局ボーボボっていつも、隠し玉で起死回生するパターンだよねえ。

梅吉君が草野の布団に潜り込んでムクムク大きくなった先行感想はこちら。

最近のみえるひとは、登場人物に「気持ちよかった」と言わせすぎだ。ゴウメイ、姫乃ときて、次週はコクテンに言ってほしいセリフNO1! 『天使の五重奏』は文字通り天国へと誘う使者となり、陵辱の限りを尽くす恐ろしい技。コクテンは白金の気配を察して、いち早く下半身を手で覆ってるのですが。羽根の部分(人間でいう耳)を擽られて確実に感じてるのですが。明らかにテコ入れ狙いだよ今週! キヨイの一人称が「私」と「僕」で揺らいでいるのが気になった。続々と敵・味方の能力者が出現する展開は、いかにもジャンプ展開で燃える!

* 19(18) エム×ゼロ
予想通り&期待通りのエムゼロ効果発動に歓喜した。「エムゼロカード」は自他共に魔法を無効化(=エムゼロ)する。先週言及したエムゼロカードの「発動条件」は、どうやらポイント制度らしい。単位=ポイントなのか。それとも、先週までの屋上のやり取りでポイントが加算されたのか。一定量の魔法を食らい続けるとゲージが溜まるのか。ポイントのシステムは今後の種明かしが楽しみ。

ところで久々に女の子キャラを見た気がする。次週は羽目を外して女性陣がわんさか登場しそうだけど。叶先生の理不尽なお色気展開は苦手なので、ケッコー不安。人間ドラマの中でイチャイチャする分には、賛成なんだけどなあ…。

兄と接する人格と、学校でのそっけない人格。おそらく前者が本来の姿か。必要以上に周囲と壁を作り、ツンに徹する理由もあるハズ。恐らく、友人を巻き込みたくないんだろう。ラストで七波の本名が「白海サチ子」と判明する。偽名を強要されるほどの要人って訳ですね。

田中先生弄りが無駄な描写と分かりつつも、こうした日常編が嬉しい。「日常の中の非日常ドラマ」を描くにあたり、こうした何ともないシーンの積み重ねこそ、かえって重要なんだ。そういう意味で、いとう先生はツボを押さえてる。ただ、ジャンプでやると地味すぎるので、作品性を高めながらも、人気は落ちてしまう諸刃のテクニックだとも感じます。

* ピューと吹く! ジャガー
最近のうすた先生は、後半でエンジンが暖まって一気に面白くなる展開が多い。裏を返せば前半が微妙だったりするんだけど。とりあえずネームを描き始めて見て、ページを埋めながらネタを考えてるのかなあ…。ある意味、この「ジャガーさんの感想」に近い気がする。特にどんな感想を書くか未定だけど、タイピングするうちに4〜5行埋まって……うん、こんな感じで、今週も感想できあがり!

  • 【一番印象に残った台詞】「こ… 心の壁もかい…?」

 

  • 大亜門先生
     漫画は下ネタキングだけど、普段はとても真面目な人。今一番身近に感じる先生。
  • 矢吹健太朗先生
     臨海学校の次は、アミューズメントでToLoveる話なんだ。
  • 西義之先生
     青森と新潟て、違いすぎるにもほどがある!
  • いとうみきお先生
     いとう×武井説浮上。かけ算してもらえるうちが華ですよね…。

来週は、夢でうなされる前に感想を仕上げたいです...。