1539. 先行感想 - HUNTER×HUNTER 休載150回 「拉致×監禁×北朝鮮」

祝! 休載回数150回!

僕たち私たちの冨樫先生は、現在大好評連載中HUNTER×HUNTER「キメラアント編」の世界観を、より濃密に描くため、現場への取材を英断されました。いわずもかな北の半島への、単身密航取材です。

「早ければ今年4月に連載再開」とのことでしたが、未だに帰ってきません。とても心配です。

少し以前までは「今週のHUNTER×HUNTERは作者取材のため休載です。」と巻末告知を入れるのが、集英社編集サイドの流儀でした。しかし最近は、その告知も音沙汰なしです。集英社はオレたち読者を見限ってしまったのでしょうか。あるいは、冨樫先生を斬り捨て…?


いいえ、違うのです。


冨樫先生が決死の現地取材を進めるにあたり、編集サイドはただ一つの注文を唱えました。「定期連絡は怠らないでくれ」と。そう、冨樫先生から連絡があった今年初旬は、かろうじて「今週のHUNTER×HUNTERは作者取材のため休載です。」と銘打てたのです。

その定期連絡が途絶えたのは、2006年も後半に差し当たった頃。

ついに冨樫先生の消息は途絶えました。集英社は、冨樫先生の無事を確認できなくなったのです。集英社といえば、今の世界を背負って立つ、一流の出版企業。夢を売るべき少年少女に、ウソの告知を流すわけにもいきません。こうして週刊少年ジャンプから、HUNTER×HUNTERに関する一切の告知が表記されなくなりました。

今、冨樫先生は、北の大地を取材しています。彼は拉致されているかもしれません。監禁されているかもしれません。しかし、僕たち私たち週刊少年ジャンプ愛読者は、希望を失ってはなりません。そう、かつて何度となく、繰り返し、それをジャンプに教わってきたじゃないですか!

きっと、冨樫先生は今、キルアの髪色に似合う”土”を探求しているんだ!*1
念能力の未知なる応用例を開発するため、単身修行に出かけたんだ!*2

そんな希望を胸に、これからもHUNTER×HUNTERの休載回数をカウントしてゆきたいと考えます。冨樫先生、無事に脱国して下さい。

*1:冨樫先生は並みの作家じゃないので「色の精錬」からこだわります。そのため連載が遅れがちです。

*2:冨樫先生は並みの作家じゃないので「実在する能力」にこだわります。そのため連載が遅れがちです。