1506. ぼくらはギャラガに懐古する

nopi兄さんがゲームを面白そうに語るものだから、つい食指が伸びました。ギャラガってフレーズが懐かしいんだもの。小学生の時、アーケード版でハマったなあ。

母方の祖父母の実家は、超が付くド田舎だった。そこには海と、防空壕と、テトラポットの山と、満天の星空しかない。「さすが鹿児島だ!」と小学生も唸る、糞つまらなさだった。唯一、海浜公園には小さな保養施設があった。施設最大の売りはお土産コーナー。さすが鹿児島だった。

お土産コーナーを過ぎて、大浴場へと至る通路の一角に、小さなゲームコーナーがあった。当時、1980年代も終わりを迎えようというのに、「パックマン」「ギャラガ」「ルート16」が主役を張るゲームコーナーだった。ゲームセンターCXが取材しそうな雰囲気とでもいえば分かりやすいと思います。さすが鹿児島だった。*1

当時、小学生男児だったオレは、わざわざ超ド田舎の海が見える村まで帰省しておきながら、ギャラガにどっぷりハマった。しかも毎年だ。毎年、一定期間だけギャラガブーム。なんと六年間もギャラガブーム。さすが都会の小学生だ。都会っ子クオリティだ。素直に海行けよ。

お年玉の大半を「おかあさん銀行」に没収されたあの日。銀行なのに没収とは何事だ! と奮い立ったあの日。そうして雀の涙になったお小遣いを、チビチビとギャラガに貢いだ。これが後に謳われる『ゲーム脳』の正体である。せっかくのお年玉をゲームに貢ぐなんて、恐ろしく勿体ない。俗に言う『ゲーム脳の恐怖』だ。


さて、その『ギャラガ』とは、スペースインベーダーに継ぐ名作シューティングゲーム

単純な見た目ながらも、他類なきギミックを備えた良ゲーです。トラクタービームで誘拐された自機を奪還するとパワーアップしたり、当時は燃えたもんだ。

ステージ間の切れ目を感じさせない演出も好き。こう、画面右下に、淡々と勲章だけが増えていくのね。あのクールさが格好良かった。「男の宇宙戦争」って感じがした。おかげさまで集中が途切れず、ゲームにどっぷりのめり込めるんだ。

口頭説明より体感した方が早いんで、ぜひぜひリンク先でギャラガをいじって下さい。このFLASHギャラガはアーケード版よりも素早く動作しているので、難易度は高め。こちらには、ギャラガをアレンジしたゲームもありました。連射モードに入れば爽快。

同じく、当時ハマったゲームで『クイックス - Qix -』も発見。懐ゲーFLASHで無料プレイできるのって、かなり背徳的に感じるなあ。

オススメの懐ゲーFLASHとかあったら、ぜひコメント覧で教えて下さいませ。

*1:鹿児島を何だと思ってるんだ。