1470. 先行感想 - アイシールド21 184th down 「11人居る!!」

『9人……(ドド) 10人…ッ(ドドド) ……11人いるゥーッ!!(ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ)

荒木先生っぽくて笑えたサブタイ。まるで11人いることがアブノーマルみたいじゃあないか。もちろん「11人いる」の部分は、例の強調点(読み仮名の部分に「・」付き)が付いているのだ!


阿含×11
サブタイから阿含11人のチームが最強」説にメスが入ると思いきや、明示的な解は得られませんでした。せいぜい、異なる選手同士だから生まれる、非理論的な『信頼感』が人的奇跡を起こす事もあるって事か。心理的な要因からモチベーションが高まり、門太や十文字のように、従来以上の能力を発揮する、なんてのはスポーツやビジネス、普段の生活でも見られる事だと思います。


空中戦対決・その3
油断なしの信頼パワーで、今度こそ一休を出し抜いた門太。が、あっさり逆転。ここでも一休の威光に挫折を味わう。結果的には栗田のプレスで、この空中戦はドローに。優劣が決しなかった事で、門太は完全に心が折れずに済みました。

この空中戦、結果的には冗長なシーンです。一つのボールを巡って両チーム激突の大混戦なんて、「ボールに群がる大量の選手」一コマの情報量でスルー可能なんです。つまりこの対決、稲垣先生が意図して用意した、今後の展開に必要不可欠な描写じゃなかろうか。門太の心境に劇的変化をもたらす、あるいは一休を出し抜くヒントを掴むなど、いちいち深読みしてしまいます。

門太とセナのコンビネーションを、進に解説させるネームが素敵。やっぱりセナ絡みの解説は、進に語らせるのが一番光るなあ。


サンゾー許さんぞー
死亡フラグ全開のサンゾーさんに注目必死。この後、残忍なる死刑が確定しました…。阿含の怒りは多分収まらない。阿含の憤怒(精神的な異常状態)は泥門にとって吉と出るか? 細かい描写が伏線として生きるアイシールドですから、何がトリガーとなって神龍が崩壊しても不思議はありません。セナに不敵な眼差しを送る冷静な雲水の存在が不気味。阿含と雲水は常に対極の存在だな。


十文字フラグの炸裂
友人や自身の存在を父親にクズ扱いされたずいぶんと昔の伏線を、意表をついてこんな場面で消化! でも件の伏線消化は、もっと大々的に行われると思います。十文字がラインマンとして高い評価を得、大々的に雑誌掲載されたり。あの父親に、自分の存在、選択、そして友人達を『認めさせる』ことが、十文字にとって一番の救いになる。そこに読者はカタルシスを獲得すると思うんだ。


瀧の自殺点との対比
前半、泥門オフェンス時に神龍寺がボールを奪い、結果的に瀧の自殺点で得点されたゲームがありました。それと対比するかのように、今回は神龍寺オフェンス時に泥門のタッチダウン。この差はデカイでしょう。残るゲームで、前半の神龍寺と同ペースの得点を重ねれば、単純計算で泥門の逆転勝利です。


本来は先行感想で分けて投稿つもりじゃなかったんですが、今週の感想は進行度が芳しくないんですよ。DEATH NOTEに時間使いすぎッス。もう一日分必要!