1390. あとがきのようなもの

第二回カンコン(カンコン2)で最多票数をもぎ取り、優勝を頂きました。今年一年間は感想神でございます。

【カンコンとは】
『何か』を見たり聞いたり読んだり食べたり遊んだり触ったり参加したり走ったり転んだりして、
 それらについて自分が思ったり感じたりしたことを表したものであれば全て感想です。

感想神としてのコメントはカンコン2の掲示板より「No.204 - 2006/03/18 23:37」の投稿をご覧下さい。

(追記)「Snow Swallow Natue」は非常に長文の作品です。従って、全部読ませるのは心苦しい…。個人的には、最も自信を持ってお送りできる『第四選 おてんばウサギの小粋なお出かけ』だけ読めば、趣旨が納得できると思います。


カンコン攻略の手引き
コメント中で、カンコンは異種格闘技戦である」と書きました。そんな中でも、カンコンの共通点を探すと『いかに馬鹿か』に尽きると思います。

馬鹿な事に金を出す。時間を掛ける。名声なんて棄てればいい。リアルは重んじる方がいい。己の身を削ればいい。いかに魂を賭けるか? カンコンで勝利を掴む神髄はそこにあります。『Snow Swallow Natue』は、まさしくその点に徹したからこそ、票が伸びたのかもしれません。


正当派タイプ
やまさんの『光』と恩田秋子感想や、J影虎さんトランスフォーマー感想のような、まさしく正当派の「感想コンテスト」が影になったのは悔やまれます。本来ならばこうした作品が伸びなければ、来年以降のカンコンに「正当派」が消えてしまいます。ジャンプからワンピやナルトやBLEACHが消えてしまうと、一般読者は完全に敬遠されるように、これは由々しき問題。次回は伸びて欲しい分野です。


賢いタイプ
また、これはごく個人的な見解ではありますが、はちべえさんJUMP ME!や、やまなしレイさんサッカーW杯の組み合わせ抽選の感想は、成果物がご自身のサイトに還元されるコンテンツ。こうした理に適う計算高い「賢い作品」は、「馬鹿が称賛されるカンコン」の風潮と真っ向から逆路線です。もしも第三回カンコンがあり、優勝を狙うならば、こうした保守的な作品は避けた方がよいと思うのです。


非感想タイプ
それから、今回のカンコンで流行ったのは歌モノ。サイクロプスと新年会出席のみなさんの「JUMP STAR」や、JJさん魔人探偵脳噛ネウロの歌などに代表されます。しかしこれらは、「感想コンテスト」というコンセプトから外れたため、票を出すのが躊躇われたのではないでしょうか。喜怒哀/楽の村長さんが率直な意見を出していましたが、オレもまさしくその気持ちです。

投票オンリーの票を最も獲得した人は……複数います。

無効票を入れれば単独首位に立つ人もいたのですが……。

カンコン公式にてありさお嬢様は、このようにこぼしておりました。おそらくJJさんかJUMP STARの事に違いありません。オレも、カンコンが「感想コンテスト」ではなければ、間違いなくJUMP STARに投票していました。


以上、長くなりましたが、今年もカンコンでお祭り騒ぎできたのが一番嬉しかったです。昨年のように、全ての感想にコメント言及したかったのですが、社会人の都合から断念させて下さい。

喜怒哀/楽さんかおすましんちゃんの他にも、多くのカンコン評論を読みたい。お二人とも参加者ですから、気を遣って美辞麗句が多いのです。もっと親身に辛口混じりの評論も楽しみにしています。