1311. 先行感想 - 銀魂 第103訓 「雪ではしゃぐのは子供だけ」
今週号の「銀魂」について、大きくネタバレを含んだ感想記事です。未読の方は閲覧を控えて下さい。
連載二周年＆TVアニメ化決定で、銀玉がお祭り騒ぎでした。
折り込み広告
表紙→折り込み広告→巻頭カラーを銀魂が独占。集英社は銀魂に相当の営業活動を注力されているようです。ギャグモノなので一話完結のオリジナルを制作しやすく、キャラクタグッズの売れ行きも不安なし。何より中高生から若年社会人層まで手広い支持を得ています。今のWJで最も金になりやすいギャグ漫画と言えるでしょう。
金になりやすい銀魂。略して……！ いや。大人げないから、止めておこう…。
特命リサーチ！
「知っているぞ…これは、ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲というもの…」
（側面から見たネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲の実写真図例）
（背後から見たネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲の実写真図例）
（図例は、標準指定・国公立小学校向け歴史教科書に掲載されたネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲）
その後、大江戸では発禁回収騒ぎになったそうですよ。その後のお江戸は、民も安らかにべしゃり暮らしたそうです。
ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲
「ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲」って正式名称の記述が面倒ですので、以下珍砲とします。他意はございません。珍しいフォルム、珍しい存在、珍しい兵器として名高い珍砲なので、かように命名させていただきました。他意はございません。
珍砲のリアクションについて、台詞前半部を「完成度高ーなオイ」で使い回し、天丼芸に仕立てたセンスが秀逸。二度目以降はここだけで撃沈しました。台詞後半部のおバカなエピソードは『冗談と見せかけ史実の出来事』として扱われるんでしょう。伏線利用される可能性が高いので、キーワードは心に留めておくと、今後楽しめる展開があると思いますよ。
- 江戸城天守閣を吹き飛ばし江戸を開国させた
- 戌威族の決戦兵器
- 別名『走る雷』
- バルカン戦役の惨劇「火の七日間」を引き起こした
- 惑星ツェザーンと惑星キャーサーンの星間戦争があった
- 惑星ツェザーンが勝利した
- メソッド砲が勝利を導いた
- 珍砲は倉庫に仕舞われていた
※単なる一発ギャグに終わっても、SnowSwallowは一切の責任を負いません。
珍砲を奮い立たせるのは誰？
さて、現在は眠れる珍砲を奮い立たせるのは誰か。これを予想するのが、我らWJ感想サイトの役目と言って過言無いでしょう。
最たる候補は過激攘夷派の高杉。幕府転覆を企む高杉一派が「火の七日間」を引き起こした地獄の兵器を欲することは容易に想像できます。しかし、高杉編はギャグ抜きの真面目物語に徹する作風もあり、珍砲のフォルムはあまりお似合いではなさそうです。次点に浮かぶは桂率いる攘夷派。しかしこちらは、活動が穏便になった節もあり、珍砲で政府を脅して攘夷転覆を企む可能性は低そう。
そこで思い浮かぶは、先週名前が登場した第三勢力・天狗党。真選組のライバル組織という位置づけのようですし、何と言っても珍砲の卑猥な形状と真選組は相性がいい。かなりの確率で、天狗党編にて本物の珍宝が登場するのではないかと睨んでおります。
万事屋三人
本編内容のギャグ濃度が濃厚すぎ、とてもすべてを拾いきれません。万事屋三人からそれぞれのお気に入りエピソードベスト3をフォローします。
- 銀さん
- 長谷川さんのセンシティブなシンボルに雪玉でダイレクトアタック。
- 「これくらい抑えた方が逆にリアル」客観的な視点に見せかけて超コスイ主観だー！
- お妙「しょーもないアームストロングね」→砲が欠けてるからいやに淫靡。
- 新八
- 珍砲の左の玉に蹴りを入れて粉砕。イタタタッ…なんだろうこの気持ち。
- 「アニメ化が飛ぶぅぅぅ!!」名言入り。
- 雪に埋もれる新八のデジャビュ。前にも似た絵があったけど、何だっけ…。
- 神楽
- 珍砲を優しく大切に抱きかかえる少女。
- 「インポテーションね」でたよ確信犯少女。
- 例の事件後、ヅラは神楽をリーダーと呼び続けるようになったのね。微笑ましい。
その他小ネタ
- 巻頭カラーまで使って白に染まった新八を描いたのに、あまり重要な意味合いは無かったね。
- マダオの新たな俗称「まるでダンディーなおいなりさん」って上手いなあ。
- 『奥さんハァハァ』これ長谷川さんが自虐的に名付けたんだろうか…。
- エリザベス滑り台は次回のジャンプフェスタで実現化されそうです。
空知先生がアニメ化で有頂天になってる気持ちが紙面から溢れ出ており、読んでいて気持ちよかったです。ハイテンションだなあ銀魂は。
