1293. 嬲られた週刊少年ジャンプ
メールで頂いた早売りジャンプ販売店の情報を頼りに、吹雪の戦場を駆け抜けてきました。どうしてこんな日に吹雪くのか!
思えば雪国・長野に住んでいた頃は、どんなに吹雪いても傘なんて差しませんでした。だってそうでしょう? 傘を差してスキーやスノボに励む人間、どこにいますか。それに雨は濡れるけど、雪は氷のうちに払えばさほど気にならないです。外気が冷えているので衣服の雪は氷ったまま、そうそう溶けません。髪の毛は多少濡れるけどね。最後にハンカチでさっさと雪ごと掃けばオッケー。
そんなつもりで、第三の故郷・長野の振る舞いのまま外出したら、千葉人は全員傘差しとるゥゥ!!
おいおい、都会人の皆々様よ…。たかが吹雪ごときで傘なんて、恥を知りなさいよ恥を! だいたいね、雪靴も履いてない滑りやすい皆さんのそのノーマルシューズで滑ってバランス崩したとき、傘で片手が塞がってると危ないじゃないの。
しかし、周囲はあまりに傘、傘、傘の傘人間。な、なによ、なんなのよ、この空気…。まるで傘を差してないオレが変態みたいじゃないか。…は、恥ずかしいじゃないですか! 恥ずかしくてちょっとゾクゾクしてくるじゃないですか! バッ、バカ、見るな! なんだよその訝しげな視線! 変態はおまえ達の方だ!
まるでエッチの時に「さあ、ご褒美に何が欲しいのか言ってごらん?」「…そんな、い、いえない…(///)」って言えない女性の方が変みたいな、この扱い! 「そんな風にいつまでもおねだりできないなら、ずっとおあずけだぞ?」「うっ、く、下さい…おち………(///)」「ん? 聞こえないなあ。もっと俺に聞かせるようにハッキリ言いなさい」って聞こえなかった男性の方が正しいみたいな、この雰囲気!
おまっ、おまえらな、そん…そんなんで、六年間も長野で培ったオレの雪国魂が都に屈すると思ったら大間違いだぞ! 雪ごときで傘なんて、絶対差してあげないんだから!*1
うっ…お願い、こ、こっちを見ないで…そんな凝視して白に染まったオレを見ないでぇぇ! 羞恥心を煽って傘を差させる千葉人の策略に屈し、そそくさと傘を取りに帰った新千葉人がここに一人。千葉人は羞恥心を煽る集団ソフトSMプレイがお好きなようですね。
あ、肝心の早売りジャンプありましたよ。平積みのエロ本雑誌Aと平積みのエロ本雑誌Bの間に、縦になって窮屈に挟まってる週刊少年ジャンプは「嬲」みたいになってた。文字通り嬲られてるよ。なにこのトラップ。なにこの手を伸ばすだけで背徳感。