1272. 先行感想 - ムヒョとロージーの魔法律相談事務所 第54条「戦う気持ち」

SnowSwallow年明け一本目のWJ特集記事は、もちろん「ムヒョとロージーの魔法律相談事務所」です。今年も宜しくお願いいたします。

ブイヨセンの攻撃
ちょ、ブイヨセン! お前、せっかくの舌触手攻撃でなんで男から狙ってんだよ! もっと今井さんとリリー中心に嬲り上げるように舐め回し攻撃とかしようぜ! DQ風に言うと「舐め回されて気持ち悪くて1ターン身動きが出来ない」的な攻撃を希望。実は気持ち悪いんじゃなくて、的確に気持ちの良いポイントを突いたりするんだよね。ブイヨセンすごい。その攻撃法、草野に向けてヤっちゃうと読者層の一部が危ない趣味に目覚めそう。

「舌攻撃」「舌電流攻撃」「圧力攻撃」と、機動力の遅さを中距離攻撃でカバーするブイヨセン。どうも草野は、ブイヨセンの念道力攻撃が見えているようで、今井さんやリリー&マリル達を、的確に庇っています。そもそもブイヨセンの「圧力攻撃」は命中率が極端に悪い。まるで特撮ドラマの煙幕のような爆薬だ。

一撃で簡単に骨折しそうな破壊力を感じるが、今後の展開で誰かがこの圧力攻撃を被弾しそうな気配もある。さすがにノーダメ撃破だと、ブイヨセンがショボイよなあ。

幽李開放
一人で上級魔法律を執行できるほど煉を所持する六氷が、己の全てを幽李に注ぐ。「幽李が力を開放して冥王に勝ったら、冥王要らんやん!」って心の底で思いこんでいたけど、なるほど、その手があるのか。つまり地獄の死者は、BLEACHのように「人間界では能力を制限される」状況下にあり、執行人と契約して煉を得れば「制限解除」に至ると。

この場合、「(煉+幽李)が冥王ルアラリエを抑える」状況に陥っても、後の展開で「煉+冥王ルアラリエ」というパワーアップが見込めるなら、冥王を登記する意味が出てくるね。ポテンシャル的には幽李より冥王のが勝ると。

ところで「(煉+幽李)が冥王ルアラリエを抑える」とは言っても、さすがに勝利とまではいかないか。優の使い魔の壺も残ってるし、冥王に「負けを認めさせる」には、単純に使者バトルだけで片づくとも思えません。ところで草野と六氷の二面展開は、2ページ見開きで同時決着を描く狙いかな?

魔封じのペン直書き
ブイヨセンはペイジさんが執行すると予想しています。同時に「草野達の能力の高さはペイジの想像以上だった」展開も見られそうですね。ペイジさんが駆けつけた時にはブイヨセンが魔縛り状態という描写で、一つ締めて頂きたい。

「一級書記官でも使用可能で、煉を大量消費できる術」なんて都合の良い設定があるとは思いも寄らなかった。草野にうってつけの術じゃあないか。『魔具が連の消費を制限する』は、魔監獄編でのフダの設定を煮詰めてきたな? もしくは当初からの設定を小出しにする西先生お得意の演出か。

六方破魔手形の陣
洋一の「六方霊化結界の陣」と対をなす、陣の最強攻撃。今井さんは攻撃型のご様子で「戦う女裁判官」の勇士にまた一つ箔が付きました。手形のフダなんて唐突に出てきてちょび萎え。こういうのは、少し前から伏線として小出しすべきでしょう。

せっかく優のオフィスの背景には、優が作ったフダが大量に干してあったのですから。あそこに手形フダを含めていたなら、今回の破魔手形は満点評価を差し上げられました。惜しい。

マリルの真価
魔法律博士の知識量に掛けては、お兄さんのマリルの方が上かなと思ったんだけど、どうも知識量は同じようで。そうなるとますますマリルの存在意義が失われるスパイラル。リリーに霊探知能力があるのだから、マリルにもそれなりの特殊能力をお願いしますよ。このままじゃ彼、やられ役の噛ませ犬で終わっちゃう。

その他の見所

  • 【今週のベスト乙女】バックスタイルで獣のように「ハァ ハァ」とイイ声で鳴く草野。
  • おめでとうブイヨセン! おめでとうファンのお姉さん!
  • 「なんだこの圧力(プレッシャー)は!?」恵比須はガノタだ! 恵比須って実は余裕あるんでしょ?
  • ピンクになると震え立つローター。
  • もとい、ピンチになると奮い立つロージー
  • 草野の戦う気持ちが前向きに出ると、いよいよ本領発揮パターンです。
  • 六氷の魔法律書の効果音「バビビビビビ」に笑。ちょ、「バ」付けるのズルい!
  • 今井さんがパジャマで奮闘する姿に大満足でした。
  • パジャマで奮闘する姿って、普通はベッドの上じゃないと見られないもんね!
  • …他意はございません。

昨日も少し書きましたけど、こうした感想をもう書くことができなくと思うと、個人的にもすごく寂しい。気持ちの中では「WJ感想引退」と「死ぬ気で新しい店を探す死ぬ気弾」の気持ちが半々というところです。