1205. 棒人間の癒し

棒人間の癒し

まずはムービーをご覧あれ。
小さなサイコロ型の箱には棒人間が住んでいます。箱の住人は、棒遊びのSlim、ボール遊びのDodger、犬飼いのScoop、縄使いのWhipの四人。個性的な彼らは自分のアイテムで遊んだり眠ったり、気ままに暮らしている様子。

このオモチャの最大の特徴は、箱のマグネットで上下左右に結合すると空間が繋がること。箱部屋を繋げると、棒人間達が勝手気ままに交流し始めるのです。例えば各々のアイテムを持ち寄り、一緒に遊んだり戦ったり和んだり。また、遊び手が箱をぐらぐら揺らすと、棒人間は様々に反応します。

箱の中の世界は棒人間の行動に委ねながらも、箱の外の世界は遊び手の意志が介入できる。「外」と「中」を完全に切り分け二層化した『Cube World』は、遊びに奥行きを持たせた着眼点が面白いですね。これを見て、昔思いっきりハマったスーパーファミコンの「ハロー!パックマン」を思い出しました。

SFC版のパックマンは、遊び手が何をしなくても勝手に動き回るんだけど、ステージ中の様々なアイテムを駆使してうまく誘導しないと、ステージをクリアできません。メジャーどころで言うと『ワンダープロジェクトJ』も、このコンセプトに近いでしょうか。

Cube World』はステージクリアもストーリーもないので、前記二作のゲームとは異なるのですが、「完全に放任できる世界」なら、面倒くさがりでおおざっぱなO型のオレでも長続きしそうです。もちろん箱自体がミニゲームになっていて、遊ぼうと思えばこれがなかなか、飽きさせない作りにもなっているそうで。パソコンの横に置いて、ジッと観察していたいなあ。

残念ながら国内販売はまだ。二個セットで四千円と、この大きさのオモチャにしては若干高めの価格設定。それでも欲しいなあ。棒人間の滑らかな動きと様々なアクションで癒されたいです。