1191. 先行感想 - ONE PIECE 第390話 「応戦」

今週号の「ONE PIECE」について、大きくネタバレを含んだ感想記事です。未読の方は閲覧を控えて下さい。
扉絵連載『因縁の対決』
Mr2vsヒナはアバラスタ逃走劇以来の因縁の対決。こんな形でリベンジマッチは熱すぎます。ボンちゃんは超接近戦の格闘タイプですから、このバトルは非常に分が悪い。ヒナの能力は、一撃食らえば負け濃厚ですからねえ。鍵は傍観する二人か。ヒナだけにでもカラーズトラップを仕掛けられれば、BW残党組に勝機あり。


有罪陪審員
選択肢が「有罪」しかない陪審員は、既に「陪審員」としての役割を担ってないつーか、名前だけなのね。ユニット名みたいなもんか。やってる事は力仕事。「罪を評決する」とか言いながら、肩に『有罪』の入れ墨彫ってる位だし、もうキミら「有罪」って言いたいだけちゃうんかと。


パウリーに関するあれこれ
海列車を受け止め続けた(そしてはねられ続けたけど…)ヨコヅナが、陪審員の鉄球程度で怯むのは、ちょっと納得いかないなぁ。劣勢の左右の塔は、船大工組が助太刀して陪審員を打破するのね。船大工は三人居るので、タイルストンとルルが左右の塔、パウリーは中央の裁判所を進む筋書きか。トム→アイスバーグ→パウリーと『夢を継ぐ者』として、パウリーはもう一つ本筋に絡んで頂きたい。

39巻オマケコメントに「パウリーのロープ技は帆船の縄結びが題材」とあったので、パウリー仲間説を唱える(もはや少数の)過激派は、もう一応援しても良いと思いますよ。メリー号の後継船は帆船の予定だったのかなあ。


オイモとカーシー
数週間もすれば傷は完全回復です。これぞワンピ式・自然治癒力の脅威なり。彼らは二人ともCP9に潰される感があります。他に対抗馬も居ないので、カクかカリファの新能力をお披露目するため、当て馬に使われてしまう可能性が濃厚です。


絶対に見えない真骨頂
W7編も最終局面とあって、絶対に見えない演出もヒートアップ! 今回はナミさんのほぼ真下、足下から天井を見上げる超々低アングルにもかかわらず、あのミニスカの中身は依然として不明……! どこまでが安全圏でどこからが危険域か、全く判別不可能……! 奇怪… 不安……! 焦燥… 悲哀……! 奴らはそうやっていつも 男どもを煽って… 手の届きそうなギリギリのところで… 有り金全部むしり取って……! 悪党……ッ! 奴ら… 『絶対にパンチラしない同盟』は根っからの悪党だッ……! だがそれがいい


藻とアヒル
ゾロから「迷ってたのか?」とか言われたら、これはもう最低最悪の侮辱ですよ。そんな侮辱を一心に浴びせられて激しく反論するサンジの姿が、お姉さん妄想的には脳髄に激震走るのですね。もうキミらのラブ・サンクチュアリ具合はほとほと当てられっぱなしでお腹いっぱいですよ。


「オレ達のそばで言え!!!!」
なんて深いトコを付いてくるんだろう、このセリフ。めちゃ涙腺緩まされました。思えばロビンはアバラスタ後で「もう死にたい(私の夢は敵が多すぎる)」発言後、今度が二度目です。空島でネオ・ポーネグリフへの夢を繋ぐも、問題の大前提『敵が多すぎる』は解決されていませんでした。空島編の直後に青キジと遭遇して、ロビンは改めて絶望したのでしょうね。

ロビンの心を救済する手立てがあるとすれば、ロビンの重すぎる枷を、一味全員で背負ってやることではないか。夢や罪や目的を共有することが本当の仲間とするたら、ロビンに関してはそれが不足してたんだろうね。エニエス・ロビーの一件が良い方向に片付けば、麦わら一味もロビンと同じく歴史的大罪者です。『敵が多すぎる』問題も自ずと身内でシェアされるのではと、ここは楽観視したい。


そげキング様の新武器を要チェック
先週のラスト「CP9集結」と完全対比させてきました。皆いい顔してますよね、そげキング様が素敵すぎます。注目点は何と言っても、そげキング様の新武器です。アバラスタ編のMr.4戦で使ったウソップとチョッパーの連携技「ハンマー彗星」を、ソロで発動できる武器かな? 何と言ってもパチンコの形状がチョッパーの角に類似してます。

ハンマー彗星のアイデアに上乗せして、空島編で入手した『ダイアル』も当然ながら武器に仕込んできたはず。「衝撃貝」はそげキング様が自らのお手で利用されていらっしゃいますので、この巨大パチンコに仕込んだのは「噴風貝(ジェットダイアル/ウェイバーの原動力)」か「閃光貝(フラッシュダイアル/閃光弾)」ですね。両方仕込んでる可能性あり。狙撃手の攻撃力は兵器にこそあり。アイデアダイアルで兵器を創作する、これぞウソップのバトルスタイル。

あ、ウソップ違う。そげキング様ッス。狙撃の王になんたる無礼を!

おまけ
セーフ!
判定は……セ、セーフ! ギリギリセーフです! 今後も絶対に見えない調子で、ぜひともお願いいたします。