1120. 週刊少年ジャンプ - 44号
今週も時間が足りません。ここ一ヶ月、冒頭で「忙しい…忙しい…」と言い過ぎな気がするのですが、自分でもジャンプ感想を書いてるのが不思議なくらいです。長く継続してるものだから、惰性で止まらなくなってるのかなあ...。今週号も、寿命減らしてこつこつせっせと書きました。忙しいのは別として、感想書くのは楽しいッス。
- 表紙
- 表紙は新連載「べしゃり暮らし」。独特の濃い絵が帰ってきましたね。今のジャンプに森田先生が入るとまるで劇画のよう。でかでかと「新連載」を主張するのも、森田ネームを売りにしてるのでしょうか。表紙を見ると「漫才」ってより「咄し家」のように見えました。
- アイシールド21人気投票
- ここのところ連続的に公表される人気投票。応募総数2万は、ミスフル快進5万票はおろか、D.Gray-manの2.7万にも及ばず。ヒル魔のトップは誰もが納得の順位。進が筧に負けたのは納得行かないんだけど、まあ最近の進は活躍の場面もないし(最大のライバルなのに!)、仕方ないのかも。この激戦拮抗するメンツで主人公・セナが二位を獲得したのは、さすが稲垣&村田両先生。ヒル魔はファン層的にも例外として、やはりスポーツ漫画は主人公が一番輝かないとねッ!
健闘枠: ONE PIECE アイシールド21 DEATH NOTEこちらで先行感想しました。長らく訴え続けたルキアのヘタレ図解がやっと実現。ルキアのスケブにそっと手を添えるは恋次。さりげなくラブっぽく見えるこの二人。本編の及ばぬ尸魂界で二人の仲が急発展に燃え上がってた? だから一護はルキアとプチ同棲(同棲?)中に、一発でも仕込んでりゃよかったんだ。
特集枠: べしゃり暮らし
松本の妖怪のような虚乳はともかく、コンを踏みつけるルキアの黒ソックスが艶めかしいよ。尸魂界前より十倍エロく成長してます黒ソックス。そのルキア、尸魂に帰って本来の死神の力は取り戻したかな? そろそろ彼女自体にもスポットが当たるハズ。
死神達が現実界に訪問してはしゃぐのは、正直抵抗感が強い。だけど、BLEACH独特のライトな学園モノに戻ったのは素直に嬉しいです。久保先生は、ライトタッチのノリなら短編で細かく刻めるのに。どうしてバトルになると長編化するのか。ギャグとバトルじゃ筆を握る心境も違うのかなあ。
こちらで先行感想しました。 シールドを捨てたセナ素顔を明かしたセナに場内騒然。試合が終わったら学園のヒーローと化しますね。今までセナを苛めていた不良が試合後ころっと寝返るような、微笑ましいギャグパートが期待できそうです。
王城のリアクション
無表情の進は、無表情と言うよりこれはむしろまったく関心がない領域に入ってます。君はセナの作中ライバルなんだから、もっと何らかのリアクションを心がけようよっ! そんなだから今週も美味しいところを桜庭に持っていかれて、石丸レベルで目立たない存在になるんだよ。寧ろ進ファンは、そんな目立たないのに存在感たっぷりの彼の雄姿に惚れてるんでしょうけど。あと、精密機器を持たせたら100%破壊するところ。
鈴音の声援、まもりの涙
鈴音が微笑みを声援を浴びせたシーンは、瀬鈴(って表記するの?)フラグをビンビンに感じてしまいました。セナはマモ姉相手だと受け身だけど、鈴音が相手なら攻め手(って表現するの?)に回れるもんね。持ち前の俊足で強引にタッチダウンもできるもんね(って冗談になるの?)。
一方でマモ姉は微笑みながらも自責の涙。これは鈴音の満面の笑みと完全対比した格好。まもりが涙する場面で一番側に居る存在がヒル魔なのも、かなり狙ってますね。ICのノーマルCPが一気に二組も公式発表ですか。このような形でセナの正体を明かしては、セナマモ派は一気に空中分解して他党に合流するか独自の路線を極めるしかなさそうです。せめて男女の組み合わせでお願いします。
どぶろく先生
残り少ない髪の靡く姿が、余計に哀愁を掻き立てます…。
「セナのプレイバック!」
ヒル魔の指摘通り、立ち直りの早いマモ姉。まるで自民党大再生のように、ヒルマモ党派が急速に強化されている…。
「本物のアイシールド21」
わざわざ『本物の』と称するところが、逆に怪しいわけで。愛用のギターはフィールド入る直前になって、やっとマネに預けちゃうのか。当然のように音楽のコードが作戦名なのですが、きっとコータローは「ケッ」とか嫌な顔してるんでしょうね。
今話随一に光った名場面。ナルトの「三年前と何も変わっちゃいねーじゃねーか…」と悔いる姿と、何も言えず悲しい目でナルトを見つめるサクラ。このシーンにおける二人の心中は、作り込みっぷりが見事。二人の感情が良く伝わる表現になっていて、絶妙な筆加減です。
- さっちゃんが出てくる回=大人の銀魂の回
- 亀甲縛りナースは、衣装を脱がせないところに大人のこだわりがあるのです。大共感。
- 「院長も黒田先生には弱みを握られている」次回以降投入されるエピソードの伏線でしょう。
- ローソクよりちくわの方がエロス。そのちくわの穴から息を吹きかけるプレイですか。
- 両手が不自由な患者にはドリフおでん。80年代のドリフコンボ! キタコレ。
- 「〜でした」「だゾ」「かな?」今で言う今日のわんこ口調ですな。
- 目覚ましテレビってば、実はあだちファンを狙ってたのか。あざとい!
貧乏な母子の家庭環境をじっくりと追って、今までとは違うアプローチで悪霊モノを描いてきました。本来ならこの手の人情話は「みえるひと」で期待したかったなあ。ともあれ、底なしに救いのない不幸話は、西先生の得意分野ですね。対象を完全に裁けなければ煉を返すなんて、人(?)のいい地獄の使者も居たものです。魔法律だから、契約上の約束事も厳しく定まってるのかな?
五嶺が「新しく産めばよかろうに」と最悪の発言。あるいは五嶺の家庭環境が、彼の冷血主義を植え付けたのかもしれない。贔屓目だけど、世間知らずの坊ちゃんである五嶺は今後、六氷や草野から多分に仲間意識の影響を受けて、善意ある方向へと立ち直って欲しいところです。
まず「模木死亡のブラフ」は、ニアにとって格好の好手。このタイミングで模木が死ねば、間違いなく二代目Lの疑惑が増す。「突然の心臓麻痺」という通告は、模木が何も告げられず逝った事を示唆。月に疑心を抱いた相沢の立場なら、これは焦るに違いない。また月も、模木死亡を虚言と分かりながら否定する術なし。捜査本部引き抜きの知略戦、ニアは完全に月を封殺しました。
相沢の寝返りは、完全に死亡フラグが立ちました。しかし彼の死亡は暫く先の事。今相沢が死ねば二代目Lがキラである疑惑を深めるだけ。月は捜査本部の人間に対し、完全に殺すタイミングを見失った格好。ニアが生きている限り、模木や相沢は殺せない人質同然です。
月の存在バレも間近
模木と相沢がニアサイドに映ったので、第一部の出来事(月と海砂の監禁他)は洗いざらい告げるでしょう。加えて死神の存在、死神出現の時期、L死亡のタイミングなどを考慮されれば、容疑者7%の可能性は大きく跳ね上がりをみせるでしょう。同時に、二代目L≠松田がメロ側に伝われば、月は余計に怪しまれるよ。久々に八方塞がりな追い込まれ方を見せ、今後の展開が楽しみになってきました。
ここからが月の手管の見せ所。この危機的状況を、見事すり抜けて逆転して頂きたい。
海砂の今後
月と海砂の監禁ネタがニアサイドに伝わるのは確実。ならば頭の弱い海砂からは、ノートの存在を記憶ごと奪って予め白に戻しました。「ノートを手放すときは結婚するとき」と洗脳してる月がエロいなあ。でも海砂は、そんな約束も含めて記憶を失うんでしょう…。いやそれ、三度海砂の手元にノートが戻ったとき、月は立場無くね?
月としては、こうなる前にも海砂を処分したかったろうに。残念ながらニアが海砂の正体を知る直前直後に死亡とあっては、やはり月は疑惑を深めるだけ。やはりニアが死ぬまでは海砂も捜査本部の人間も不用意に殺せません。そう言うわけで、完全に第三者である『魅上 照』に白羽の矢が立ったのでした。
「三年後には第四部で第六のキラが危機的状況を打開してますよ」と感想で冗談言ってた事があったけど、照の存在は火口に次いで第四のキラ?(ある程度の自由意志を許される存在だけをカウント) こりゃあと二年もしないうちに『第六のキラ』なんて突破しそうだ。
魅上 照
「夜神月」の名に対して「魅上照」。名字の語呂が似てる上に、「月」を「照」らす存在とでも言いたげな名前だこと。その名の通り、月の無実を照らす存在として働くのですね。「元検事」なりに強い正義感と、罪人を裁ききれないストレスや苦悩が山積していそう。当面の間は、ルールや効果の程を見極めるまでキラの指示通り動くでしょう。
海砂の場合は愛情で束縛できた。しかし頭脳明晰の照に「崇拝で束縛」は不可能ぽい。彼がどこで裏切ってくれるかも楽しみです。そもそも「キラ=神」とアンケートに回答するなんざ、怪しすぎるでしょ。本当はキラ=悪者として裁きたくて色々探ってたのでは? 出目川や周囲の状況に無関心すぎるのが、強固な目的意識を感じさせるのです。
その彼に第一の課題は「死神の目」の契約か。当然月は照に目を持たせるだろうし、照としてもキラの信頼を得るには契約せざる得ない。もし照に裏の顔があっても、この第一手は自らの寿命を投げ打つしかないでしょうね。そうしないと話が進まないし。
- 扉絵の元ネタをフランダースの犬と勘違いしたオレは負け組でした。勝ち組ならぬジョジョ組が羨ましい。
- 「失敗した時 速やかに死ぬ事」早くもハンターのパロネタ。二週前の元ネタじゃないの。応用力高すぎ!
- 『修正ノリ』よーく目を凝らせば若干透けて見えるところがジャンプ特製。
- 乳輪ネタの被せは思いっきり効いたよ。コマの割り方からして計算高い。
- アスナロDの中の人は、これ明らかに世紀末のリーダーの人だろ!
- あいすは「お風呂好き」って安直なギャップ設定が定まりそうな気配。
- 少女には兄がいました。彼も中学変態テニスプレイヤーの使い手みたいです。
- 彼の中学も一回戦敗退して、ここまでの伏線をあっさり抹消させるのでしょうか?
- 試合途中で回想に入ったので、てっきり新技のアイデアが出てくるエピソードなのかと思いきや…。
- 手塚復活の経緯を描きたかっただけかよ!
- 回想明け直後から樺池が白目剥いてるんですが。
- こんなぶっとんだギャグ描写、誰も予期できないってばー!
- 『次号、手塚の猛攻にたえる樺池に異変が!? どうなる!!』
- 既に異変の真骨頂である樺池が、次週もっともっととんでもない異人変人に生まれ変わるようです。無茶! 無茶だよ許斐先生ッー!!
あかねちゃんの新充電方式は、あかねちゃんがデータ入力するのが先か、データが涸れるのが先か…。ラスゴマの電車上のイメージは、人間の顔を真下から眺めたようにも見えるし、異形の死神にも見える。騙し絵ぽいなあこれ。
生きていれば傷は回復しても、死人になるとリカバリできないのがミランダの能力の特性。つまりラビの危機描写は本物で、続きは目が離せません。…今週ほとんどリナリーの新衣装感想だったなぁ。多分、他の感想サイトも概ねこんな感じだろうけど。
- つけものと言えば「ただしつけもの テメーはダメだ!!!!」ですよね!
- つけものの境遇についてはビュティも「いいのよ」とあっさり許容。ですよね!
- この調子でただしつけものテメーはダメだメソッドを確立して下さいよファンの人。
- 「遅れてきた10人目の仲間」はて、九人も公認の仲間がいたっけか?
- ボーボボ、ビュティ、首領パッチ、へっくん、天の助、ソフトンさん、魚雷ガール、破天荒、田楽マン。ブーブブ、ベーベベを省くと確かに九人だ。へえーなるほど。
- 『アフロの狩り跡がいい形だったからじいさんが集った』なんて理由で読者も納得できるのは、後にも先にもボーボボだけ!
- 小泉首相ネタ、大好きだなあ。ブーブブ姉さーん!
テニプリほどのインパクトもないのに、コマ割りをやたらデカく取るのが悪影響を及ぼしてる。はっきり言いまして、空気漫画を助長させてますよこれ…。なんてことない陽魂の身の上話が、いくら何でも気怠く続きすぎです。今話の舞台が玄関先から移動しないんですが、これって吉本新喜劇現象じゃね? そんな事だから、せっかくの新キャラもラスト投入なんですよ。
個々のスキルは良いモノ持ってるのに、もったいなすぎです!
七本の霊刀の存在。七つの摩奈要素。仲間となる切法師達。初めてとなる人型魔族との戦い。…などなど、面白くなるのはこれからなのに、話がてんで進まなかった所為で(ほとんど剣頭吏の責任だ!)、全てボツですよ。作者も読者も双方痛すぎです...。にしても、最後にドデカい隠しネタを投入したなあ。タイトルに伏線を仕込むなんざ、こんな熱い仕込み早々見られませんよ! やっぱ中島先生は本物だわ。次作に超期待。
- 一本目を元ネタのテンプレートにして、徐々に崩していくスタイル。うすた先生お得意の短編ネタですね。
- メガネの人…(チラッ)不動くんのイヤミなメガネが一際輝く。
- こんな時まで登場シーン控えめな不動君に釘付けでした。
- 「たまんねえ」「いい香りさせやがる」「丸みを帯びたボディ」どれもこれもエロスな表現で正直グッときた。
- 反省の色無しのニヤリ具合と、知ったかぶりッコの悔しさ具合、どっちも絶妙な影の使い方してるなあ。
- 「気をつけてないと逆にこっちが狩られそうだ…」刀狩りは強引だァァァ!!(抱腹絶頂)
- 尾田先生
マグロのほっぺたって、マグロのカブト焼きで食べられるあの部位のことなんでしょうか。生で食べてみたい…。 - 西先生
巻を重ねるごとにオマケページが充実しつつありますね。楽しみです! - 許斐先生
ファンを大切にする作家なら、許斐先生の右に立つ者は居ないんじゃないのか? - 星野先生
その馬鹿すぎたコメントとやらを読みたいんだ。このやり直しコメントは、編集サイドへの小さな反抗なんですよね。 - 中島先生
次は長旅を堪能させてください。お待ちしておりますっ!
レボリューション更新なんてやる隙もなかったなあ。ムヒョロジ発売と土曜ジャンプの週が重なるなんて、さすが10月は神無月の事だけあるよ。