1042. ブルーベリーよりカシス

少し以前、目に良いとされる「ブルーベリー効果」(906)を話題にしました。しかしなんとこの業界、上には上が居ました。


ブルーベリーがどうして目に良い効果をもたらすのかは、上述の記事を参考して下さい。要は、網膜のロドブシン(薄層の色素)は破壊と再生を繰り返しており、ブルーベリーに含まれる「アントシアニン」つーのが、ロドブシンの再生機能を高めるのでした。

研究の結果(中略)ブルーベリー飲料を飲んだグループは屈折値が低下したのに対し、カシス飲料を飲んだグループでは屈折値が明らかに改善していたカシスはブルーベリーに比べ、一時的な近視状態を明らかに改善する作用があったというわけだ。

お偉いさん達の研究より、カシスがブルーベリーより優れた滋養効果を含んでいることが明らかに。しかし、「カシス」なんてお酒でしか思い当たりません。個人的にカシスウーロンは、ストレートの紅茶風味に仕上がりスッキリ飲みやすく大好きで、お酒初心者の方にもオススメの一品です。はい非常にどうでも良いですね。

同じベリーの仲間で、なぜこのような違いが生じるのだろうか。実は、アントシアニンには植物ごとにさまざまな種類があり、作用もそれぞれ異なるとみられている。

カシスが効く理由は「アントシアニンの成分が違うから」というものでした。前記したとおり、ブルーベリーは「ロドブシン」再生機能を高める成分が含まれるのに対し、カシスは末梢血管の血流を改善する作用が働くらしい。それによって、目の筋肉が上手いこと緩和されるんだとか。

カシスはお酒やジャムやガムでしか見られない品。今回カシスの眼球疲労回復効果が認められたことで、今年の暮はカシス系の清涼飲料を各社こぞって投入すると推測できます。人生経験上、カシス系飲料で外れた試しが無かっただけに、今後のカシス系新製品が楽しみです。以下、各社新製品予想など。