988. エンジニアの貯蓄平均520万円
この春から働きだした新米の分際で、また飽きもせずに貯蓄トークですよ。
前回、オレは貯金フェチじゃなくて貯金オタク及び貯金マゾヒストという結論に至った訳ですが、ことエンジニア全体を見ると、この業界の人間は世間様より貯蓄額が少ないっぽいです。つまりエンジニアってのは貯金サディスティッカーである。飢えたウルフのような眼光で残業に燃える(そして全力で消耗する)肉食動物である。己(のオタク心)を磨くためには浪費も厭わない人種である。
手堅く堅実に貯蓄したいオレはさながら、テクノジャングルに放たれた野ウサギ、子羊、シマウマか。まだまだ真のエンジニアになれそうにないッス諸兄方。
一般国民の貯蓄データはこう。
- 国民の平均貯蓄額は1460万円
- 最も人数が多い「最頻値」は300〜400万円
- 30代以上での最頻値は100〜200万円(住宅購入などの高額支出のため)
平均貯蓄額1460万円という数字は、一部のイエロージャップ上流階級貴族がものすごい上昇気流で引き上げた数字。スーパーサイヤ人とヤムチャさんを同じ枠内で平均化しないで! そのため一般人は平均値よりも「最頻値」がより参考になります。日本人って多数派に弱いし。
一方、我らが貯金サディスティッカー・エンジニアの貯蓄データはこう。
- エンジニア平均貯蓄額520万円
- 最も人数が多い「最頻値」はは100万円以下(30%)
- 20代後半の平均貯蓄額「281万円」
- 30代前半の平均貯蓄額「495万円」
エンジニアの平均貯蓄額は一般人1460万円のおよそ1/3にあたる520万円。ただしこの値は、他の業界にスーパーサイヤ人が生まれやすいからで、また上のエンジニアデータは母数300人とスーパーサイヤ人が紛れ込まなかっただけなのかも。このデータにホリエモンが混ざってたらスカウターを破壊できたよ。
最後に、エンジニアの貯蓄額データ。
- 毎月の貯蓄額は「月々5万円程度」が19%(最多)
- 「10万円以上」が13%もいる。
貯蓄額だけ見るとエンジニアは堅実なんですよね。じゃあエンジニアは趣味にお金を掛けてるって事? たんまり貯めて高額のマニアな機器を買ったり…。また、別の記事では「エンジニアの株式投資額は月10万円以上が3割」というデータもあるので、エンジニアの皆さんも本来貯蓄には興味ありありなんでしょう。
稼いだ銭は残さず使うギラギラ鋭いナイフのようなエンジニア達も、水中じゃ涙ぐましい努力(残業)を積み重ねているのです。残念なのは、残業ストレスでせっかくの収入を浪費に向けがちな事?