985. 週刊少年ジャンプ - 33号
抜き打ちで土曜発売するのズルいッスよ…。オレの三連休の予定がジャンプに食い散らかされちゃいますよ…。
- 表紙
- 表紙は新連載・みえるひと。先に連載開始した三漫画同様に大きく画力アップが見られます。明神のサングラスにうっすら映るは霊。漫画内容のすべてはこれに集約されてます。
- JUMP SUPER STARS
- 「957. JUMP SUPER STARS」で言及しましたが、やはりSBR&ジョジョが参入。武装錬金&るろうに剣心や幽々白書&HUNTER×HUNTERと同パターンで、現連載してる作家・作品は強い。そんなことより銀さんの「危ないよ」って台詞がキャラと合わなすぎてキモい件。
- MONSTER FARM5 CIRCUS CARAVAN
- 「巫女の家計に生まれた少女」ナユタ、いくらなんでもミニのパンツにガーター網タイツはないだろう! いくらなんでも神を冒涜しすぎ。もしくはそんなエロス神を信仰する国に移住したいッス。
健闘枠: 銀魂 DEATH NOTEこちらで先行感想しました。扉絵連載の変相、Mr5がハードゲイ! HG!!! このタイミングでヨコヅナ登場。vsTボーン大佐〜サンジ達合流までロケットマン勢に特別な見せ場がないから、時間軸合わせに当てたのかも。ヨコヅナ登場は別段今週じゃなくてもよかった。
特集枠: みえるひと
vsCP9は逆転に次ぐ逆転劇。このONE PIECEらしくない展開の早さに、海列車が疾走するスピード感すら引き立てます。サンジがブルーノの鉄塊を崩し欠けたことで、ルフィ達にもまだ勝機ありと窺い知ることができました。ところでこの六式・鉄塊は、ゾロが得意の斬鉄剣で斬り崩すために用意された引き立て技のようにしか思えません。はやいとこ鉄塊破りのカタルシスを味わいたいですね。
CP9が持つ「正義の残虐性」が色濃くなったと同時に、ブルーノの「あの女には深く同情してる」というセリフは一定の好感度を高めたように思えます。それから、やっぱり贔屓目になるけど、毎度カク一人だけ異質の存在感を放っていてカッコイイ。カクが二重スパイ(CP9を監査する世界政府の諜報人員)って設定でも余裕で受け入れられますよ。
おまけ
誰のことを言ってるんだかな。
フランキーの言う通りだ。11月の完結編をもって、ユートのチームは解散です。
傀儡師同士の戦い自体は燃える展開。風影三代目の『砂鉄時雨』は、我愛羅の必殺技『砂時雨』の完全上位技ですね。てっきり消化試合のような印象もあったサクラ&チヨvsサソリで、我愛羅技のギミックが飛び出すとは! ナルト侮りがたし。サソリの二人同時攻め、どうするチヨさん! なお、片割れがばあさんだから「サソリの二人同時攻め」という単語にエロスを見いだすこともできず消化不良ですぷん!
NO.268/おわり
↓
抗する術無し! 衝撃の結末は!! 次号、『死、その後に…』へ!!
って、ネタバレしすぎやんけ! 小林製薬の「トイレ、その後に」じゃないんだから!
冒頭栗田がさりげなく敵より味方の数を潰してて笑いました、ああ三兄弟。実際のアメフトも同士討ちは日常茶飯事ぽい…。8点差まで追い上げた泥門。西部が取りこぼし、泥門が落とさなければ同点に持ち込める。この状況はまだまだ西部優勢にも関わらず、流れは完全に泥門ペース。それ故西部陣のプレッシャーが重くのし掛かります。ここで秀逸だったのは、「西部はプレッシャーに弱い」伏線を、ずいぶん前から何度か仕込んでいたこと。無冠の西部と王者・王城とは、ここに決定的な経験差が生まれますね。一方泥門も無冠ながら『クリスマスボウル』を軽々口にするほど無謀なる挑戦者。三者三様のスタイルの違いを感じられました。
平子の口の中にあるカプセルのような物体が気になります。舌ピアス? この展開だと一護は『仮面の軍勢』へ渡り、再び死神達と刀を交えることになる? 美味しいシチュエーションを考えると、やがてルキアと対峙の時も訪れるのでしょうか。一心の死神設定はずいぶん前から暖めていた確証が得られ、ぽっと出のアイデアじゃ無かったことに好感。やっぱ現代編は良いッス。一護が『真血』という意味の真意は、母も死神だったということ? そうなると黒崎姉妹も真血で、あの姉妹も死神って事に…うわぁ、どんどこ風呂敷が広がってくよ。
死神の虚化に対して虚の死神化もようやく言及。グランドフィッシャーが一護を追い求めたのは、「死神の虚化」が進む一護を同士に加えたかったから? それとも死神化する虚は『仮面の軍勢』と対立関係にあるのかな? 一度ルキアの気の抜けたキュートなイラストで勢力図を解説してくださいよ。
勘七郎のリアクション「あぽん」「だぱん」「まふ」など一言一挙動がいちいち可愛い勘七郎。世の中こんな赤ちゃんばかりなら平和だけど、実物はもっと憎たらしい物怪ですよね…。神オムツのパッケージイラストなど、意外と空知さんって可愛らしい赤ん坊を描くのが上手! 下ネタの多さを心配するお父さんも、いつしか孫が欲しいTELに変移する気配漂います。
「どけ ミルクの時間だ」
シリアスの連続その最中刀を交え「護る戦いに慣れてるのかィ?」「どけ ミルクの時間だ」この一言に痺れた。人生の中で言ってみたい台詞トップ5に間違いなくエントリーされますよ。
夕刻、残業を強要する上司に向かって「どけ ミルクの時間だ」と凄みたい。そうすると上司から「ククク…イイよアンタ、獣の匂い…隠し切れない獣の匂いがするよ」とか言われ、次いでぼそりと「あの人と同じ」と後の伏線までフラグ立てされたい。
その他、街角のキャッチ、朝夜の満員電車、渋谷での恐喝等に対して「どけ ミルクの時間だ」を多用していきたい。よりリアルさを盛り込むと「どけ ブログの時間だ」になるんだけどテヘ!(キモ!)
トイレのおばちゃん達
僅か2ページ弱でよくもこれほど濃厚な下ネタを展開できますね。特に[8P5c]の下ネタ応酬はすごい。下ネタがこれほど生き生きとしてエネルギッシュ。中でも「ウチの旦那右向きよ天下とりだわ!」は全てにおいてボケ倒し。アンタ旦那の向き覚えてるんかい。さすがオバサンパワーだわ。「キャッ」のキモさギャップも素晴らしい。
「きつめのカーブ描いてた」長谷川さんの逸物って女性ファンには案外ウケそう。これに妄想を膨らませた801作家の子猫ちゃんは、この夏に一筆奮っちゃうんでしょうか。2005年も暑い夏になりそうです。
桂さんは素でエロイ
「上は平気だが下は泣き虫らしい」って時と場合によってはエロスセンテンス!
メイド神楽
神楽にメイド服を着せて毒を吐かせる、このミスマッチ度合いが良い。でも実のところ、「メイド服」なんかに手を出した空知先生が照れ隠しのように言い訳したようにも見えて。こっちまで悶々とするよ、気恥ずかしい。酢昆布四個で神楽を我がモノにできるとあっては、男性読者のエロ妄想も途絶えません!
岡田以蔵
久々に史実の人物をもじったキャラが投入されたのでは。銀魂の本来の魅力って、ここにあると思う。例え銀魂人気が低迷しても、人気の史実キャラを投入すれば単発的に盛り返せそうな楽観さえあります。
理緒のセクハラ被害は、不可抗力もあるだろうけど、まずドレスなんて受け取っちゃダメ! 自己防衛はしっかり。エレナ執行人に対しても、もはや間が悪いとしか言いようがない。路上でそんな格好になる方が、女の子としてどうかしてる。同性のエレナ執行人が注意して当然の状況だ。理緒先生、ちょっと偏屈に捕らえすぎちゃったなぁ。
協会の体質が腐りきってる話には一定の理解を示します。だからといって理緒に全く非がなかったわけではない。六氷なら絶対に、そんな風に理緒へもお説教しますよ。それから「誰一人として 助けては くれなかった」って、教え子に最年少執行人の天才・六氷が居るじゃないか。理緒自身が魔法律書を手がけたんでしょ? 当然連絡先知ってるよね? もしくは緊急に六氷を呼びつける程度の我が儘は通って然り!
現在を05年と仮定。六氷は学生時代から7歳経過。MLS入学時の年齢を考えると10代中盤〜後半と推測できる。洋一・優・六氷・円の四人は同年齢?(MLSって浪人できる?)
- 魅力ある女キャラ(旧友情)
- やたら成長する主人公(旧努力)
- テンポのいいバトル展開(旧勝利)
一番目は『魅力ある男キャラ達』の方が当たってるかも。友情、努力、勝利は昭和の遺産。
- [3P2c] 豆腐+天の助、なんてミスマッチな形相か。
- [4P1c] ボケからボケの応酬。突っ込む間もなく次のネタいっちゃった。
- [5P3c] 色々良いながらM心に悶えてしまう天の助。やっぱりそういう趣味だったんだ。
- [8P6c] 豆腐の手がボロボロに崩れる様が痛々しいですよ…。
- [9P7c] マルハーゲ四天王最弱の軍艦、その弟ゴイスー。弟の方が弱い感じがします。
- [11P4c] ミーちゃん凶悪! このイラストから澤井先生の遊戯王好きを香ります。
- [15P4c] やっと開放された破天荒、ほぼ見せ場もなくスルー。彼こそ哀戦士。
噴火前の火山(桃城)はついに噴火できず。最後に桃城が勝利して「どーん!」と言いながら火山が噴火する背景をすごくワクワク期待したオレは、とっても恥ずかしい子じゃないか。許斐先生に謀られた!
こちらで先行感想しました。死ぬ気弾自体はご都合主義のアイテムです。でも、今回のようにツナが能動的な努力の末、果たせなかった想いを継ぐ形で、死ぬ気弾の効力から未練を乗り越えるイベントが繰り返されるなら、ツナの心は成長するでしょう。思いを果たす達成感とそのための努力に、ヘタレなツナも気付いてくれるはず。今回の話、ツナが死ぬ気弾を使って成長できた初めての実例ではないでしょうか?
「ツナってマグロのことだろ?」
「そーとー泳げるんだろーなぁ」
その発想力に負けた。先週の感想でツナ→バグロ→泳げるネタを発想できなかった時点で完敗。
兄弟愛の回想がしかるべきタイミングでハマッてれば、或いは爆発したかもしれない。それだけに、残念でしょうがないッス。読者としては先週時点で、一番に知りたいのがバトルの行方で、次点は敵四人の処遇と味方の状況、そして兄弟の謎や総帥の登場なんてのは三番目以降に知りたいことじゃないでしょうか。読者のニーズと作者のネームにズレがあって、それが感動エピソードの空振りに繋がってるんじゃないかなぁ...。
「タレとポン」を「タンポン」と誤読して「女子高生タンポン…」と無意味な文字遊びを脳内で繰り広げたり。男ってバカな。呆れたネウロのため息と流し目が色っぽい。模倣犯に興味が無く、一瞬で婆さんをXと見抜いていたネウロはさすが魔人。Xの尋常じゃない気配を察知したんでしょう。一方のXも、こいつよっぽど人間離れしてます。故意に心臓停止したり、傷を塞いだり、任意に形相を替えたり、こいつが人間と名乗ってる方が烏滸がましい! いっそXも魔人であってくれ。『赤い箱』に深い意味があったのは興味深い。今のジャンプは「サイコ」のジャンルが存在しないから、その路線で作風を詰めれば長期連載として安定しそうですね。
先週は倫太郎のまっすぐさが武装錬金のカズキを彷彿とさせました。そして今週、クドイくらい戦術を積み上げ解決策を模索する型のバトル展開は、まさに武装錬金スタイル! しかし、これはいけません…。このタイプのバトル描写はアンケート票が伸び悩むのですよ、武装錬金がそうであったように。のろのろビームを被弾し続けているかのような展開の遅さに毎度ハラハラ。このペースだと、ロリコン膿泥児を退治するのは四週後か。また、素早い突進を繰り返す剣頭吏を相手に、悠長にトークしすぎなのは不満点。
祇園祭の文化描写は期待以上。町並みの臨場感にも溢れ、御輿の迫力も抜群。秋本先生にこの手の仕事させると完成度が高いッス。
後半はモラウvsヂートゥ。直感的な予想(=予感?)として、ラモウが二度もくどくど勝利を核心する描写を挟んだ時点で彼の勝利が揺らいだと先週述べましたが、現在はその方向で事が運んでるっぽい。戦術として、寝たフリしながら気付かれることなくヂートゥを捕捉したまでは良かった。が、いくら熟練者といえど、相手を舐めすぎる油断は頂けないなぁ。おかげで成長のきっかけ与えちゃって…。
さあ残り4時間、ラモウさんの再逆転は望めるか? 手練れのラモウさんなら、まだ別策があると期待したい。
いちご100%は8割が恋愛パート、2割が「夢」パートの構成になっているんだけど、これを細かく読み解くと「西野が都合の良い女でよかったねセンターくん」と言う他ない。
まず恋愛パート。結果的には西野エンドが「互いの夢のために白紙に戻す」と綺麗に収まり、最悪の結果(ヤリ逃げ)に至らず胸を撫で下ろせました。が、西野の心中としては日本に残ったの真中と東城を思うと、本音じゃ心穏やかじゃないだろ。西野は「東城には勝てない意識」が根付いてるし、彼女の独占欲を考えた場合、留学中に真中が別の女へ手を出せば壮絶なショックを受けやしないか。(西野の心境としては)白紙の約束って「日本に帰ってきたらまた付き合おう」レベルに感じるし。
次に夢パート。真中の映画、東城の小説、西野のパティシエ。三者三様の夢と目標、それを叶える努力が、今話で一掃整理されました。でも西野の夢って、元はぽっと出のアイデアじゃ…。作中でメイド服西野のパンチラを描くため何となくケーキ屋のバイトをさせたらキャラが一人歩きしちゃった的な。結果オーライな結末にすっぽり収まった感がなんとも…。
せめて、北や南に固有の「夢」と葛藤を描ききっていれば、今週の「各々が夢を目指し別の道を行く」結末にも説得力ありました。どうして三人だけなの? 夢パートの中途半端さは、どうも腑に落ちません。
- [2P5c] そこまで露骨にダマされるおばあちゃん居ねェよ! …多分。
- [2P7c] 逆に戸惑ってしまうビリーに好感持った。
- [4P3c] 一気にアクティブ化して巴投げアクション、予想も付かない展開!
- [4P5c] ミルクおばあちゃんがラオウ様に見えます。『ユラリ』が武闘派を思わせます。
- [5P2c] おばあちゃん絶対格闘マニア。
- [7P7c] ミントおばあちゃんの如く鬼神化するビリー! 次週、ハマーの言い訳は必見!
- 空知先生
大西編集の次はお父さんがターゲットですね。 - 西先生
恐怖体験レポート投稿しました。色紙GETは夢のまた夢か。 - 小畑先生
ミスまたミスの応酬。小畑先生が謝罪しても説得力無いんだけど…。 - 天野先生
さすがは面倒くさがりチャンピオン・天野先生。 - 松井先生
カップメンにライス入ってるのかな? ラーメンライスって両雄タンパク質のお祭りやん! - 河下先生
せめて今週の話は、取材と称し一週休んで飛行機に乗って来ればよかったのに。
気がつけば2005年もすっかり後半戦に突入してたんですね。あと4ヶ月強じゃないですか。せめて今年中はWJ感想を続けたいと思ってます。