964. 2005年はうるう秒挿入

うるう秒」が挿入される年は例年より1秒長くなるそうです。今まで「うるう秒」という概念を知らなかったので驚き。この「うるう秒」は1972年に導入され、それ以後22回の挿入がありました。

時間概念の古典を調べると、現在の時間決定には二つの測定法があります。一つは地球の自転を基準にした、自転一回転が24時間となるベーシックなもの。もう一つは、原子時計という技術により正確な時間測定を行うもの。

現在は後者の時間測定が大衆化してる。しかし本来、時間は地球の自転を基準に決定しなきゃいけない。地球自転に誤差が生じると調整が必要になるわけ。地球自転で決まる時刻と、原子時計で決まる時刻のずれを調整するのが「うるう秒」です。

  • 地球自転が遅い場合… 59分59秒→59分60秒(1秒挿入)→0分0秒
  • 地球自転が速い場合… 59分58秒→0分0秒(1秒除去)
  • 挿入のタイミング… グリニッジ標準時(GST)のタイミングで挿入・除去
    • 日本は午前9時に調整

「自転速度は徐々に遅くなってる」って話は小学生の時に聞いたことがあったけど、既に微細な調整はなされていたのですね。今年のカウントダウンイベントが楽しみ。(年明けのAM9時に調整するからカウントダウンは影響しない?)