961. みんな大好き塊魂

みんな大好き塊魂

初回特典の王子ストラップに釣られて、本日『みんな大好き塊魂』を買ってきました。発売日にゲームを買うのって何年ぶりだろ?


みんな大好き塊魂

みんな大好き塊魂


マニュアルで絵本のように操作を説明してる愛くるしいキツネ。実は中の人が王子のオチとは! マニュアル中に一度も王子が登場せず、不可解に感じてたんですよ。もう、マニュアルだけでずっコケました。

そして、壮大すぎてそれ自体がギャグと化すデモムービー、そしてオープニング。王様の語りは、やっぱり「銀魂」を彷彿とさせるトークです。銀魂ファンの人は、これ絶対塊魂の王様トークにハマるから。きっと作者の感性が似てるんだろうね。

今作は即解きを目標にせず、一ステージずつじっくり進めていくことに決めました。王様に褒められるまで次のステージに進みません!


さて、話の時間を繰り戻し。

実は前作の塊魂をプレイし始めたのは六月頭。よって塊魂経験はたった一月のヒヨッ子。続編の発表を耳にしたのもつい最近で、なんてタイミングが良いんだろうと幸せを噛みしめ、この日を楽しみに生きてきました。

塊魂」はまず操作が簡単で、誰にでも勧められるオールマイティさに優れます。またワンプレイ数分のお手軽さは、ゲーム離れした社会人にはこの上ない魅力。更にやりこみ要素が麻薬級。ハマるとなかなか抜け出せません。

今作「みんな〜」を三時間ほどプレイした感想。システム・ボリューム・クオリティーユーザビリティ・シナリオ・脱力感……どこを取っても完全にパワーアップされてます。これぞ「続編」と称するにふさわしい洗練具合。

そして一番の魅力は「二人協力プレイ」でしょうか。ステージの幾つかは「2人で一つの塊を操作」しないと遊べません。これが文字通りの「協力プレイ」で、実に意地悪い仕上がり。なんと一つの塊を二人で操作するのです。一つのコントローラを二人で分かち合うかのように振る舞う塊がもどかしい!

例えば、右に動かしたいと思う時、プレイヤー二人ともがとっさに右へ移動しようとする。でも、一方が↑、もう一方が→に操作しないと、塊は本来意図する右へ動かない。つまり、プレイヤー同士が親密に声を掛け合い行動しないとまともに塊を転がせないのですよ。

この一見してユーザに優しくない操作感がしかし絶妙。パーティプレイでとんでもなく盛り上がりそう。ここからさらに「プレイヤーはプレイ中に一言も喋ってはいけない」縛りプレイを用意すると、試練のような修行のような、とてつもない地獄絵図がTV画面の中で展開されることは想像に難くないッス。その苦難を乗り越えたら、二人は究極の息ぴったりパートナーに成長できるかも…。

今日は、お菓子のステージを100%クリアして満足しました。