915. ひよこの目覚まし時計

ひよこの目覚まし時計

うちの寝室はロフトになってて、布団に入ると壁時計が見えません。つまり今までは、布団に入ると時間が分からないというかなりスリリングでアブノーマルな野生の男を演出してました。だが、そんな荒野の野生児を気取る生活も本日でお終いだ。

かねがね、程よい目覚まし時計が欲しいと思ってました。けれど好みの時計がなかなか見つからず、既に約3ヶ月の月日が流れ。そもそも時計が必要な事、いつも忘れてたんですけどね。毎夜布団に入ってから「あ、時計買うの忘れた」って悔やんでたんですけど。全然野生児違う。三歩歩くと記憶が飛ぶニワトリやん。

多分オレの中で目覚まし時計ってヤツの重要度が薄かったんでしょう。どうしても目覚ましが必要なときは、ケータイ使えば良かったし。でも、新社会人としては、目覚めてすぐ時計を目にしたなと、心臓が飛び上がるくらい緊張するのも事実。全然野生児違う。常に弱肉強食で緊張の連続、荒野のシマウマやん。

今日は帰りに雑貨屋さんへ立ち寄って、たまたま目覚ましを見かけ、そういえば目覚ましが必要だったと時計を吟味してきました。そしたらめっちゃ自分好みの時計発見。やっべ。きたこれ。かわいすぎ。クラシカルな目覚まし時計のデザインをあしらいつつも、低俗さを破棄したストイックさを周到し*1、ワンポイントのひよこがあまりに無邪気で微笑ましい一品です。この時計で時間を見るのが楽しくなります。一目惚れで飼って、いや買ってきました。

目覚まし=ニワトリのイメージを脱却し、あえてひよこをモチーフにするとは、製作サイドのジョークもかなりユニークです*2。こんなに愛くるしい目覚まし時計でも、肝心の目覚ましの音は例の不快なアナログ金属音。可愛さ余ってにくさ百倍ですよ。これ目覚まし時計の宿命な。多分明日の朝になったら、ひよこのつぶらな瞳が無邪気すぎてイライラしそうだもの。

明日からよろしく、ひよこの目覚まし時計。

*1:オレにはストイックの意味が分かりませんが。

*2:多分そんなジョーク狙ってない。