908. 週刊少年ジャンプ - 27号
仕事の配属が決まったばかりで、なかなか生活のリズムが掴めません。加えて配属の歓迎会や研修の送別会が重なり、どうにも難しい時期です。計画を立てられないことにはどう仕様もないよ。泣き言ばかりじゃ何にもならないので、今週は簡略感想での投稿です。
- 表紙
- 表紙はNARUTO。大人びたサクラの表情が印象的です。本編のサクラそれ以上に冷たい雰囲気が漂います。しかし、岸本先生の描く女キャラは、どうしてこうも色気を感じないのか…。
- JUMP SUPER STARS
- 発売日が8/8に決まりました。既存のWJキャラがこうまで華やかに大暴れしていると、どんどん欲しくなってきます。リボーン参戦って事は、リボーンの今期打ち切りは免れるのでしょうか? ドット絵・獄寺のデキの良さにため息をついてしまいました。本編でもこれだけ活躍の場が与えられればなぁ…。
- RADIO-KON HYPER(P.138)
- この画面! この操作法! 幽々白書のSFC版一作目に酷似……! バージョンアップして成長モード付けました、って感じでしょうか。いやー、でもオレはSFC幽白のあの独自システムは意外と好きだったので(世間ウケは悪かったけど)、ちょっと興味あります。
- 封神演義完全版
- デスノート直後に2ページ見開きの広告は、立ち読み読者の大勢の目に止まるわけですし、極めて効果的な宣伝ですよね。オレもこれ見て正直「おおっ!」って思いましたもの。封神演義なんて一度も読んだこと無いくせに…。
健闘枠: ムヒョとロージーの魔法律相談事務所 DEATH NOTEカラー扉絵
特集枠: ONE PIECE
さりげなく、麦わらメンバーに通し番号が入っているところが巧妙かつCOOL…と思いきや、おまえらビビの存在忘れ去りすぎィィィィ!!!!
技人気投票結果
意外や意外、トップはなんと主人公が獲りました。少年漫画にあるまじきランキングですね。腐女子考証委員会からの意見としては、てっきり銀魂のようにゾロサンのカップリング必殺技がトップと勝手に落胆していたので、この結果は素直に喜ばしいです。ナミさんの「ところで私の技は…?」が切ない、切なすぎる! せめてカラー扉絵がのナミさんがテンポの棒(キノコ形の改良版)を握っていれば、ランキング確変が起こったとも知れぬのに……っ!
サンジvsワンゼ
限りなく捨てキャラに近いワンゼに萎えてます。確実に笑いは獲ってくるキャラだし、ラーメン拳法の真の力もそこそこ強いみたいだけど、見た目も性格も必殺技も完全にネタキャラ。サンジと同じコックで格闘家って属性から、ゾロに対してのミホーク的存在まで妄想しちゃってたのに。いや、勝手に期待する方が悪いんですけどね。
フランキーvsネロ
海イタチが「百計のクロ」と被っちゃって、こっちもなんだか煮え切らない印象でしたシャウ! CP9新入りだから四式なのか、となると六式(鉄塊、剃、指銃、嵐脚、月歩、紙絵)から何が使えないのか気になりますね。汎用性の高い「指銃」と「月歩」は含まれそう。「紙絵」はそもそも攻撃が当たらない完全回避技なので、ネロがこれを会得しているとフランキーの勝利は絶望的だ。
そげキングとロビン
ルッチの不敵なる断言「(ロビンを取り返すことなど)絶対にできない」の理由も気になるところ。さてまた『バスターコールの取引』を当てにした自信か。ウソッp…いやいや、そげキングが窓に顔を寄せる際、鼻のそげ具合(曲がり方)が素敵です。そげキングの鼻って、こんな柔らかいんだ。
第二部に入り展開がテンポ良く進展すると思いきや、今週は停滞気味です。チヨ婆さんの話が長く感じたのは、尾獣や同盟に関して、同じ話題を引っ張りすぎたからか。おかげで今週の話は「天才ネジ様自己完結」「チヨ婆さんの覚悟フラグ」「ガイ隊とカカシ隊合流」のわずか三点しか見所無し。第二部のナルトにしては内容が薄々でした。あれか。今週のはゴムじゃないタイプなのか。
- [2P3c] 巫女でありながらキャバ嬢。またマニアックな設定を…。いくら歌舞伎町が舞台だからって、小学生は付いてこれるの!?
- [3P3c] 「おちんちん! おちんこ!」作中登場ヒロインに卑猥な言葉を連呼させて喜んでいる空知先生の件について。
- [6P1c] 今時縦笛! またマニアックな設定を…。小学生は付いてこれr…ああ、付いてこれるか。
- [7P5c] このコマの沖田が最初婦警に見えて、どうにも違和感がありました。
- [10P7c] いちいち下の話に置き換えられると、読者としては分かりやすいです。
- [11P4c] でも、ケツ毛は要しすぎ。
- [13P4c] なんといちご牛乳が原因でした。今週のオチは巧妙ッス。
「夜の蝶編」で悪霊のなりかわり犯罪の重さを説き、あれがワンクッションとなり「魔監獄編」で顔剥ぎソフィーのなりかわりに繋がりました。相変わらず構成全体のプロットがキレイな流れです。洋一が六氷達に伝えたかったことも「ソフィーの”なりかわり”の危険性」だったようで、当面の伏線は消化されました。残るは推理漫画のネウロより面白みのある犯人解明編です。頑なにバトル路線を避けてくるムヒョロジが、一ファンとしてたまらなくツボ。
理緒の変態妄想
理緒先生、草野の放尿を覗いちゃったーーー!!! 最近のWJの流行ですもんね。セックスしたのに表現を仄めかしたいちご1○○%とか。ルフィとゾロの傷は肉と酒で回復する表現を仄めかした○NE PIECEとかさ。今週も理緒もそれの一種なんでしょ?
理緒と草野
草野の羞恥放尿シーンを覗いて悦に入った理緒様の表情からして、理緒がソフィーである線は消えました。いや何も言ってくれるな。いつもは緻密な分析を重ねて読む派のオレだが、今回ばかりは論より証拠じゃないか! 今回フダの不発が続いたの件に関しては、草野の心の枷が「守りたい人(六氷)を信用する」だったそうで、その枷が外れた今、次週は草野の見せ場全開になることを期待します。
優と六氷
さて、六氷の萌え寝顔に撃沈した腐女子さんの数は、言わずともかな膨大な量なわけですよ。腐女子考証委員会が腐女子学的に分析しても、今週の六氷のギャップ描写は狙いすぎなわけで。あれだけニヒルで冷徹で口の悪い六氷の寝顔だけは愛くるしいとか、かなり高難度なギャップを決めてきましたからね。これは高得点が見込めますよ。
今井裁判官
理緒と優に回想編の古傷があり、二人が本物であることを示唆しました。一方の今井裁判官は悪霊にバリボリ喰われちゃったわけで(このシーンは、ソフィーが他の悪霊を喰った可能性アリ)、今週ラストの彼女こそ、ソフィーのなりかわりである可能性大。
読者のミスリードを誘った可能性も少なからずあるけど、その線は相当薄い。理緒は草野を、優は六氷を喰う機会が幾度なくあったのに、彼女らはそうしなかったので、疑いの余地なし。ついては今井さん=ソフィーと素直に推理してよさそう。
- [3P4c] 体中ボロボロというか、スネ毛のツルツル具合ばかりに目が行きます。ベーベベ兄さん哀れ。
- [7P6c] 「母ー母母」って小ネタが効いてます。
- [9P3c] 久々にWJで死の描写を見ました(回想・病死・寿命除く)。
- [11P6c] 華麗にスルー。まあ田楽マンってそんな位置だから。
- [13P1c] このコマの豆腐が凄く美味しそう…。
- [13P5c] 痛いのか!? それダメージあるのか!?
「さあ、次の季節(ストーリー)へ」って、BLEACHがやるから女子中高生がキャーキャー騒ぐわけで、同じフレーズをジャガーさんでやったら大爆笑間違いなしなのですが。つまりそれくらい笑いのポテンシャルを秘めたポエムなのですが。
先週時点では、新連載中で随一の高評価でした。のんびりとした話から一転して感動を呼び込み涙を誘う、上手いなあって感心したんです。…が。今週の微妙すぎる話の運びは、一体なんですか。いまいち物語のテンションが高まらないのは、若い女の子が登場しないって単純な原因じゃなく、主人公の目的が漠然としすぎているから? 鬼退治で旅して回るだけじゃ、目標点が薄くて読者としても居心地が悪いというか。もうしばらく様子を見れば、大きな目的が見えてくるのでしょうか。無口を守る鉄馬、この試合の強烈な泣かせキャラな予感がプンプンしますよ…。
トリック解答編。首吊りの重りにしたポリタンク、水がいっぱいになったら溢れるよ。死亡時刻のアリバイ作りで絶妙な時間をずらすより、ポリタンクが水から溢れないギリギリのタイミングこそ合わせないと、水浸しになって後始末が大変ですよ…。孤独を取り戻すために友を殺害した動機は先週で推測できましたが、まだかここまで動機をドラマ仕立てに描くとは驚きました。正ヒロイン・弥子の父殺害事件でさえ、動機なんか適当にスルーされたのに...。ボロのぬいぐるみがルゥランのロリキャラ演出ではなく、しっかり意味を持っていたことに関心。たった二話で、リュウギとルゥランの決別の重さを説明し感動を誘うまで持ってきましたね。構成のフットワークが良くお見事です。敵が毎回、単なる悪意の塊でしかないワンパターンさえ改善されれば、今後も見所は多くなるかも。ラストのカインに痛烈な寒気。次週、本気のカインに期待が昂ぶります。左手だけオーラが出ていると思ったら全身にオーラが出て、手塚部長だけはさっぱり演出が意味不明です…。ネタに困ったらジャンプお得意のコピー&ペーストってことでビッグバン投入。すべてが倍返しとか、やっぱり手塚部長だけはさっぱり能力が意味不明です…。血をだらだら流しながら戦い続ける木手さんでしたが、こいつのどの辺りが『殺し屋』なんだろうと終始疑問でした。最も、手塚部長の変態度合いに比べれば、木手への疑問なんて些細な程度ですね。
死神シドウ
シドウは死神ランクも低く、キャラ的インパクトも薄いので、早速死亡フラグが漂います。もう少しあくの強い性格出しても良いと思うんだけどな…。月にも海砂にも存在を知られないってのは一つの面白みですね。しかしシドウくんはどうもおつむが足りてないようで。自分のデスノートばかり気が向いて、目の前にある海砂のデスノートにどうして関心を寄せないの? 同じデスノートなんだから、不思議に思うのが普通だと思うんですけど…。
月
月は自身(新L)の信用と父の地位を失い、L殺害後の優勢位置から一気に後退。ニアに「あなたには何も期待できない」と煽られ「殺す」「はははいいざまだ」と返す月の負けず嫌いっぷりは相変わらず。ノート情報のニアの犯人情報と交換条件してNの正体&メロの手がかりを掴みましたが、相手側に優位性を譲りすぎてしまう月の態度には、この物語がそうまでして月を劣勢に追い込みたいかと、ご都合主義に感じてしまいます。主人公が劣勢にないとサスペンスが描けないし仕方ないんだけど、その細部を「仕方ないから」とスルーされちゃ説得力に欠けますよ。
ニア
SPKは四名を残し壊滅の危機。キラの影響力がここまで高い中、世界一の警察と軍の権限を失うのは痛いですよ。ニアが一人残れば頭脳的にはどうともなるけど、ニア一人じゃどうしようもない事態って多い。ニアもメロも、心を許せて人外な能力を持つパートナーが居ないので、今回のSPKみたく外装が揺らぐと、意外とあっけないですよね。その点、Lはパートナー・ワタリのバックアップがあってこそ、Lという世界最強探偵の存在になり得たんですよ。
メロ
今回の攻防戦で、一人優勢に立ったと思えるメロ。しかし早くも月&ニアに容疑者として睨まれます。その上、死神シドウにも追われるハメに。順当に言って、『死神界の穴(マド)』よりシドウとメロは合流を果たすのでしょう。これにより月が追記したデスノートの嘘ルールも発覚。あのルールが嘘だという情報が広まれば、月と海砂は再び、キラの最重要容疑者に浮上します。シドウの存在は一見すると、リュークとシドウの死神ドタバタ騒動に見えますが、実は月の立場を大きく脅かすダークホースです。
東城と真中の相談シーン。東城がやけに下着を隠す仕草を見せるので、遂に河下先生にも仏の良心が宿ったのかと感激したんですが、最後に裏切りのバック膝立ち。東城お前どんな驚き方したらそんな格好に転ぶんだよ。AV女優の素人演技みたいで激萎え。
西野と東城のクリスマスデート。クリスマスという一大イベントが、なんと半話分で終わっちゃいましたよ。今年は北の激攻もなくスムーズに事が運ぶと思ったら、一気に破談展開へ。もう読者全員が想像はできていたと思うけど、やっぱりこのダメ男センターくんは、西野のフランス留学の話なんてちっとも気にしてなかったのでした。西野の強い意見に、ラストコマのセンターくんのショック顔といったらない。超すっきりしました。このコマを切り取ってお守りに仕込んだら恋愛成就しそうっ!
今週一番衝撃的だったのは、雄斗の生着替えに無反応な真由。ただ無反応ならまだしも、直視し続け雑談まで継続しちゃうとは、この子かなりの場数を経験しちゃってますね。小学生にしてS女の頭角をメキメキと成長させます。スピードスケートよりもそっちの方の成長が楽しみで止まないよ。温厚な彼女が中高生となり、徐々に傲慢で高貴な女王様へと転向してゆく姿が、打ち切りの所為で見られないのは非常に惜しいでうs…。
- [1P5c] 1ページ目のこのコマにして、「ああ今回も天丼ネタの応酬だ」と察してしまう。
- [2P4c] ものすごく自然なトランペット笛のフォルムに軽く感動。
- [2P6c] 真面目に聞きすぎ!
- [2P7c] なんでやねん! そりゃいくら何でも途中で気付くわー!!
- [4P2c] ものすごく重要なことを一言で片付けてしまった…。今年の大河ドラマみたい。
- [5P3c] こんな落書きじみた少女・のイラストに萌えてしまったオレはどうすれば。
- [5P4c] のぶ身さん! アンタそれ覗きだー!
- [5P9c] なにこの真っ黒な展開。
- [7P4c] 微妙に何とも言えないリアルな太り方してるのぶ身母さん。もう何とも言えない痛々しさ漂うのはなぜ。
- 尾田先生
アニメ版も義経と一緒にちょくちょく観てるんですが、W7編に入って本編に追いつきそうなんですよ。オリジナルエピソードを詰める機会もなさそうだし…。かなりスルーされてしまったCP9vs船大工職人にスポットが当たるのかな? - 空知先生
神楽と総悟の毒舌っぷりがエスカレートしそうです。 - 西先生
アニメ化されてもいない、コミックスも一冊しか出ていないムヒョを待ち受け画面に使うヤツてどんだけマニアックやねん。 - 河下先生
つーか公衆でエロ漫画描いたら警察呼ばれますよ…。 - うすた先生
31歳にして、ぐだぐだ・無職・ニート・ダメ人間全開のネタを毎週お届けできてしまう鬼才っぷりには恐れ入ります。
先週・今週はかなり時間の限界を感じました。この先も今のような生活が続くなら、WJ感想は縮小させなきゃやっていけません。あまり義務感を背負わず、自分が楽しんでる気持ちを感想として残したい。