869. 先行感想 - ONE PIECE 第366話 「出撃!!」

W7編第二ラウンド開始。最終局面はいつも麦わら一味の独占場となるので、現状はまだ中盤戦か。三勢力が協力して同じ敵を討つ展開は、空島編と完全に逆のケースなのが面白いですね。この大パーティ、個々のキャラがどのような意味合いで活躍するか見物です。

ソドムとゴモラ
フランキー一家の専用キングブル、ソドムとゴモラ。「ソドムとゴモラ」といえば聖書にある淫乱と悪徳の街。神の怒りに触れ滅亡した都で、つーかぶっちゃけググったら大量に出てきました(全部受け売り!)。なんて神々しい名を、こんな無意味に付けてるかな尾田先生。キングブル達もフランキー一味シンボルの望遠メガネを装着しており、芸が細かいです。


チムニーとゴンベ
一見して、ただ好奇心で同行したようにしか見えないチムニーとゴンベにも注目。W7編序盤から登場するも、未だ素性が明かされないチムニー。彼女がエニエス・ロビーに同行した意味を考えると、ついに両親の謎が明かされるのでしょうか。一方のゴンベ、ウサギだか猫だか分からない生物ですが、こいつはもう深読みせずに、こういう生き物って認めた方がよさそうに思います。


大所帯
「おい そりゃ誰だ」「お前らだよ!!!」「おめェもだろ!!!」と二重ツッコミしてみたり、ルル&タイルストンの想像だにしてなかったリアクションなど、緊迫するシーンの合間を塗って大笑いさせてくれます。こうした”真面目になりすぎないところ”も、ワンピの良さなんでしょう。

ところでルル&タイルストンまで同行したことにより、パウリーの特別性がまたもや薄れました。以前にルフィがパウリーを認める描写もあったのでパウリー仲間説を推してるのですが、またもやパウリーが不遇です。

フランキーには必殺技名の有無で劣勢を強い。今回は船大工達の中でも特別性も失い。さらにはパウリーには海に出る理由もなく。ここまで不遇な扱いを受ける仲間候補もそうそう居ないですよね。パウリーさんホント頼んます、もっと読者の注目を引きつけてぇ!


ハトの奴
ルッチとの一騎打ちを望むルフィ。これを異議立てする者もなし。おそらく海列車でのセカンドコンタクトでも決着が付かず、戦いはエニエス・ロビーまで間延びするでしょう。スパンダムは小物っぷりからしCP9最弱ぽいので、やはりCP9最強はルッチか? 最強の迫撃をどう制するのか、力押しではなく多少のギミックも取り入れて(もっとゴムのパワーを増せば迫撃なんて効かないと思うんだけど)決着を付けて欲しいところです。


アクア・ラグナ
一行はまず、この大波をどう対処するか。正直ゾロが一人居れば大波だってぶった斬りそうなんですが、せっかくの大所帯ですから皆の見せ場になるんでしょうね。そんなことよりナミさんが子電伝虫を胸の谷間から取りだした件で、大波のピンチが迫ってることなんか真っ白になったんだ。ナミさんの胸元はドラえもんのポケット化。


T・ボーン大佐
ボーン→骸骨→貧相。だから決して見た目は強そうじゃない、怖いけど。騎士だけあって紳士ですよね。セリフがいちいち献身的すぎて面白すぎです。この人は素で自虐系の道を突き進んでそうだ。サンジとは騎士道たる紳士対決を期待したいです。でもサンジのそれはレディに対してのみ有効だからなぁ…。

で、侵入者の情報をCP9にも知られたのはマズい。海列車にはTボーンや給仕ボンゼ、新入りネロらも居るので、ルッチ達が自ら動くことは(ご都合主義により)もう少し後だろうけど。サンジはもとよりフランキー&ウソップを味方に付け、ロケットマン合流まで間を持たせることができるでしょうか?


おまけ
お題は「新連載の結束」で。
新連載の結束
現行最下層を独占するいちご・ミスフル・ユートの連載枠を奪取し、見事打ち切り回避なるか!? いちごが今にも終わり時で大チャンス。バラバラに戦っちゃ意味がねェ、さあ皆で真中を蹴り落とせ!!