858. 先行感想 - ムヒョとロージーの魔法律相談事務所 第21条「上陸」

待望二度目の巻頭カラー!

ムヒョロジのカラー仕事は「第14条 となり」のセンターカラーに次いで二ヶ月ぶり。二度目の巻頭となれば、現連載中ではリボーンの下、ユートの上といった位置づけになるでしょうか。

扉絵
『笑い合い、語り合う 友情という名の光を浴びて』とかもっともらしく言ってますが、この扉絵は本来なら、草野の立ち位置には円が居るべきなんスよ。友情という名の光を浴びて円を仲間はずれにした六氷、洋一、優ら。おまっ、おまえら友情を! 仲間を! なんだと思ってんだーッ!

魔監獄へ
魔監獄へは出張魔法陣シールで移動すると思い込んでました。きっとシールは魔監獄内部にしか張ってなかったのか。わざわざ律儀に船旅するとは何と不便。
ナナの姿はないですが、なんにでも頭を突っ込みたがるポジティブマインド・ナナ様なら、洋一を無理矢理説き伏せることでしょう。今編中盤で洋一と共に登場でしょうか。理緒がいれば色気要因は必要なさそうだけど…。

カリスマ魔具師
「カリスマ魔具師のリオ」こと黒鳥理緒。でましたピンポイント知的お姉様属性。堂々と自称で『カリスマ○○』を名乗る人ほど信用できない奴は居ません。『ババア』は否定しても『キモイ』は否定しない理緒様、自分のポジションわきまえすぎ。六氷の本を製本したことから、魔法律の本は完全オーダーメイド制のようで。

「キス魔」も大きな特徴だけど、きっと洋一にはキスしないよ。やましい心を鋭い嗅覚で嗅ぎ分け、エロスな人間は断固拒絶するに違いない。

優の性別
我孫子優は実は女の子だった件について。「優」って名前は男女どちらでも通用するから要注意なんだよね。D.Gray-man神田ユウの当てつけとしか思えません。

階級整理
魔監獄編に絡んできそうな人物を階級別に一挙整理。草野関連の誤りを訂正しました。

  • 【  執行人  】 六氷透(天才)
  • 【  裁判官  】 火向洋一(エロス) 今井さん(初の女性裁判官/死亡)
  • 【執行人補佐】 藤原さん(ペン忘れた/死亡)
  • 【一級書記官】 草野次郎(仮免)
  • 【二級書記官】 なし
  • 【  魔具師  】 黒鳥理緒(カリスマ) 我孫子優(見習い)
  • 【  一般人  】 ナナ(Eカップ) 前田さん(しがない監獄守さん)

加えて、前田さんに付き添う協会の者が二名。草野以外には「一級書記官」が未だ空席なので、彼らはここに位置するのか。正式な「一級書記官」が登場することで草野と等身大のよきライバル、もしくは理解者が登場すれば、それはそれで燃えシチュエーション。

「ビコさんのフダです」
「魔具師」は魔法律の階級でどれほどの偉さに位置するか不明。回想中、魔監獄最下層で裁判官の今井さんが「そう ビコさんのフダです…!!」と、裁判官が敬称付きで名を呼ぶほど。かなり高い地位を占めているとの推測も可能。しかし、今井さんが礼儀正しかっただけかも。実のところ実態が掴めません。

そんなこと関係無しに、理緒様は一向に偉そうな態度を崩さないと思います。なんたってカリスマですから。そんな高飛車な態度を一から調教してやr何の話ですか。

悪霊側も恐怖
地獄送りを仄めかされ脅された悪霊は、寧ろそうして欲しいと怯えます。「奴ガ来ル前ニ!!」「食われる……!!」と怖がる相手は、安直に考えれば円のことか。

舞台は最下層へ
ムヒョロジは、一つエピソードが長期化することを嫌う体質にあります。館内で要らぬイベントを起こさず、舞台を一気に最下層へ移したのも、それを意識してのことでしょう。優が自信喪失する理由、洋一の不安、理緒様が「キモイ」は否定しないわけなど、伏線目白押し。しばらくスリリングな展開が期待できそうです。

魔法律ジャーナル(号外)
本編「第03条 才能」の回でひっそり登場していた『魔法律ジャーナル』が紙面に飛び出しました。「カラーイラスト入りサイン入り色紙」マジ欲しいよ! 24歳独身男性にもなってこんな気持ちどうしようマジやばいよ! てなわけでオレもひっそり投稿してきますよこの企画。ラッキーなことに金縛り体質&霊感人間なもので、差し障りない体験談など書こうっと。

今後、魔法律ジャーナル(号外)のネタに全く触れない場合は、残念な子を見つめる優しい目でこの話題には触れずにいてくださいお願いしますマジでお願いします。

突然の新連載告知
コラネタ連投。お題は「突然の新連載告知」。
新連載告知
六氷執行人、予告広告をビリビリ破り捨てる。金未来杯のライバルが新たに二つも連載を勝ち取ったので、それは嫉妬じゃないのかと推測…。一号前で突然の新連載告知など、WJ史上初ではないでしょうか。武装錬金Waqwaqを切った原因は、新連載枠のためだったというわけ。

確かに新連載を投入して新しい風を誘い込むことは雑誌に大切なこと。かといって、連載漫画を未完成のまま打ち切りに追いやり、あるいは他雑誌に移籍させたり、そうした強引な経営手法もまた本当に大切なのでしょうか。漫画作品や漫画家をあまりに手駒扱いしすぎる体質が、このところ非常に目に余ります。その点、「選手ごときが」と発言したオーナー像とダブって見えるのです。

「ファンをなんだと思ってるんだろう」と意見するのはかなり行き過ぎなのですが、今の心境はその一歩・二歩手前レベル。人気、売り上げ、メディアミックス化、雑誌の色層など、様々な要素で打ち切りを決めるのでしょう。しかし、一度連載を始めたからにはある程度責任を持ってほしい。作家と漫画とファンの面倒をみてほしい。読者サイドから利己的なお願いを申し出たいところです。

はてな関連
はてなダイアリーのキーワード「ムヒョとロージーの魔法律相談事務所」に第16〜21条の情報、コミックス情報を追記しました。

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