834. 週刊少年ジャンプ - 19号

春の縮小活動中。

表紙
 アイシールド21が二号連続の表紙。以前BLEACHの二号連続表紙でやっていた”二冊繋げると一つの絵になる”仕組みを期待したのですが、今回は単品ずつの表紙で残念でした。
アイシールド21アニメ化情報
 アニメと漫画で、セナの顔にかなりのギャップ。一話&二話のアニメを見たけどヒル魔の声がもっすごい高い。違和感ありありです。しかも棒読みです。ヒル魔って「低い声のワル」なイメージだったから、分かってはいたけどガッカリ…。

健闘枠: ONE PIECE 銀魂 いちご100%
特集枠: なし

アメフトのために栗田のレベルで受験したヒル魔とムサシ。その心意気、熱いというか粋というか。アメフト以外を棒に振りすぎでは…。ヒル魔の脅迫手帳が入試前から健在だったり、マモ姉の風紀委員を目指したり、上級生組の各キャラを裏付ける描写は端緒でニヤリとできました。

ムサシのエピソードにいよいよメス投入。泥門のオヤジ成分と無精ヒゲ成分と男気成分を補充できるのはムサシだけ! レギュラー入りの期待も高まりますね。親父さんの登場で復学への足掛けも見えてきました。熱いオヤジエキスもとい家族愛で泣かせてくれそうです。

* 2(4) ONE PIECE
ミスG・Wの扉絵連載は「監獄へ行こう!!」ってことで、彼らがエニエス・ロビーに進み、本編とザッピングする展開がハマったら、と密やかな期待を抱いててます。

海列車の配陣
第6車両には代表者が居なかったので、ウソップとフランキーはこの車両か。第5車両のTボーンは”大佐”ってことでスモーカーレベル。第4車両のポンゼは”給仕+格闘家”で、W7編でのサンジの好敵手はここかな? 第3車両の”CP9新入り”ネロが最も気になる役どころ。今まで見せ場ゲージを貯め続けたサンジ、ここから見せ場一辺倒とは行かずとも、政府の計画を脅かす引き金を作るような活躍が期待できそうです。

肉と酒
肉でルフィが、酒でゾロが、CP9から受けた傷を塞いで完全回復させる暴挙に出るんですね。 「また肉回復か…」ファンのため息があちらこちらから聞こえてきそう...。

潮の引き
アクア・ラグナの高潮を言葉説明だけに止めず、ワンピ的科学でしっかり表現。現実にありえない事象を「漫画だから…」と割り切りで描くことなく、最低限の自然原理を持たせて、「グランドラインだからこそあり得るかも?」と世界観からも説得力を与える。自然科学のベースを説明付けて読者を納得させれば、自ずと世界に引き込まれ、感情移入を誘います。その一例として、今回の高潮表現はお見事。

肉や酒で傷が癒える不思議も、自然科学で納得させてくださいよ先生。

* 3(7) 銀魂
先週の銀魂
完全ギャグに特化した先週の話、長編のエイリアン人情話からのギャップも効いて大好きでした。特集枠の感想を用意したくらいツボに入ったのですが、先週の感想はUP出来なかったので今週改めて特集枠感想します。

栗子の話
エイリアンの流れから片栗虎の娘の話を一本被せてくるのは想定の範囲でしたが、冒頭で近藤さんの知ったかぶりリアクションにはホリエモンもビックリでした。

うんこ
うんこ漏らしてるのに上着を着替える意味無いよね!? わざわざ遊園地のTシャツに着替させる芸風は、ジャガーさんの遊園地デートとリンクしました。

Sだからこそ打たれ弱い
「Sだからこそ打たれ弱いの!」を土方が解説できてしまう点が、今話最大のポイントかも。総悟が土方に助けを求める演出で心ときめいてしまった腐女子さんが急増したのは確実の見込みです。空知さんあんた、これは狙ってやったろ。確信犯だろ。こんなトコまでわざわざ分析し、一定の予想点を弾き出す己の言及能力が恐ろしい。そしてキモい。このまま腐女子心理学も開講できそう。

観覧車
「観覧車っつったらチューするために作られたんですよ」まったくの正論です。オレも持論にあるんですよこのネタ。空知先生のセンスと被って嬉しいです。さすが生まれも同世代。観覧車でチューしないカップルなんて多分いませんよ。特に夕暮れ時の観覧車に並ぶカップル達。オマエら夜景楽しむかチュー楽しむかどっちかにしろよ? ってツッコミ入れたくなるくらい、チューするためのアツアツ個室空間です。どうせ夜景なんて一瞥せずに一回転して地上に戻ってくるんだろ! ※夜景ドライブも同意語。

お茶漬け土方スペシャルだ
空知先生、コミックスでは「土方だけはファン意識の所為でキャラが壊せない」とか言いながら、今週もボッコボコに壊してますよ。愛の戦士マヨラ13とか言わせましたよ。昭和グラサン似合いすぎ。

暁メンバーの指輪に刻まれた九つの文字がすべて判明。大蛇丸が居れば、巨大像の十本指にそれぞれの指輪のチャクラ(?)がはまったんですね。暁の指輪をはめたメンバー達が、巨大オブジェの指輪自体となる重複表現が面白いです。さて、再登場の鬼鮫さん、敵ながら礼儀の良さが際立ち好印象を残しました。4体1では鬼鮫さんの分が悪そう。ガイ先生以外は、ゼツの分身とやり合う展開か?

  • [2P4c] オーバーさんと顔が被ってる7区総隊長ファイン他、捨てキャラの臭いがプンプンするキャラ造形にびっくり。
  • [6P3c] 鼻血を垂れ流しながらトキメキ表情のブーブブ姉さんにクラっときました…。こういう、女の子が恋する表情に弱いです。鼻血垂れてても弱いです。
  • [8P4c] ディフェンスなのに攻撃してますよ!
  • [11P3c] ツッコミしながら状況説明までこなすデキル子! 今のWJ界にはピヨ彦とビュティしか居ません。
  • [13P2c] よりにもよって、女性キャラでありながら「わき毛神拳」でした。
  • [14P5c] ヒル魔、リボーン、総悟、藍染ネウロ…そしてブーブブ姉さん。WJ界にまた一人ドSキャラが誕生しました。

* 6(5) BLEACH
絶体絶命の緊迫状況では、ルキアのギャグも空振り必死か。一護の黒刀を指一本で抑えた藍染隊長の力には圧巻。一護&恋次も即殺に終わり、日番谷の面目も保たれ一安心。以前と違い、バトルがスムーズに決着して読みやすいです。

札や魔法律の効果は感情に左右される、霊は思いが強ければ記憶を維持できる、ナナは霊に襲われると毎回チラリズムなど、様々な設定事情が明かされました。特に一点目は以前にも指摘した内容。六氷が魔法律の天才とされる訳は、彼の性格と魔法律の相性にあるのかも? 六氷の今の性格は、そもそもどんな過去から派生したのか。六氷や草野の過去編はまだまだ焦らす気配ですが楽しみですね。ところで四谷先生、数字入りの名前は準レギュラーを想定したもの? WJお色気漫画の一翼を担うムヒョロジには、エロ小説家なんて美味しいポジションですよね。

俺達(わったー)読者には、不二の第4の返し球『蜉蝣包み』が一体どんな演出・効果を持つ球なのか分からないです。必殺技の演出は描かれないほど強い(※例:手塚ゾーン)法則により、第4の返し球は相当強い必殺技に分類されることは何となく分かりました。いいや、ほとんど何にも分かっちゃいません。田仁志様と同じく、沖縄プレイヤーは力を使い果たして負けるパターンが生まれてます。

新学年に入り、敵となるトマゾファミリーが登場。今週のマングスタ掘り下げは正直ネタが苦しかったですが、次週以降のルンガとパンテーラに期待させてください。個人的には彼女がパンチーラじゃなくて安心しました(すっげーくだらない…)。今週は奇跡的にランボが登場しない安全日だったのに、話自体が不発したように思います。良作になりうるチャンスを棒に振り、なんて惜しいコトを!

* 10(15) いちご100%
銀魂と同じく、先週はいちご100%も特集枠の感想を用意してました。初めていちご100%を褒め称える感想書いたのに、そんなときに限ってボツ。UPできなかったのが悔しい! 緊張感を含んだ面白い展開が続き好印象です(センターくんの態度除く)。

西野の独占欲再び
西野の独占欲が、中学時代に続き二度目の発動。だったらなんで、中学の頃より病気が悪化してる真中にコクるかなぁ…。寂しさ埋めたくて逆告白したんだろうけど、真中の身の振りを考えたら、こんな結末になることも予期できたはず。そして真中は、中学からマジでなーーーんも成長してないな! むしろ悪化してるからキミ。

向井の失恋
こんな形で向井が失恋するのは避けて欲しかった。真中には向井に優しくした責任があるんだから、真中の意図しないところで向井の気持ちを振るようなシチュエーションは、恋愛漫画としてズルイ。主人公真中があまりに綺麗なままで、これじゃ完全に逃げの描写なんですよ。しかも向井は、振られておいて「真中さんのこと悪く言わないで」って、どこまで都合の良い女だよ! それから、向井の無意味なパンチラに強烈な不快感。

東城を想う真中
西野と三回キスした記憶にはいちごリセットが発動した模様です。西野の気持ちを放置したまま東城の記憶を辿り、「今 キミにすごく会いたい」って、最悪すぎ。彼はどうしてこれほどまで、いろいろなことを中途半端にしたまま別の女の子に気持ちを揺らがせるのでしょう。実は真中には幼少の頃、今のように一人の女性に気持ちを絞れないような心的外傷を受けていて、次週からワンピースばりの真中過去編に突入するのでしょうか。

暴発2
元ネタはid:mezakuroさんの暴発シリーズより。


いちご100% 第152話「love drive」 15Pより

『まだ話してないことがあるの』
『今までどうしても言えなくて』
『でもこのままあなたを失いたくなくて』
はぁっ はぁっ はぁっ
東城『あたしは ずっとあたしは…』

〜ここまで真中の妄想〜

ガラッ(東城が教室の扉を開く)真中「え…」
東城、真中が下半身に手をやり机にうなだれる姿を目撃
東城(かああ…っ)
真中「え…と何 何か忘れ物でもしたのか?」



びくんっ


真中(ハッ!)
東城「忘れ物… うん 忘れ物かも……」
東城(ガク ガクガク)
東城が「かああ…っ」となるほどの逸物を披露してしまったセンターくんは、猥褻罪で捕まって地獄送りの刑に処させろ!

東城の告白
東城の遅すぎる告白に、次週真中の反応が見物です。応えれば西野を傷つけるし、振れば東城を傷つける。ここはゴンを見習って返事をせずに相手のフォロー待ちが一番無難かも。さすが冨樫先生、編集部の誘い(?)をのらりくらりと避わすテクにかけては百戦錬磨のプロです。

1508
この状況では、東城も真中も互いの番号を知る機会はなさそうです。二人の番号が一致しているのは、読者にしか知らされない演出か。

* 11(10) D.Gray-man
ノアにも愛嬌ある人間がいるのは面白いですね。ティキには護るべき存在イーズが居るので、アレンはその辺りから情に干されてまともに戦えなそう。ティキが腹黒キャラなら、アレンに渡したトランプは罠っぽい。でも裏表無い性格に見えるし、普通のトランプかな。銀の首飾りに彫られた『ケビン・イエーガー』って既存のキャラ? 新キャラ? 新章に入り、またどっさりと伏線が張られています。

弥子の紹介に毎週「女子高生」の説明が入るのはすごくあざとい。女子高生ブランドで人気が広がると思ったら大間違いだ! 3P目の賭成立で、ネウロに対して相手側の手が五本あるのはなぜ…? 女子高生を売ったり、女子高生をナメクジ呼ばわりし見下すネウロが素敵です。「そら這いずり回れ 粘液出して床を撫でるのがお似合いだぞ」って下りが強烈にエロス。力いっぱい抵抗する弥子もエロス! 受けが無抵抗だとそれはそれで面白みが無くなるんですよね、って何の感想だよ。

* 13(14) ユート
吾川が男と判明した途端「幸太」って名前を披露したのは、ほった先生絶対狙ってましたね。くそう完全にしてやられたァ! 教室で新たな仲間も登場し出し、この辺りヒカ碁の院生編を彷彿とさせます。修や真由など、彼らにも活躍のスポットが当たるのを期待。雄斗は第9話にして、回想抜きではやっと初の氷走ですよ…。超のんびりペース。これ、ほったゆみブランドじゃなければ、アンケ取れずに打ち切り路線では...

何気に人間型のキメラアント(ノミ使い)は初登場では。キルアがスナイパーの位置を特定する場面、完全にナレーションだけで補足説明が入る下りなどは某ギャンブル&麻雀漫画とダブって見えました。フリーダムの空気銃は、タコの頭を膨らませる仕掛け。「地獄を見たイカ?」とか言ってるから、タコじゃなくてイカ? キルアが特殊能力を見せずにどう勝つかがポイントなんですが、水中で一体多の勝負なら、土壇場で雷の念能力を発動させる妥協も出そうです。

* 15(-) 大泥棒ポルタ(読み切り)
最近の読み切りは泥棒ネタが流行なのか、「斬」を除き三本連続の怪盗モノ。タイミングの所為もあり、ここまで連続だとさすがに飽きます…。また、他に比べ主人公達が特殊能力を持たず、超人的ではないのも地味でした。普通なら好感持てる要素だけど、地味すぎて他に割を食った感が強いです。たいそう有名な大時計らしいのに、時計背面に印や時間の数字、装飾が一切見当たらないのもあまりにご都合主義。自然に時計傾いても誰も気付かないし、そんな時計無いよ! ポーラの甘い物好きも、特に伏線ではなく単なる性格だったのは、読み切りらしくないなぁ。

作風や画風のタッチが一昔前のこち亀に戻った印象。絵は特に後半が妙に荒れてました。オタク心に呼びかけ自供を誘う「刑事ネタ」。こち亀が警察漫画してるとすっごい違和感あります。あらゆる意味で原点追求ですか。その割には、全体的にネタが滑ってつまらなかったです…。

* 17(11) Mr.FULLSWING
普通に野球した方が面白いですから。ギャグパートは2ページまでに制限して下さい。凶賊星学園ディルチ監督のおかげでミスフルに久々の色気が出ました。十二支のマネージャ陣は蔑ろにされすぎですよ。たまに占いしてるだけだし、それマネージャの仕事じゃないし。鹿目先輩、いきなり満塁打を浴び、良いトコなしの仕打ちにも程がある。また泣いちゃいますよ鹿目先輩ー!

* 18(18) 武装錬金
ヴィクターと賢者の石、黒い核金誕生秘話など、本章で語られるべき謎が一気に解消されました。百年以上前の回想で幼女だったヴィクトリアが現世では未だ女子高生の容姿なので、彼女がヴィクターIIの可能性は高いです。ヴィクターサイド、カズキサイド、どちらももう一波乱秘めていますが、最終的にはカズキがヴィクター対策の手段を入手して合流し、そのまま収集に向かいそうな雰囲気です。

* 19(17) Waqwaq
第一話の対比表現だった先週までのサブタイで結末を迎えると予想しただけに、サブタイ変更はまず驚き。シオのヒーローらしい活躍の連続にはゾクゾクきます。願エネルギーをフリスピーみたく投げ返す力強さ、後の余裕ある台詞など、頼りがいに満ちた人物へ成長したのも格好良さの理由か。デスノ連載再開で終わりが見えるWaqwaq。次週最終回でも不思議じゃない?

不動くんの目立たなさ具合とジャガー父の最後のキメ以外は、やたらとネタが不発していた印象です。今回笑い所がなかったのは、こっちが漫画読むのに疲労して、テンションが落ちてるから笑えないのか。やっぱり漫画自体が不発なのか。感想に困る迷作…。

読者コメント
尾田先生… そうなんです。大人になるほど魚のうま味を覚えて、いつの間にか肉より魚にハマるんですよね。魚うまいっす。
西先生… 5/2はXデーです。書店にダッシュだ!
冨樫先生… 編集部はケータイのTV電話で連絡を取ればいいと思う。
藤崎先生… 多量のサプリメントで栄養補強するのは健康を損なう一因になるんですが…気持ちだけじゃダメ!


この時期、むやみに予定が入り、どうにも首が回りません。自宅PCに触れる間もなく就寝と労働を繰り返す日々です。一般の社会人感想主さん達は、いつどのようにWJ更新してるんですか…。今の生活が落ち着き慣れるまで、しばらくWJ感想は縮小更新でいきます。