770. WJ感想サイト管理人にありがちな光景
募ったネタを題材に「WJ感想サイトの中の人が主人公の漫画」を描かれる企画で、その完成がとても楽しみです。これを受け、ジャンプ妄想局さんも「ジャンプ感想サイトあるある探検隊」という記事を用意されました。頷けるネタも多く、さすが一流ネタ師のサイト様ともなればこの手の料理はお上手だなあ、と感心するばかり。
さて、自分もWJ感想の端くれで、かれこれ8ヶ月ほどWJ感想を続けてきました。したがってこの手のネタは大量に抱えてます。そのうちネタをまとめて紹介しようと考えてたくらいです。しかしながら、今回コマ斬り!のlxlさんが大きな企画を発案されたので、今回はこれに便乗する形で記事を用意しました。実際に同業者の方が「あるある!」と思って下さるかはさておき、うち一部でも共感して頂ける場面があれば幸いです。オレはよくこんな状況に陥ってるよ、ってコトで。
1. 購入に関するありがちな光景
全体的に「発売日早朝にコンビニでジャンプを買う人」をターゲットにしてます。社会人の方や早売り購読の方は、なかなか当てはまらないかなぁ…。コンビニを行きつけの店と置き換えたケースで考えてもらえれば幸い。
- 月曜AM2:00までには行きつけのコンビニに到着する
- ジャンプ購入の前には、大雨も大雪ももはや敵じゃない
- コンビニ店員全員の顔をすっかり覚えてしまった
- コンビニ店員の名前すら覚える域だ
- コンビニ店員もこっちの顔を覚えてるはずだ
- コンビニ到着時にジャンプが並んでないと、店員さんが猛ダッシュでジャンプを開封してくれる*1
- ジャンプの表紙を一瞥して、そのコンビニ店のジャンプ入荷数を予想してしまう
- ついついジュースやお茶を一緒に買ってしまう
- ついついスナック菓子を二袋も買ってしまう
- ジャンプを読み終えるに必要なジュースとお菓子の量は熟知してしまった
- 日曜夜時点で財布に千円札がないと、無性にハラハラする*2
- コンビニを去った後「今日も来たな、ジャンプの人」とか言われてるはずだ*3
2. 読中に関するありがちな光景
自分の素行をまとめるうちに、一般人との距離の遠さを感じてしまいました。一般人は絶対こんな読み方しないぞ。
- 一番最初に開くページは目次
- 一番最初に確認することは「HUNTER×HUNTER」休載告知
- 掲載順を確認し、WJ編集部の狙いをついつい深読みする
- 「テニスの王子様」がギャグ漫画に挟まれると、WJ編集部は確信犯だと勘付く*4
- 「テニスの王子様」がスポーツ漫画に挟まれると、WJ編集部の判断を疑う*5
- ジャンプ全体=一作品と捉え、連載順に読んでいく
- 好きな漫画から読む友人を見ると「若いな…」とちっぽけな優越感に浸る
- ジャンプを読む時は片手にペンを装備*6
- 漫画を読み終えると、コマの間や吹き出しなどの空白にメモがぎっしり
- 感想メモというか途中からメモがツッコミだらけになってる*7
- 読み終えたジャンプは男子高生がエロ本を隠すごとく厳重管理*8
- ゲーム広告、プレゼント告知、アニメ紹介記事、アンケハガキ……細部まで見逃せなくなった
- 脱毛やニキビなど常連広告が消えると「倒産した…?」と心配になる
- ジャンプを読み終えるのに4時間かかる*9
- ジャンプ読完後にインクで真っ黒の手を見てなぜだか充実感に得る
- 漫画を楽しむより感想のネタ探しを優先してる
3. 各漫画に抱くありがちな光景
お次は各漫画の感想を書く上で、それ言っちゃうと身も蓋もないよ的なエピソードをまとめてみました。こんなの暴露したら来週から感想書きにくくなるじゃないか! 自分の首絞めるだけでなく、同業者まで大迷惑だよ。
- 「NARUTO-ナルト-」の女性キャラから異性を感じることが難しくて困ってる*10
- 「ONE PIECE」でパンダマンを見つけると無性に嬉しいけど、文章で表現するのが難しく結局言及できない
- 「BLEACH」を「勢いを持ち込みすぎるバトル漫画」の代名詞として使ってしまう*11
- 「DEATH NOTE」でコラネタを考え出すと本編そっちのけになってしまう
- 「テニスの王子様」はテニス以外で楽しみを見いだそうと必死になりがち
- 「アイシールド21」は腐女子が妄想を抱きそうな場面を分析をするのが楽しくて仕方ない*12
- 「銀魂」「ボボボーボ・ボーボボ」「ピューと吹く!ジャガー」のギャグ漫画は感想表現が鬼門
- 「ユート」「魔人探偵脳噛ネウロ」など新連載は、褒めるべきか叩くべきか、周囲の感想サイトの空気を伺ってしまう
- 「家庭教師ヒットマン」はキャラの無駄出しを言及すれば無難に感想を終えられてお徳
- 「ムヒョとロージーの魔法律相談事務所」は乙女草野とDカップナナを言及すれば無難に感想を終えられてお徳
- 「こちら葛飾区亀有公園前派出所」は方言ネタが出ると無難に感想を終えられてお徳だけど非常にムカつく
- 「スティール・ボール・ラン」の感想にさすがルックスもイケメンだのワンフレーズを盛り込むと自己満足度が大幅アップ
- 「D.grayman」を叩きすぎると熱烈(神田)ファン達からの圧力が下りそうで恐怖に苛まれる
- 「いちご100%」は真中限定でバッシングすればファンから怒られなくて安心*13
- 「Mr.FULLSWING」をスポーツ漫画と認めたくない一方で、ギャグパートより野球パートの方が絶対面白いと思ってる
- 「武装錬金」が不自然なほど下位連載だと「今週落としかけたんだ…」と心配する
- 「Waqwaq」は展開の強引さを感じても「打ち切りだしな…」と同情する
- 「未確認少年ゲドー」の露骨なエロ表現はむしろ微笑ましい*14
4. 感想執筆に関するありがちな光景
ようやく本題に入れます。ビュティ「今までの全部前菜ーーー!!!?」ってツッコミ待ちしたいくらいです。
- 感想はお気に入りのエディタで書く*15
- ジャンプ辞書を常用*16
- ジャンプ片手に感想を書くと、いつの間にかジャンプの方を読み耽っている
- コラやネタ絵は早い者勝ちのネットバトル
- 掲載順に感想を書くので、後半になるほど電池切れになる
- 逆に前半の感想はエネルギー充填状態で、無駄に文量長かったりする
- ジャガーさんの感想に行き着く頃には、エネルギー枯渇状態で内容がスッカスカ…
- 感想執筆に6時間以上かかり、ハッキリ言って趣味の範疇を超えすぎてる*17
- 労力を時給換算するのが怖い
- だけど止められないのがWJ界隈の魅力でもある(って理由を託けてる)
- 更新曜日が遅くなるほどモチベーションが下がる
- 自分が感想を書き終えるまでファンサイトの感想を読めず、もやもやする
- PCがフリーズした時に限って、バックアップ取ってない
- 感想を書き上げた時に限って、サーバの調子が悪くて投稿できない
- 感想をアップした時に限って、大量の誤字脱字を発見してしまう
- 誤字脱字を訂正する時に限って、サーバの調子が悪くて(以下略)
5. 感想アップ後に関するありがちな光景
感想を書き終えた後にありがちなケースを。
- J-LINKSに拾われるのを確認するまでが試合だよ*18
- J-LINKSからのアクセスが激増してもコメントが少ないと凹む
- ネタ感想も売りにしたいのに、分析や考察ばかり持てはやされて凹む
- 感想を書き終えた後、他サイトの感想を読むことが楽しみで仕方ない
- 感想を書くため&読むためにジャンプを購入してるよな…と毎週実感
- 「ここには反響があるぞ!」と期待した部分ほど反応がない
- 自分より先に感想したサイト様とネタが被ると、申し訳ない気持ちに
- 叩いた部分に実は深い理由があると、申し訳ない気持ちに
- 褒めた部分が多くのサイトで叩かれてると、もうホントごめんなさい
- だけど改ざんしたら負けかなと思ってる
6. 感想サイト運営に関するありがちな光景
最後はサイトの運営自体に関するあるあるネタ。
- 感想サイトを運営する理由は「周囲にWJを語れる友達が居ないから」だ
- リアル知人のサイトバレを恐れ、こっそり運営してる
- いい歳してWJを購読するばかりか感想サイトまでやってるなんて…と自虐ネタに走るのがむしろ気持ち良くなった*19
- エロネタも腐女子ネタもすっかり耐性が付いた
- 実はそこまで立派なオタクでもないので、ディープな話題を振られると返答に苦しむ*20
- 2chや特定漫画のポータルサイトに晒されることが恐ろしくて仕方ない*21
- 毎週更新のネタが供給されるので助かる*22
- J-LINKSから多数の方に見てもらえる安心感がある
- アクセス数よりもコメント数が気になる
- ファンのサイトが自分の感想を言及してると感動する*23
- 最初はただ感想したいだけだった
- いつの間にやら自サイトの売りや内容の傾向、感想の方針などを真剣に考えてしまう
- で、色々考えた末、結局は「ファンとして感想を書きたい」って根本のテーマに戻る
- しかし「絵ネタが上手なサイト」「笑いネタが巧妙なサイト」「表現力豊潤なサイト」などを目にしてその度に憧れては、自分って何も無いよなぁと再び路頭に迷う
- 色々悩んで吹っ切って、また悩んで、そうこうしてると一年くらい経ってる
- 新参者の人に挨拶されて、自分はもう新人と名乗れないことに気づき軽いショックを受ける
- 安定した先輩サイトさんや活きの良い新人サイトさんに挟まれ、不安になったりする
- 感想サイトは沢山あるし、自分が感想書かなくてもどうってこと無いんじゃ…とか気付いてしまう
- 感想のコメントを頂くと、そうした些細な悩みや不安なんて一瞬でぶっ飛ぶ
- 自分の好き勝手でやってる感想にコメントを寄せて貰うことは、それほど重要なことなんだと自覚する
- 週刊少年ジャンプ感想界隈ってなんかすごい世界だと再認識
ネタ数が膨大すぎて、またも記事が長文に。各パートごとに小出しすれば、読みやすい量に調整できたんだろうな。それに、向こう一週間ネタには困らなかったハズ。しかしこの記事はトラバするので、相手様の御迷惑を考えその案は断念。
また新しいネタを思い付いたら、まとめて書こうと思います。
*1:[1-6] 既にジャンプVIP待遇。
*2:[1-11] 財布にお金がないと嫌な冷や汗が浮かぶほど。手数料掛かってでもコンビニでお金下ろすのが玄人。
*3:[1-12] 絶対笑い者にされてるよ。オレの場合だと「アイツいつも新製品のジュース買っていくな?」「今日はスナック菓子三袋だったぞ?」「腹減ってんじゃねェの?ゲラゲラ」とかも言われてるだろうな。めちゃめちゃ恥ずかしいよ。しかしそれもジャンプのため、身を削るのです!
*5:[2-5] アイシールド→テニス→ミスフル などなど...
*6:[2-8] 特にギャグ漫画などは初見で笑った場所に、笑った理由などをメモ。こうしないと自分の笑い所を忘れてしまう。その他気になること、感じたことは全て本誌にメモすることで、感想執筆時間の短縮を図ってます。
*7:[2-10] 週刊少年ジャンプはツッコミ能力開発雑誌だ。
*8:[2-11] もし他人に『週刊SnowSwallowジャンプ』読まれたら自害しますから! そんなわけで自分のジャンプが他人の手に渡ることはありません。
*9:[2-14] 感想を書き始める前は、せいぜい2時間半だったのに…
*10:[3-1] いや、困る必要はないよ!
*11:[3-3] 悪意はないんだけど…。
*12:[3-6] よく考えたら、こんなことオレしかやってないよォーー!
*13:[3-14] 西野をバッシングすると三日でサイト潰れますから!
*15:[4-1] オレはEmEditorを使用。皆さんはどんなエディタ使ってるのかも興味あります。
*16:[4-2] オレは使ってないですけど、便利なんでしょうか?
*17:[4-8] オレは7〜9時間掛かってます。WJ読書時間を含めると12時間以上。うっわ一日作業やん。
*18:[5-1] 感想を書き終えJ-LINKSを眺めては「やっと今週の皆さんに仲間入りできた」と安堵のため息をつくのです。
*19:[6-3] このド変態めっ!
*20:[6-5] 一般人と比べたら十分オタクだけどな!
*21:[6-6] 対応するの面倒だし。晒された分だけサイトの寿命も縮みそう。
*22:[6-7] 更新を追い立てられて焦る、ってのは実はあまりないです。