673. 第02回 - 我が父 清盛

昼ドラ並のどろどろ展開、どろどろ設定に我が身は恋い焦がれてしまいます。否応なく期待してしまう。男のくせに”昼ドラのどろどろさ”が超大好きな性癖を持っているSnowSwallowです。

本日放映第二回。先週の予告は「次回予告」でなく「番宣」だったのですね。まだまだ幼少期をひっぱってくれます。タッキーこと滝沢秀明ファンには申し訳ないですが、オレはこのまま5話くらいまで幼少期で伏線てんこ盛りして引っ張って欲しい派。

そうした人間にとってこの第二回は、これ以上申し分ないほど期待に応えてた出来でした。手放しに素晴らしいと評価したい。

以下、いくつかのシーンに分けて感想箇条書きです。


幼少・牛若(神木隆之介)の周辺を描き、今後キーとなる人物を続々登場させたドラマ前半。

  • 源氏とか平家って1159年あたりの話だったのね。
  • 幼女・うつぼの生足に萌えた大きなお兄さんは多いんだろうなぁ、と客観的に思いました。ちなみにオレはお姉さん趣向なもので、こういうの全然ときめきません…。そもそもそういうドラマじゃない!
  • 五足(北村有起哉)にちょこちょこと付いていく牛若。その姿がめちゃめちゃかわええ…。
  • 無口なスキンヘッド・烏丸(高橋耕次郎)は、実はかなり良いキャラしてそうだと予想。(以下妄想)アレだ、きっと烏丸は口数は少ないんだけど根は他人を思い遣れる思慮深い奴。自分が認めた人間には忠義を果たすタイプなんだよね。最初は幼少牛若をやりすぎなまでに厳しく扱うんだけど、紆余曲折あって幼少・牛若が命危ぶんだ時、この烏丸が身代わりになっちゃうんだよ。致命傷を受けた烏丸は無傷の牛若を見て安堵し「牛若…おまえが、生きてて何よりだ…ごふ」とか言っちゃって、普段無感情な烏丸が感情を露わにしながら最後の言葉を饒舌に語っちゃうの。そういう泣き袋(※視聴者に感動を誘い涙させるための伏線の意、今後の感想にも頻繁に出てくるSnowSwallow語なので覚えておこう)が序盤の盛り上げ時にいかんなく投入されそうだ。そんな五足&烏丸のタッグ登場でした。
  • 竹とんぼ作りを通して、清盛と牛若の間には実の親子のような絆を生まれる。


時子と常磐のディープな確執をまざまざと見せつけたドラマ中盤。

  • 時子(松坂慶子)と常磐稲森いずみ)の間には既に大きな確執。特別扱いされる常磐と牛若の扱いに加えて、息子達二人は牛若と仲良く遊んでるし。時子には相当ストレスがたまってるぽい。
  • その時子さん、重盛の妻・経子(森口瑤子)、時子の妹・滋子(なのかな?失念です)を引き連れ、常磐についての会談。どろどろした女の密会こわー! 昼ドラ成分! 昼ドラ成分!
  • 清盛の弟・盛国(平野忠彦)さんも、美しい常磐に目を付けているご様子。男性陣も負けじとどろどろの浮気模様を描こうとします。そんな張り合い方ってないよ。
  • ついに清盛の子を身籠もった常磐。(多分)6年掛けてようやくの子ですか。
  • 清盛の妻・時子は、常磐へさらなる恨みを重ねる。
  • 第二話をここだけ取り上げても、ものすんごいどろどろしてる。オレの中で「義経」は昼ドラ並みのどろどろ大河ドラマと認定されました。主婦層に大人気間違いなしっ!


幼少期、兄弟のように育った宗盛くんと牛若くんの友情に亀裂が入ったドラマ終盤。

  • 牛若の親友・宗盛くん、陰陽師の占いに頼って父・清盛の怒りを買う。この出来事に、宗盛は「自分は父に嫌われているのではないか」と疑心する。
  • 屏風に落書きした牛若を叱るどころか、様々な教えを諭す清盛。宗盛くん、自分と牛若に対する余りの待遇の違いに怒り震える。
  • き、きたー! 「幼少期の牛若vs宗盛どろどろ伏線展開」きちゃったー! オレこういう展開、めちゃめちゃ待ってましたっ。
  • 宗盛くん屏風に八つ当たり。石をいくつもぶつけて屏風に穴を空けます。屏風伏線が完成しました。中盤以降、第40話辺りで使ってくれるのかなぁ(妄想)。今からわくわくわく…。
  • 清盛の宗盛と牛若に対する待遇の違いを、妻・時子はあんまりだと直訴。一方の清盛、実の息子・宗盛に今後の平家をまかせることの頼りなさと、常磐の息子にして源氏の血を引く牛若をもののふとして認めていることを告白。
  • 清盛の決意。常磐を七条の屋敷から出し、一条の家に嫁がせる。さらに常磐と牛若を離別させる意を表明。
  • 一条長成蛭子能収)はなんだか陽気な人。容姿も雰囲気もサザエさんのノリスケおじさんみたい。これからオレ、一条さんが出てくるたびに「ノリスケおじさん」と呼んでしまいそうです…。
  • 牛若は清盛を実父だと思い込んでます。ますます主婦受けしそうなどろどろ昼ドラ設定。なんだか熱いぞ、すごーぉく熱いぞ義経!!
  • 「これからは一条様を父と思いなさい」「清盛様のことは忘れなさい」母・常磐の言葉に戸惑い、受け入れられない牛若。7〜8歳の少年には切ない仕打ちです。


今期の大河ドラマにはしてやられました。そこまで大きな期待を寄せていなかっただけに、「昼ドラ風」にアレンジされたこの義経物語は。まさに”ロケットスタート”ですっ飛ばされたような印象。次週も超・期待!!


追記。今週の義経感想は放映終了30分ちょっとで仕上がった。こうした「早感想」を売りにすれば、先週少し触れた「このブログ感想の売り、SnowSwallow色」といったものが見出せるかも。しかしその分、新選組!感想の頃にやっていた歴史的な検証と比較だとか、過去の話との伏線分析など、考察としての感想はかなり適当になる予感。

当分は過去話との比較も必要ないし、しばらくの間は早仕上げ感想を売りにするとして、中盤以降何をしようか。うーん…。