588. 週刊少年ジャンプ - 01号

新年明けましておめでとうございます。

って早すぎだっつーの! 12月に入ったばかりなのに、もう新年号が出る違和感。いや、出版サイドの事情とか一応知ってますよ。でも違う、そんな大人の事情を少年達に押しつけるのは何かが絶対違うんだ!

ジャンプの掲載順位について、WJ感想の(自称)盟友id:u_mu:20041207さん及び、その元記事となったid:n-b:20041207#p2さんが言及されてました。一応、毎週の感想では掲載順も確認していますし、せっかくなので自分も混ぜて下さいな。

オレの知ってるジャンプの掲載順位噂話について。

  • 掲載順は人気順で決まる(小学校6年生あたりから噂で耳にしました)
  • 掲載順の序盤は、小学生層をターゲットしている(中学生で気付きました)
  • 掲載順センターカラー前後は、中高生層をターゲットしている(中学生で気付きました)
  • アンケート票の回復、編集部サイドの再売り込み、コミックス発売
  • 筆の遅い作家は掲載終盤に落とされる(独自判断)
  • 締め切り間際の投稿は、出版体裁の都合から最終枠に回される(ネット情報)
    • 今週の武装錬金(唐突に掲載順が落ちたので、可能性が高い)
  • 固定枠の存在
  • いまいち扱いに苦しく打ち切れない漫画は終盤をキープ(独自判断)
    • いちご100%(漫画以外の映像化、ゲーム、グッズが売れている模様)
    • シャーマンキング(TV化、過去の人気を引きずり、長期打ち切り回避の待遇処置)
    • ブラックキャット(別連載漫画の大量打ち切りに助けられ、ずるずると…)
  • 作家優遇(過去に長期連載で人気を得た作家は短期打ち切りを避ける可能性が高い)
    • 現状では、以下を打ち切ってしまうと掲載漫画数が足りないので保留の感がある
    • 未確認少年ゲドー(応援してます、がんばって!)
    • WaqWaq(打ち切られるほどのレベルじゃないはず…)


噂のものもあるし、独自判断で決めつけているものもあります。鵜呑みにしないで欲しいですが、この分類が全く当たってないわけでもないと思いますよ。昔は「打ち切りレース」にも興味がありましたが、今はそういう好奇心も失せました。読み切り二本載るのが当たり前になっているWJで、これ以上打ち切りレースしてどないすんねん! ってね。

表紙
 新年1号は一周年となったDEATH NOTEデスノ表紙にしてはあっさりコピック塗り(だよね?)。でも、LLコンビや海砂以外のキャラが表紙に載っているのは新鮮かも。まだ一年しか経ってないこの漫画。本当にめまぐるしい展開だったなァ…。
次週巻頭カラー
 デスノートが巻頭カラーを飾ったその翌週は、銀魂が巻頭を飾る法則きたー!! 今回で三度目か四度目です。もはやマーフィの法則だ。明日使える無駄知識トリビアだ。「三角形の外角はそれと隣り合わない三角形の二つの内角の和に等しい」級の有名な定理にしてやる!(無理!)
チームG59上! いただきストリートSP
 「エーコFF9より)」の格好はなんてハレンチなんだ。隠すべき場所だけを隠さない斬新なコスチューム!(※コスチューム! はネイティブに切れ良く発声すること) PTAが抗議したりしないんでしょうか? 個人的にはこの衣服にコートを着せて、周囲は分からないけどオレだけは分かってるんだよ風の野外デートしたいところだ。
チームG59上! 義経
 「那須与一」の格好はなんてハレンチなんだ。隠すべき場所をたくし上げるなバカヤロー! ショタを狙ってるのか、いや顔は美形なんだし、うう…これって女子受けするわけ? 太股ー!はぁはぁ! とか乙女達が言っちゃうわけ? 小畑さん、この新境地を切り開けるか注目です。
チームG59上! 新選組群狼伝
 だーかーらー山南さんを出せっつってんだろ!!!11! こうして今週も、新選組ファンの声は届かないのであった。
赤塚賞選考結果!!
 「萌え萌え燃えさん」には、選考というかマジ閃光が走ったね。「見てええぇぇーーーっ!」ってこっちが見てみたいよ、この漫画。あーあ、来週あたり誰か原稿落としてこの漫画を読み切りに当ててくれねェかな。
貸与権
 漫画化にも「勝手にレンタルされない権利」が成立したんだとか。漫画喫茶もこの部類にはいるのかな? 一昔前のカラオケ並に増えたもんねえ、そういう類の店。

健闘枠: DEATH NOTE ONE PIECE アイシールド21
特集枠: なし

1(8) DEATH NOTE デスノート
 先週のラストシーンをカラーで焼き増し。視点が変わっていたり芸が細かい。そして見開き二ページ分の扉絵が凄まじい。塗り込みが味わい深い人物絵や、背景の煌びやかさがもはや漫画化ではなく芸術家の域です。…ただ、カラーに終われ時間がなかったのか全体的に背景が真っ白。小畑さんの漫画で白背景が続くとクォリティが落ちて残念な気分になります。少しは休まれた方が…。
海砂の危うさ
 聡明なLLコンビを前にして、馬鹿な海砂がどこまで嘘を突き通せるか。ここはもう紙一重の域。ほんの少しでも怪しい点があれば、たちまち推理されてしまう危機感。ここからの海砂の扱いは、大場さんのさじ加減一つで様々な展開が考えられます。
● 積み木ならぬ積み角砂糖に夢中のL
 様々な推理と議論を繰り広げながら、無意識的に夢中になってるLの積み角砂糖。読者の視点も、無意識にその角砂糖へ目が行きます。あっ、ようかんがすごい姿に。ええっ、角砂糖積み過ぎですよLさん。うわ、角砂糖そのまま食べちゃった。うわ、今度は二個同時に食ったよこの人。そして結局大量の砂糖はコーヒーの中へ。糖尿病で死ぬ前に事件解決を願います。月に「糖尿病で病死」と書かれませんように。
● 火口=第三のキラを確証する方法
 海砂の携帯録音だけでは証拠不十分。火口が宣言した「犯罪者裁きを止める」を実際に確認できれば、LLコンビも火口のキラ説が信用に値すると。その際、奈南川に裏を取ることが必要。
海砂の言い分
 今週の海砂はどうも言動が幼稚というか、あまりに考えが足りていなさすぎで、読んでいてイライラさせられました。事の重要性に気付かず「ミサが結婚するのはライトだよ」とか、いちいちのろける場面が痛々しい。先週とのギャップが。
● 火口確保の賛否
 火口がキラだと分かればその時点での確保を主張する月。対して、キラの殺し方が分かるまで火口を泳がせたいL。火口を捕まえても、月や海砂の時のようにキラの能力が他へ移ってしまう懸念を抱いている。しかし、Lは考えを巡らせた末、「火口相手なら性格心理分析を見ればやりようはある」と若干路線変更。火口がキラだと確定したら、その時点でもう少し考えたいとLが月の主張に歩み寄った形となった。
● すごいよウエディさん
 「まだ五人しか家に入ってないけど」とか言っちゃってる。三堂、奈南川、火口の家は普通のセキュリティじゃないらしい。火口はともかく、三堂と奈南川は確かにそういうところに金を使ってそう。あとは親のコネ関係もあるのかな。
● Lの目論見
 「キラが外で私たちの目の前で殺しをしなくてはならない状況」を作るという作戦を組む。具体的なアイデアの骨組みは完成した。しかし、こうしたアイデアが事を為す前に紹介される場合、ほぼ100%綺麗に成功しない。サスペンスモノとしてあまりに面白みが掛けるし、今までのデスノートもそうした作りになっていた。Lが考案したこの作戦、次週以降どのようなハプニングが発生するのかが楽しみです。
● 「殺したことを覚えてますか?」
 夜神月はキラだった、キラ能力は他に渡った、キラの記憶を忘れている。Lはこの三大前提を月に突きつける。つまりLは、死神やデスノートの存在に気付くことなくこの三点を嗅ぎつけているわけだ。さすが世界一の探偵さん。
夜神月の意志
 三大前提の元、月の中のキラ能力が他に渡ったのは、月の意志か第三者の意志か。その問いに月は、「その前提なら夜神月の意志だ」と。Lにここまで勘付かれてしまうのも、月の計画の範疇なのだろうか?
● おかげでスッキリしました
 Lが上記の質問を投げかけ、月から正直な回答を得た。これにより、「今の月にはキラの記憶がない」ということをLはほぼ確信してしまった。Lの「夜神くんおかげで99%スッキリしました」の発言が意味するところは、つまりそういうことだ。この事実を勘付かれたのは月にとっても重いぞ。
● 松田さんの決意
 いや、2〜3日いるってば! ないと火口=キラって断定できないっしょ! お前は前半の話をしっかり聞いてろよー!
2(2) NARUTO NARUTO-ナルト-
 なんと全六話ですか。前置きだけに三話使ってしまったので、これは確かに上手く納まるか心配ですね。次週救出編。五話で戦闘編を向かえて危機に。六話でカカシは仲間を失い、オビトが死ぬ間際に誕生日プレゼントとして螺旋眼を貰う。って筋書きでしょうか。それにしてもリンの影が薄い…。
3(3) ONE PIECE
 ゲダツ様、番頭って気付いちゃった。次週扉絵漫画、(色々な意味で)感動のフィナーレ!と予想。
サイファーポール
 先週の感想で分からないままにしていたので、今週はCPの名前元ネタ調べました。そのままで拍子抜け。サイファー(=暗号)ポール(=警察)と和訳して「諜報機関」を連想させているようです。
● 1P目
 なんと一部屋11人を全員フォローした大コマ。まずは読者に位置関係を把握させます。某戦闘漫画だか救済漫画だかも、こうした演出の親切さが欲しい。
● それぞれの思惑が交差
 ついにロビンと再会するルフィ一行。CP9メンバーと直面するパウリー。ルフィとパウリーを確認して愕然とするアイスバーグ。沈黙のCP9。そしてCP9の正体に気付くルフィ達。それぞれの立場・思惑も初期段階で把握させられます。
● ルッチ豹変
 先週恐らくリーダー格であると述べたそのルッチさん。「突然で信じられねェならアイスバーグの顔でも… 踏んで見せようか………!!!」すっかり悪役。えー、あなた仮にも世界政府の人間なのに。まるでそこいらの悪役海賊と同じやないですか。ちょっとガッカリだな。CP9は彼らなりの正義をかざして独自の路線を進んで欲しかった。正義と正義のぶつかり合いとか、熱いのに。えーー。
● パウリー爆発
 「ちゃんと喋れんじゃねェかよ!!!! バカにしやがって!!!」「何でお前らが………!!!」は名言だ。回想しながら『ボタ ボタ…』とか音が出てるから、涙流してるのかと思っちゃったよ。血かよ。今週のちょっとした回想だけでこの鳥肌演出。パウリーの本格回想が始まったら、オレはどんだけ泣かされるんだって話ですよ!
● 六式
 人体を武器に匹敵させる武術。空島編ではマントラという能力が出ました。マントラは心の波動を読み、それにより相手の思考を辿る能力でした。悪魔の実以外にもそうした独自の能力が出現しはじめていますね。六式(なに気にまた数字ネタ)、マントラ共に、『人界を超える技』と言えます。なにやらその辺のキーワードは、今後深く掘り下げられそう。とりあえず覚えておいて損は無し。
● 六式は六つの技
 「鉄塊」「剃」「指銃」が登場。名の通り推測すると、六式とは人体を六つの武器に変化させる技のようですね。残り三つが気になります。以前カクがルフィに放った「嵐脚」、カリファの移動手段「月歩」もおそらく六式。たぶん残りは一つ。六式を極めているのは(おそらくロビン以外の)全員って事なのかな。みんな同じ技使うのか…。
● 「私の願いを叶える為よ」
 先週ロビンの心理について深く掘り下げましたが、やはりその辺りの考えに沿っています。つまりロビンが政府に荷担するのは自分のためで、政府も利用しているにすぎないと。政府の正義や、おそらくは「プルトン」なんてのもどうでもよくて、ロビンが求めているモノは別にあるんでしょうね。さあ、ルフィ一行に戻ってくるフラグが立ちました! …W7編終わってから12巻後くらいに。
● 臨戦態勢
 CP9はカリファ・ブルーノ・カクが足止め体勢。対してルフィ一行、なななーんとナミさんが三色テンポを手に持っているゥゥゥッ! アバラスタ最終決戦時から全く利用されていないテンポ。今回は使ってくれるのか! ナミさんの天候知能戦が見たくてたまりません。いやむしろそのミニスカで暴れて欲しい。もちろん何があっても絶対見えない路線で。お願いしなくても尾田先生はそういう路線の人ですが。
● そしてウソップへ繋がる
 立ち去るのはロビンとルッチ。二人はフランキーの元へ向かいます。そのフランキーは、メリー号&ウソップの元へ。更にここでサンジ投入でしょう。ここで一旦戦闘と追走を挟んでのCP9第二戦、さあどうなる。楽しみ。
4(1) ムヒョとロージーの魔法律相談事務所
 うん面白い、いいんじゃないかなこの路線。先週は本編感想を捨てひたすら作風を掘り下げましたが、第二話になっても絶賛した点は崩れてません。物語自体もなんだか古くさいんだけど、草野(ロージー)の「いいひと」心理的な活躍も見せるにはこのくらいの人情路線が必要か。草野の成長と六氷の過去、それぞれ楽しみにして読んでいこうと思います。好印象なので応援モードに切り替わりました。
5(7) ボボボーボ・ボーボボ
 サンガリアマッチなのに結局外野のボーボボを使ったり田楽マンを使ったり、ガッカリしました。先週に引き続き二週連続ガッカリ…。キャラは豊富に居るんだから、そっちを有効活用して欲しいのに。「融合戦士」の登場によりなんだか蔑ろにされてしまったソフトンさん。ソフトンさんファンの身としては、こうした展開はガッカリの上にガッカリです。融合戦士でも歯が立たないこの戦い、来週こそはお願いしますよこの役立たずうんこめ!ソフトンさんッ!
6(10) アイシールド21
 おそらく年内で終わるであろう巨深ポセイドンとの一戦。ずいぶん引っ張りましたが、ついに試合が始まりました。
● 加速するチアガールバトル
 デビルバッツのチア衣装が以前よりも萌え度を狙った形にレベルアップ。悪魔の羽とか尻尾とか付いちゃったよ。パタパタ。次は悪魔のヘアバンドが付いたり、悪魔耳になったり、衣装が黒のレザーになったり、スカートの丈が短くなったり(これは関係ない)するんでしょうか。は、はやくクリスマスボウルが見てみたい…!(違った意味で)
● 「なんだもはやコスプレだな…」
 言っちゃったー!!Σ 美味しいトコ取りで今週のMVP。
● ポセイドンの水町
 どうもファンタジーに描かれすぎな気がしてならない水町。「なんか予想外な子いるよ!?」と驚愕したり。このムキーンチアガール、来週以降も絶対出演するねっ!
● 小結のデモストレーション
 こっちもこっちでファンタジーに描かれすぎのような。こんなに人を持ち上げられるなら、重量挙げの記録も塗り替えてしまうし。
どぶろく先生
 あわわ……。
● 「アメフトの強ぇ方が勝つんだ」
 ヒル魔のアメフト名言、久々に聞いた気がする。ここのところヒル魔は目立ってないんですよね。五分五分と戦いと踏んだヒル魔、何らかの秘策を用意していそうです。
● HUT!!
 水町vs小結の初接触、さあ勝つのはどっち!? ここは小結でしょう。先制を小結が取って、これを二回目から水町に反撃される。試合中に小結がもう一回りアイデアを使って、水町から再勝利を奪う、ってなんだか王道なスタイルを予想しておきます。
● ところで
 この試合、泥門に初の故障者が出るらしい(かなり以前の巻末予告より)ですが…。故障なら、やはり靴関係の原因と踏んでいます。どうなるのか心配。
7(5) 家庭教師ヒットマンREBORN!
 ディーノ×ツナで一晩過ごしちゃいました(最悪な表現)。今週はディーノと獄寺・山本とを絡めた、男前キャラ大放出の腐女子うはうは系物語。だけど、今週のようなノリは大好きだなー。ツナは結局「死ぬ気弾」がないと無力で、今後彼の中の何が開花してボスに成長するのかが心配でもあります。山本の天然っぷりと、獄寺の久々の活躍でお腹いっぱいです。次週は…まだディーノ編やるんかい!
8(6) D.Gray-man
 新章突入。なんか次は長くなるそうです。始まりと終わりは締まりが良いんだけど、中盤はひたすら中だるみしてしまうこの漫画。とても心配になります。今週の雰囲気や展開は割と好印象に感じました。新キャラの掘り下げも自然で、ラビの人間性には魅力も感じました。アレンの左目が使えないことが、ここまで心理面の不安を煽るのか。意外な展開となりました。さあいきなりの戦闘か。もういきなり位置関係も時間感覚も何もかもが状況不明です! さすがは勢いのグレイマン様、やったね!
9(-) デビル・ヴァイオリン(読み切り)
 『エンジェル伝説』大好きでした。主人公のキャラ設定が丸パクリです。そればかりかヒロインの納得の仕方、相手の恐がり方やセリフ、怖がらせてしまうプロセスまで似てる。似てるというかほぼ同じというか。このキャラ設定さえもう少しどうにかしてくれたら、本題の内容については楽しめたと思うんですよね。
10(11) 銀魂
 ひどい。何が酷いって、id:ioliteたんが常々漏らしてたけど、アシスタントの描くエキストラの絵がひどい。こいつ、空知さんの絵に似せるとか、そういう努力や工夫が全く感じられない。アシスタントが他人の漫画で主張してどーすんだよ。萎えまくった。本編のギャグは、銀魂にしてはまあ良しのレベル(平均値)。服部さんも出てきて、この忍者は地味にレギュラー化なんでしょうね。痔のネタを神懸かり的な展開にまで昇華して大笑いさせてくれそうな予感。とにかくアシをなんとかして。
11(12) テニスの王子様
 トーナメント表出たー! 字だけで味気ないですね。id:Matsuriさんが立派なトーナメントAAを作成してくれました。ついでに大会結果も出てます、やったね! 番外編で引っ張ったもう一人の主人公と当たるのは準決勝。マジでか。あれだけ引っ張って決勝対決じゃないのか。そんなに重要なのか立海て。…いや、まあいいや。今更内容に突っ込んでもねぇ。顔見せと修行の回の印象でした。各キャラの修行が数コマで完了しちゃう。あっけない!
12(13) Mr.FULLSWING
 魔球XXの解説が「カーブとシュート一球で二度美味しい」「実態は一つに決まってるんけどな」(←あ、顔文字が入ってない!!)とかちょっと納得いかない。いつも魔球にはそれっぽい理由を付けるのがミスフルのいいところ(?)なのに。今週は数ページに及ぶギャグがなかったので、すごーー…ーく読みやすかったですよ! これからもこの調子で、ギャグページを完全カットして欲しいところ。
13(14) こちら葛飾区亀有公園前派出所
 スーパー幹事しすぎだ。8人の3泊旅行に3兆円の予算。「3超円ね」ってニタリと笑う中川がものすんごい金持ち顔! お金を捨てないと次にいけない設定とか、空想としてすごく笑えた。前回の貧乏旅行とセットで、アニメにしやすそうなお話です。落ちの持っていき方も自然でお上手でした。
14(16) いちご100%
 まあ皆さんの想像通り収録オチってことで、さすが一週間ごとに好感度がリセットされる漫画です。斬新なのは、好感度をリセットしてるのは真中の方ってこと。女の子側の好感度はずっと累積されてます。すげえぜ真中、おかげで男女間の感情の温度差がどんどんインフレしてる。美鈴が泣いてしまうとか良いところもありつつ。唯の扱いがものすごい蔑ろだったり、西野の登場で東城の告白が無効化されたり、この漫画(むしろ真中)は本当にやりたい放題だぜ!
15(-) HUNTER×HUNTER ハンター×ハンター
 旅団メンバーの能力を次々とお披露目。今まで触れられてこなかったフィンクスやフェイタンの念能力も、今シリーズで完全披露してしまうようで。最も楽しみなのはシャルナークバトルですね。もう一段階隠し球がある模様。知能の高い彼なので、どんな戦略で魅せてくれるのかついつい期待してしまいます。ボノレノフがゴム紐人形みたいになっていてピンチです。どっちかっつーとこれでボノだと理解できてしまう調教完了済みのWJ読者達が大ピンチ。助けて!
16(15) 未確認少年ゲドー
 読者コメントより「言い忘れましたが前回より第四部「不思議」編に突入しておりました…」って、ええー!!Σ そういうのは先週言おうよ! 打ち切りになるんじゃないかとビクビクしてたオレの心労は一体っ…! やはり漫画枠に余剰がないのか、ここまで追い込まれても打ち切りは回避されたようです。DNA解読能力から「生命」と「生物」の違いに発展させ、ためになるお話を解説してくれました。ファンタジーでなく生物学事実を使って、さりげなく読者を勉強させながら物語に組み込む。岡野先生はこういうテクが上手すぎです。でも生物でない生命体も意のままに操ってしまうわんにゃんくん。キミはウィルスも操ることができるっつーことですか。そんなバカな!
17(17) WaqWaq
 終わりを急ぎすぎな印象があるのですが、打ち切り勧告が入ったのでしょうか。防人アランが頭の切れてすごく良さげなキャラだと思わせたら、今週で一気に撃破されてあわわ…。残念なのは、アランの属性が漫画的に分からなかったこと。角を投げただけだし。『残る護身像は4体!!』とかいう煽り文、そりゃあまりにも仮面ライダー龍騎の劇場版じゃねえか!
18(9) 武装錬金
 原稿落としかけたんですね、なんとか載せられたようでお疲れ様です。先週時点でセンターカラー付近まで上昇を続けていたので、突然のこの位置は本意ではない可能性が高い戦部戦は、なんと意外にもパピヨン接触パピヨンも強いんだけど戦部も無敵すぎる。戦部渾身の一撃が痛々しくて衝撃でした。一方で、パピヨンの弱点を見つけた斗貴子さん、先週から疑念と分析が続きます。しかし、これだけ盛大に戦ったら、近辺に潜んでいるカズキ達もこの戦いに勘付きそうな気がするんですが。


巻末ページもリニューアル。川柳がなくなって『THIS WEEK JUMP CALENDAR』なるものが新設。これ、一週間に二曜日以上予定が分散すると載りきらない気がする。総評として、先週に続き230円分のクォリティーは保たれていました。ジャガーさんが笛メンテナンスだったのは残念でしたが、読み切りさえしっかりしていれば悪印象に傾かないようです。