1719. 2008年夏コミ・オフレポ! - その8

夏コミ3日目の様子をレポートします。長かったオフレポシリーズもこれで書き収め。


単身で夏コミへゴー!

実はこの日、自分は初めて単身でコミケに参加することになりました。目的は三つ。

まあ見事に、ジャンプ感想界隈でお近づきの方々へ媚を売りに行ったわけです。今後ともよろしくやってくださいヘコヘコ、みたいな。実のところ、一人であのコミケへ足を運ぶなんて思っても見なかった。

オタクイベント大嫌いだった数年前の自分に、今の自分の姿を見せてやりたいね。人と人との結びつきは、好き嫌いをも超えるってことでしょうか。まあ、ムーさんと仲良くなっても納豆嫌いは直りませんけど!

長時間並ぶのはご免被りたかったし、挨拶意外に主だった目的もなかったので、午後一時すぎに会場到着予定を目指してゆっくりと準備。近所のコンビニで氷柱とウェダーインゼリーを20個購入。自分の脳裏には、一日目の合同頒布イベントの絵図がこびりついていたので、このくらい必要だと思ってたんですよ。


波乱のおっぱいスペース

一時間ほどで会場に到着し、すぐさま西館のおっぱいスペースへ。ものすごく恥ずかしいおっぱいの巨大POPが飾り立てられていたので、スペースは難なく発見できました。机上には「LITさんの百合本」たまごまごさんの「淫漫王」とおっぱいクッションが居並びます。え、おっぱいクッション? 狂っとる…。

たかすぃさんが店先にいななかったので周囲を見渡すと、通路側で女性を口説いてました。ちょっと奥さーん!! とりあえずオレは、会話が一段楽するまで待機してようと脇道によけてぼんやりしてました。そういえばシータさんとも待ち合わせしていたし。

するとそこへタイミングよく、シータさんと、マサユキさんと、カームさんと、山岸さんと、いずみのさんが個別に集まってきました。別に待ち合わせたわけでもなく自然現象的に。なにこの怪奇現象……。おっぱいに魅せられた戦士達が続々終結するとは。さすがだな、たかすぃさん。

一日目でもお会いしたいずみのさんとは、直接の接点がなく積極的に対話できなかったのが心残りでした。それなのに、同じく接点のなかった山岸さんとはものすごく喋った気がするのはなぜでしょうか。初対面のカームさんからはお名刺を頂戴しました。きよさんに続き、ハヤテ界隈は名刺がブーム?

自分はてっきり、おっぱい本は壁サークルだと思い込んでいたんですよ。売り子も10人程度を想定していたので、大量の差し入れが余りました。ウィダーインゼリーなんて荷物になるだけなので、臨時に集合したよく分かんない集団で10秒チャージパーティを催しました。狂っとる…。

たかすぃさんに挨拶しにきたのに、なぜかたかすぃさんとはほとんど喋らず移動することに。この時はすぐに戻る予定でしたし、たかすぃさんの会話もそこそこでいいかと思っていたんです。それにあわよくば、オレが8年間憧れの存在であり続ける『一流ホームページ』のゴトウさんと偶然接触して、偶然サインを頂戴する予定でしたからね。人はそれをストーカーと言います。

あいばさんと遊ぶ会

ここからはシータさんにお願いして、二人で会場を回ることにしました。こちとら初の単独侵入で心細かったので、シータさんのテキパキとした行動が非常に心強かったです。同時にムーさんへ、何かやましい行いをしている気分になりました。なにこの気持ち悪い背徳心。

東館へ移動してあいばさんのサークルへ。あいばさんは美人のお姉さん二人と両手に花で売り子やってました。なんてこった…。オレはさっきまで男だけの集団でゼリーパーティーしてたってのに、あいばさんはナチュラルにゼリーパーティーしてるじゃねえか…! チクショウ……!(セクハラ発言です)

さっそく差し入れをお渡しして、新刊(本とCD)を購入させていただきました。その後は、差し出された抑汗シートをキッカケに、昨晩ランク王国で観た抑汗剤の話題で盛り上がったり、ずっと気になっていた「せっけんの香り」とやらを始めて体感したり、ものすごく世間話でした。

もっと…。もっとこう…。あいばさんとしかできない、あいばさんならではのクリエイティブな会話を…。インタビュー的なノリでさ…。そういうの一切なかったですね。自分は前日もあいばさんと遊んでいたので心残りはなかったですが、シータさんを含めた蒼蒼組としての評価だと、これはもう三連敗といわざるを得ません…。果たしてあいばさんからぶっちゃけトークを引き出すのは誰だ!(急募)


東館ショッピング

あいばさんのスペースで30分ほどお世話になったあと、そのまま東館でショッピング。主に、10〜6年ほど前から個人的に観覧&お世話になっているオリジナル創作サークル系を回りました。別段知り合いではないのですが、積年の思い出は想像以上に膨らんでいて、どのサークルの本も現物を手に取る度、「実物の本が目の前に!」という感動に打たれました。

その後はシータさんと「ジャンプのエロ同人誌探そうぜ!」みたいなノリになって、エロといえば世間的にはToLoveるじゃないの? という下りからその手のサークルを探しました。

ところで、シータさんからお勧めされたToLoveる本は、後で調べてみたら昔よく交流してた人のサークルだったという新事実発覚。ともさん、すごく、お久しぶりです…雪水です。ずーっと昔にオフ会でもお会いしたこともあって、今回はエロ同人誌を挟んでニアミスするという強烈な再会を(一方的に)果たすとは。人生ってよく分からん!


しまざきみさえさんを囲む会

今回の挨拶回りで一番の大穴だったのが、みさえさんのサークルでした。当初はそこまで長居する予定もなく、昔話でも交えながら挨拶できればいいなと思っていたのです。ところが実際は、コミケが終了して後片付けして電車で帰るまで、ずっと一緒でした。

主にはニコニコ動画の話を中心に、「ムーさんを見習ってもっとクリエイティブにならんといかんよね」「でもムーさんみたくいきなり頂点・完璧を目指す体力はないよね」的な話題をずっとずっとしてました。ここには書けないような裏話も満載。

ニコ動のお話は、オレはそこまで詳しくなかったので、半分は危機に徹していました。ですが、シータさんとみさえさんのここでの会話がキッカケで、自分としても新規に取り組んでみたい創作意欲がもりもり沸いて、実に有意義な時間と空間を共有できました。

この会話とは全く関係ないところで、オレはものすごくジャンプ感想を書きたくなりました。最近みたいに、突発の気まぐれ形式ではなくて、キチンと持続的に毎週書ける感想を。時間のリソースを考えると全感想は不可能だけど、少しだけでも書ける範囲で書きたいという意欲が沸きました。


おっぱい回帰

十年来も同人界に身を染めるみさえさんがテキパキと素早く後片付けを済ませた後、おっぱいの様子を伺いに戻りました。たかすぃさん曰く「今回もノリで刷りすぎた」と仰っていましたが、蓋を開ければなんと完売! すげえ! 『打ちジャン』の倍の量を簡単に売りさばいちゃうとは…!

後で聞いた話だと、たかすぃさんの呼び込みは相当ユニークで、一般参加者の皆さんはすべからく振り向きおっぱいを求めてきたらしいです。確かに、入り口に入るとすぐにおっぱいのPOPが見えて、呼び込みセンスのお上手なたかすぃさんの腕を持ってすれば、注目を浴びることも容易いハズですよね。

オレも一種類くらいは聞きたかったです。今度は「たかすぃさんの呼び込みボイス集」をCDに出して売ればいいと思います。あるいはガチャポンで売ってる、ボタンを押すと萌え声を発するアレを改造するなどして。あるいは、例えばネットラジオとかで再現してほしいなあ。(それはすごく恥ずかしいだろうけど)


帰路へ

締めの挨拶もそこそこにして、大雨の中帰路を決意。帰りもシータさんとみさえさんの三人で、国際展示場駅まで歩きました。折りたたみ傘はシータさんしか持ってきてないという、なんとも気合の抜けたダメっぷりを露呈してお恥ずかしいばかり。差し入れ20個をカバンにつめるため、傘は選抜メンバーから外しちゃったんです。完全に裏目に出ました…。

帰りは秋葉原に寄って同人音楽CDを買い漁る予定だったのですが、豪雨で心が折れたので直帰することにしました。シータさんも池袋で買い物を考えてたみたいで、晴れてたら一緒にショッピングしたのになあ…と残念な限りです。

この三日間で最多登場のまた大井町駅、今度はシータさんとみさえさんのお二人とお別れ。お二人ともに、ジャンプ感想以外のコネクションが生まれましたので、コレが今生の別れとはならないでしょう。今後が楽しみですね!


オフレポも感想です!

今回のオフレポは、なにより自分のために書いてた印象です。一年後やら十年後、今夏の思い出を振り返れるように。記念写真のアルバム製作に近い作業ですね。いわば書き起こし記録。

それからつくづく思ったのは、オフレポってのは思い出の感想なんですね。個人の思い出を感想する分、他の誰からも共感されにくいし、こんなのチラ裏でやれよと書いてて思いましたよ。

ですが、オフレポってのはよく考えたら特殊な日常を綴った「日記」なんですよ。別段、日常を綴った「日記」と区分けする必要はないとも思います。リトルバスターズ的表現を用いれば『どれも等しくダイアリーだ!』ですね。いや、これだとミッションに失敗してるけど!

「日記」ってのはつまり、日常を感想する行為だったのかと、このオフレポを通して初心に帰れた気分です。