1654. オトコなら、そのロマンボタンを押してみろ!

この世には、むやみやたらに押してはいけないボタンが、確かに存在するのだ。

  • 合衆国にある「核ミサイル発射」ボタン
  • 学校にある「非常ベル」ボタン
  • 男子トイレにある「ビデ洗浄」ボタン

ここに「上島竜兵の背中」を加えることで、『絶対に押してはいけない四天王』が完成する。いいか、四天王だけは絶対に押すなよ! 絶対だぞ?

一方で、それを押さねばならない状況とは、不可避にも訪れるものだ。押してしまえば、悲しい結果しか生まないのに。だからこそ、こんな大仕事はオトコたちが背負うべき業なのだ。心を鬼にして、優しさを殺してでも、時が満ちればソレを押さねばなるまいて!

ソレを押さねばなるまいて!!(挨拶)

前回までのあらすじ

男子トイレのウォシュレットに君臨し続ける「ビデ」ボタン。オトコなら誰もが恐れ、触れられたこともない闇の機能。その謎に挑むべく、ついにオトコたちは動き出した。いつか、母なる大地へ安心して、『Mystic Unknown(未知なる神秘)』を開放するために――


男子「ぐわっ…また、暴れだしやがった…クッ…」
ビデ「その綺麗な顔を吹き飛ばしてやる!」
ウォシュレット「ジャーン! ジャーン! ジャーン!」(伏兵)


検討空しく、ビデ洗浄の破壊力になす術もなく倒れゆく仲間達。一人、また一人と、仮説を立てては散ってゆく。だが、このまま引き下がるのはオトコじゃねェ! 精神的な意味で下半身をビショビショにして盛り上げるまで、オレたちは立ち向かうのさ。男子諸君はビデプレイで、レッツ☆ウォーター!

フフッ、押しても駄目なら引いてみろ、ってね?(女子諸君がどっ引きの模様)


ロマンボタンという概念
以前のエントリ以後、男子諸君の中にも、果敢にレッツ☆ウォーターしたビデ勇者がいたと思う。何しろオトコにとってビデボタンはロマンだ。オトコに生まれたからには、押した押さないで苦悩に悶えてみたい。そう、これはただのボタンではないんだ。言うなれば『ロマンボタン』なんだ。

核ボタンを押せば世界中が大迷惑。非常ボタンを押せば学校中が大迷惑。でもビデボタンは、誰にも迷惑をかけない。完全密室に事態を収められる。そんな代物を、ごく秘密裏に押せるだなんて…。ヒャッハー! 考えただけでゾクゾクしてきやがるぜぇ!!

だが、冷静になって考えてほしい。ビデ洗浄は、男子にとって未知の領域。オタクにとって渋谷の領域に等しいとされる危険地帯だ。敵を知らずに近づけば最悪、命(タマ)も奪われかねない。

キミは知っているか? どの位置に、どの程度の水温で、どれほどの威力で、どのようなアーチを描きながら、それは放たれるのか。そう、敵戦力はまったくの未知数…!!

もはやロマン砲と冠するに相応しいそれを、面白半分で弄ってみるだなんてとんでもない。下手を打ち、ロマン砲にあらぬ奇声を上げた日には、社会的な意味で大怪我を負ってしまう。

ここで改めて痛感しておきたい。我々は、まだまだ敵を知らねばならない段階なのだ。


ロマンボタンの誕生秘話
そんな中、ある筋から思わぬ形で有力情報を得た。我々は目を疑うことになる。id:fouさんの、この説に…。

「男のビデはやおい穴用」説に一票。

――これだ! これ以外に考えられないっ! パーフェクト!

だってこの説、穴らしい穴がどこにも見当たらない。もとい、やおい穴しか見当たらない。あちゃー、こりゃ早々に決まっちゃいましたねー。

あるところに、女科学者がいました。彼女は「オトコにはヤオイ穴が別途存在する」と信じきっていました。その科学者は己の信念を滾らせます。長い長い月日を経て、オンナのロマンはついに完成の日を迎えました。そう、『やおい穴の洗浄機能付きウォシュレット』の誕生です。誰か止めてやれよ。 〜闇の機能、誕生秘話〜

男子トイレのウォシュレット設計者は腐女子科学者説だ!