1553. 週刊少年ジャンプ - 42号

土曜日発売のジャンプを金曜夜に購入できました。けれど三連休は普段以上に忙しく、いつも以上に感想のスタート時期が遅れる矛盾。昔は即日、感想を仕上げていた気がするんだけど…。どうやれば、そんなスピード投稿が可能になるのか、昔の自分に弟子入りしたい!

 
 表紙はこち亀30周年記念。銀魂いわく『マユゾン』の主人公達。許斐先生はこの祝杯のために復帰したとか? Dグレの星野先生、これでも十分がんばった方だよね…うんうん。あまり違和感のない斬、村雨くん、エム×ゼロは、もっとハッチャけて欲しかったなあ。矢吹先生の逃げ手は上手いというか、小狡いというか。でも、唯一ヒロインキャラを使った勇気は称えたい。
 個性の強そうな漫画家の皆様を口説き落とし、見事、マユゾン一色に染め上げた集英社編集サイドに拍手を送りたいです。冨樫先生がいなくてよかった…。

健闘枠: ONE PIECE 家庭教師ヒットマンREBORN!
特集枠: みえるひと

復活を希望するキャラクター大大発表会!! の巻
 秋本先生にとって『純粋なジャンプ読者』はアニメから入ったこち亀ファンの位置づけなのかもね。ならばなおさら『初期のこち亀』がいかなる様式か、読ませて欲しかった。一位の戸塚、二位のダメ太郎を使った短編漫画の方が、ファンもよっぽど喜ぶのに。「つまらないから消えた」のではなく、秋本先生が飽きたか、ネタ切れか、時代に合わなくなったか、存在を忘れたのいずれかと思う。星逃田は登場するだけでサービスカットなのね。「ポロリもあるよ」のポロリシーンみたいだ。
100人両さん大暴れ の巻
 「パレートの法則」と「100人の村人」の合わせ技による、理知的スタイルのこち亀。いつものこち亀を代表するような秀作だ。特別感を装わず、普段と同じ雰囲気の短編をしれっと一話掲載する秋本先生が素敵すぎる。巻頭カラーの企画は無い方が、好感度はずっと高かったと思う。
 本編と関係ないけど、100人の両さんを性格解析した図で、M字眉毛が格好良い形に分岐していたのが気になった。それ何の意味があるの!? って、無意味なシーンに熱心なこだわりを垣間見た。これぞ職人芸だなあと感心しきりです。

* 2(1) ONE PIECE ワンピース
扉絵がどんどんマニアックに。来週はホワイトベレーの人達と予想。

意外と楽勝っぽい乱戦
フランキー、ロビン、ナミ、ゾロの4vs100による乱戦は、実質そんなに時間経過がないと脳内補完しておこう。多分、バトルロイヤル開始からまだ2分くらい。W7編に入ってから実質3日目という事実に目を向ければ、実は10秒も経ってないかもしれん。

攻撃面の説得力
ルフィの新技「JETガトリング」は、単純に「JETピストル」を連打した威力と見受ける。現状、ルフィ最強クラスの速度&攻撃力だろう。『ギガント』でダメージが蓄積していたルッチへ、JETガトリングがまともに入ったのだ。これがトドメになったという説得性は、アリと言えばアリ。JETが「鉄塊」を破る例は、ブルーノとの一戦で既出だし。

このJETガトリング、ウソップの声援を後押しに気力で放たなければ、今のルフィには扱えない、高難度の必殺技だったかもね。「JET」と叫ぶシーンで心臓部に集中線が入った(?)のが、少々気掛かり。

防御面の説得力
でも肝心の防御面は、さっぱり説得力ゼロ。だってルフィ、最後より冒頭の方が明らかに死にかけてますよ! 声援とか気合い云々で耐えうる破壊力なのか、六王銃って。せめてダメージ軽減のアイデアを考案し、六王銃を破ってくれなきゃ。むしろルッチさんは、尻尾まで活用して「最大輪六王銃」を放つ創意工夫が見られる。格上ルッチの方がアタマ使って攻撃してるんですが。

ゾンビパウダー
今後、強敵の必殺技が凶悪な威力を誇っても、ルフィはゾンビだから無敵という理由で勝っちゃうよ。それを考えると、「氷河時代」や「ノロノロビーム」等、身動きを拘束する技って、ルフィと相性良かったのかも。

* 3(5) BLEACH
BLEACH両さん探しだけ、どうしても見つからなくって。10回も20回も見返したけど見つからなくって。とうとう諦めて、久保先生が両さんを描かなかった理由とか、勝手に考案し始めた。

  • 久保先生は自分の作品をアートと思ってるから、己の芸術作品を両さんに汚されたくない
  • 両さんの顔は己のポエム性に合わない
  • 久保先生は作家同士の馴れ合いが嫌いなんじゃね?
  • そうか! 扉絵の「雨」が両さんのつもりなんだー!

ものすごい偏見から、散々酷い理由を考えた挙げ句、最終的に両さん発見できました。 今すぐ久保先生に土下座したい。だいたい『超こち亀』で久保先生は秋本先生に寄贈してるじゃないか。アニメでも銀魂と馴れ合いまくりじゃないか。一人だけ企画に参加しないとかあり得ないじゃないか。人間の現実逃避って、時にものすごく身勝手だなあと思いました。

どぶろく先生が借金まみれだった理由、ものすごく理解できた…。だけどヒル魔はあまり心配を寄せていないので、きっと大丈夫なんだなこのオッサンって楽観視できる。ヒル魔の2千万て、これラスベガスで稼いだのかなあ。資産家の家庭で育った(だからアメリカ慣れしてる)という大穴伏線もあり得る?

原尾「なんだあの化け物は!」は、笑い所じゃないだろうけど、悪いと思いながら爆笑してしまった一コマ。自身を『二流』と告白する場面も、「そこは三流と言わないんだ!?」とまたも笑いがこみあげる…。真剣なのは分かるだけど、ズレてるのか傲りなのか。もちろん、番場や原尾が心を入れ替えて練習に取り組む真剣さは、すごく伝わってきたよ。同時に、死亡フラグにも似た切ない感情に苛まれてしまったけれど...。

必死に努力を積み重ねても、熱い友情パワーを培っても、しょせん「才能」「天才」の前には一片の情けもなく蹂躙されてしまうのが、アイシールドの良いところだと思う。だから、努力した側の苦悩の声、悲痛な叫びが、リアルに読者の感情を揺さぶるんじゃないかなあ。ひたすら弱者・敗者の心理にスポットを向けるICのドラマ性は、数多あるスポーツ漫画の中でも新境地だと感じます。

脇役同士の白熱戦は、引き続き盛り上がり持続。修行編は放置して、この一戦に集中したいくらいだ。角都は手出し無用の口約束。並のバトル漫画なら「一気に仕留めろよ!」と猛烈なツッコミ所だけど、角都と飛段に限っては、二人の関係性がじっくり描かれたおかげで納得感がある。

飛段の能力は『不死身』と『ダメージ共有化』という凶悪コンボ。『ダメージ共有化』には儀式が必要で、「陣を描く→対象の血を舐める→陣に戻る→あ あれはクラウザー様の公開処刑だぁ!」で呪いが達成される様子。ちょっと前にやってた、事前30分の儀式も含めての忍術だと予想。

クラウザー様は不死な上に、攻撃すればアスマの命の危機さえある。これ以上の深追いはあり得ない! …と思う反面、シカマルもアスマも、未だ『とっておきの必殺技』を披露していない。アスマ的には、首を跳ねれば殺せると思ってるので、相打ち覚悟で風遁の術を披露しそうだ。もう一頓着、逆転に次ぐ逆転劇が起こる予感はします。

HALはピラミッド=原子力空母の乗っ取りを、ヒグチは電子ドラッグの改良を、敵勢力が異なる二つの攻勢に乗り出した。過去の事件と比較しても、HAL編のボリューム感は二倍相当じゃないかな? 冒頭の弥子のモノローグ「ある意味で世界を救ったかもしれない」ともリンクしてるね。ネウロが第三のスフィンクス(=ヒグチ)を攻略する間に、オズワルドは奪われるのか? 目下戦略組み立て中の笛吹さんが、思わぬ活躍を見せるのか? 今後は、笛吹さんの小さな言動に気を遣いながら読み進めたいところ。

「…(ヒグチが逆に操られることと、)あと一つ危惧していることは…」
「それでもなお(海外逃亡できないよう国内封鎖を完璧にしているので)我々の方が有利だということ」
「それが逆に怖いのだ(春川の頭脳なら、この程度の対策は先読みできるはずだから)
「国内は徹底的に調べているし 港や空港で国外逃亡もチェックしている」
「春川がどれだけ事を尽くそうが…」
「最終的に奴か コンピュータを確保できれば それで我々の勝ちなのだ(※春川の安否を確認できていない)
「明晰な頭脳を持つ男が…」
「そんな危険な状況に身を置くか? (※春川に国外逃亡の打開策があると疑心している)
「…何を考える春川? まだ何か…」
「自分を護る手段を用意しているというのか…?(※スフィンクス、ピラミッド(原子力空母)、春川の意識を電子化=HALの存在、などなど?)

今のところ、「あと一つ危惧していること」は「原子力空母オズワルドの略奪」を想定していないと予想したい。

粘写失敗
マーモンの粘写「cd」はイニシャルで、その正体はChrome髑髏。器となる肉体に囚われず「魂」が本体の六道には、『名前』の概念すら薄い気はする。名前に仕込んだアナグラムにも目を引いた。(「クローム髑髏」→「クロウムドクロ」→「ロクドームクロ」→「六道骸」)同一人物なのに「六道」「クローム」と二つ名前があると、感想書きにくいよー…。

霧の守護者
そんなクロームは、正体不明の『霧の守護者』にうってつけ。単純にクロームの中の人は六道という解釈でいいかな。以前は少女に避難していたけど、紆余曲折あって、最終的にクロームに行き着いたと。六道が肉体に定住する基準が不明確なので、その辺を補って頂きたいところ。また、ご丁寧に眼帯付けてる理由から、クロームは六道の転生体説(成長早!)も有力ですね。

ミニスカバトラー・クローム
天野先生は過去にハルのパンチラを描いた経験があり、リボーンは『下着が見えそうで絶対に見えない寸止め漫画』ではないと判断できる。しかしながら、星野先生は作中でロードをパンチラさせたし、『特定人物だけ絶対にパンチラしない限定ルール』を信じたいところ。まだまだ希望は失いません!

ローム髑髏はパンチラキャラなのか? ノーパンチラキャラなのか? SnowSwallowの注目点は最終的にこの一点へと帰結します。

六道骸の正体案

ファン投票の意識実験?
ファン投票で人気を集めた「六道骸」が「Chrome髑髏」に容姿を変えても、以前の人気を維持できるのか? 霧の守護者バトル以上の見所だ! ファン意識が「外見」と「中身」のどちらにあるか実験してるようにも思え、面白い試みですね。

ガッポンガッポンファイター
 「ラバーカップ」ではなく「ガッポンガッポン」と名付けた大石先生に、同じ庶民として親しみを感じずにいられない。ネーミングセンスで心を抉られ、一瞬でファンになりました。ネタの内容も、全部に理不尽さが漂っていて、あとはもう、ガッポンガッポンファイターがカッコつけるだけで愉快。あんたそれ、「ガッポン ガッポン」ってやりたいだけでしょ!
ツンエロ委員長
 DNAのアナウンスは、バカップルと共通する「クサイセリフ臭」を感じた。伸珍の新月面が描く放物腺は栄光への架け橋ですか。
カップCAN YOU CELEBRATE?
 たもっつぁんが雑誌で防御する様が、だんだん「これは死んだクリリンの分!」のオマージュに思えてきて、ものすごくツボにはまった回。バカップル拡大編で、初めて心から笑えたかも。

* 9(16) D.Gray-man
星先生は漫画を主観的に描くきらいが強い。今週も一読だけでは難解な描写が多かった。あるいは、映像だけでの状況解説を狙っているのか。情報の中に雑音が多すぎて解読が難しい。何度も読み込むんだけど、脳内の血中酸素が欠乏してフラフラしてくる。もうオジサンだから、頭がついていかないのかなあ…。仕方がないので、自分なりに解釈した読解内容ことをまとめてみる。

【今週のあらすじ】
伯爵はリナリーを箱舟に拉致した。しかし他のエクソシスト達も付いてきたため、面倒になって全員消滅させる方向に作戦を変更した(※としか思えない…)。

ノアの箱舟」はロードの手によって、その全機能を「引っ越し(ダウンロード)」することに成功していた。ダウンロードは残り三時間程度かかる。箱舟は、ダウンロードが完了した箇所から次元の狭間に消滅する。(※「カット&ペースト」と表現した方が正確なんだけど…)。

一方、ブックマンらの目前に突如出現したキューブ状の箱舟。パズルピースの空を割り、奥から巨人形態のアクマが30体弱も出現する。フロワ元帥はゴーレムを箱舟に向かわせて、覚悟を決める。同刻、出口が見つからず途方に暮れるアレン達。彼らの元に声が届き、鍵を握る手が出現した。

最後の鍵を持ってる手は、フロワ元帥はゴーレムなのかな。あるいはティムティムの擬人化だったりして。煽り文『この声の主は…!?』って、漫画で声の判別とか不可能ですから!

* 10(4) 銀魂
こち亀30周年企画のネタ作りで、担当やアシスタントと雑談する内に、思いの外話題が広がって、連鎖的に面白いネタが多発した良い例かもしれない。この手の短編は、原稿の裏側に眠る開発秘話と合わせて読めば、何倍も楽しくなりそうで。ファンブックみたいなのでぶっちゃけて頂きたいなあ。

傷だらけの桂さんが、シリアスな顔して次々ボケ倒す登場シーンがツボ。久々に登場したと思ったら、何やってんだこの人! 長谷川さんの登場なんて、久々を通り越して「なんだか懐かしい」のレベルに達してるよ。最近、真撰組の話が多かったこと、今さら思い知らされた。

今さらだけど、ナメ郎は元々仲間化して一緒に行動してたよなあ、と切なくなった回。ボーボボなのにギャグが少なく、しかもバトルは勢いだけ…。いったい何を拠り所に楽しめばいいのか困惑しちゃうなあ。敵キャラも人型が増えて、不条理な生命体が少なくなったのも残念。異形キャラって第一印象はよくないけど、澤井先生の作風にハマった時の爆発力は、人型を圧倒するのになあ。第二部の楽しみは、昔の味方キャラがいつ再登場するかの一点になってしまった。

* 12(13) OVER TIME
天野洋一先生は、読者の癇に障る悪役を量産することで有名なんですが、本作でもやらかしました。影で主人公を虐めたり、女の子を殴ったり、卑劣な罠を用意したり、敵勢力を「悪」に徹することでしか『ライバル』を表現できないのか。この一点はたいへん腹立たしく、金未来杯でも断固支持しなかった理由でした。

一ヶ月後、名門校と試合するために部員集めを開始したはずが、気が付けば部員集めるために試合が始まったよ。大箱を開けたら中箱が出てきて、中箱を開けたら小箱が出てきて、小箱を開けたら超小箱が出てきて…って、どんだけ本末転倒なシナリオ運びなの! ともかく、洋一先生が初めてまともに「試合」を描く! 次週は、お手並み拝見ですね。

両さん登場企画について。正直、必殺技で「出たぁーー」と叫ぶ外野の応援団の一人が両さんと言い張っても違和感なかったよ。ギャグ漫画は堂々と両さんを配置する中、テニプリは堂々と監督を差し替えてきた! さすがは生粋のギャグ漫画ですね。

  • 漫画内容は骨粗鬆症のようにスカスカに見えるのに、気が付けば試合はクライマックス。これぞ許斐マジック。
  • テニスのバイブルさん「不二…格好ええテニスやな でも無駄多いでぇ」
  • テニスのバイブルの必殺技 → テニスボールがギュンギュン円を描く軌道のまま前進してゆく!
  • テニスのバイブルさん「格好ええテニスやな でも無駄多いでぇ」
  • 4thカウンター「蜉蝣包み」が、どんな技か解明されないまま破られた。
  • まるで六王銃じゃないか。
  • 不二が倒れた黒ベタの背景を銀河に変えたら、これってそのまま聖戦士星矢に見えそうだ。
  • テニプリゲームの次回作は、星矢の格ゲーみたく、選手が倒れても連打すれば起きあがるシステムが採用されそうです。
  • テニプリの審判ってマネキン人形じゃなかったんだ!?

ララ「ガッコに来るのすっごい久しぶりなカンジがするねー」

冒頭から自虐ネタをぶちかましてくれた。ここまで言ってくれると逆に清々しい。一ヶ月ぶりの学園生活と思ったら、今度は転校イベント。相変わらずの王道展開てんこ盛りです。レンは今後、「いちご100%の天地ポジション」を確立するのか。それともあいこらの菊乃盃二ポジション」を確立するのか。扉絵で女装させている意図を汲むと、長谷見先生の狙いは明らかに後者だー! 男性読者から十分な支持を獲得したToLoveる、次のターゲットは女性層だ!

今まで、あまり関心なく流し読みしていたToLoveるですが、色んな意味で楽しくなってきました。

大亜門先生に限っては、両さん企画はむしろ「天からネタが振ってきて美味しい」とか思ってそう!

宏海父にスポットを当てた回。すごく心配性の父親像も、宏海や伊舞を思っての「愛情の裏付け」なので、読んでいて微笑ましいです。最近は矢射子と乙女心クローズアップが続いたので、今回はあいすのターンなのかな。あいす自身はイヤイヤ付き合ってるんけど、そこがまた可憐。「狙わなくても一緒になるあいす」と「狙ってるのに一緒になれない矢射子」ポイション分けが実にいじらしくって、いちいち恋愛観を擽ってくれます。次回あたり矢射子は、あいすが宏海父に挨拶したことを知って、事態を複雑に掻き回してくれそうだなあ。

* 16(18) 斬
今週イチバンの注目点は、月島さんのとんでもない連闘劇に違いありません。

た、ただの女子高生みてぇなもんだってのに何だあの女剣士は? 「月島さんVS牛尾」「月島さんVS刺々森」「月島さんVS金蔵」と、一夜にして三枚もの対戦カードを実現。対戦相手が変わったと思ったら剣の腕は変わらないものの経験回数がかなり上昇しやがって、あ、ありゃ一体どうなってんだ? 斬の親父だって通算戦績は30戦そこらだってのに、つ、月島さんはハンパねぇハイペースで真剣勝負するっつうことか? こいつは… かなりヤバイ!!(くわっ) フン…やっぱ月島さん、た、ただ者じゃねぇな。

更には女の子座りのサービスカットをかなり披露して、も、もうM字開脚で座ることもままならない…。そんな座り方じゃ、左足が全身やられちまうぜ。その変な座り方が逆にスゲェじゃねぇか。M字開脚とN字開脚をかなり活用してパンチラより座ることを目的とした玄人好みのあつかいにくすぎるヒロイン像だってのに、何だこの魅力は! なるほどな…そう来たか…やはりお前はただ者じゃないな、月島さん。

誤字修正しました。ご指摘ありがとうございます。
ローアングルとミニスカートをかなり活用してパンチラより見えないことを目的とした玄人好みのあつかいにくすぎる寸止め漫画エム×ゼロが、その焦らしっぷりを本領発揮できた回でした。

思えば九澄、第一話では『偶像の愛花なら何しても構わない!』と男の性を奮い立たせたのに、今回は偽物と分かりながら我慢しまくりだ。九澄に一体どんな心理変化があったんだ。当初よりも人間関係が濃密になった分、後ろめたさが強まったのかなあ? 愛花がスカートを使わずに机へ直座りするシーンがツボでした。ああ、この机になりたい…。

「三人クリア」が条件となれば、現状自我を保っている九澄、死んだ母親と再会して試験のことを思い出しそうな愛花、10分で武道会を制覇しそうな久美、この三人がクリア有力候補に思う。伊勢弟は…10分間で何発かのロケットを発射すれば理性が戻って出てきそう。千夜だけは打開策が思い浮かばないなあ...。

シャケとサラミをかなり活用して、イサビに奥の手を教わるよりも秘蔵50年の己の奥の手を解放した玄人好みのあつかいにくすぎるペイジさんが、美味しそうな地獄語で死ぬとか血肉とか連呼した回でした。斬感想の後は、かなり影響を受けてしまいます。

ここが淫売すぎた今週のムヒョロジ!
今週は、某所でのイベントに合わせるため、下品な感想はできるだけ慎んでいたのに、西先生には完全に図られました。どこから手を付けりゃいいものか…。だってこんなにネタポイントが見つかるんですよ!

  • 地獄の植物がかなりいかがわしいフォルム。
  • 悪魔長が「シャケ! シャケライシャケ!」と魚を欲しながらドクンドクンいってる。
  • 地獄の植物は、とうとう先端からイサビを発射しちゃった。
  • そのイサビは「キサマの角は飾りか?」と男性自身のナイーブな問題をダイレクトにぶつけた。
  • 対し悪魔長は「地獄じゃ この二倍は速いぜ」と男として最大限の見栄を張った。
  • バックスタイルからの攻めという全く新しい発想を提案した悪魔長。武器化した尻尾でイサビを貫いた!
  • イサビが本気を出したらキノコが生えた!

いったい両さんに何の恨みがあって…。超こち亀ではフツーに寄贈してたのに。ツバキさんが絶対領域を披露したり、バイク乗り回したり、腰に手を添えられたり、やたらと色っぽい。題材が学園モノだから『大人の女性』はツバキでしか表現できないんだろうな。

村雨くん初の「アクションスパイ」とあって、主人公属性の村雨くんは大活躍。序盤はスパイらしい振る舞いを楽しめたけど、後半はやりすぎじゃないかなあ…。MGSの伝説の英雄・スネークだって、敵の特殊兵8人に囲まれたら、無傷では済まないよ! 村雨くんがカッコイイのは解ったから、もう少しパワーバランスを考えて、キャラを動かして頂きたい。監視カメラに思いっきり撮影されて、それを睨み返すのも、スパイの行動としてどうかなと。

その辺は突っ込んじゃダメな要素なんでしょうか。リアルな説得力よりも「漫画作品」としての盛り上がりや完成度を重視する、ってヤツかなあ。

みえるひとがジャンプ紙面からみえなくなってしまった先行感想はこちら。

* ピューと吹く! ジャガー
サヤカちゃんが段々と奇人に変貌していく様子で、やっぱり中の人はジャガーさんだと気付くんだけど、それでもなお、「まだしばらくは、可愛い容姿のサヤカちゃんのままでいて欲しい」と願ってしまう男性読者その1。なにこのエム×ゼロみたいな試験。

「知らない奴でしたー!」で中から奇人が現れるのは大石先生とネタが被ってるけど、その後の対処はうすた先生の方が上だった。ボケ倒して正体不明のまま投げっぱなしなんだもん。この発想力はアタマオカシイ!

  • 【一番印象に残った台詞】「ハアハアよだれなんか たらしてねえーー!!」

 

  • 尾田栄一郎先生
     ポリシーを破ってでも、全力で30周年を祝う価値アリ! と判断した尾田先生。まあワンピも150巻くらいまで続きますから。
  • 稲垣理一郎先生
     裏を返すと、前のはルールが複雑すぎて難しかったという話なんですね…。
  • 杉田尚先生
     ふと好奇心が沸いたけど、漫画家先生の喫煙事情とか知りたくなりました。
  • 岩代俊明先生
     打ち切りで悲しみに暮れながら、なお「おめでとうございます!」と言わなければならない辛さ。全然おめでたくありませんよ…。

おっし! 何とか間に合った! 今夜はいろいろ頑張ります。よろしくお願いいたします。