1493. ムヒョとロージーのとんでもない記録をカード化

ムヒョとロージーの魔法律相談事務所「第六巻」に関して、今さらながら、もの申すー!

当該コミックスは、去る2006年6月4日に発売されました。8月4日発売の最新巻(第七巻)を目前に、これだけはWebの海へ放流せんことには、余生に未練を残します。というわけで。

ムヒョロジ第六巻がとんでもない事になっていた件。



当時、本誌を読んだ方なら、あるいは記憶にあるでしょう。ロージーこと草野次郎が、歴史を塗り替えました。それは週刊少年ジャンプ史上、そして恐らく少年誌史上、空前絶後の記録でした。記録とは、男性キャラの泣きコマ総数最多(一話中)。*1

その数なんと、20コマ。一話19ページ中に、1count/pageでは飽き足らず、ポロポロ涙をこぼします。ともすれば、「男性キャラで」の縛りなしでも最多記録では…。そうした意味で、コミックス第六巻・第45条『離別』は伝説入りしました。


記録樹立の難点
この大記録、そう容易く更新できるものではありません。理由は主に、下記三点です。

  • 一話中に20コマ以上登場する必要がある
  • 男性キャラが涙するシーン自体が稀である
  • 男性作家が男性キャラを乙女少女のように描く

草野次郎が、そして作家の西義之先生が、およそ男性に似つかわぬ乙女マインドを所有してこその快挙です。

しかしながら、いかに『20コマ』や『史上大記録』と訴えても、文字媒体では限界があります。かの乙女泣きチェーンコンボは、続々登場する泣き絵ストリームを直に体感してこそ、真のインパクトを解き放つのです。そこで用意したのが『ムヒョとロージーの魔法律召喚カード』。


ムヒョとロージーの魔法律召喚カード!
魔法律マークを消費して悪霊を失効するもよし。反逆者マークを集めて禁魔法律に染まるもし。原作の成行任せな展開とは裏腹に、なかなか白熱する戦略性を魅せるのが、この魔法律カードです。*2

今宵は、コミックス第六巻、第45条『離別』における、草野の男泣……もとい、乙女泣きを、魔法律カードでお送りします。いざ、20連発ダイジェストゥゥ!


01. 『乙女の疑心』伝説はここから始まった。

02. 『乙女の回想』まだまだアイドリング中だぜ。

03. 『乙女の依存心』もうお前、立派なアイドルだぜ。

04. 『乙女の嫉妬』この七菜って巨乳娘は、ヒロインポジションを獲得できず草野を妬んでる。

05. 『乙女の危機』次のカード06の召喚条件になります。

06. 『ネクタイ束縛』伝説のUltimateカード発動ッッ!!!

07. 『乙女の困惑』こんな企画をおっ始めた自分に困惑したい。

08. 『乙女の放心』魔法律書とは、自札の「山」のことです。

09. 『乙女の難題』ここに添えるコメントもケッコー難題だ。

10. 『乙女の解雇』キバヤシ的これもすべて七菜の陰謀だったんだ!

11. 『乙女の意思』唇を噛みしめながら涙の滴をこぼす乙女テクを披露。

12. 『乙女の約束』言われなくたって、ついていくもん…!!

13. 『別離』六氷はこの漫画、唯一の良心です。

14. 『乙女の激情』気になるなあ、気になる。

15. 『乙女の懇願』結論から言いますと、「えぐっ」が巧妙。

16. 『乙女の雑用』六氷は直感勝負の執行人だし、資料は要らないような。

17. 『乙女のお節介』昭和後期型ヒロインの専売特許。

18. 『乙女の希望』泣き止んだのか、まだまだ泣くのか、ハッキリしろぃ!

19. 『乙女の決意』こんな対費効果の悪い企画、二度と組まないと決意したい。

20. 『乙女のほろり』ああ、オチですか。

最後に重ねて注意しますが、これ、ぜーんぶ、一話中の出来事です。

以上、純情乙女泣き20連発いかがでしたか? さすがの六氷さんも愛想尽いたところで、ラストはこの方に締めくくって頂きましょう。同じくコミックス六巻、屈指の名シーンより!


21. 『不死鳥の騎士』今井玲子の不死鳥伝説、ここに。

男が夢見る乙女少女で、女が白馬の王子様で。なんてややこしい…。以上、コミックス六巻の感想に代えさせて頂きます。



ところで最新巻は、今週末8月4日に発売です!

*1:特に根拠なし。もっと泣いてる漫画、あるかもねぇー…。

*2:そのうちアニメ化になるからカードの発売も時間の問題なんだよなあ。ネタがネタにならなくなる…。