1402. カンコン2優勝賞品の途中経過

三つの選択肢から紛うことなく一時間弱で「いちごパンツ」と即答した、カンコン2優勝賞品。

その後の経過をまとめますと、なにをトチ狂ったか主催者のありさお嬢様は、「レディース」と「メンズ」を二枚一組で通販購入すると発表しました。

これには正直ガクリとしましたね。だって、カンコン2の参加者26名が死に物狂いでハイパーかつリッチなテキストを仕上げている最中、あの女帝・ありさお嬢様は一人ニヤニヤと、それはもうニヤニヤと、いやらしい目付きで我々を見下していたはずなのです。

「所詮あなた方はわたくしの奴隷なのですわ。せいぜい足掻き、這い蹲り、苦汁を舐め、わたくしのエレガントな企画を盛り上げて頂けまして? まあ、奴隷さん達の米粒より小さな脳みそじゃ、元よりチープで下品な代物しか仕上がりませんですわね、オーッホッホッホッホッ……!」

などと高笑いしていた*1女帝に牙を向ける唯一の機会。それがカンコン2の優勝者にのみ下される、栄光の授賞式なのです。女帝ありさお嬢様の余裕に満ちた表情を、羞恥に困惑する表情に塗り替えたい…! 誰もが思い描く、究極にカタルシスの結末です。


「いちごパンツ」を選択することで、その夢が叶う。…はずだったのです。

【ランジェリーショップにて】
女帝「あ、あの…あのっ、い、いち……」(うつむき加減で恥じらいながら)
店員「は?」
女帝「な、なんでもありませんっ!」(思わず声が裏返り、あたふたする)
店員「…? はぁ…どうかされました?」
女帝「あ、えと、えっとですね……」(やっぱり意を決して尋ねようと頑張る)
店員「なにかお探しものです?」
女帝「はいっ! そ、その…… いち……ごパ、ぱん…」(羞恥心が溢れて涙目に)
店員「え? いち? 何ですか?」
女帝「あ、あの、私……私にいちごパンツをくださいっ……!!」(ぷしゃあぁぁあぁ!!!)

みたいな顛末を想像したのに。想像したのに。

しかし女帝・ありさお嬢様は奥の手を出しました。そう、ネット通販です。未だかつてオレは、これほど技術の進化を忌々しく思ったことはない。どうして人と人とが言葉を交わさず、顔も合わせず、物と金を交換することができるのか! 許せない…! 返せ!


女帝の聖水シーンを返せ!*2


ですがありさお嬢様、どうやら自ら投じた策に溺れるがあまり、思わぬ刺客に隙を突かれる格好となりました。さすがみんなのありさちゃん、ネタ作りに抜け目がございません。

【カンコン2跡地、本日のログより】

ええと……注文していたいちごパンツがようやく届いたんですけども……
男女ペアで注文したはずが、なぜかレディースだけで届いているんですけども……
とりあえず問い合わせてみますが、この羞恥プレイはどこまで続くのでしょうか?

思い通り! 思わず夜神月のキモイ笑顔を真似てしまいます。この子、本気で筋金入りのお馬鹿だわ! オレと同じ匂いがするくらいお馬鹿。結局巡り巡って普通に恥ずかしい事が長引いちゃってます。

ありさ、おそろしい子!

【カンコン2跡地、本日のログの追記より】
追記:確認したところ、どう見ても私の注文ミスでした。
    今から男性用を注文してきます。

うっ! ありさ、本当におそろしい子!

どうして今からメンズ下着だけを追加で購入する必要があるのか。当初の女性用いちごパンツだけで十分じゃないか。女性名義でメンズいちごパンツだけを購入するという女性として極めてあるまじき変態行為に至っている事に、早く気づいて。気づいて下さい女帝ありさお嬢様ァァ!!

美味しいです、美味しすぎますありさお嬢様。その美味しすぎるキラーパスは、オレがあたためているネタなんて一瞬で吹き飛びそうな程です。なにこの新しいイジメ。

*1:※一切してません。ザ・お姉チャンバラ2プレイ日記で高笑いしていた記憶しかございません。

*2:途中から趣旨がずれているのはSnowSwallowの仕様です。