1398. 人に嫌がられる「話の聞き方」

社会に出てビジネスマナー研修などを経験すれば、よく出てくる話題「話の聞き方」。会社では常識としてこなしている事も、私生活面ではやってない件が多かったです。反省。

俗に言う「聞き上手」な人は、話の聞き方のテクニックが巧妙なんですよね。質問内容のバリエーションが豊か。相手を調子付かせる対応が上手い。話し相手に合わせて表情や態度を変化できる。”間”を見極めてリアクションを取れる。

そんな聞き上手テクニック。一度記事にまとめてみたかったのですが、丁度良い題材がありましたので、これに合わせて適当に駄文をならべてみます。

会話の途中でメールチェック
 のっけから若者文化。会話が途切れてメールチェックはともかく、話を聞きてる最中に携帯を開くのはあり得ないような…。逆に、メールチェック中に話しかけられるパターンもあるのですが、これについては次に書きます。
顔を見ない
 パソコンやメールチェック中に話しかけられた時、相手の顔を見て話を聞けるか。会社では当然、常識的に対応します。しかし私生活では、オレは全然なってない。
 まず、「話し掛けられた事に気が付かない」という言い訳ですが、これはつまり油断してる訳なんですよ。周囲に気配りできていない状態。自分の世界に籠もった状況。極論、背後からバッサリ斬られても文句言えませんよ。侍魂が足りません。
 元記事では、改善案として話を聞き終わった瞬間だけでもアイコンタクトを取るとのこと。一つ勉強になりました。
時計をチラチラ見る
 あまり腕時計を付けて歩かない者なんで、これは該当せず。ケータイチェックする時に自ずと時間も確認できますね。体内時計の感度も良い方なので、時間が気になる事も頻繁にはないです。記事中にもありますが、頻繁に時間をチラ見するのは一種の癖かもしれないッスね。願わくば、その悪癖を解消する策も取り上げて頂きたい。
人の話を途中で遮る
 議論のマナーとして「相手の発言を最後まで聞いてから返答する」という常識があります。知識はあっても私生活に生かせるかは大違い。「会社」「会議」「意見交換」などの形式的な場では正しく振る舞えても、一般生活でこれを徹底するのは難しいです。記事中にある通り、『相手がハッキリしない』『自分がせっかち』『頭の回転が速い人』に多い傾向なのでしょう。
 オレはこれが結構苦手で、前文から憶測して勝手に「○○なんやろ? それは××やで!」と口が滑ることもあり。あまり知らない方には社交的に振る舞うので、相手の発言を遮ることはまず無いのですが、特に親しい間柄になると頻度が増えます。改善案としては、小魚をもりもり食べて牛乳飲もう。
なんでもかんでも誉める
 前記した「人の話を途中で遮る」とは対称的で、あまり知らない方にはとりあえず褒める事から始めます。気心や知れ親しい間柄になるにつれ、相手の不快にならない許容範囲を模索し、ズバズバ言い切ります。ごく一般的な小市民の傾向です。
相手が『ひねくれ者』だと、褒めすぎた事で逆に不快を与える事もあります。しかしそうした例はごく少数。多くの場合は無難に褒めれば(肯定すれば)友好関係を築けると思います。褒めのポイントは、他者と被らない気の利いたコメントで肯定する事だよなあ。
リアクションが薄い
 経験則からの独断意見ですが、サービス心旺盛な人ほどリアクションは大きく取ります。パソコン・ケータイ・読書など何か作業をしてるときのリアクションが薄いのは、他に向けたサービス心が失せているから。自分の意識が何らかの娯楽に魅せられている最中は、それに没頭したくなりますよね…。
普段からリアクションが小さい方は、サービス心が死んでいるのではないでしょうか。他者に興味がなかったり、他者を蔑んで見たり、自分が何かに思い悩んでる最中だったり、モチベーションが低下していたり…etc。
メモを取らない
 友人や恋人相手に「トーク内容のメモを取る」行為は変態すぎる! 一方で多くのネタ師系ブロガーは、自身のネタ帳にメモを付けていたりするんですよね。おもしろトークは欠かさずメモ、基本です。
身を乗り出して聞く
 好感を持たれる話の聞き方・その1。ペーシングという言葉をご存じでしょうか。要は相手の態度や仕草、語調を真似て話すことです。相手が身を乗り出したら自分も身を乗り出す。相手が笑ったら笑い、悲しんだら悲しむ。声の大きさや声色、口調も相手に合わせる。こうしたオウム返しの対応は、相手の警戒心を無くすと言われます。
 このテクニック、オレは小学校でコミュニケーション技術の一つとして学びました。さすがに小さな頃から心がけるスキルだけあり、普段からペーシングに気を配った対応を取れていると思っています。
質問をたくさん出す
 質問することで、話し相手とトークの内容に興味・関心を見せるのは基本姿勢。先に書いた「サービス心旺盛」な人間なら、ここは軽くクリアできると思います。また、日常的に「質問・対応すること」を心がけていると、トークの広がりは全く違うものになりますね。
 ただし、トーク内容によっては『芸能界』『歴史』『学問』など特殊な知識が必要な場面も多いから難しい。トークの質問ではなく、話を理解する基本知識の質問ばかりになると、そもそも相手の関心を惹き付けられないでしょうね。全然分からない話をされたときは、2〜3質問して褒めてスルー、が無難なんでしょうか?
うなづく
 「褒めすぎると不快を与える」同様、頷きすぎると不快を与えることもあると思います。程々が一番。

こんなに書くつもりじゃなかったんだけど、やたら長文になったなあ…。一テーマごと、詳しく書きたくなる話題だわ。本物の『カリスマ聞き上手さん』に、聞きテクニックの詳細を語ってもらいたいところだ。そういう書籍やWebの記事ってないかなあ。