1396. 週刊少年ジャンプ - 16号
出張は次週以降へ先延ばしになったので、今週も普段通り感想が書けました。そんな事より、祝日が祝日として確保できたことが一番嬉しい。どうせなら、月曜を有給にして四連休を夢見たかった…。
- 表紙
- 表紙はこち亀。「連載30周年目前」で「1450回突破」という、実は相当中途半端な記念です。素直に「両さんの像ができた記念」でいいじゃない。「連載30周年」は半年後にやればいいじゃない。「1500回記念」は来年やればいいじゃない。
- 武装錬金ドラマCD
- 武装錬金本編の序盤「パピヨン編」を完全再現するドラマCDと宣伝されていたはずが、思い切って路線変更。なんとドラマCDだけのオリジナルストーリーらしい。だけどベースは「L・X・E編」らしくて、物語の改悪が一番心配。つまり色んなキャラに喋らせたいって事ね。だけど「カズキ再殺編」ほどの予算は出ないと。何にしても中途半端だなあ。『※内容は変更になる場合があります』って表記されるくらいだし、未だに物語を構成中なのも恐ろしい…。
健闘枠: ムヒョとロージーの魔法律相談事務所 魔人探偵脳噛ネウロ
特集枠: ESQUiSSE〜エスキース〜
(追記)完全に余談ですが、白一護「そうカリカリすんなよ!」思わずジャンプに強調線をペン入れしてしまいました。カリカリの正しい使い方はこちら。
ルフィの縮小化は運動と共に元通り。運動したら大きくなるゴムです。チビッコのヒーローが生殖器まがいの表現に! これも体温上昇が関係してるとよ予想。不敵に笑うルッチ、殺しは大好きだけど「指令」が鉄則。それが彼なりの『正義』か。海軍の人間は皆それぞれに正義を背負ってる。 CP9やスパンダムは「正義」に賭ける海軍の本質とかけ離れ残念に思ってました。今回、ルッチが一例を示しただけでも満足です。
フランキーvsフクロウのガチンコ殴り合いは燃えた。一撃ずつ激烈な拳を見舞い、避けずに受けてやせ我慢。相手を煽る発言を繰り返し激化する拳の唸り。海外の有名な動画で似たような映像を見たけど、まさしくあの殴り合いの再現です。フランキーは鉄の塊だから、デフォで「鉄塊」状態なのが面白い。フクロウの『獣厳』は威力が半減する気が。一点集中突破で弾丸のように貫く「指弾」だから、肉をも貫通する威力なのでは…。
チョッパー乱入でコメディ化が進行。笑いの連続で大好きなノリだけど、「ロビン奪還」や「CP9の凶悪性」が完全に失せたデメリットの方が遥かに大きい。尾田先生は元々こんな軽いノリの冒険・バトルを描きたいんだろうけど、今は”その時”じゃないよ…。絵が荒れて(描き込みすぎで)状況把握しずらい描写も目立ちます。尾田先生の戦闘は相変わらず読み辛い...。
少し前からその腕はズキズキと傷んでいたのに、格好付けて腕で移動するのが悪い。忍者の移動は腕で木渡りするのが最速なの? そう言う理由なら受け入れざる得ないのですが…。サクラが落下する効果音『グラッ』が<『グテッ』に見えて、もう憤りを通り越してすごく憐れ...。頑張ってサクラ!
読者はナルトに本当の事を教えるべきと思うハズで、それを受ける形でヤマト隊長が暴露。「君は勘違いしてないか?」とナルトの深層心理を掴み、正しい方向へ促す姿がカッコイイ。これぞ『先生』ですよね。カカシよりヤマトの方が先生向きだ。「ボクには特別な力があるから心配しなくていい」と自信たっぷりに諭すヤマトさん。このセリフ、なにやらヤバイフラグが立った様な…。
- サブタイ「初の敗北」はリョーマ少年と見せかけて跡部様の方でしたか。
- 「起き上がったのは氷帝 跡部っ!!」のコマで既に目玉が上向いてたんだ。
- 『桃先輩には曲げない心の強さみたいなモノを』桃先輩だけ曖昧です。雰囲気を感じろ!
- 英二先輩、河村先輩、乾先輩が「?」付きなのも失礼だリョーマ少年。
- 6秒前、今まさに起き上がろうという姿勢。
- 4秒前、コートの外に出て球を「ポーン ポーン」と地にバウンドするまでの余裕。
- 2秒前、球を投げて鮮やかにサーブ。
- キミはどこの仮面ライダーカブトかと。
- 『118-117 越前!!!』これなんてバスケテニス?
- 略してバニス。なんか破壊の呪文ぽいね!
- 「青学 青学 ワッショイ ワッショイ」
- ´∀` !?
- ジャンプにしょこたんが存在する所為で、妙な幻覚が…。
- 十二尻新人漫画賞大募集!
ありがちでもっともらしいコメントに自身の絵をコピペして、自身の漫画にはノーツッコミ。そんなスタンスに、大石先生の意気込みと情熱を感じた。しかもこの漫画コピー、ジャンプから切り抜き、どっかのコンビニでスキャンコピーしてきました的に劣化してるところが良い味出してる。貧乏臭さが。極めつけはサブタイトル。良い味出してるなあ大石先生。 - バカ彦くん
一本目は、四コマ目が「バカ彦くん!!!」でオチてるだけで幸せな気分になれました。二本目は、ついにバカ彦くんがツッコミの彼以外と絡んじゃった…。 - 大仏くん
やってることが不良と同じでもありがたさを感じるのがツボ。大仏くんは癒し系だね。 - ツンエロ委員長
一本目の陽動作戦、委員長は頭のネジが10本くらい外れてるよ(褒め言葉)。二本目なんて、二コマ目が既にご褒美なのに、四コマ目に至る意味が分かんない! 先週で全裸を曝してギリギリだったけど、今週はヤっちゃったし。来週からどんどんマニアックな責めになるのかな…。委員長は痴女に違いない。
阿含を破っても一休が居るので、オフィンス陣が崩壊するとは言えません。しかしながら、一度でも戦いに破れた阿含は極度に熱くなる。チームプレイよりも自分中心の身勝手なプレイに走りそうなんです。つまり阿含を破れば、自ずと一休も封殺できるのでは?
- 阿含のスタミナ切れを否定しながら「体力温存されたら勝ち目なんざねぇ」ってどういう事?
- 体力温存しても、フル出場でも、阿含のステータスは変化しないのでは?
- いずれにしろ、考え方が矛盾してる気はします。
- 『175th』でも進はセナのランに「!!!」と何かを勘付いてましたね。
- セナの”カットスピードの成長”をいち早く見出したのはやはり進でした。
- 人間を筋肉で認識する進だからこそ成せる業? お姉さん的にはそれを『愛』と呼ぶ。
- 阿含の天才性は「スタミナ」と「反応速度」。パワーもスピードもテクニックも頭脳も?
- ムサシ「なあ コータロー」ってそのセリフ絶対聞こえませんから。
特筆すべきは坂田家登場シーン。やたら真剣な顔付き。そして影のトーンが異常なほど気合いは入りまくり。「多分三人で大食いするんだろうな…」とこっちは薄々勘付いてる分、この真面目顔は出オチにしか見えませんでした。「三日間は何も食わなくていい位たらふく食っとけ」それって魂平糖の団子じゃなくてもいいのでは…。本当は魂平糖のオヤジを救いたいくせに、ホント素直じゃないなあ銀さんは。
散々下らないギャグやっといて、最後だけ「団子で千の世界を作るしかないだろ」とか格好良く締めるのはセコすぎる。ジーンと来ちゃったじゃないか。ホント空知先生の描く人情モノにはやられっぱなしだ。
- 坂田家の連係プレイに惚れた。
- 力士のみなさんが、どれも田仁志様のお姿に見えるのです。
- 白米までパク付く神楽の底なし性に痺れた。どんな胃袋と新陳代謝してんだ。
- 【エロ】 フズアケ杉の変態すぎるフォルム。いくら坂本先生でもこんな木は描けないだろう。
- 【パロ】 リボーンのパロという新鮮さに心引かれました。
- 【 BL 】 「王子が汁を出すのを止めてくれない」宏海に電話で訴えかけ嫉妬心を掻き立てるのか。
- 【 BL 】 宏海「手を出したらそのスキに抜かれそうだな…」わざわざ誤解を招く表現です。
魅上がニアの本名をノートに記述、ここでほくそ笑むニア──。と言うことは、ニアは魅上のノートを『偽のノート』に入れ替えた自信があるのです。そして月もまた『ニアが偽ノートに差し替えた行為』を認識しているのです。素直に考えれば、より頂点を極めているのは月。先週の特集考察でいうと「page90-97:魅上のノート編」にて、既に勝負は付いています。
もちろん、そこまで実直に事が運んじゃ面白くない。読者の予想も付かない圧倒的上方のサスペンスを仕込むのが大場先生です。波乱に次ぐ波乱の推理バトルを期待させて下さい。
先週の「蟲人間 INSECTOR」とは全く逆。全然期待しないで読み始めたら、予想以上に面白くてのめり込み、最後まで飽きさせない作りに感服。画力は決して高くないが、物語を作り込む構成力に惚れた。細部まで小技を効かせ、読者楽しませようと励む心意気が良い。尾田先生の初期の読み切り漫画も、こんな作風だったなあ。読後感の印象も似てるもの。レーダーチャートの評価基準はこちら(過去の評価一覧も)。
- 画力(2)
- 昭和臭いはにかみ笑いをどうにかして欲しかった…。若々しくて勢いのある絵なんで、連載すれば成長して化ける気質を感じます。
- 構成力(5)
- スーパーメテオの時は「恋愛」「漫才」「SF」「学園」「バレー」とテーマが拡散され、今ここに描き並べただけでもさっぱり意味不明、テーマぶれまくりの漫画でした。今回も時勢系が前後し、人物視点も切り替り、嫌な予感がしたけれど、むしろ見せ方のセンスが光りました。
ベースの物語がしっかりしているので、素直に一直線で描くのもあり何です。敢えてそうしなかったのは、高橋先生なりのこだわりの演出。読者にどの場面で感動と衝撃を与えたいか、キチンと練り込み指揮棒を奮えています。称賛。
- 読後感(5)
- 一輝の個性、クールベの超能力、輪ゴムなど小道具の使い方など、設定部分を綺麗に物語へ生かせた優良例だと思います。どの設定も大風呂敷を広げず、こぢんまりしてますよね。小さくまとめて、後の成長性を煽る期待感を抱きました。デーブルの側にいたパンチパーマの飼い主が実は「良質な魂の主」という読者裏切り展開も痺れました。
- 物語(4)
- 物語は、全体的に言えることですが、主人公の行動・動機が全て恋愛感情かクルーベの言いなりで動くのは惜しい…。いや、ある意味潔いし青春かもしれないけど、もっと彼自身の意志や決意を読みたかった。
「地殻変動により隆起した海底がやがて島になり」どう見ても戦艦です。登場人物の誰一人としてツッコミません。まあ、実の目撃者は田舎っぺ漁師ただ一人だもんね。目撃談を鵜呑みにするミツネも、編集長としての器を問われます。
作家・御田鋤と担当・伊勢の新キャラ二人は個人的に好感。真備も諸兄も天才肌だから、彼ら自身が笑いのネタになり辛いんですよ。そこいくと御田鋤はウソップ型のハッタリ野郎、伊勢はたしぎ型の天然ボケ娘。どちらも存在自体に愛嬌があって、公平先生らしくない素直なキャラ造形です。灰汁の強い作風だから、実直なキャラが目立ってかわいく感じるのかも。
スティール・ボール・ランの第一話で惜しげなくリタイヤしたウルムド・アブドゥルを彷彿とさせる解説だ。惜しむらくは、今週早くもリタイヤした点。個人的には、信くんが”島”に上陸して新種のサボテンに顔から突っ込むなどの展開を期待したかった。
コモンは狐霊の集合体という説明はあったが、『意志』はコモンで霊体は狐の集合というトリッキーな存在とは。「狐三匹>ホルト・キヌマ」と、遠回しにコモンの圧倒的戦力を解説。彼は今編で除霊されるには惜しいなあレギュラー化しないものか。今さら「桶川雪乃は生きてるぞ」と姫野を驚かせても、別に読者は驚かないよ…。姫野の親子フラグは随分前から明かしていた内容。その一歩先の種明かしをしなければ、ぐだぐだした展開としか感じません。新鮮な餌を与えないと、ファン以外の読者は釣れませんよ。…と、愛すべき作品だからこそ、苦言を呈してしまうのです。
学園の爆笑王に君臨した圭右なら「気の利いたコメント一つ浮かばない」ことはショックでしょうね。プロを意識した瞬間に怖じ気付く圭右。素人とプロの隔たりは各々考え方が違うだろうけど、圭右の場合は「覚悟の度量」かな。文化祭ポスターが父親の目前にあるので、本格的に父親の物語が始まりそう。文化祭絡みから、親公認で漫才師を目指す事になるのかな。この間は目立った活躍の無かった小安も、文化祭では本格的に頭角を現して欲しい…。- 1P目を見て読み切り漫画と思った読者は挙手!
- ルントとプラムの恋模様とか、読者の誰もそんなの期待してません。
- 使用前:アガト「いい機会だ ルントおまえのクラフト見せてやれよ」
- 使用後:アガト「アイデンティティーが消えた 占いはここまでだな」
- アガトさん、やりたい放題の投げっぱなし。
- 敵の親玉の笑い方「ヒャッハァーア!!!」
- 高度すぎて真似できません。
- 『”狂犬”
ヒョールドヒョルードの武器にタカヤは!?』 次号告知で敵の名前明かしちゃったよ! 斬新ッ!
- 【ツッコミMVP】 「そしてまた チリチリに!!」クシを駆使して自由自在!
- 【ボケMVP】 「私の心です!」いや、読者の大勢はもそんな風に読むよね…。
- 【変態MVP】 ミス・パンティストッキングという名前。「順子」じゃないんだ、そのお姉さん。
- 【一番印象に残った台詞】「できる限りのことはするつもり」
箸より重いものを持ち歩いたことがない女王様気質。なんて高飛車なお姉さんだ。
- 尾田先生
ナミの身体は制止しててるのに胸だけ揺れてるらしいです。 - 空知先生
余り期待したくない声の素人・空知先生の演技…。 - 松井先生
そこはゾクゾクするところですよ。 - 義之先生
DSは思ってる以上にはまります。タッチペンだと片手で操作できるのがお手軽で。 - うすた先生
最後の最後に哀愁あるコメントでした。味わい深い。そして涙しそう。