1326. セクシーネーム・ジェネレーター

ジェネレータシリーズ第三弾。あの…tetus23さん…ごめんなさい。狙ってヤってるわけではなくて、このジェネレータがエロすぎるのが悪いんですよ…。信じて!

頭文字からロボットの名前を生成するジェネレータです。例えばYUKIMIと入力すると「You Kick Me ...(オレのを蹴って! もっと! もっと嬲るように!)」といったように、あたかも入力文字列がセクシーネームに大変身するのです。セクシーって事なんで、今回はエロくなってもジェネレータの所為です。オレに落ち度はありません。責任も取りません。認知もしません。キャー! 鬼っ畜ぅ〜!

もちろんSnowSwallowでは長すぎるので、『YUKIMI』で実施です。

Yearner Undertaking Kisses and Intense, Matchless Indulgence

【Yahoo翻訳】キスと激しい、無類の甘さを引き受けている憧憬者

【SnowSwallow意訳】 激しいキスの中にも無類の甘さを仕込ませる慕情派

今回のYahoo翻訳は完成度が高いなあ。ほとんど弄りようがなかったよ。


海岸沿いで見つめ合う二人。
一方は使命感に燃えた目を、もう一方は観念した目をしている。
「これでキミのアリバイは、全て崩れたことになる」
「さすがです……。あなたと最初にお話しした時から、敵わないって思ってました」
彼女は力なく微笑むと、観念したように、手にしたナイフをカランと地に落とす。
「僕は最初から判っていたのかもしれない。そして判りたくなかった。だって僕は、キミを──」
波がまた一つ唸りを上げ、僕の言葉の続きを掻き消した。
しかし彼女は、その言葉の後を察したのか。あるいは偶然か。
「先にあなたを知っていたらって、今は強く思うんです」
彼女は僕の目から視線を外すと、赤錆色に染まる水平線を眺めて言葉を繋ぐ。
「あの人達には、子供の頃から何度も裏切られてきました。旦那様や若奥様だけじゃない。理事長にも、婚約者にも、果ては…中学に入って間もない、お嬢様にまでも……」
この子は寂しげに染まる夕暮れの世界に、今までの自分の姿を見ているのかもしれない。
辛い仕打ちを何十年も堪え忍んできた彼女の人生を、僕は想像しがたかった。
家族円満で父も母も妹もいつもうるさいくらい賑やかな家庭を、僕は知っているから。
何も言い返せない僕は。
だからそっと、小さく震えるその肩を抱いた。
「暖かいだろ? これが、人間ってヤツなんだ。多分……キミも知っているはずの、人間の優しさなんだ」
ううっ、と小さく嗚咽を上げる彼女を、もう一つ強く抱きしめてやる。
いつか『人間の優しさを教えてあげる』契った、あの日のように。
「あなたの激しいキス、あの時の甘い唇、もう一度だけ……欲しかったです……」
「あいにく僕は、同じキスを二度はしない。女性に無類の甘さを教え込むキスは、一度で十分」
そういって僕達は薄く唇を重ねた。パトカーが近づくサイレン音と、今日まで重ねてきた不幸の呪いを、彼女から忘却させるように。
今度は優しく。

はぐれ探偵 〜慕情派〜 完

クサいし長いし無理矢理やん!