1297. 先行感想 - DEATH NOTE page.93 「決定」
今週号の「DEATH NOTE」について、大きくネタバレを含んだ感想記事です。未読の方は閲覧を控えて下さい。
高田と海砂の密会真相
密会は清美の独断でした。単純に読めばそう思えるのですが、だからこそ裏があると予想したのですが…。深読みしても失敗する一例でした。例えば先週、密会の夜に月が「明日の夜も彼女に会いその話もします」と発言したのは、清美の密会を知っていると臭わせるわけですよ。あの台詞回しは読者へのブラフや牽制に使ったのか、深く考えてなかったか意図は不明ですが、こうした揺さぶりがあると、感想していて楽しくなります。
イレギュラーイベントの今後
件の密会は第一部でいう『火口と海砂の密会』と同様、計画想定外なイレギュラーイベントの位置づけでしょうか。この舞台に立つは、清美・海砂・ハルの女三つ巴集! 特に清美と海砂は、イベント後に現状から大きく転身することが確定でしょう。イベントが誰を対象に働くかを追及して絞り込むことで、大きく以下の4ケースが考えられると思います。
- 清美→海砂の展開:十中八九、独断でデスノートを使用して海砂を殺害。それも紅白中継の最中。
- 海砂→清美の展開:直情的で行動的な海砂は、どんなパルプンテも起こしかねない。意外性ナンバー1。
- 月がこのイベントを利用:天然を装った行動ではニアも先読みできないか。月の有利に動く。
- ハルが清美の失策に気付く:今週の魅上のように、失策を気付かれSPKに通達。ニアに有利に動く。
デスノートは計算尽くの戦いで頭脳の頂上決戦を描くわけで、「月やニアが計算違いから大ポカする」展開はあまり考えられません。しかし(2)のように、想定外なイレギュラーが発生すると、物語に刺激的なスパイスが生まれ、事態も大きく動きます。そういう意味では、(2)の展開を一番読んでみたいです。
死神の推理
Lキラ=月、Xキラ=魅上の場合、LとXの情報連絡に高田を仲介するのは不自然を睨んだニア。普通ならXキラのXノートに憑く死神を仲介させると推理します。魅上の悪手によって『Xノートの死神は居ない』『死神は一体だけ』と確信したことで、また一歩「Lキラ=月」の確信を高めました。
また、「魅上=Xキラ」という実証を得て、SPK側はまた一歩優勢に。魅上の死神の目は存続中なことから、ノートの所有権を破棄していません。うかつに魅上へ近づけない状況は継続中。来週はニアが月に直接連絡を入れて、死神の件で揺さぶりを入れそうです。
しかし、一人で居る時まで遠隔監視されているとは思わなかったろう魅上も。これを月の計画のうちと言うには厳しすぎる状況だし、仕方のない失点かもしれない。しかしこの世界の検事ってすごく暇そうね。裁判沙汰になる前に削除されるんだもの…。
- [1P1c]臨界点突破直前の、ギリギリなミニスカふとももがたまんないです。
- なんて発言すると削除されてしまう世界。生きていけない…。
- 今さらだけど、外国人のニアにとって「魅」って感じはさぞ難しかったろうな。おかげで「上」の字は小さっ!
- ネクタイの緩み加減はこの程度でベストです? もっと淫らに緩めた方が、身悶えするお姉さん続出では?
- 「あんな直情的な女性は選ばない。」言いたい放題の月!
- 第二部の月は、「直情型」って人のこと言えないよねえ…。
- 「彼女に何かする方がかえって怪しまれる。」今後清美はこの言葉に従うか? 従わないだろうなあ…。
- 「すごい間だな」間を言葉で説明するほどの間!
- ニアの操作する清美&海砂人形が『クネ クネ』。ニアの手つきがいやらしい! 不潔!
- 死神人形の目元のヒビの数が増えたり減ったり…。コミックスで修正されそう。