1231. 週刊少年ジャンプ - 02号
スノウムレイディオ、今年は純真な放送を目指して本番に望みます! 今回は時間の都合より提供サイト様の宣伝を省くのですが、それでも宣伝に協力して頂ける方が居ましたら、宜しくお願いいたします。
- 表紙
- 表紙はムヒョとロージーの魔法律相談事務所。え? え? いいんですか、こんなに速いペースでまた巻頭貰って? と驚いたんだけど、よく見ると一周年祝いだった。二週間も遅れるやん、このお祝い!
- ボボボーボ・ボーボボのお鼻史
- ああ、来週からとうとう始まってしまうのか。企画ページが予想以上に面白かったのです。ボーボボはしばらく、企画ページだけで盛り立てた方が光るんじゃないか? くらいに思っていたので、連載が始まるのは逆に残念です。こんな事言ってたらイノウエさんに背中から刺されてしまいます。ボーボボ第二部が始まるから、そろそろ起きてくださいね〜。(お母さんが掃除機の筒の先で休日のだらしないお父さんをツンツンつつくように)
- ジャンプラーメン第11話
- 「第11話」というジャンプ的には非常にキリのよい数字で最終回迎えた同企画。じゃんぷる終了後もちゃっかり自分の居場所を設けた井沢さんでしたが、その手回しもあえなく消滅です。今となっては『構成:スタジオドンブリ』がジブリのパロという事を、ジャンプ感想サイトの誰にも突っ込んで貰えず11週間も放置された出来事さえ、もの寂しく感じます。
当日はコスプレブースの向かいでラーメン食べるという前代未聞な昼食公開羞恥プレイ。ラーメンの具の内容よりも、コスプレとのコラボを先に取り上げろよ!
健闘枠: ムヒョとロージーの魔法律相談事務所 ONE PIECE 銀魂
特集枠: FALLEN
祝! 魔法律バイヴル一周年! 今後も猛チャージで応援していきたいムヒョロジの先行感想はこちら。
「リオ・ポーネグリフ(真の歴史)」「Dを継ぐ者」「ワンピース」まとめてまるっと総復習できる先行感想はこちら。能力抑止されている日番谷、松本、恋次の副隊長以上組にはやはり荷が重い。破面達の霊圧が圧倒的では、死神が人間界で能力を抑止する意味もないような…。空間凍結が完了したなら、制約は取り払って良いのでは? しかし日番谷くんは勝ち知らずな子だ。好きな子をラスボス藍染に利用され、されど彼女は藍染の影を追い、互いの想いがすれ違う中、雛森を救済するため今日も孤独に戦う日番谷くん。BLEACHが恋愛バトル漫画だったら、彼は主人公のポジションだよ。哀れすぎて応援したい気持ちでいっぱい。これが母性本能を擽るってヤツか。
ウルルの凶悪な霊力に全く気付けなかった破面。浦原達は気を霊力をコントロールできるようです。黒崎一心や雨竜の父、それから「仮面の軍勢(ヴァイザード)」も霊力を隠せそう。人間界にはまだまだとんでもない連中が残ってるのに、破面の人達はアタリだのハズレだのおめでたい連中ですね。
大切な虚の核を、抜いたり挿れたり繰り返し出し入れ。結果いきり立った破面の角にあえなく貫かれる幼女ウルル。幼女を貫きあまつさえ出血させるだなんて、犯罪だコイツ!(確かに犯罪には違いない) 先週の一角の乳首券発行といい、久保先生はこのところWJに挑戦的だなあ。読者に挑発的だなあ。
最近、BLEACH感想がまともな方向に進みません…。
もうチンポには飽きたんですが(「もうチンポには飽きた」と28歳OLのお姉さんに気怠く言われてみたい)、それに対するナルトの「くっ…」というリアクションはポイント高い。これはいわゆる侮辱されて言い返せないけど反抗的メソッドで、攻め手の嗜虐心の火に油を注ぐばかりなのです。その辺を天然でやってのけるナルトは受け属性ポイントが10pt上昇しましたご愁傷様。
「……」と完全に傍観モードのサクラは、どんな表情を浮かべてるんだか。顔を真っ赤にして(///)になってたら俄然燃えるがそれはヒナタ嬢の役目だった! 多分ヒナタなら得意の妄想力をフル稼働させて軽く果てちゃう。「ナルトくんは失敗したっていつも…誇り高き失敗者だったもの…!」という名言を残したヒナタ嬢のことですから、「ナルトくんのがたいした事なくても…私には誇り高き失敗作だもの…!」と柔拳法で頑張ってくれちゃうんじゃないでしょうか。なにをだ。
- 兄さんが表紙の絵本。兄に表情がないのも、過去編で明かされそう。
- 四柱家の術はそこまでして敵に見つけて欲しいのか。君ら忍者だろ。
- サクラが生脚を大胆に披露…って小さすぎるよ。 マジ気合い入れて描こうよ岸本先生!
最近、ナルト感想もまともな方向に進みません…。
サブタイ「光の射す方へ」は赤羽の音楽性とマッチしそうなネーミングセンスだ。先週『限界以上の能力を発揮してごり押しする』ランは萎えると感想したのですが、そこはアイシールドですからやりっ放しな訳がありませんでした。肉体の限界を読者に分かりやすく伝えましたね。「押し勝つだけが全てじゃない」と、押され気味でも堪えて粘る必要性を掴んだ三兄弟も、ここにきて熱い。で、どぶろく先生はトレーナーらしく、そういう事は試合前にアドバイスしようよ。全員が各々、胸に熱いモノを秘めながら戦い抜き、そして劇的な逆転。回想を眺めて思ったのは、ヒル魔にはパワーアップイベントが到来してないですね。雪さんも含めて全国大会での挫折&成長イベントが楽しみ。ところで、セナのタッチダウンに一番驚いてたのはどぶろく先生。今週のどぶろく先生はおいしいとこ取りだなあ。陸の熱い眼差しにニヤリ。(多分)スフィンクス陣の再登場で、作中の空気は一気に全国大会へ。
今週の銀魂は殺人兵器だ。一ページに必ず一回は地雷を備えた途轍もない破壊力。全ての読者の腹部を灰燼に帰すまで止まりません。これぞ銀魂の本領。 山崎の回
新年号の恒例となるか、山崎退メインの回。去年はジャスタウェイが一世風靡しましたよね。普段裏方に徹する山崎が、時稀に活躍する話があるから、彼のキャラクタ性が光ります。いつかバトミントンの回をやってほしい。山崎主催のバトミントン・コロシアム! ところで山崎がメインの回は、必ず山崎が不幸になるような気がします。せっかく目立つ回なのに、可哀想なほど命の危機が到来。お妙さんのおもしろい卵を眼球粘膜に受けて息絶えないなんて、山崎ってばスゴイ。
鋼の要塞
近藤さんの所為でいつしか鋼の要塞と化した。読者の誰もが納得できる見事な説得力でした。「要塞モードオンよ」のセリフだけで、元は近藤対策だったと容易に想像が付きますもの。そんな金あったら道場立て直せよ的な本末転倒の低テンションツッコミから、新八の諦めに近い心情が読み取れます。お妙さん自身が「処女のキャバ嬢」という鋼の要塞なのに、これ以上守りに走ってどうするつもりだ。
ストーカー対決
ストーカー対決が変態対決にすり替わってく過程が絶妙。いつのまにやらさっちゃんは、女性版ハマーと化してますよ。もっと気品と格調あるM奴隷に徹していただきたいものです。「二の枚勲」の天丼「二の枚さっちゃん」という既にギャグにもオチにもならない、されど空知先生の強引さに憧れます。これが笑いになるんだから、空知先生は妙な笑いの雰囲気を生み出す天才ですね。
- お妙→近藤
- 近藤→神楽
- 神楽→さっちゃん
- さっちゃん→お妙
こんな四竦めはじめて見たよ…。
大亜門ブーム
ザラキ(更木)が出てきたりいちごが出てきたり、最近のWJギャグ漫画は身内の同士討ちが激しくなりました。それもこれも全部あの人の所為だ!
作文
報告書の作文を「すんげー稚拙」に思わせるテクニックは、うすた先生の作風に近いですね。作文から滲み出るこのやるせなさと、それでいて憎めない所も似てます。土方の「作文んん!?」ツッコミで綺麗すぎるまとめ。なんて綺麗な起承転結だ。
早坂とユキの兄弟説は意外。弥子を陽動に自分たちの取引を狙ったのも意外(どんだけ元金掛かってんだ)。弥子とネウロに「雑用宣言」しちゃった吾代も意外。小太りのオッサンが脂っこく輝いたのも意外。一番の意外は、早坂の下克上。今週のネウロ様は意外尽くし!
気がつけば、四方八方いい男だらけの魔人探偵脳噛ネウロ様。弥子以外のメインキャラは全員男です。弥子ちゃんは美食気取ってる場合じゃないってば。本来ならキミが一番食われちゃうポジションだよ! でもなぜかこの漫画、男同士の相性が良すぎて弥子ちゃんは安全なんです。ネウロが飼い主じゃ誰も近づけないよね。
一晃vs春人はどちらの勝利もあり得る一戦。一晃の必殺技演出『腕を動かさずラッシュ』がヴォイドのラッシュと丸被りなのが、今の坂本先生の限界なのね。人物画はどんどん上手くなってるけど、背景もキチっと描かなきゃ伸びないですよ。タカヤより坂本先生の成長の先を読んでみたい漫画です。
どうやらもったいぶらず、この戦いの中で全ての能力を出し尽くすようですね。
- 第一の道 地獄道 幻覚を見せる能力(精神攻撃)
- 第二の道 餓鬼道 技を奪い取る能力
- 第三の道 畜生道 毒死しうる生物の召喚
- 第四の道 修羅道 死ぬ気弾と同じ能力
- 第五の道 人間道 ?
- 第六の道 天界道 マインドコントロール(被害者が望む言葉を言い当てたら解ける)
個人的には、本作リボーンに一番求めていたエピソード「主人公ツナの成長」が遂に描かれるとあって、心踊らせています。しかし、今回でツナの才能が開花したら、強いままになり兼ねない雰囲気も。それはちょっと遠慮して欲しい…。徐々に成長する姿こそ、少年漫画たる燃え展開じゃないかな?
「お前は誰よりもボンゴレ10代目なんだ」
今週号のジャンプで、一番グッときたセリフ。リボーンは何を根拠にそんな口叩けるのか! …と突っ込みたい衝動にも駆られるけど、一年通してツナの家庭教師やってきたんだもんね。ツナに秘めたる才能があったなら、それを一番理解してるのはリボーンだよ。これが「血筋の関係で誰よりも10代目」って意味ならどうしてくれようか!
- 引き続き念能力バトルの回。
- テニスの王子様はHUNTER×HUNTERと同調しました。
- 大石と菊丸が宙の上で棒立ちの件。もはや飛翔すらしてないよね彼ら。
- 宙に浮いた二人、その間からは後光まで差す始末。まるで宗教画じゃないか。
- 「雲の上のようなトコにいてスッゲー楽しかっ……アレ?」続きは心療内科で詳しく聞かせてください。
- 覚醒剤が抜けきるまで、大石と菊丸は大会に出しませんからね!
- 大石の手首を庇った菊丸くん。大石の身を案じて勝利よりも友情を取った菊丸って、これぞ友情だよねっ☆
- じゃあ菊丸が打てよ。
- 「大石の手首が限界なら、菊丸が打てば良いじゃない」のちのマリーアントワネット様である。
- 画力(5) キャラ(4)
- 少女漫画チックなキャラ絵はご愛敬。畑違いな少女漫画出身の作家さんです。その辺がWJの空気に違和を与えてるんだけど、それを減点しても余りある絵力。熟練漫画家さんの実力、見せつけられました。人格を問うような『イヤキャラ』も出現せず、”これぞスポーツ漫画の見本”たる爽やかさを見せつけてくださいました。全てのキャラが個性分けされているのも、ベテラン作家たる実力だなあ。
- ギャグ(3)
- ネタの面で言えば、男子のシンボルを吹き出しや角度でひた隠しにするハラハラ感や、ヒロインの『脚フェチ』と勘違いしかねない言動など、ちょっぴり下ネタ混じりのむず痒い笑いが大好きです。しかしライバルの男は靴を噛みきられて、ずうーっとその靴履いたままクールな表情浮かべてたのは、もはや笑い所以外の何物でもないよ。こればっかりは、樹崎先生の天然だろうなあ。「裏側のロゴを見せつけろォ!!」は、裏側のスジを見せt…いえ、なんでもございません…。
- 構成力(5)
- 読者の大勢が未経験のダウンヒルバイクを語るに、誰もが身近に経験あるブランコを利用して、基本原理を解説したのは上手いやり口。脚の素質とブランコの踏み切り組み合わさり、それがそのまま必殺技になる! 読み切りらしく単純明快に分かりやすく紹介しているけど、このネームを纏めるだけの下調べと構成力は、それだけで想像を絶します。樹崎先生は漫画家の鏡ですよ。
ラストの見開き、背景を真っ白にしたのは賛否両論ぱっくり別れそう。個人的には、ナイステクと思いました。バイクと裏側のロゴにしか視線を寄せる余地がない、このインパクト! ここまで全て入念に背景を描き入れてきたからこそ、ラストの背景白地演出が光るのです。いつもパンツ見せない漫画がワンシーンだけパンチラ描いたくらい効果的です。
- 物語(4) 読後感(5)
- 経験一ヶ月で類い希なる鬼才を見せながら、初めての実戦に最後は失敗してしまう。しかしダウンヒルバイクの面白さに目覚め、めっちゃ良い笑顔を浮かべる主人公。この辺はリアリティあるよなあ。すげー爽やかなスポーツ漫画。清涼とする読後感でした。
迷う余地なく即答するポルタ。まさに外道ッ!
「この世界には、未だ数多の『楽園のカケラ』が眠っている。ボク達の旅は終わらない──カスケとサクライが見つかる、その日まで! −たくさんのご声援ありがとうございました−」
という打ち切り伏線だといいなあ。
状況整理の回。『夜神月=二代目L=キラ』や『月キラと魅上キラ』は言葉じゃ解説しずらい。この取っつきにくさをロゴ人形で例えてカバー。言葉にせずとも一目で『月=L=キラ』と捕らえられる状況説明の手法は惚れ惚れするアイデアでした。同時に、ニアが敵味方関係なく人間を手駒に扱う暗喩も。キラ捕獲のやり方はL流でも、人間=駒として扱うのは…いや、これもL流だった。無邪気な子供がオモチャの世界で戯れるように見せて、実は実世界の命運を弄ぶ一大作戦を組む。このおかしなギャップにくらくらしました。
キラを生かすまま証拠を押さえる、二重苦を背負う決断のニア。世界平和のためなら仲間の命も省みない主義。ニアだって一端の正義感はあるだろうに、今回は極めて頑なです。一方の月も着々と準備フェイズ。高田と魅上を隠れ蓑に手を広げます。高田はキラ殺しに荷担するとあって偽善心を削り、魅上も月との主義相違から不穏感が拭いきれず。月の手回しは現状完璧さに欠けますが、それもお見通しの手回しに違いありません。今回の話は、月が計画する全容からすれば、ほんの僅かな導入部に過ぎないのでしょうね。
ところで最近、リューくんの活躍が見られず寂しいです。
「連載で出し切れなかったとっておきの隠しネタを完全放出して最終回」という切法師メソッドのラストか、ああ残念今週で打ちきりかー…と思って読んでいたのですが、途中からどうも空気が変わった。あれ? 新エピソード開始? 正直、東京の地底に地蟲が存在した事実より驚きますよ! 今度は明神抜きの頭脳プレイで、問題解決に努める姫乃の奮闘に期待したいです。属性が5タイプ存在した「梵術」。今まで一度も触れられた形跡がなかったような。ぽっと出アイデアにしては惜しい設定。最初から生かせば、属性使い分けの頭脳戦に駆使できたろうに。リボンの黄布が姫乃活躍の重要なファクターとなるのか。今回で姫乃のお母さんの謎が明かされてフィナーレかな?
- 「八頭身の太臓キモイよー!」それは褒め言葉です。
- 全編に素っ裸の王子なのに、それを感じさせないナチュラルな振る舞いに驚愕しました。
- 『ミラクルボディにご用心!』ラムネ&40の主題歌ですよ! 20代中盤読者ならグサリと胸に突き刺さった人も居たのでは? 超懐かしい。
- 『2人ずーっと(中略)あなたとっても』みどりのマキバオーのエンディングまで! 歌ネタが多い。
- 「備蓄米」で乳首にまで妄想を駆り立てる王子。いちご100%の向井さんよりスゴイよ。
- ボケの流れっぱなしを宏海に報告する悠の律儀さに感動した。今話お気に入りのワンカットです。
- 「キックを使え! 目だ!」「紙やすりで良いですか?」ある意味あいすよりドSな悠でした。
- トイレの花子ちゃんは座敷童子でした。5P目で気付けなかったのが悔しい…。
- 手抜きイラストのように思えて、実は時間が掛かってると思うんだよね、今週の漫画。
- マス太郎の破天荒っぷりは、例のハムスター漫画を風刺してるのか。
- 「ミキキ〜ムカつくなあアイツ…」こんなマスコットキャラ絶対に売れないから! だがそれがいい。
- 「アレはボクの女だ!」こんなのびたくんポジションの主人公絶対売れないから! エロ漫画になるだろ!
- 「オレはペットだぞ」ペットじゃなくて友達だよ☆的なノリじゃないんだ! 何から何まで常識外れ。
- ねずみなのに生肉が主食。何肉だよそれ。
- オチの情景を読者に丸投げする演出が見事。
- 西先生
一周年おめでとうございます! 力の限り応援します! - 空知先生
どこからか聞こえてくる下手っぴな演奏って、すごくのどかで心落ち着きますよね。 - 樹崎先生
「魂の双子」って表現が気になるよ。樹崎聖先生って、87年のホップステップ賞で入選した先生? 今年でもう40歳じゃないですか…。それにしては作風が若いなあー! - 小畑先生
ここ数年、通りがかりの焼き芋屋を見かけたことがないよ。絶滅してなったんだ。
今週号はなんと掲載漫画が最小の18で240円! 少なッ! 高ッ! 次号からD.Gray-manとボボボーボ・ボーボボが復活し、べしゃり暮らしも戻ってくるので、合併号はいつも通りの充実内容に戻ると思います。240円がデフォになる日も近いのか…。