1175. 教官、僕──エクスカリバーが発情期ですよ…?

大衆女性がグッと来るキーワードを寄せ集め、今日も角川ルビー文庫は大暴走を続けます。

──僕が、発情期だ。
──僕が、発情期だ。
 野性的な雄の荒々しさを感じさせつつも、「僕」という一人称で優しげなイメージを持たせ相殺。でも実はわたしだって発情期なのよ、と切り返す女性は多数いますかそうですか。犯罪的レイプではない、同意の上でのレイププレイをご堪能下さいませ、お嬢様。
触るな、握るなっ! 上にも乗るなぁっーー!!
触るな、握るなっ! 上にも乗るなぁっーー!!
 このセリフ一節だけで、ハイテンションながらも総受けを感じさせる男性像が表現された力作です。いつもは面白いクラスメイトなのに、ちょっと大胆にイジメてみたら、あらやだ、意外にウブで可愛らしい反応しちゃうのね、あらやだ、的シチュエーションをご堪能下さいませ、お嬢様。
──覚悟しろよ。俺は相当、イヤラシイぜ。
……覚悟しろよ。俺は相当、イヤラシイぜ。
 忠告なのに許してくれない、そんなセリフに超反応する全国のドMなお嬢さんお贈りします。具体的に何がイヤラシイか語らない奴ァ口だけの男とはよく言いますが、その是非はアナタの目でご確認下さいませ、お嬢様。
そんなにカッコイイのに足フェチって──ヘンタイ?
そんなにカッコイイのに足フェチって──ヘンタイ?
 巨乳フェチは世の公認的な扱いを受ける中、脚フェチは「なんかヘンタイっぽい」と罵声されてしまう今の世が憎い。そんなオレも大の脚フェチですが、この本なら大いなる愛で優しく包み込んでもらえそうです。めくるめく脚フェチの情愛をご堪能下さいませ、お嬢様。
そう…。そのまま飲み込んで。僕のエクスカリバー
そう…そのまま飲み込んで。僕のエクスカリバー…
 男は誰しも自分の中に、絶対に折れない聖剣を秘めているのです。男は誰しも、その聖剣がエクスカリーじゃない事を信じているのです。時に狂おしく脈動を繰り返す暴れん坊の聖剣を、是非ともあなたの鞘に収めてやってください、お嬢様。
教官、僕──バックも上手いんですよ…?

 燃え上がるような愛の囁きをオブラートに包み、間接的に迫る誘惑こそ、我が国の文化の奥ゆかしい「雅」というもの。たぶんメガネ男子の年下男から、甘く大胆にエンジン全開で迫られてみたい願望を叶えてみては如何でしょうか、お嬢様。


男子中学生が週刊少年ジャンプに燃える頃、女子中学生は角川ルビー文庫に萌えているのです。平成の世のリアルな男女像、この戦力の差はあまりにも圧倒的すぎます…ッ!