1149. 週刊少年ジャンプ - 47号
最近はジャンプ一冊読み終えるだけで精根尽き果て、眠りに落ちてしまいます。学生時代は読後すぐに文章を書くほどエネルギッシュだったのですが、最近は若さ分が足りません。でも、ジャンプをじっくり読んで眠りに落ちるなんて、ある意味幸せかも…。
- 表紙
- 表紙はナルト。先週のハンターと同じコピック塗りなのに、このクオリティの違いは一体…。六周年でキャラ人気投票も第六回。一年に一度コンスタントに開催していたとは、ファン想いな漫画ですね。逆にONE PIECEやDEATH NOTEの人気投票って記憶にないんだけど、この差って何だろ?
- ジャンプフェスタ2006
- 会場の幕張メッセまで40分弱の場所に住んでるので、自由入場で無料だし行ってみようと思います。彼女さんを壁(ライン)に据えれば腐女子グッズだって研究し放題ですよ。銀魂とワンピの作者出演ステージは見てみたいなあ。でもステージのやつはチケット応募しなきゃダメなんスかね? アニメとか漫画のイベントって行ったことなくて、正直恐れている気持ちが大きい…。
- TALES OF THE ABYSS(チームG59上!!)
- 「ツンデレキタコレ」って言わせるがために誕生したようなキャラ、婚約者ナタリア。口調や容姿がかなりクリーンヒットなんだけど、年齢18歳て犯罪やん。 せめて二十代…! それも中盤ぐらいで…! お姉さんは無理でもせめて大人の魅力を…ッ! テイルズシリーズは三本しかやってないけど、ナタリアのために*1やってみようかなあ。ジャンル『○○のRPG』って最近の流行ですね。だけど、ゲーム屋のジャンル分けでは『RPG』以外の何物にも分類されません…。
- ドラゴンボールZ バトル体感かめはめ破 〜おめぇとフュージョン〜
- サブタイ長すぎ。おめぇとフュージョンってなにこの恥ずかしい愛の告白的なもの。連載が終了して久しいDBから、まさか新たな名言が誕生です。腐女子のお姉さんも大困惑です。
健闘枠: アイシールド21 魔人探偵脳噛ネウロ テニスの王子様ナルトの握手を誘う我愛羅の砂は、微風が塵を散らす程の弱々しさ。きっと我愛羅も、すごく照れながらの誘いだったんだろうな。 ナルトを敵地に送った綱手の意図も明かされ、ずっと気になっていた引っかかりも解消。暫くシリアスな展開が続いたので、ずいぶん空気が明るくなって嬉しいです。
特集枠: DEATH NOTE
ナルトと我愛羅、カカシとガイ、ネジとリーの絡みが、非常に女性向けの香りを漂わせます。冬の祭典に向けて猛チャージなのか。或いは「妄想の秋」なのか。たったこれ一話で、ものすごい火力の燃料が秘められてます。この悪ノリは好きだから続けて欲しいなあ。しかしトビとデイダラのコメディはどうか。凶悪な組織が急に格下げされた印象を受け、むしろマイナスイメージです。
超美形キャラ・サイ登場。女性とも見分け付かないクールビューティな容姿は、ここ最近のWJの流行ですね。「素晴らしい絵心」「表情がない」「名前がない」など、非常に無機的な雰囲気です。そもそも人間じゃないのか? 或いは、人里の中で育たなかったのか? …とくれば、サイは人柱力の一人である可能性さえ浮かびます。
重心移動赤羽の強さの秘密は重心移動。半年間の試合停止の間に、たっぷりデータ採りしてたんでしょうね。知識として理解しても、それを実戦するのは超難関。選手個々の重心移動タイミングをデータ化し、それを頭脳にインプット、実際に対面する選手達に合わせて重心崩しを繰り出す必要がある。一言テクニックと言えばそれまでだけど、実用化を考えたら途方もない時間と労力が必要。涼しげな顔でこれを成し遂げる赤羽は、故に天才プレイヤーです。
ヒル魔の狙い
セナとヒル魔のタッグ走。赤羽の隙を作る一瞬のために、赤羽の手の内を知りながら知らん顔して激突したんでしょうね。では、『蜘蛛の毒』の概要を知りつつチームに公表しなかったヒル魔の狙いとは何か。重心移動ってのは選手特有の癖だから一日そこらで変化できる代物じゃない? いずれにしても、次週には皆にネタバラしですね。ハァハァ三兄弟がどんな対策を見せるか楽しみだなあ。
筋肉で認識
アイシールドを外して登場したとき、進も一コマだけ意味深なカットあったやん! 「仮面を取った??」ってリアクションはさすがに凹んだ。
スマート
セナとムサシを「スマート」と称賛するコータロー。味方には咎められてるけど、敵選手を素直に称えられる精神って素敵ですよね。デビルバッツゴースト&ハリケーンを白煙の軌道で表現できているのも見事。いや、スマートです!
キックvs赤羽
栗田の巨漢すら軽くあしらう赤羽の腕を、ムサシのキックが完全打破。「なにかしたか今」というセリフの真意は、赤羽に対する煽り以上に『泥門のパワーは容易くねェよ』と挑戦しているようにも感じました。そんなことよりムサシの無精ヒゲが徐々に復活しててお姉さん的にはドキドキする一コマなんですよねココ。きっと男性読者などにはお察しできない魅惑のワンカットなのですよ、多分…。
先週、グリムジョーはヴァストラーデで、残る五体はアジューカスかな? と発言したのですが、ともすると今回の破面は全員ヴァストラーデなのかも。ヴァストラーデが20体以上居れば人間界も尸魂界も滅びると言ったけど、 元は人間の『仮面の軍勢』は破面と敵対して自然。ヴァストラーデがわっさわさ存在しても、割かし何とかなるのかも?
おにぎりトークで必要以上の力筆描写が微笑ましかったです。ギャグ・シリアス双方で楽しめました。
辻本は元芸人だから、「素人さん」の前で知識やテクを無闇にひけらかす事は避けているのでしょうか。彼は真面目な性格のようだし、「芸人を捨てた」プライドが、お笑いに走る衝動を制止しているのかも。いずれにしても、素人の圭介に何度も煽られては、辻本が爆発するのも時間の問題でしたね。
マイクが起爆剤になり辻本がお笑いに目覚める、この小道具の使い方はべらぼうに巧い。「お笑い芸人って表裏の切り替えが激しそう」TV視聴者が抱くそんなイメージを、逆手に取ったアイデアでしょう。「何か」がスイッチになって芸人魂が燃え上がるのは、皆が思い描きやすいだけにナチュラルな表現ですね。
魔法律に関して言葉数少ない六氷が直々に、ナナにあれこれ指南するシーンが印象的。普段見せない振る舞いを余裕たっぷり見せつける姿、めちゃカッコいいぜ憧れるぜ! そして「喋るな」つーのにめちゃめちゃ喋りまくるナナを折檻して下さい誰か。ナナのこのEカップを折檻して下さい洋一兄さん。決まり事をことごとく守らないのは、ある種ナナの個性なのかもしれません。
霊を地獄に引導したのはナナだから、この勝負「引き分け」なんだろうね。プライド高いなあ六氷は。しかしこれでこそジャンプの主人公像です。
- いつの間にか高杉が悪の頂点的ポジションに。彼は一匹狼でこそ光る悪キャラだと勝手に思い込んでました。徒党を組んでいたのは、ちょっと期待外れです。あるいは人気票に押されての大抜擢?
- また子の衣装がこれまた奇抜。空知先生が描く着物の現代アレンジは面白いけど、また子の着物は下半身が完全に分離してるじゃないですか。もはや着物に拘る必要性が感じられない。だがそれがいい。
- 神楽の口調が乱暴すぎて気になります。確かにガキな部分もあるけど、ベースは女の子らしい口調を保って欲しかった。
- 弟の覚悟を想っての、お妙さんの銀さんを制止する覚悟が熱い。
- ジャンプより新八を案じる銀さんが熱い。
- 所々見られる”落書きじみた吹き出し”は編集ミスか演出か。読んでて気が散るので、吹き出し部は公式表現で扱って欲しいです。
- 兄さんも高杉と組んでたのかよ! これは予想できません。ド肝抜かれた〜…。
- どうも原稿が完成し切ってないような…。時間足りなかったのでは?
銃撃が始まったら鐘の中に避難です。ポルタの知恵以前にアイテムの設定が最強ってどうよ。頭絞って考えるまでもない気がする…。毎週何かしらを褒めてやろうと、並みならぬ努力を積みながらポルタを読んでるのですが、ゴメン降参させてほしい。首から下の画力が不安定で目に付きます。せめて打ち切りまでに、安定した画力だけでも身に付けて帰ってほしいです。どうやらキャラ人気で生き残る道しかないようで、サクライのツンデレっぷりはもっとアピールすべきですよ。
- 今まさにガラスの仮面を読んでて、この手のネタは特に過敏になってます。今週は完全ストライクゾーンでした。冷蔵庫のおしくらまんじゅうは濃厚すぎ。「ふたりの王女」ネタに反応できるオレ(男性24歳)に自分でビックリだぜ! 背中の哀愁を感じておくれ。
- 反面、純JOJOファンの方々は度重なるガラスネタに付いて来られず、つまらない思いをしたのでは…と、心配になります。
- 「モテ塾塾長」なんとパロのセルフカバーですよ。スピンちゃんもやって欲しい。
- そして確かに、今週のノリは全般的に「モテ塾」の雰囲気が漂っていました。モテるためストーカーに走ったり、無茶な情報収集で間違った方向に走ったり。
- 最強の馬・アイスに衝撃。イメージ図の巨馬がまさに想像通り!
- スイカの皮放置は強烈な腐敗臭だァァ!!
- 「アタック25」「生活笑百科」この渋い選択は寧ろ恋い焦がれそうですよ。ギャップ大好き。
- 少女漫画→少女小説へ繋いだミラクルアーチ。男性/女性向け問わず、出版社各局に飛び火して大丈夫なのかな…。
樺地の純粋さ故に、冨樫先生も恐れをなして休載した先行感想はこちらです。
独自の経験則から導き出された相沢の推理が光る先行感想はこちらです。
ツナと表六道が先にヘッド同士で対面したのは、なかなか興味深いアクシデント。偽六道をツナ+死ぬ気弾で打破して、表六道にリボーンの正体と能力を見破られそうですね。だけどツナは自力でも死ぬ気になれるし、さほど問題なさそう。ツナが「死ぬ気」になるきっかけがフゥ太なのかな?
「この中にいる!」見開き、この手のネタは「可愛い女の子」を必死に探してしまうのが悲しいオスの性。後藤先生はなかなかやり手で、本気で可愛い女の子を描けば良い線行きそうな絵柄も数点目に入りました。それ以上に、これだけキャラ絵を描けば画力が向上しそうですね。瞬は最後に後藤先生のキャディまで務めちゃいました。
おいおい弥子ちゃん、いくらなんでもこの組み合わせは食べ物を馬鹿にしてないかい? 甘いやら酸っぱいやらですよ多分。かみ切れない食感はイカに似ているのでしょうか。イクラ+キュウリ+ナタデココの軍艦寿司に仕立て上げれば、あるいはバレないかもしれない。
密室トリック
密室の謎解きは、もっと異端な能力を使った暴き方を披露して頂きたかったです。ネウロには正当派な探偵展開を求めてませんから! 毒ガスの”もやもや”がドクロを形作ってる騙し絵のようなバスシーンが印象的。自由の女神が「お台場みやげ」である必要性が謎すぎて逆に笑えたりも。
電卓トリック
先週言及済にて割愛。仲居さんの過剰なリアクション、事前に何を仕込んだよネウロ…。
米国主義
先週までくどくど親和主義の素振りを見せておきながら、ここで一気に米国主義へとひっくり返る! めちゃめちゃ面白いなあ、この思想逆転。先週までと全く逆のことを述べつつ過激な米論(国名は明かされてないけど…)を展開するんだもの。
国家詠唱、バーベキュー、ハンバーガー、Gパン、薬物とコルクバット、枕元にピストル、高すぎる鼻…安全ラインなんて余裕でブッチ。完全にレッドゾーンです! デイビッドが中国・韓国・北朝鮮の人じゃなくて本当によかった。ジャンプが回収騒ぎになるところだった。
で、ジャンプ読者の中には、日本に住んでるアメリカ人の人もいると思うのですが…いいんでしょうか? イロイロと…。
ライスの鼻
今編の開始から毎週のように描かれてきた、ラスコマの「死神」のようなイメージ絵。これはライスの鼻でした。初登場時から『人間の顔を下部から覗き上げた絵』と言及してきましたが、こうして解答編で結びつけてくれると嬉しいです。事件が起こる前からヒントを出す探偵漫画って前代未聞だもの。これは松井先生なりの挑戦状みたいで、いい作家魂してますよ。
教授の反応
終始静観しながらほくそ笑む教授さん。饒舌に語るネウロに、人外の能力の何かを感じ取ってるのでしょうね。この期に及んでこの教授まで「弥子さんはすごい!」と褒めてきたら、全て分かった上での行動としか思えない。
あかねちゃん
やったよ! ついに解答編で大活躍(?)できたよー!
それからメインの女二人よりギャラリーのコマ数のが多い。ある意味これは、漫画描きのテクニックかもしれない。「パク」「パク」「パク」…のシーンが衝撃的すぎた。寿司食ってるとみせかけて実は渚とゆうかりんがタカヤのトランセルを咥えちゃった擬音かもしれない。色々な意味でドキドキさせるなあ坂本先生。
- 田楽マンが不良に変身。二パターン目「カマトトぶってんじゃねーよ」の片目瞑りが超セクシーだぜ。
- ガッカリ系に分類される地雷ダンディの下半身クローズアップ。
- そしてどこからともなくナチュラルに登場してる魚雷先生。前話まで居なかったのに!
- 「塩の容器」に詰まった固形化した塩をつまようじで刮ぎ落とす外道っぷりに注目。
- ボーボボがビービビにケーキを炸裂させるコマ、ダンディがカメラ目線で吹きました。
- ああ、ビックリマンチョコを貼ってしまうとはもったいない。
- 己の地雷を何度踏まれようと次のコマで復活してしまうダンディ、実は完全無敵キャラなのでは…。
- キャラ(3)
- キャラ造形の作り込みよりも、先ずフィーリングで原稿を仕上げたタイプ。前半のキャラは固まっていたけど、後半になるとキャラネタの引き出しが尽きたか。一発の上手さがあるので、時間を費やせば化ける作風かもしれない。化けないかもしれない。あしからず。
- 構成力・物語(1)
- 後半尻つぼみで笑えず、完全に勢いだけの原稿だと明白になってしまいました。例え勢いだけの原稿でも、一本勢いギャグを貫通させれば、良い意味で読者を騙せたのに。惜しいなあ、前半のキレが良かっただけ実に惜しい。
- 画力(2)
- この漫画のギャグの根底に潜むものはズバリ”キャラの迫力”。強烈な不良を描いて実はショボい、このギャップ狙で笑いに置換する。そういう意味では、今の筆足らずな画力が芸風とマッチしてると言えるのかも。
レベル3のエシが強すぎる。正直1〜2話でやられる雑魚と思ってたけど、能力以上に知能も高いなあ。エクソシスト勢が船から離れられない点に目を付け、総力戦にせず常にサシで勝負してる。このバトルはまだ長引きそうだ。打開策はクロス元帥の登場を待つしかない?
マル天にクロちゃんを要するシーンは少々困惑。空中で大槌を打ちたかったんだけど、実は新たなCP境地を築きたかっただけなのでは。そしてクロちゃんがノーダメージなのも気になるよ。彼も専ら接近戦のエクソシストだから、今回は全く活躍できないですねえ。
ここまであからさまに筋書きが同じだと、残るはアイデア勝負ですね。それなのに、今週の『零距離ピッチングマシン』はこち亀がやっとるがな。監督が刀を握ると剣心似やがな。後のないミスフル、今週はついにオリジナリティまでも大不振!
中途半端なタイミングで過去編。ペースが早くてハラハラ。 もっと息長く続いても不思議じゃない漫画だと思うんだけどなあ…。今回で様々な過去がみえたけど、それ以上に未来の展開が全くみえないのが気まずい。だいたいまだ、この漫画はうたかた荘のドタバタ劇しかやってない気がする。この過去編は、一種の打ち切りボーダーか。
主人公の廃れた少年時代、師匠「明神」の人柄、トミさんとの腐れ縁などが一気に露呈。顔は見えないけど、ピコピコハンマー持ってるガクも警察のご厄介に。他の何を説明しなくてもストーカーが原因なのは確定ッスね。
- 演奏会の看板が血生臭い。「グシャッ!」って何の音ですか。
- いざというときに渡されたスイッチは、無線アンテナ付き。変なところでなにこの力筆。
- 「一体どんな魔法を使ってるの!?」ナイス盛り上げ。こんなベタなカノジョが欲しい。
- Aボタン:ノーリアクションのピヨ彦がニクイ!
- Bボタン:顔と身体のバランスが悪すぎるよこのマッチョ。
- Cボタン:どうしてギャグ漫画の男子は皆、白ブリーフ履いてんだ…。
- 村田先生
村田先生こそ真の仕事人ッス! 家族に心配掛けないように…。 - 西先生
そうなんです。もうすぐ一周年なんです。こんなに嬉しいことはないッ! - 松井先生
洗濯乾燥機とは景気のいい話だこと。儲かってますね。 - 相原先生
突然の本誌掲載通告。それが富樫杯のやり方DA!! - 鈴木先生
グランゾード! ラムネ! 懐かしすぎる名称が続々。昔すぎて記憶に残ってないので、今一度通して見たいなあ…。
ワンピとハンターの両方が休載すると、途方もなく物足りませんでした。デスノ休載の時は物足りなさなんて微塵も感じなかったのに…。
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