1125. 週刊少年ジャンプ - 45号

金曜深夜に買ったのに、感想を書き始めた時期は普段と変わらず。やっぱり三連休は忙しいよ…。

表紙
 表紙は新連載「大泥棒ポルタ」。おぼっちゃまくんデスノートとムヒョロジの合成素材。ジャンプの「泥棒モノ」連載は神撫手以来ですよ。しかしなぜか「すごく楽しみ!」な気分には浸れない…。最近の「泥棒モノ」は読み切り作品含めて外れが多いですね。
次週巻頭カラー
 突発的に富樫杯が開催された原因はこれだったのか。

健闘枠: ONE PIECE ムヒョとロージーの魔法律相談事務所 HUNTER×HUNTER
特集枠: 大泥棒ポルタ

* 1(-) 大泥棒ポルタ(新連載)
タカヤを蹴落とす期待の新連載だったハズが、このままではタカヤを生かす新連載になりそうです。申し訳ないですが、今回は辛口感想です。

(失敗点1)キャラ設計
冷血派のチビと人情派のノッポのペアは、意識せずとも某魔法律漫画と被る。「甘い物好き」も某ノート漫画と被る。メインキャラのオリジナリティが現連載陣と重なりすぎて大損してます。これが、読む気を失わせた原因の一つ。

(失敗点2)口頭説明するダサさ
設定や謎は物語進行と並行して明かされるから面白さが際立つのです。それを事あるごとに「あれはこれこれこういう事で…」と一括説明しては、あまりにダサすぎる。カスケの情報収集モードなんて、セリフで語らずとも、演出だけで十分納得できますから。ビバルディの「冷酷非道」「美しいモノへの執着心」などの設定も、作中キャラを動かして漫画レベルで説明付ければいいのに。

『楽園のカケラ』に関しては、現時点では隠すべき作中切り札。第一話から大々的に明かしてどーすんねん! 初対面に軽々しく相棒の秘密を明かすカスケが信じられないし、「アジト」を明かしてはアジトの意味を成してない。もっと出し惜しみしていこうよ!

第一話で既に「深み」を失ってる昭和的作風は、最近では「神撫手」「少年守護神」「サンタ」のそれです。北嶋先生はどうして、敢えて茨の道を進むのか。

うまい棒 潜入用
お菓子のパッケージに入れておく必要性が感じられないとか言っちゃダメ! もはやポルタのオリジナリティは、このお菓子グッズしか残されていません…。漫画的に成功すれば、既存のお菓子とコラボ企画などのイベントも発生しそうだけど、現状では夢のまた夢か。

ビバルディ・パレス
「独房のロックがガチガチ」「ボディチェックの徹底」と難攻不落に見せかけた子供騙しでした。ボディチェックをギャグで乗り切るなんて、そんなのあり!? 「警備員は多くない」はずなのに、警備員同士が顔を憶えてないどころか「あんまり食いすぎんじゃないぞ!」と心配までしてくれる始末。なにこの激甘設定。

姫から逃げても…
姫のストーカー追跡を車で逃走するポルタとカスケ。でもそもそもキミら、アジトの場所教えてたやん。

* 2(3) ONE PIECE
扉絵連載
素顔のボン・クレーはダンディズム全開でした。白鳥コートを捨て、既に『おかま道』は背負ってないのか? シャツの柄が「2」尽くしなのは細かい気遣いしてるなあ尾田先生。背景の白鳥、どうして酔いどれ風?

悪魔の実
悪魔の実の情報を整理。

  • 悪魔の実には『悪魔』が宿っている
  • 実を二つ以上食べると『悪魔』がケンカを始めて身体が爆発する
  • うまく売れば何億かの金になる
  • ”引力”のような不思議な力を感じる
  • 悪魔の実は得た能力で実の名前を知る事ができる

ルフィの食べた実は事前に「ゴムゴムの実」と知られていた。今のところ同種の実は存在しないようで、赤髭海賊団が件の実をゴムゴムと分かった理由は何? カクもカリファも実を一口しか食してないけど、全部食べなくていいのかな(後で全て食べたと思いたいけど)。残りを別の人が食べたらどうなるんだろ。ますます疑問が増えてしまいました…。

ブルーノの本気
剃を破ったルフィに焦ってブルーノが本気に。ドアドアの戦術応用はハナハナ劣化版に見えてちょっと情けない。されどハマれば知略戦。本来力押しバトルが得意なルフィでは、ブルーノとの相性最悪です。予想していた「六式の応用技」も発動です。”輪”は鉄塊の応用技だけど、今後は複数の六式を組み合わせた応用技も出てきそう。CP9の実力もまだまだ底知れず。

道はある
普段はまるっきり意見が合わないゾロとサンジが、キメどころだけはキッチリ阿吽の呼吸。ゴモラの男前な志に打たれ、怒りを抑えたまま『道を作る』二人の雄姿が熱い。ナミの完成版テンポの棒、チョッパーの通訳、ウソップの「狙撃の王」、そして今話でゾロサンの活躍。これで麦わら一味の活躍は一巡しました。次週より、CP9vs麦わらもいよいよ本格化か?

大胆なページ構成で一話まるまる我愛羅復活の回。バトル漫画で「人が生き返る」展開はともすれば作品自体チープになってしまう。だけど今回に限っては、実に違和感なく我愛羅の蘇生まで漕ぎ付きました。サソリ戦を通して、チヨの蘇生術を入念に描き込んできたおかげですね。

仲間の多いナルトのイメージ画と、今も孤独な我愛羅のイメージ画。この描写比較は以前にもあったもの。チヨの転生術がナルトの想いを我愛羅に届けて、二つの抽象画が結合される。二人の結束がそのまま『木の葉と砂の里同士が手を取り合う』結末に繋がりました。このまとめ、全て岸本先生の計算上だったのでしょうか? 今エピソードは落下点があまりに綺麗すぎて、脚本レベルで感動しました。

「百万ドルの笑顔」「親ライオン」「せっかくドンキで買ったのに」など、ツッコミ上手で笑えました。「漫才」みたく形式的なモノだと読み手も改まってしまう。よくある学校のトークとして、一般レベルまで視点を落とすと気軽に笑えますね。

美人すぎない顧問の女教師も、逆にリアルに居そうで良い感じのキャラメイキングしてると思います。見た目天然だけど計算高い「しっかり者」の気質が窺え、まさに理想の女教師像ですね。かなり好感が持てたので、今後も多数登場して頂けると嬉しいです。

第二話でいよいよ本題。圭介と子安が互いの資質を理解し、互いの才能を認めていると相手に告げました。ここからどのようにして「お笑い」の夢へ共感し合っていくのか。そしてまた、パートナーとして成長していくのか。今から楽しみで仕方ない状態です。面白いなあべしゃり暮らし。この漫画、大好きです。

ちょっと大人のおまけ
ちょっと大人のコラ
意味が分からない人は分からないままで居て下さい。

* 5(2) BLEACH
扉絵のその後が気になって仕方ありません。藍染に迫るデブの唇。藍染様の貞操危うしッッ!
多数の破面キャラを先行投入。尸魂界の隊長登場時を彷彿とさせます。20体近く居る破面達にも、それぞれ役割が回ってくるのでしょう。久保先生は先に筋書きを考える作家さんですから、その点は今回も安心して読めそうです。グリムジョーって名前のセンスがオサレ。強すぎず弱すぎず、当て馬役に丁度良いネーミングだ。

松本さんのお色気に一護が超反応。織姫・夜一・松本と、いちいち虚乳キャラにモテますなあ一護は。一番気になるのは日番谷の行方。まさか一匹狼に橋の下で一夜を過ごしてしまいそうだよ。誰か拾ってあげて、この小学生もどき。一護の友達の中では一番謎が多い水色は、今回で死神の誰かと接触しそうな雰囲気持ってるなあ。虚が見えちゃってる浅野にも死なない死相が浮かんでます。

  • 太臓のクラスの担任先生、ツッコミが熾烈すぎですよ。学園長の髪以上にギリギリでドキドキですよ。
  • 「金玉杯」は金未来杯への当てつけか!
  • 高校生には分からないキャバクラ話にもクールに突っ込む悠がカッコよすぎ。さすがモテ四天王。
  • 「メラッサメラッサ」なつかしいフレーズ。他紙のネタまでやりたい放題ですね。
  • 木嶋の初登場時、「細目のメガネ」が某部長に似てるよなぁと、微かには思ってたんだ…!
  • 「ですけど!」ペアが可愛すぎます。この二人はかなりツボです。これからもチョイ役で登場して欲しい。
  • なんといっても「木嶋ゾーン」。ギャグ漫画に使ってもなんら違和感なし。
  • ジョジョネタを禁じたと思いきや、ラストでパパウ パウパウは反則だ。
  • 金玉杯は次週持ち越しで木嶋くんの登場も継続か。彼が居ればテニプリパロの大放出は間違い無し!

扉絵
無人の事務所に虚しさが漂いまくり。「想像したくない未来」という表現には十分の絵ですね。

口寄せ
「口寄せ」能力の賜物か、ナナが悪霊の言葉「会イタイ」を聞き分けました。霊にカバンで物理攻撃してるシーンは華麗にスルーするとして、「口寄せ」の謎に一つのヒントが出ましたね。悪霊は口寄せを敵視しているのではなく、助けを求めてるとか? この勝負、一番に悪霊を鎮めるのは悪霊と言葉を交わすナナなのかも。

神通針
パートナー同士で「煉交換」するための魔具・神通針。ユミ復活時の活用や、悪霊の動きを封じる活用とは違う用途みたい。煉交換にパートナー以外を禁じては、魔法律家にとってパートナーの縛りがやたら厳しくなるのでは。相棒が居ない洋一の場合は「煉交換」すら許されない。悪用制止の目的での制約だろうけど、「同意の下でならOK」くらい緩くてもいいと思いました。

霊磁気収の術
不完全に発動した百八手「霊磁気収の術」。不完全な戦術では五嶺の策も失敗するでしょう。後は六氷の逆転勝ちとなる筋書き…と安易に予想しては、魔監獄で怒濤展開を見せたムヒョロジを侮りすぎか。やはり霊の言葉を理解できるナナが、解決のキーを握りそうです。

やっぱりお色気要員
このエピソードにナナを投入したのはやっぱりお色気のためなのか! 悪霊に制服をビリビリ破られあちこちがチラリズムですよ。本命のEカップの実がいつ弾けてしまうか終始注目の的でした。結局胸元は破れなかったので、Eがはじけるお楽しみは次週持ち越し! 西先生も焦らしがお上手です。

おまけ
こっちの方が似合ってる
冒頭のこのシーン、草だけよりもバラを咲かせた方が似合ってると思った。それもこれも六氷五嶺に奪われることに嫉妬して唇を『ギュッ』と噛む草野が全部イケナイんだ!

過去と現在で六道骸の姿が豹変。本気モードの彼は写真のような容姿に変貌するのかな。敵陣に新たな助っ人が登場。今シリーズはまだまだ続くみたいで嬉しい。京子ちゃんやハルが狙われるって事は、やっぱりチビ達が活躍するのか。次週はあまり期待せずに居よう…。


しっかし、新キャラの制服姿は所々無理があるなあ。一番似合ってる女の子(名前明かされず)が最初にやられちゃったよ…。奥でキャップを深々と被ってる奴は、今シリーズ随一のイケメンぽい。女性読者の期待が禍々しいまでのオーラを放っている…今のオレなら見えるぞッ! 目が黒抜きの双子の男達は、明らかに登場する漫画間違ってる。D.Gray-manの席はここじゃありません。最左のひよこオジサンは、制服を着てる事自体が犯罪ですから。

冒頭、ヒル魔ジョジョポーズでキモダサい件。見れば見るほど面白い姿勢だ、ズルイよヒル魔
コータローのスマートなキックなら、パスはおろかバウンドの角度だって自在に操作できそうですね。ボールが一切ぶれないし、角度も微細に調整できそうです。腕力に頼るパスよりずっと遠くへ通せるし、ゴールキックも狙える。確かにキックチームを極めれば、球が敵チームに触れる事なく得点できても不思議ではありません。

赤羽のスマートな壁潰しも謎のまま。赤羽だけでなく、他のライン陣も壁潰しのテクを会得していて、前半は泥門の壁が崩壊しそうですね。先週、どぶろく先生が三兄弟に新たなテクを指南してましたけど、赤羽の壁潰しテクはあのシーンと関係してるのかも。

赤羽とコータローの、息ぴったりなチームプレイ出来るくせしていがみ合う姿は、ゾロとサンジのそれに近いなあ。まあ赤羽の場合は、コータロー完全無視だけど。コータローの可哀想っぷりがウケるのだろうか。

今週の弥子の好物は井戸水。ヤバッ、ヤバイって! このままでは、さきさんが井戸水の秘境を求める旅人になってまう! 「オレ達の旅はまだ始まったばかりだ!(はなむらさき先生の次回企画のご期待下さい!)」になってまう! どうか常人に実現可能な好物を選別して下さい、松井先生。

ダチョウの温泉卵→激マズ温泉水をバケツ飲み→無敵艦隊バイキングが30分崩壊。バイキングで暴走する弥子は、まるで天下一武道会後の悟空ですよね。食においては、既にサイレベルの異常者な弥子ちゃん。そして彼女を微生物扱いするネウロ。この対比表現で、ネウロの凄みが嫌ってほど伝わります。弥子の食に対するはっちゃけぶりに、肝心の探偵パートが全く頭に入ってきませんでした。大学教授の春川さんが、またとんでもない性癖を持ってる異常者なんだろうな、ってことだけ伝わればOKですよね…?

  • タイトル「止まねえ雨」がロックすぎてカッコイイ!
  • しかし扉絵は、それどころじゃないボーボボの素顔。どっちに注目すればいいのか、正直困惑。
  • 毛狩り真剣を食らい、ベーベベの恥ずかしい素顔も再びお目通り。可愛いぜチクショウ。
  • 死にかけのビュティがかつてなく美しすぎます。
  • 「ドンパッチソード大盛」は一コマ劇場でした。こんなのに笑ってしまう己の程度の低さが悔しい。
  • ところてんの暴走が熱い! と思った次の瞬間には止まってしまった。消化不良も甚だしい。
  • ここまで一切バトルの活躍がなかったビュティ。彼女が活躍する時はボーボボが最終回の時と信じて疑いませんでした。まさか今回で披露とは…やはり最終回は近いのか?
  • 「おやびん お達者で」破天荒の覚悟が涙を誘うよ。

「奮闘センタカラー!!」なんて煽り文、初めて見ました。本当に奮闘してるのは編集サイドではなかろうか。渚のカラーを久々に見た気がします。結局この頭脳派メガネ君はどうやって予選通過したんだ。一番知りたいポイントはそこなのに。「だから私は強いの…!!!」と発言する婦長さんのシーン、この唇が蛭に見えてどうしようもなく気持ち悪かった。はあ、真面目に読まなきゃ良かったぁ…。

* 13(8) DEATH NOTE
多くは先週予想した内容通り。相沢はLが月を追いつめ監禁した内容を概ね明かす。不完全な情報から、次々に事の核心を突いていくニアの推理が見事。一方、相沢と模木は月への疑惑を膨らませた。今後二人は、必要以上に月の行動を目で追ってしまうだろうな。

一方のニアは「第二のキラ」を洗っても時既に遅いとまで先読み。月の思惑など軽やかに乗り越え、海砂には食い付かず。むしろ海砂に食い付くのは模木&相沢なのかも。この後二人は海砂を密かにマークするも手掛かりは出ず、逆にニアの意見を疑いそうではある。

現時点で最も脅威なのはニアに違いない。こうなると能力的に未知数の魅上は、かなりの逸材でなければ、物語的に面白い方向へ転がらないよ。月と魅上がどのような形で逆転を計るのか。もはや短期戦と思われた最近の展開でしたが、今後もしばらくシーソーゲームが続きそうです。次回「削除」は、ニアに夜神月の存在を知られ、月が己の存在を削除するとか?

  • 先週の感想より「既に異変の真骨頂である樺池が、次週もっともっととんでもない異人変人に生まれ変わるようです。無茶! 無茶だよ許斐先生ッー!! 」は、偉大なるフリとなってしまいました。
  • 全然無茶じゃなかったです。
  • 「ばぁう!!」が流行語大賞にエントリーされる前に、試合を止めてください誰か。
  • 樺地は純粋さ故に」が流行語大賞にエントリーされる前に、試合を止めてください誰か。
  • 『百戦自得の極み』に仲間が一通り手塚を称賛。当然のように全員カメラ目線かよ。
  • 樺地の二ページ見開き×2=ただいま売り出し中の人気アイドルレベル。
  • この見開き×2は『百選自得の極み』による二倍返し効果ではないでしょうか? つまり先週、手塚が『百選自得の極み』を見開きで発揮した事に対する倍返しなのです。樺地は純粋さ故にテニス以外の全てにおいても競い合っていたのです!(解説にメガネをクイクイさせながら)
  • 『百選自得の極み』により顔芸の爆笑度まで二倍化しました。
  • もはやラスボス級の面構え。大爆笑を発生させながら、同時に鬼気迫るオーラを窺わせます。

* 15(6) 銀魂

  • 表情の変わらないエリザベスって実は怖いな。感情の一切が読み取り不能じゃないですか。
  • 鍛冶屋の鉄矢さん。これほど無駄にパワフルで迫力ある日常会話、初めて見たよ…。
  • 桂さんの血染めの所持品(財布)を握りながら「げふッ」とゲップするエリザベス。これ絶対使い込んでる。
  • 新八だけは格下扱いされる件。だからお前は新一じゃなくて新八なんだ。
  • 「ミンチにすんぞ」で中の人を思い出しました。やっぱり可愛くないよエリザベス…。
  • 看板で会話するエリザベス。他紙で連載されてた某パンダの人みたい。
  • 似蔵が懲りずにやってきましたよ。コイツはいつまでも改心しないキャラで行くのかなぁ。

グラチャンは生きている?
今さらの話ですけど、ハギャの念能力は「能力者から能力をレンタルする」もの。モラウの友人・グラチャンは生きてるんですね。グラチャンが生きている件は今後の話にも絡むのかな。それがモラウにとって命危ぶむキッカケになりそうだ。人質やアント化してたら始末が悪いでしょうし。

モラウ圧勝
二酸化炭素中毒による勝利。念能力の勝利というより、肺活量の勝利だよこれ。若干は念を活用してるけど、師団長レベルでも念以外の要素で倒すことが可能とは恐れ入りました。

大人のパームさん
ビゼフを眠りに落としたパームの念能力に迫りたい。ビゼフのトランクスは、着用者の意識を拘束する念能力アイテムかもしれない。ベッドに散乱した小道具も、パームさんの念能力とみて間違いないですね。事後状況から推測しても、ごく一般人を生かさず殺さず心地よい快楽の眠りへ陥れる何かと見て間違いないです。それ以外の用途が思い浮かびません。だって少年誌だもの。

懐かしの遊びを取り上げた前半部は面白かった。ルール説明をして一通りオーソドックスな遊び方を展開。話は独自の攻略法に発展。登場キャラの個性と絡ませて新たな攻略法を見出すのも楽しめました。部長が絡んで「田んぼ」という遊びが完全崩壊してからは、作者だけが一人で楽しんでしまった感。このノリには付いていけず、置いてけぼりを食らってしまいました。最近のこち亀は雰囲気作りが良かったし、今回も遊びの切り口はポイントが高い。これにめげず、次週も期待したいです。

* 18(14) D.Gray-man
リナリーがショートパンツで実戦。星先生にしてみれば、これだけが描きたかった回かも。ブックマンがアクマにトドメを刺さないのは、どこかD.Gray-manらしくない。通常のジャンプ漫画ならこの「甘さ」が普通だけど、D.Gray-manには「甘さ」が無いから魅力だったと思う。…とか思ってたら、アクマに逆転されてブックマン死亡。ごめん、やっぱりめちゃビターだったよこの漫画。『天針』には東西南北で四つの技があったのかなァ。

本物の「明神」は既に死んでいた。師匠の「明神」という名を主人公が継いだ設定を種明かし。同時に、主人公の過去も明かされる。主人公も幼少時代から「みえるひと」で、姫乃と同じく陰魄に取り憑かれていた訳ね。こいつらを消したのが師匠で、主人公はその人の下で修行したんでしょうね。どうして名前を継ぐ必要があったか、気になるポイント目白押し。まだまだこれからの展開が楽しみなのですが、まとめに入った感さえあります。も少し連載順上がらないと安心して楽しめません…。

* 20(18) Mr.FULLSWING
次週の連載順を見ないとコメントしづらいですが、打ち切り確定位置に付いたと見ていいのか…。物語の収拾に入ると思いきや、悠長にも県対抗戦をきっちり一回戦から開始。北海道のキャラメイキングがもっそい適当ですよ。訛りでチームカラーを描き分けるのは、実はスポーツ漫画じゃメジャーな手口なんでしょうか。猿野は親子の話で気を取られすぎて、凪さんを蔑ろにしすぎだ。北海道戦で華武校と理解を深めて、残ってる課題をとりあえず一つでも消化して欲しい。

作者コメント

  • 岸本先生
     いやいやいや! しっかり寝てください。自分も何度、影分身の術が欲しいと思ったことか…。
  • 冨樫先生
     色塗りすると連載が止まるらしいです…。
  • 秋本先生
     こうしたネタも漫画で描いて欲しいですね。
  • 星野先生
     公共紙面でまるで恋人のようなやり取り。久々の姉ネタに過剰反応しまくりです!

ムヒョロジ三巻の感想、いつになったら書けるんでしょうか。ああ時間が欲しい。