1070. 第一回・アジア模倣選手権
9月に入ってからのパクリ旋風が、ネタ好きネット住人を魅了して離しません。
メディア公表は一切ないので、ご存じない方も多いのではないでしょうか。実は九月に入り、皆様の見知らぬところで『第一回・アジア模倣選手権』なるものが開催されているのです。大会の知名度は非常に低く、アンダーグラウンドな存在感も手伝って、あまり日の目を見ることはないのが、大会支持者としては残念なところですが…。
今回は『第一回・アジア模倣選手権』の中で優勝候補の筆頭とも言える有力選手達を、数点紹介します。是非とも清き声援を送ってください!
そのオレンジレンジが元ネタのご存じ『ハレンチ☆パンチ』は今アジア大会において、正真正銘の日本代表。まさに期待の新星です。彼女らのユニット名や楽曲がオレンジレンジに近いことなど、日本代表の最終兵器と評しても過言ありません。
大会予選では、記者会見のムービーでネット住人のハートを釘付け。
ユニット名ハレンチパンチは「破廉恥な事にパンチする」という意味だそうです。しかしながら、件の記者会見映像では「ボク」「マスコット的存在」「15歳」などの破廉恥キーワードが続々登場。ハッキリ言いまして、彼女らの存在自体が既に破廉恥です。その一点を視聴者の総ツッコミ待ちする余裕のスタイルからして、既にバケモノじみた貫禄を見せつけます。
大会決勝では、「破廉恥な事にパンチする」としながらもメンバー三人が大胆な水着姿で破廉恥なグラビアDVDを発売するなど、並みならぬ自虐プレイに走るのではないかと予感させます。
韓国では70年代までアニメは90%が、『マジンガーZ』や『キャンディ・キャンディ』など日本から輸入したものだった。子供たちは日本のアニメという認識を持たずに熱中し、その事実を知ってから裏切られた気持ちでいっぱいになった
日本嫌いな韓国の方々は、大好きなアニメが日本産だと知った途端に裏切られた気持ちでいっぱいになったという、極めて切ない感情を露わにされています…。
韓国初のロボットアニメ「テコンV」が発表されると、「韓国人は日本のアニメを捨てて飛びついた。今でもこれを超えるロボットアニメは作られていない」(同)という。
おそらくは愛国心強い韓国。この国産アニメ登場には、国家全土が歓喜したことでしょう。しかし当時アニメ制作に未経験な韓国が、いきなりオリジナルロボットアニメを創作するのは非常に難ありでした。結果、強烈に日本アニメの影響を受けたアニメとなりました。
ただし、「テコンVをパクリというのは禁句」(ライター)だ。
テコンV。
もしかしてマジンガ…ち、違う! テコンVは韓国オリジナルですっ!
テコンVの敵達。
もしかしてガンダ…ち、違う! テコンVの敵達も韓国オリジナルですっ!
正義の心をパイルダーオンして各国の強豪を勝ち抜き、大会決勝まで勝ち残っていただきたいです。
最近発売になった永邦氏の新アルバム「真愛珍愛風行珍藏版」の中に過去のヒット曲と新曲が収録された。だが、その中に「Melody」という曲は日本で有名なゲーム「Air」のオープニングテーマ「鳥の詩」の盗作に関して、多くの読者から抗議が殺到した。
アジア模倣選手権に突如出現したのは、台湾代表「Merody」です。
果汁90%を誇るジュースを探すことさえ困難なこのご時世に、なんと旋律90%以上という楽曲を発表したのでした。これには我らが日本代表「ハレンチ☆パンチ」も劣勢か……!
盗作のくせにオリジナルアルバムとして発表するのは「厚顔無恥」、「人を騙すこと」だと多くの抗議が殺到した。
永邦氏は記者会見を開いて、盗作事情について説明するつもりだ。
大会決勝では、永邦氏の記者会見で次々に発覚する新たな問題が、きっと視聴者の話題をさらってしまうに違いありません。よりにもよって国内随一の好青年アイドルがエロゲーの曲をパクっちゃった模倣とは。今アジア大会で全てを擲って確実に金メダルを獲りに来た! という意気込みを感じずにはいられません。
果たして第一回・アジア模倣選手権、金メダルは誰の胸に輝くのか! 今後の模倣活動が見逃せません。