974. かりそめクールビズ

今年の流行語大賞は、早くもこれで決まりな感さえある「クールビズ」のお話。そもそもオレは私服通勤なんでクールビズ未経験なんですけどね。言い換えればクールビズ素人童貞です! さあ遺憾なく萌えよOLお姉さん。

大変みたいですよクールビズ。形式化されたジャケットにネクタイを外されたため、余計オシャレに気を遣わなきゃいけなくなってさ。ズボラしてスーツ脱ぎ捨てただけじゃ通用しない。世の中そんなに甘くない。政府主導のクールビズ運動で国民の浪費を誘ったのは、実は日本政府って上手いなぁと思ったり。クーラー温度を28℃設定にして電気費を落としても、余りある経済効果が期待できそう。

経済効果は上がってもCO2削減できなきゃ、こんなもったいない話はない。せっかく日本下層の国民側からもウケの良いクールビズ流行なもので、ここは狙い目とばかりに根こそぎCO2排出量落とさなきゃ。他分野を締め付け政策するよりよっぽど、支持率下げなくて済むし。

だけど肝心の設定温度が28℃になってないよ、って話。

通勤電車の車内やレストランなどの商業施設で冷房の設定温度は例年とほとんど変わっていない。「温度に対する感覚は個人差がある」「せっかく涼を求めに来たお客さまに悪い」。環境問題は二の次という“本末転倒”の結果に終わってしまうかも。

今の時代、「経済大国」よか「環境大国」のがよっぽどクールでカッコイイ。耳障りも良く平和そうで老後も安心。みんな働くの嫌になってるし、環境に興味を持たせて再び名を馳せればいいやん? 某中華大国に習ってミニスカートは入園料半額とか売り込んで、アミューズメント施設はせいぜい環境問題に取り組めばいいやん?

大型商業施設では、フロアが広いことや客の人数が流動的であることなどから、店舗内の温度を一定に保っていない。(中略)大丸梅田店では「二八度になるとお客さまから『暑い』という声も聞かれ、それを下回る設定にしている」。

ま、そうはいっても理想と現実は違うんですよね。違うって言ってもちくわとかまぼこのレベルじゃない。ちくわとうまい棒くらい違う。余計意味分からん!

ことサービス業に関しては、そのしわ寄せが一手に集められてしまいます。無論、政府としてもCO2排出問題は放置できないだろうし、今後段階的に「28℃設定じゃない企業は1℃につき○円の罰金」という締め付けが加わりそう。CO2削減できて税も潤う『クーラー税正当化』の初段階としてクールビズなのでは、と読めてしまいます。

ただ、各社ともに本社オフィスは二八度に設定しており、制服のない社員の服装にはクールビズを勧めているという。

うちのオフィスは28℃ですけど、オレのデスクは仕事都合でPC8台積んでまして、パソコン×8=キングパソコンが猛烈な熱風を吐き続けてます。多分オレのデスクローカルだと、室温30℃設定になってる。こんなのぜんぜんクールビズじゃない、もはやホットスポットだ!*1

*1:誤用ですよ。