936. 週刊少年ジャンプ - 29号
デスノートとハンターの先行感想に全力を注ぎすぎて、残りの19漫画は火曜日から書き始めることになり…。今週は死ぬ思いでした。先行感想に殺されるかと思った。
- 表紙
- 表紙はリボーン。死ぬ気弾バージョンのツナがコピペ乱舞。最初、ただの背景模様だと思って、よく見たらツナだったからビックリした。リボーンがアップで表紙を飾ると、黒基調の服装にもかかわらず鮮やかに栄えますね。レオンがこれまた、着色されるとあいくるしいのです。少年誌的な毛色の表紙で、とても好感が持てました。
- 第二回ジャンプ検定試験
- 高得点をたたき出すと本誌で実名公開処刑を食らってしまう、あんまりな罰ゲームを兼ね備えるジャン検・第二回。正直、毎週のように全漫画の感想書いてる感想書きの猛者どもは、こういう試験受けたら一発で本誌に実名晒しちゃうんですよ。受験できませんガクブル。
伊藤 琢磨くん(10) 84点
鈴木 ゆうやくん(8) 82点
田中 健一くん(25) 99点
木村 加奈ちゃん(9) 76点
……!! 痛い!! なにこの痛さ! なにこの成人者虐待ゲーム! いっそオセロゲームにしてあげて下さい。「田中 健一くん」を「(5)」にしてあげて下さい。
- ジャンプショップ(P64)
- ヤッベエエー!! 護廷十三隊Tシャツ、きたこれ。マユリ様のTシャツがめっちゃ欲しいよ。おそらく一番不人気で売れ残る率トップ! 一挙13種発売て、ジャンプショップはワンピースばりに大冒険しすぎ。きっと『十二』のシャツだけ少なめに発注されてんだよ。大人って奴ァ汚い。
- ゲキプリ(P105)
- 普段は脳内カウンターアタックで反射的にスルーしてるテニプリ情報。今週はなぜか目に入って、記事にさらりと目を通したんですが。どうしてこいつら全員上目遣いの写真なんだ。なにそれ。ベビィフェイス気取り? 女性読者に甘えた素振り? 男性読者には啖呵切ってる風にしか見えません。
健闘枠: アイシールド21 DEATH NOTE ムヒョとロージーの魔法律相談事務所
特集枠: HUNTER×HUNTER
ナルトの感情を吐出させすぎた勝手な行動にはおまえホンマに忍者かい!とツッコミたくなりますが、これでこそ主人公・ナルトって奴なんでしょう。2年半が流れても、この性格が在り続けたところから、第一部ラストの決意『馬鹿だからあきらめない』というナルトの心情に変化が無いことを読み取れました。Tボーン大佐vsゾロがなんといっても熱い。海王類すら一刀両断する腕前は、あのミホークの実力さえ霞みそうです。ゾロすら直感で「強い」と察し表情を強張らせる存在と、一騎一刀の戦い。卓越した存在同士だからこそ一太刀で勝負が決まるのも、強烈に痺れた!
一刀流居合・獅子歌々の上級技、二刀流居合・羅生門が登場したのも見逃せないポイント。ゾロの成長が伺えます。ついでに酒の力で指銃の貫通傷が完治したことも伺えます。せめて傷付いてる描写の一つや二つあってもいいのでは…。
ロケットマンの中では、小学生のノリで緊張感のかけらも無い面々。行く先にはCP9と接触、そしてエニエス・ロビー到達が待ち構えてるのに、全然ピリピリしてなくって拍子抜けしました。ま、ルフィ達らしくて、これはこれで良し。
親子今週の前半は、多くが回想編の台詞や信念とリンクしていて、複合的な感動を呼び起こされました。遂にムサシ復活。そして急激に若返りッ! 若返り後、一気にルックスの個性が消えた気もします。絶対女性ファンが減ったよ…。
- 18歳未満でトラック運転しちゃったよ
- 親父に説得されて正装して髪セットしてヒゲ剃って運転してキックしたよ
- 間に合うのかよ!
ムサシが前半のキックに間に合うのは、いくら何でもご都合主義すぎて、強い拒絶感が生まれました。せっかくムサシ復帰で感動のエピソードだったのに、こんな水の差し様ったらない。
超ロングキック
一年半のブランクも、無骨なパワーキッカーを見せつけるラスコマ。『伝説の60ヤードマグナム』の実力を見せつけました。ちなみにフィールドの横幅は120ヤード。半分より前まで前進すれば、ムサシのキックが決まる計算。仮に「パント」を選ばなきゃいけない選択肢でも、ムサシに蹴ってもらえば成功するわけ。
パント
オフェンスが4回目の攻撃時、ファーストダウンを取るには距離がありすぎて狙えない時など、攻撃権を犠牲にして陣地を大きく回復させる事。そのためのキック。
とすると、泥門の第4ダウンの攻撃時に、パントかキックか強行突破か、自在に使い分けられます。当然、西部は3タイプの対策を考えなきゃいけない。これだけでも、泥門に戦略が増えたと考えられますね。
ちなみに、タッチダウンは6点。キックは3点。タッチダウン後のキックボーナスは1点ッス。西部も勿論、後半得点を加えるし、追いつけるの? ムサシのディフェンス面での活躍も期待したいですね。
キックティー
このアイテムは以前からちょっと見せすぎた感があり、新鮮みが薄れて感動が弱まった気がします。
キックを生かす戦術
都合良くハーフタイム。いままで散々言及してきたけど、ムサシ参戦によって、ヒル魔は新たな策を練られるわけですね。逆転の奇策はどのような内容か、期待!
そして、新たなる魔人登場? ネウロが魔界の謎を食い尽くす以前、魔界に飽きて人間界を訪れた魔人だったり? ネウロが登場するだけで十分に不思議漫画を形成しているというのに、この上魔人が二人も同時登場したら、WJ誌面はどうなってしまうのだ。魔人バトルはボーボボ3D眼鏡必須ですか。
かつて大好きだった現代編BLEACHに帰ってきました。そうそうこれですよ、この下らなくて浮ついた学園モノのノリ。以前のように、短編の積み重ねで大きな章節を形成して頂けると、お手軽に読めて嬉しいのですが…。ソウルソサエティ偏のように、一本図太いモノを長期間ストロークされ続けると、いくらなんでも途中で萎えるし乾くし痛くなるんですよ女の子も。萎えるし乾くし痛くなるのは心の話やで? 太くて遅いからって美味しい訳じゃないんやで?そしてラスコマ、第一巻ですでに顔出し済みの待望の新キャラ登場です。きっと彼のエピソードは、当初の筋書きに用意されていたけど、編集サイドの要望や、久保先生のオサレセンスで心変わりして、据え置きのままソウルソサエティ編に突入したのかもしれませんね。もしくは、久保先生の想像以上にソウルソサエティ編が長引いたということでしょうか。
圧倒的な能力差・経験差・地力差・技術差がありながら、「体力∞」の主人公特性を身に付けたタカヤは、いくらダメージを覆うともゾンビのごとく這い上がり、ついに一撃加えてしまいました。「ゴーグルのおかげで視界が広がり反射能力が高まった」という理由付けそれ自体は悪くないんだけど。たった二週間で身に付けられてもなぁ…説得力に欠ける…。WJお得意の『タカヤには天性の動体視力があった』とか天才設定でも持ち出せば、2週間の修行でここまで成長したのも頷けるんですけど…。
かと言って「天才設定」を肯定する訳でも無いですよ。「天性の才」とかショボい設定出てきたら、また別の不満が沸き起こります。これじゃどうあっても、オレはタカヤに対して「叩き感想」しか書けないじゃないか…!! …うーん、困った。次週より新章、タカヤに新たな魅力を見せてほしい。タカヤを叩くばかりしか能の無いオレみたいな読者を見返す、何か光る個性を期待!
戦国の世に鬼の兵が溢れてるって辺り、戦乱に乗じて人の世を乗っ取ろうとする黒幕の存在を感じます。倫太郎の旅の目的や「切法師」の最終目標がいまいち不透明なんですが、当面はこの鬼兵隊を手引きする親玉が、物語の核となる大ボスになるんでしょうか。倫太郎が名乗り上げる時いつも出てくる「陰陽連」も気になる組織。グレイマンにおける教団のようなポジション? それから、幼女を投げ飛ばすシーンは、ちょっと呆気にとられました。魅せる演出としては確かに申し分ないけど、木の上に座らせて置く方が安全だったんじゃ…。- [2P1c] 「よ 飲んでる?」の軽さに吹きました。
- [4P1c] とうとうWJ外のアニメにも手を回し始めました…。
- [4P4c] 読者キャラを陰湿リンチ! こんな漫画観たことない!
- [8P1c] 地獄のイルカがクラブの背景と溶け込みすぎ。こんなチャラ男普通に居そうだ。
- [9P5c] 無意味にクマが多すぎて怖すぎです。
- [11P4c] ビュティからも相手にされなくなった天の助、ああ何処へ行く。
- [12P7c] 味方を壁にしすぎ。3コンボチェーン!
- [13P5c] ソフトンさん自ら「ウンコ」という言葉を耳にすると、ちょっとしたショッキング。
- [14P4c] 「カッポン!!!」もビュティが言ってるのだとしたら、今週のWJで一番の笑いどころ!
「もったいない」=シュコウ将軍は男ってことですか。ようやくまともな敵が現れたけど、どうして「カイン」に登場する敵は、こうまでステレオタイプな悪役に徹してるんだ。読者が感情移入できる敵をどしどし投入して欲しいです。
今週は今週で、アレンが唐突にパワーアップ。荒木先生がジョジョで「人間が爆発するシーンを描きたくなっただけ」と同様、星先生も「アレンが本気の大技を繰り出しイノセンスの暴走を食い止める絵」が描きたくなっただけではなかろうか…。
アレンの成長曲線がすげえ。もう神田など手のひらでプチッと押し潰せるくらい強えですよ! そしてクロス師匠は今も一人寂しく瀕死の身で海に漂い続けてる件。放ったらかしにしすぎー!
今週ようやく気付いたんですが、銀魂におけるキャバクラは、幕末・新選組における「遊郭」「花街」みたいな設定だったんですね。近藤さんが通い詰めてるのもちょっと頷けた。しかしながら今週の銀球は壮絶。空知先生の偏った色眼鏡で見た女の汚い部分(こえだめから生まれた云々)を、これでもかってほどねちっこく描いてきました。ここまで下劣な笑いを誘ってくるのを見ると、次週は「清楚な女性」ネタで攻めてくる? 今週のネタはフリ?今週のMVPはドンペリメニューでした。「ドンペリ」を塗りつぶしてまたドンペリって書いてる適当っぷり最高!
ソフィーが狙うのは理緒の顔。そこで理緒は草野と優を庇い、囮になる決意を固めます。だけど優は、理緒の側から離れない。せめて魔具師と書記の組み合わせなら、ソフィーから逃げる上で僅かに理はあったと思いますが、魔具師+魔具師じゃ逃げるしかないと。
「同じ顔が2つなんて耐えられない」
ソフィーは対象の顔を剥いでからじゃなきゃ、成りすましをしない信念があるみたいです。顔剥ぎしなくても成りすましが可能なこと、すっかり忘れてました。夜の蝶編でやってたね…。
ロッカー
で、よりにもよってロッカーに逃げるんですよこの二人は。ソフィーの鬼ごっこに逃げ切れないと悟ったのか、通路が行き止まりだったのか、はたまた体力切れだったのか。一番の理由は「闇の中の虹」発言と恐怖の演出の都合なんだと思いますけど。ロッカーなんて狭い空間に逃げ込み、息を潜める恐怖感といったら。こっちまでビクビクモノですよ。
「ビコは闇の中の虹だったわ」
ここに来て理緒先生に不穏な影。今の展開で『闇』って言葉はかなり敏感に深読みしてしまうキーワード。闇に対する句が『虹』なのも引っかかりどころ。光じゃなくて? 『闇の中の虹』で一語なのかなぁ。
- 円の「彼女」発言は理緒の事だった(理緒は闇に心を売った反逆者)
- 魔具師を挫折し教師(=闇)となったが、優に出会い再び魔具師となった
- 『闇の中の虹』=「珍しい存在」=魔具師の才を秘めた比喩表現
「1」はまんま、反逆者の一手を担ってたオチ。しかしながら、ここまで六氷や草野や優に助力を尽くしてきたので、この線はよっぽど無いと思っていいでしょう(草野の聖水シーンで萌えてたし)。「2」は、理緒からみた優への想いは未だ明かされていないので、その辺りに解がありそうです。「3」ですが、ネットで調べてみると、元ネタは江戸川乱歩? 要は、非常に珍しく、美しく、二つと無い存在を比喩して褒めた表現に使われたそうです。
予想としては、2と3の複合型を推します。
上級魔法律
魔法律は「魔法+律」か「魔+法律」かで迷ってたんですが、上級という言葉が付くって事は、『上級魔法+律』が正解か。魔列車の刑でさえ通常の魔法律とされるなら、上級魔法律とは一体どれほどの大技なんでしょう。「アロエロ アロロ ロウロワ アロロウ」と、冥界の王にコンタクトをとっている(魔界の言語ぽいので、魔法詠唱の類じゃないと思います)ところから推測して、今回の魔法律は「冥界の王」系統召還で決まりかな?
草野と今井さんは?
どこいったんでしょう。水ぶっかけて、六氷に魔法律書で殴られて、おっきなたんこぶでも作って失神中? 笑えない…。
伏線未回収に付き、次週は早々にも、六氷の魔法律は失敗するんじゃないかと。つーか、失敗しないといろいろなイベントフラグが成就しません…。まさか草野のブランク脱出フラグは、煙球成功させただけで終わらせるつもり!?
正直今週のジャンプは、DEATH NOTEのスナイダー凡ミスより、いちご100%の生パン凡ミスの方が気になった! 河下先生が生パンチラとストッキングパンチラの二パターン用意してきた戦略はあざとすぎて目に余ります。しかもコミックスでは生パンがストパンに訂正されるのは必死。全国数百万人(割と少数)の黒ストパンチラマニアの猛者どもならば、わざわざ訂正版コミックスまで買い漁ってしまいますよ。オレも例に漏れず一人の男として黒ストパンチラマニアなものですから(いやパンチラしたら負けなんだけど。いや、パンチラの勝ち負けって何だよ。)、今週のいちごは正直な話、ぐっとキてしまったんですが。いちご100%なんかにぐっとさせられた敗北感と言ったら。もう絶望的。ちょん切って死にたくなった。
今の雄斗がロングにこだわるのは高月が居るからで、裏を返せば、牧原がライバルである限り、雄斗はショートも諦められなくなる。ゆくゆくは雄斗がロング・ショート両方の選手を目指したりして。そんなのが事実上可能かはさておき。まあ、牧原が雄斗の背を追ってロング転向って展開も考えられますけど…。
ショートトラックの大会を終えたら、いよいよスラップの練習でしょうか。スラップに関しては、雄斗も吾川も同じスタートラインに居ます。おそらく天才的な運動センスを持つ吾川の方が、スラップ習得が早いんじゃないかと予想します。
- [1P3c] 渋谷デビューの弱気な心を理解しすぎ。
- [2P3c] しかも年下に絡まれてるよ。あんまりに弱者すぎすぎるよ。引きこもりニートが読んだら本格的に外出しなくなるよ。
- [3P1c] 格好良く出ておいて消えるの早! 久々に忍者っぽい一面を見た。
- [4P4c] ハマーのセリフに釣られる高校生が漫画的。
- [5P4c] 高校生が急に可愛らしく見えました。これで引きこもりニートも一安心。
- [5P7c] 致命的な穴を発見して吹きました。
- [7P5c] 次週、全然使い物にならないハマーの姿が目に浮かぶ…!
- 岸本先生
梅干しの酸っぱさってクセになります。オレも「梅干し飲みたい」を飲んでみたい。 - 久保先生
それでこそ現代編のノリですよ。 - 星野先生
ワイングラスに変えた所為で気分が高揚して今みたいな展開になっちゃいましたか…。 - 空知先生
本誌も巻末コメントも内容がオッサンすぎです。
会社で感想書くとスゲー効率良いッスね!(当たり前だ) 今週はちょっと力が入ってしまいました。もっともっと抑え気味に、パワーダウンさせて書きたいです。感想書いた後、体力ゲージ0になってドッと疲れが回るので…。