760. 週刊少年ジャンプ - 12号
先週はレイアウトを改造したので、今週はスリム化が目標。…にしたのですが、悪あがきでした。言及点の三分の一を泣く泣く削っても、結局長文。長文というか、これ「言いたいことがありすぎる」のが良くない。下らないところにツッコミ入れるのは止めないとダメなのか。それもちょっと悲しい…。その辺を考慮して、もうしばらく長文癖と戦います!
言及遅れましたが「スティール・ボール・ラン」のウルトラジャンプ復帰もおめでた。ウルトラジャンプは「CLOTH ROAD-クロスロオド-(倉田英之/OKAMA)」「僕と君の間に(鈴木央)」の二作品を読んでいる(どちらもお勧め!)ので、もしSBR感想を継続するなら、いっそ購読してこの三作品を重点感想しようかと思います。あ、買わないかもしれないですからっ。SBR感想もできないかもしれないですからっ。
- 表紙
- 魔人探偵脳噛ネウロ。画力アップで期待大です。爬虫類を思わせるネウロの表情、しかし不思議と貴族的な気品が漂うのは気のせいでしょうか。右下の弥子も地味に美しいです。ボーボボのビュティを更に美化したイメージ。弥子がネウロにビュティ的なツッコミを入れる日を心待ちにします。
- JUMP SUPER STARS
- 右下のJ魂ゲージ特集について。J魂ゲージの位置が紛らわしすぎ、一目で発見しにくいです。むしろ「キラだから」がいちいち目に付きます。効果は「死の宣告」で40秒に対象を処刑だったり? 魚雷先生の紫色にすごく違和感。打ち切ったシャーマンキングをのこのこ招待する編集サイドの傲慢さには恐れ入ります。ファンは嬉しいだろうけどさあ…。
- 休載
- ONE PIECEとブリーチが休載。「ONE PIECE」のおかげでWJ価値が20〜30円ほど落ちてる気もする。しかし、これまでの総集編は丁寧にまとめられていてお見事。一応の重要伏線は覚えていたようで一安心。まだまだ「現役ワンピ信者」を名乗れそう@コミックス買ってない人。黒ひげティーチがドラム王国を崩壊させたとか、割と忘れられるエピソードではないですか? ここで整理されたのは読者的にラッキー。(※ブリーチの言及が一切ないのは仕様です。でもブリーチ頑張れ!)
健闘枠: アイシールド21 DEATH NOTE ムヒョとロージーの魔法律相談事務所
特集枠: 魔人探偵脳噛ネウロ
ミステリではなくファンタジー
探偵モノなら「犯行のヒント」と「動機」は付きもの。探偵モノって普通、読者も推理に参加して楽しむ読み物です。また「動機」を描けば犯行に深みが出て後味の良い(悪い)物語を創作できます。しかしネウロはこの二点を明確に避けてきました。従来の探偵モノと差別化を図った意図を感じます。従来にない「普通をぶっ壊す心意気」その挑戦心は高く評価したいところ。
不思議な描写技法、その原因と思惑
読み切り時から話題に上った松井先生の描写技術。騙し絵のような不思議絵の連発し、漫画よりもいっそアート、芸術性の高いものでした。失礼ながら、当時画力は決して高くなかったものの、芸術センス溢れる独自性は好印象でした。そして本作にも、不思議さいっぱいの描写技法が多々登場しました。それら原因を紐解きどういった思惑が潜んでいるかを分析しました。
- [10P1c] 遠近感の無視… 違和感から「奇妙さ」を演出
- [13P3c] 立体の無視… ピカソ的な描写から「不気味さ」を演出
- [17P1][51P1c] 重力の無視… 「非人間性」の演出
- [16P1c][44P3c] 遠近感の応用… 手足を長く見せ、格好のダイナミックさを演出
静から動へ、ヒロイン弥子に注目
ヒロイン弥子は主人公格ながら主体性が現れず無機質です。序盤の葬式後においてはモノローグに留まり主体性が感じられません。さらに推理場面では完全にネウロの奴隷人形。名探偵コナンでいえば毛利小五郎の位置と言いましょうか。しかしその弥子が、ラスト二ページで化けます。ネウロに抱く思惑と感情が禍々しく露呈し、悪魔に期待と寄せるのです。
54P目まで読者視点(=読者と一心同体)の弥子が、最後の最後で読者から分離し、動的な思考を働かせます。この2Pは、弥子の異質さ・性格・格好良さが動的に溢れ出した瞬間です。この演出にはすっかり引き込まれました。
推理設定の違和感
褒めてばかりはいられません。推理設定に数点のツッコミ所を感じたのですが、特に大きな違和感を一カ所。
喫茶店の設計[45P3c]ですが、トイレ側が喫煙席になってます。これって店の配慮が欠けてます。タバコ吸わない人もわざわざ喫煙席を抜けてトイレに移動しなきゃダメ。普通は禁煙者を配慮して、トイレ側のは禁煙席をもってくるものです。この点、強いご都合主義を感じました。先に犯行タネを作って、仕方なくこんな店の設計にしたんじゃないの? と疑ってしまいます。
- ネウロに可愛い(受け)と怖い(攻め)が同居していて、キャラ設計が絶妙
- 可愛い→魔人の無邪気さ&お茶目さ
- 怖い→魔人の人外な能力&言動
- 被害者が血を吹きすぎてホラー。ホラーつかスプラッタ。
- 被害者の断面図がホラー。臓器と血管が気持ち悪い。だがそれでいい。
- 犯人が血飛沫でスマイルマークを描く仕草も悪魔的。松井先生って演出家だな。
ラーメンばっか食ってるナルト。作者のラーメン好きを継承してるのかな。「イルカ先生より強いかもね!」に中忍のイルカ先生もついつい「テメェ下忍の分際で!」とは口にしません。漫画変わっちゃうからそれ。
番外編の制約で岸本先生も成長したのかな。第二部は「一話分の情報量」がぐっと詰め込まれてます。無駄なく、まとまりよく、展開が早くと好印象。てっきり我愛羅戦も今話で終わると思ってましたが、さすがに我愛羅の見せ場で引き。イタチと同レベルの強さであろう「…うん」の人もこれで終わらないはず。対する我愛羅、今週は既存の技しか使ってないので、次は新技のお披露目でしょう。
次週は「…うん」の人の逆転劇が描かれ、両者痛み分けor「…うん」の人の勝利(我愛羅誘拐を達成)となるのでは。どうでもいいけど、「…うん」の人は早く名前を明かして欲しい。感想書きづらいよまったく。
ヒル魔の焦り
終始大汗を垂らしながら危機感を浮かべるヒル魔。他はともかく彼がこんな表情をしていると、泥門は本当に後がないと感じます。ヒル魔が泥門の中核に在ることを、読者は自ずと理解しちゃってる。バカ→瀧兄と一瞬で分かるくらいにです。これスゴイことですよね。キャラ造形がきっちりしてるんだなあ。
エースの役目
門太の「『勝つこと』 チームのエースだけは死んでも負けちゃいけねえ」キレイ事なんだけど、スポーツ漫画として熱いセリフです。ICは毎週こんな熱いセリフを用意してくるから侮れません。
先週の感想よりICの王道演出、ここはドンピシャ。ICはこれまでの必殺技誕生を思い返しても、「何か」からヒントを得て新技を発想し、見せ場へ繋ぐ機会が多いです。今回は過去のエピソードを上手く絡め、新技と回想の組み合わせで二重に熱かったです。スピン!? ハリケーンゴースト! すげーッ! 思わず脳内で叫びました。
この試合に残されたセナの課題として(中略)何を発想しどのように活用するか、これが次週の見所ではないかと予想しておきます。
更なる逆転劇!
巨深が勝つのか! いやセナが抜いた! 泥門勝利! えええ水町が!? なんちゅう逆転劇の多さですか。残り二秒で泥門絶望的。2秒といっても1ゲームできるハズですけど。
伏線状況
セナが筧を抜いたことで、筧の偽アイシールドに対する執着が解消、セナvs筧伏線の回収となりました。一方、小結と水町の因縁勝負は、まだ完結していません。次週、ラスト1ゲームは小結に見せ場があると予想しておきます。タッチダウン寸前ですから、ここはパワー勝負でねじ込むでしょう。
タイムアウト
ヒル魔が最後に叫ぶ「タイムアウト」の意味も調べました。アメフトは通常、作戦準備からプレー開始までが「25秒」と決められていて、それ以外の時間はシビアに経過するそうです。つまり今週最後のように、試合が止まっても時計は流れ続ける。そこで登場するのがこのタイムアウト。
- 意味はそのまま「時計を止める」こと
- 両チームそれぞれ、前半と後半で各三回使える
- 使うと90秒の猶予がもらえる
なるほど「タイムアウト」を宣告しないと、あのまま試合終了だったのか。さあ、残り1ゲーム。アメフトは残り時間0秒になっても、1ゲーム終わるまでは試合続行のはず(以前にもあったと思います)。小結がんばれ。蝶・がんばれ。
先週時点では生存説も残ってたんですが、海砂がノートを掘り返した時と同じく、あっさりと処理。ワタリ、ひっそりと有能に死亡。でも、データデリートの処理時間は早すぎ。データが多量なほどデリート時間は長く掛かるハズ。これはご都合主義なのか、それとも裏があるのか。
L死亡
40秒後にLもあっさり死亡。「死にマネ案」は月がLに触れたこと&レムノートを入手したこと(=ノート内容を確認)から、まずありえません。「生き返る案」は、Lがノートに”自分が生き返るような記述”をした案もありますが、40秒じゃかなり難しい。Lは完全に死んだとみてよい。デスノートは愛着・人気あるキャラも殺す。そんな思い切りの良さが売り。今回はそれにしても意外でした。無論、今回はLが死ななかったら海砂が死んだ可能性は高いですね。
どうしてもLを生かすなら
『○○(Lの名前)はデスノートで殺されるが○時間後生き返る』と書いておけば、生き返る可能性あり。これならLは誰かを殺さないので、例の13日嘘ルールが適用されないと考えるかも? 名前書くからやっぱり適応されるかも?(まあ嘘ルールだけど) Lがノートに名を記述するリスクを犯すでしょうか? この案も無いと思いたいです。
レム消滅
月にとっては邪魔な死神レムも消滅。レムは海砂を第一に考え、その海砂は月がいないと生きられないので、レムが月を裏切ることはないでしょう。レムがLの有利に働くような小細工も考えられない。でもレム姉さん、自分が消滅したら「海砂は用無しになる」と考えなかったのでしょうか?
「が…… ま……」
「やはり私は間違ってなかった」の直後「が…… ま……」と続けるL。「が…」は文脈的に「しかし」を指すなら、「ま…」は何らかのメッセージの頭文字。そこで予想してみます。ま……に続くはずだったセリフ。
- 間に合った
- Lが死ぬことで月と海砂が犯人となる証拠を用意していて、それを警察機関へ転送した
- まだ終わらない/死なない
- 自分が復活することを主張
- 間に合わなかった
- 犯人が分かったが、誰にも伝えられず間に合わなかった
- 負けた
- 単純に知略戦の意味で「月に負けた」と。これが一番しっくり来る
- 丸見え
- 「月くんの悪ズラは最初から丸見えでしたよ?」最後まで負けず嫌い
- ガマーラ……ガクッ
- 実はそんな名前の恋人が居ました。DEATH NOTE第二部、お楽しみに!
- まずまずの成果だ……ガクッ
- 実は他にLがいて自分はオトリでした。DEATH NOTE第二部、お楽しみに!
- 「まだまだだね」
- 無我の境地に到達
- 「が…… ま…… ん……」
- リボーン風に
次号「零」
Lが死亡し、月に仇なす者がいなくなった(=敵が零)という意味かな。月がデスノートを入手した当初の状況に戻った(=リセット=零)とも読める。世界を零に戻す、とも考えられるけど…。来週の可能性は無限大に秘めているので、予想しがたいです。大穴で『零(レイ)』という新主人公が登場。
月L編終了?
次週の展開は全く読めません。L死ぬと話終わるもの。Lとは別の敵対者を登場させないと、話にメリハリがつかないのではないでしょうか。このまま月の世界征服編とはいかないでしょう。
今後の展開をトンデモ妄想
個人的に期待したい今後の展開は、主人公の変更。今話の後月はキラとして再降臨し、時は2005年2月(現時期)まで飛ぶ。主人公は月L並に知性ある高校生程度でもちろん一般人。完全な第三者からスタートして、キラ事件に不快感を持っていて、彼(彼女)が徐々にキラの正体を突き詰めていく。こうすれば、デスノートに対抗する者(=正義)として描けるので、現状PTAからの大批判の波も乗り越えられますよね。
また、読者がデスノートのルールを熟知していることを逆手に取り、一般人の主人公が徐々にデスノートの存在やルールを解き明かしていくのは爽快さがあります。トンデモ予想というか期待だけど、これやってくれないかなぁ。
辻褄合わせのリセット
大場先生にとっては、今までの物語をほぼリセットできるメリットあり。この先の物語プロットは、また好きに組めるわけです。もう辻褄を合わせのために窮屈な思いをしなくて済むのでは? 最近は辻褄合わせで後付け設定が頻出したので、ここは一度新展開を向かえ、体勢を整えて欲しいです。
(先週の感想より)これについても早速明かされました。「タイムを捨てて勝負を選んだ理由」はノーマル靴で勝負したから。そしてこのレース和也は雄斗に負けます。今年こそはと思っていた矢先、雄斗は引っ越し今年の出場は絶望的。そりゃ和也くんが怒る気持ちも分かりますよ。
高月は普通に走れば新記録確実だったが、タイムを捨てて瀬尾と競う。同じレベルの者同士が競い合えば記録も伸びそうですが、果たしてスピードスケートは何が違うのか? 次週以降明かさしてくれるのでしょうね
おそらく女の子の吾川ちゃん、しかし今週も完全に男の子。雄斗に「吾川君」と呼ばれるくらい男の子。ホントに女の子…? と心配になるほど。東京のスケート事情に無知な雄斗。引っ越す時にどうして東京事情を調べなかったのか気がかり。小学生じゃ調べようがない? プロを目指せる力量があるなら、監督や親から情報伝わるような…。雄斗の家族事情は未登場なので、その辺りに真相が隠されていると思いたいです。
[21P1c]のお姉さん、スケート場でミニスカデートはヤバイって! 見せパンでもヤバイって盗撮されるってむしろオレが盗撮を(検閲)…!!!
- [1P3c] なぜ真撰組は総悟に説得させるのか。お約束か! お約束で済まされるのか!
- [3P1c] 先週に引き続き、映画に影響され竹内刀入ってる土方&ハゲの人。ハゲの人に名前付けて下さい。
- [4P2c〜5P1c] 神楽の猛烈な毒舌が次々と炸裂。父親に向かって何てこと!
- [6P1c] さすらってるネタ。自虐ネタの応酬。今週のMVP。
- [6P6c] 「この年頃の娘はガラス細工のように繊細なんだよ」もし娘を持ったら、こんな心境になるんだろうなぁ。
- [7P4c] 「ドメスティックバイオレンス」 逆! 逆!
- [12P1c] えいりあんを欲しがる奴なんて、あのバカしかいないよ。…いや、せめて皇子は付けようよ!
- [13P4c] 「ただれた展開」ぜひとも感想に使いたい日本語です。語彙広いなぁ。
- [13P5c] 神楽はできちゃった娘。そんなの知ったらグレるに決まってるやろ!
- [15P5c] 「安寧の身を〜」空知先生は本当に語彙が広いなぁ。
- [20P] 銀さんは歳食ってるだけあって、父親の気持ちが分かるんだろうね。
先週の特集よりクロウリー=イノセンス、エリアーデ=アクマ。しかしこれでは、現状二点の不都合が起こります。
・『クロウリー男爵』はイノセンスとは無関係(八年前の調査より)
・この報告書は『古代植物界百科』に挟まっていた
・イノセンスの腕の血は苦い
・「アクマの血が甘い」事への対比表現と思われる
エリアーデを吸血したい欲求がある(エリアーデ=アクマ?)
・アクマの血でも変身するのか?(エリアーデ=アクマ?)
・「二人で生きるため」に、クロウリーに城の訪問者を襲わせている
SnowSwallowでは「クロウリーとエリアーデは真実の愛」路線を推したいところです。
これら矛盾がなければ、「血の甘い苦い」「エリアーデの血で変身」などから予想時点で二人の正体を確定できたはず。それでもアクマと決められなかったのは、クロスがアクマを見逃したこと。オレはどうも「クロス元帥=冷酷非情(神田以上)」というイメージがあり、それに捕らわれすぎたようです。
不具合のフォローに考えられる案として、教団はクロウリーとエリアーデに同情して、イノセンスとアクマを認知しながらも見て見ぬふりをした。イノセンスとアクマ共存のテストケースとして一端放置を決めた。しかしこの二件も教団の意志に反する。教団は拉致してでもイノセンス所持者を強制連行するのでは? リナリーのケースがそうだったような。
次週以降は、教団が彼らを見過ごした意向も示されるはずです。
- [3P3c] へっくんの普通リアクション具合がたまらん。
- [3P5c] カンチョーされたまま過去話突入。以後12Pまでずっとカンチョーされてることに。
- [5P2c] ハイドレードはマルハーゲ帝国の人間なのに、どうして髪の毛伸ばしてるんだろう…。
- [6P1c] マジですか!? ハイドレードと魚雷先生は幼なじみッッッ!!!!! やっべ、フラグ立っちゃった。幼なじみ妄想しまくりだ。「ここで連打せよ!」と指令が下りそうだ。
- 妄想その一 「もう…ハイドレード、起きてよぉ…遅刻しちゃうよぉ…ギョラ」「お、おまっ、なんで俺の部屋に居るんだよ!」「だって、ハイドレードのお母さんから、部屋に入って起こしていいよって言われてるんだもん…ギョラ」
- 妄想その二 「オレ…ずっとオマエのこと幼なじみとしか見てなかったけど…」「え、…ハイドレード、それって……」「分かったんだ。オレが本当に好きなのは、魚雷ガー」「あんた達ふざけすぎーーー!!!」
- [7P1c] 魚雷先生それ危ない! そしてダンディはノーリアクション! 危ない!
- [7P4c] 「無理矢理覚えさせたのでは意味がない」無理矢理覚えさせるダンディが熱い。
- [11P2c] ハイドレードの幼なじみなのに、全く覚えてないよこの人…。
- [14P4c] おもいっきり猫の洗脳してるやんけ! 頭の機器は必要なし。
- [15P4c] ボーボボの価値観「地雷ダンディ>ベーベベ兄さん」
普段個人にスポットを与えてこそ、今週のようなキャラ大量投入話も見栄えが出る。それだけにありがたみゼロ。そして初の前後編かな? このままビアンキを出さず終わりにしても、全然違和感なかったですよ…。
立場の整理
先週言及し損ねた各キャラの職位を整理。
- 執行人 ムヒョ
- 裁判官 ヨイチ
- 執行人補佐
- 一級書記官
- 二級書記官 ロージー
- 一般人 ナナ
おそらく草野はこの話を通して一級書記官に昇格するのでしょう。草野と同期で「一級書記官」の健気な頑張り屋クンが登場したり。草野のちょっと先輩にあたる「執行人補佐」のクールで優しいお姉さんが登場したり。強調部分間違ってますから。空白部分にどんなキャラが納まるか、楽しみは広がる一方です。
悪霊の口がエロス
確かに口が沢山あると怖い。でも、例えば[2P5c]ナナのうなじに発生した唇なんか、最高にエロスを感じます。指突っ込みたいナナはいやらしい。さすがスタイルもDカップですね。
草野に課せた制約
あっという間に試験会場中へ蔓延した悪霊。混乱を避けるため、六氷は草野に「何が起きても泣き叫ぶんじゃネェゾ」と約束。読者視点の草野に制約を与えることで、読者側に草野の緊張感がひしひしと伝わってきます。また、現状に気付いているのが六氷と草野だけという絶望的状況が、その緊張感に深みを増していました。今週はホラーというよりサスペンスのノリを感じましたよ。
草野の感染、六氷の冷静
ナナの気遣いから草野感染。いや、ナナは悪くないって分かるんだけど…。先週も同じ事言ったんだけど…。こう毎回トラブル起こすとウザイよナナさーん! これでクリーンなのは六氷だけに。ほぼ無敵キャラの六氷は、それだけに今週頼りがいがあってとても格好良く見えました。
霊攻手
六氷の魔法律から『霊攻手』に間が空きすぎたので、最初数ページはこれが六氷の魔法律とは気付きにくい。霊攻手がエンチューの解き放ったこの事件の主謀霊と思ってしまった。エンチューが放った籠に、目的を達成した霊攻手が戻ってきたのかな? って。全然違いました。
悪霊の口がエロス2
[13P2c]草野の手に浮かぶ唇がまたしてもエロス。エロスというか、この唇の浮き具合はそのままアレじゃないか! 危ない! エロスもほどほどにな。オレが。
エンチューの悪霊召還
[17P1c]でエンチューが使った悪霊召還。エンチューの左手に小さな光る球体は、[5P1-2c]で六氷が使っている魔法律の演出と同じ。つまりエンチューの悪霊召還も、元は同じ魔法律なのかな? さらに「人間が悪霊を召還できる」という新設定も見逃せません。ムヒョとエンチューの対立が描きやすくなりますね。
眠らない六氷
魔法律使ったのに眠くならないんでしょうか、六氷。
あれだけカズキ再殺に執着したブラボーが一転して軟化。意地悪な言い方をすると「カズキ再殺の執着ってその程度だったの?」と疑います。バトル漫画は『勝敗に負けたら折れるものだ』という先入観・ルール・都合で話が進行した印象でした。カズキは戦いに負けても信念が残っただけに、ブラボーの転向っぷりは今一つ説得力不足では。
火渡様来襲で絶体絶命。乙女美少女毒沼たんも共に行動してるかな? 蝶・放置プレイのパピヨンが気になるよ!
ストレートに結ばれたのはベストとは言い難いが最低限は評価したいところ。いつもなら真中やヒロインは逃避しますから。本来なら、真中は周囲の女の子への想いを全て絶ちきってから告白すべき。今一番なのが西野なだけで、来週には別のヒロインが良くなるんでしょ? …と心配に。広視野かつ先見性ある判断をした上で告白なら、応援するけれど。これじゃ勢いでヤっちゃったみたい。そしてデキちゃうんだ。神楽が生まれちゃうんだ。
今後真中は、別ヒロインといちゃいちゃできません。さつきにセクハラ受けたら浮気です。東城の相手が弟だと知っても、東城へ思いを寄せることは叶いません。色々あったはずの向井を蔑ろにしすぎです。西野と付き合ってるって、みんなに宣言するんだよねえ…? センターくんは全員から本気で殴られて下さい。お願いします河下先生。
猛プッシュとまではいかずとも、知性あり、道徳あり、微エロあり、と低年齢層を意識した良作でございました。そしてこの漫画には何より、異生物間の垣根を越え友情や愛情に満ち溢れてました。最後までスッキリ爽やか。家族作業になっていたところも感動。オチの「外国暮らしで気が大きくなってたのかなあ〜?」にも爆笑。
次作は、まず読み切りが楽しみです。
あらすじの不条理さが面白すぎます。「一体何なのか…躍動しろ! オレのラグジュアリー!!」意味不明なアイテムを投入して笑いを誘うのは、今も昔もうすた先生の十八番ですよね。- [1P2c] 妄想田村はこんなに可愛らしいのに…。
- [1P3c] ギャップすごすぎ!
- [2P3c] わざわざそんな店の隅っこ(棚と壁の間)に挟まって隠れようとしなくても。いや気持ちは分かるけど。なんか安心するよね、その隙間。
- [3P1-3c] なんか知らんけど横滑りで縮地法でたーーァ!!
- [4P1c] 「YO!」で「ヨッ!」になる不思議。活用法多いな。
- [5P7c] 「このチョコ…ハマーさんに渡してくれませんか…?」すごい都合良く捉えちゃうハマーさん…あっフナムシさんが、典型的な痛さを演出していて抱腹。
- [6P7c] 「それってまさか…この拙者が着てるジャケット…?」そっちかよー! コマの中にキャラが描かれていないんだけど、ハマーさん…あっフナムシさんの方は汗かいてて芸が細かいです。
- [7P9c] 1P目の美形演出はオチのネタフリ。美形妄想オチ最っ高ー! かわいいわ格好いいわでもう斬新すぎる。
お題 「あんた死ぬわよ!」の細木和子先生が先日さらに過激な発言をした。それはなに?脱ぐわよ
…過激すぎ。
キスくらいならいいわよ
…地獄に堕ちる方がましだ。
生むぎ 生ごめ あんた死ぬわよ
…一人時間差! 単調なお家芸にバリエーションを加えてみました風。
ほった先生… 取材は一昨年も前から! じっくり作り込まれた物語プロットに長期待。これで短期打ち切りになったら首を吊るしかないですよ。「打ち切りなんてありえない」そんな自信が伺えますね。
小畑先生… バトンタッチですね。寂しい気もします。
和月先生… お身体にはくれぐれもお気を付け下さいませ。
岡野先生… 一年間の連載お疲れ様でした。全体を総評すると本当に良作。次作も子供達の教養作品となる漫画を期待したいです。
うすた先生… 笑
じゃんぷると作者コメントの言及は試験的にやってみました。読まれやすい文章って難しい。永遠の課題です。