744. 週刊少年ジャンプ - 11号
(2/16追記)「ユート」に若干追記。
(2/17追記)「NARUTO」「Mr.FULLSWING」に訂正と追記。
時間に余裕ができたので、WJ感想をイメチェンしました。今回のマイナーチェンジによる個人的な狙いは以下です。
- 各漫画間の区切りを分かりやすくした(読みたい感想だけ読んでもらう配慮)
- 健闘枠&特集枠の感想とそれ以外の感想を差別化した
- 健闘枠&特集枠において「感想ポイント」と「分析ポイント」を明確に分けた
- ギャグ漫画の感想は”ポイント感想”路線へ切り替え
- リストタグ等、各種タグが簡単に利用可能
- 一行辺りの文量が長くなった(=欠点 長文苦手な方ごめんなさい)
お客サマを意識して読みやすくする配慮を盛り込みつつ、感想を書く際のユーザビリティも確実に向上しました。後者のメリットは個人的に助かります。特にリストタグは、オレの長文化を防ぐ主要武器っス!
ここはもっとこうした方がよい等、意見や改善案があれば教えて下さいませ。
- 表紙
- ユート。この表紙を見たら絶対主人公は女の子だって思うって。長いまつげや頬の赤らみ具合とか、おかしすぎ。こんな描写、「女の子」か「とんでもないショタ」かどっちかだよ。
今週は特集枠二つにした手前、文量がバカ長いです。ああもう、短文で簡潔にまとめる才能が欲しいよ。
健闘枠: DEATH NOTE ONE PIECE
特集枠: ユート D.Gray-man
「ユート」の由来
タイトル名は主人公の名前「瀬尾雄斗」から。スピードスケートの固有名詞かと調べたのですが特に意味無し。ユートという語感が良いですね。散々言われてるだろうけど「ニート」にあらず。ほったゆみ先生の手腕で、ニートが主人公の大逆転サクセスストーリーを描いて欲しいですね。とことんどうしようもない主人公、しかし彼には天性のギャンブル運があった。闇の世界に根付く巨額の資産を持った組織と、ひょんなきっかけから接触。ニートの主人公はやがて、数々のギャンブルを駆使してこの巨大闇組織に立ち向かうのだった…! ほった先生の二転三転するギャンブル勝負展開にご期待下さい。ざわ・・ ざわ・・
題材はスピードスケート
国内のスピードスケート認知度はアメフト以上囲碁未満といったところでしょうか。囲碁は日本の国技で歴史も深く題材も幅広かったですが、さてスピードスケートはどうでしょう。日本はスピードスケートも強いので、アメフト以上には周知されていますね。来年は冬季五輪を控えていますし、連載が軌道に乗ればメディアが取り上げます。この段階に乗れば編集サイドのタイアップも獲得し、安定した連載が期待できそうですよ。
勝負の描き方
囲碁では勝負の具体内容を省き、勝負の行方だけを描きました。スピードスケートでは氷上を疾駆する選手達の闘争や駆け引きを、視覚的な演出で表現しやすいと思います。はたしてほった先生、今作の勝負描写はどうこなしていくのか? これは次週の見所です。
雄斗のライバル達
第一話で肝となる人物は三名。主人公の雄斗、裏主人公となりうる最大の好敵手・高月和也、転校先の同級生・吾川です。それぞれのポジションを応えてヒカ碁風に例えれば、高月和也=塔矢アキラ(最大のライバル)で、吾川=和谷義高(ライバルにして親友)とでも評しましょうか。以降、各キャラクタについて掘り下げ、分析します。
主人公・瀬尾雄斗
まつげが長く少女のような容姿の少年。ガッカリした人も多いと思いますが、個人的は大満足の設定。理由は「昨今の萌えポイントの流行が乙女少年」という事ではありません。主人公は今後大きく成長する過程で、次第に強く凛々しくなる。輪郭がシャープになり、目元が力強くなり、口元が引き締まる。ここで、初期状態を少女のように描写すれば、少年から青年へ変貌するギャップはより高まります。こうした容姿の変化から成長過程を見せる表現法は、「ヒカルの碁」の主人公・進藤ヒカルの成長にも(おそらく意図的に)採用されていました。
最大のライバル・高月和也
雄斗との因縁は二話以降に譲られました。ICの進、デスノのL、ブリーチの白哉、いちごの西野のように、和也は主人公最大の好敵手として雄斗の前に立ちふさがるハズ。まずはその因縁をじっくりと描き、和也の根深い執着心に確固たる理由を持たせて欲しいところです。場合によっては和也は裏主人公として、和也視点からの物語展開も考えられます。雄斗と和也の性格・考え方の違い、スピードスケートに対する意識の持ち方の相違点などを言及してもらえると、楽しみが増えそうです。お互いのスピードスケート思想から対立し火花を散らし、「どちらが正しいか このレースでハッキリしてやる」「望むところだ!」とぶつけ合ったりしてね。やっべえ、燃えるぜ!
ライバルにしてヒロイン・吾川
人見知りする雄斗は吾川を恐れながらも、次第に彼女を理解し友情を深めるでしょう。読者はおそらく、この吾川視点からスピードスケートの基本ルール、うんちくなどを学ぶことになります。吾川の立ち位置は『運動神経抜群だがスピードスケート初心者』という普通のスポーツ漫画なら主人公になる、例えばICのセナやスラムダンクの桜木花道なポジション。初心者キャラを主役に抜擢すると、読者は主人公視点からスポーツのルールを理解できるからです。ほった先生は敢えて、王道の初心者キャラを主役から外してきました。スポーツ漫画のテンプレを外しマンネリを防いだと考えれば、この一手は評価に値します。吾川の急成長は後に雄斗や和也のレベルに追い付くのか? 小学生で運動の素質がある吾川なら、まだまだこれからの成長が期待できるはずです。また、吾川の自分本位な性格がどう生かされ、あるいは改善されるのか。そうした人間面の成長も、特に期待したいところ。(追記)吾川は女の子ですね。いやー、やられた。こりゃネタバレ時に話題取るよ。
雄斗の部活巡り
冒頭、雄斗は転校先の学校を散策し、あちこちの部活を観察します。しかし雄斗は最初からスケート少年団に入ると決めてました。冒頭の雄斗はとかく心理描写が薄く、各部活を観察する行動原理がいまいち見えてきません。逆に、雄斗を取り巻く環境や設定ばかりが与えられ、雄斗自身の感情やスケートへの意気込みが伝わってきません。主人公の気持ちにつかみ所がないので、イマイチ感情移入しにくいです。
吾川との競走
吾川との競走で注目すべき設定は二点。まず一点目、雄斗はスタートダッシュが抜群に速いこと。これがスケート選手の特性か、雄斗の才能であるかは分かりません(今後明かされるはずです)。二点目は、吾川は運動神経が抜群だからどんな競技も万能にこなしてしまうこと。早くもスケートの才能開花を予感させます。
「北海道で一番が全国で一番!」(訂正)東京→全国 訂正ご指摘Thx!
和也と監督の語りの中で何度も出てくる「東京はダメ」という話題。スケートはできるし、東京は面白いからスケートを止めて遊んでしまうわけでもない。ならばその原因は何か、という場面で雄斗視点に映ります。東京のリンクの特徴は…
- 人が多い
- 狭い
- 高額
- スピード靴での滑走禁止
- 400Mリンクがどこにもない
つまり監督さんは、環境が悪いことを示唆していたわけですね。「北海道に育ててもらったんだ」というセリフからも、その一端が伺えます。
阿寒Jr.スプリント
「帯広の高月」と「北見の瀬尾」の直接対決に話題騒然。高月は普通に走れば新記録確実だったが、タイムを捨てて瀬尾と競う。同じレベルの者同士が競い合えば記録も伸びそうですが、果たしてスピードスケートは何が違うのか? 次週以降明かさしてくれるのでしょうね。
天才ネジは既に上忍。テマリとカンクロウも上忍ということで、音の四人衆戦で起きた下忍達のインフレを、どうにかバランス調整していますね。我愛羅が風影とは驚き。先代の風影は死んでましたっけ? 三年前の事件を機に追放されちゃったかな? (追記)風影様は三年前の中忍試験で大蛇丸に殺されていました。 訂正ご指摘Thx!
そして暁メンバーが早くも顔見せ。サスケの兄イタチや大蛇丸が、今週登場した暁メンバーと同レベルの力を持っているとは、とても思えませんよ。戦力バランス考えてくれてるのかなあ? 後でイタチ兄さんあたりが「アイツは暁の八人の中で一番の雑魚だがな」とか言っちゃうんでしょうか。お約束ですし。でもこのネタ、音の四人衆の時にも一度使っちゃってる。岸本先生早くもピンチでは?
海列車を建設し、エニエス・ロビーへの線路を引いたトム。しかしなおトムは死刑は取り消されない。世界政府の圧力によって海賊王に関した者は皆消される。さらにトムがプルトン設計図を所持していることも割れている。世界政府にとってトムの存在は脅威。よってトムの功績は握り潰される。 死刑決定に反発するフランキーは「バトルフランキーxx号」を引っさげ、司法(または世界政府)の判決に反逆する(カティ・フラム犯罪者伏線回収)。これよりフランキーは逆に罪人扱いで捕まる。(中略)この4年後(現在から8年前)フランキーは事故死(とされる)。プルトン設計図を託されたアイスバーグ(プルトンの設計図継承回収)は(後略)いやー、どれもこれも微妙に外れてますねえ、お恥ずかしい…。それぞれのキーワードはかすってるんですが。
- △トムは死刑は取り消されない → 「死刑」か「免罪」か次週以降決着
- ?世界政府の圧力によって海賊王に関した者は皆消される → グレーゾーン
- ○トムがプルトン設計図を所持していることも割れている → 刑が決着する前に言及する展開は予想通り
- △フランキーは「バトルフランキーxx号」を引っさげ(中略)反逆する → 今週新登場のCP5(世界政府)がバトルフランキーを利用した
- ?これによりフランキーは逆に罪人扱いで捕まる → グレーゾーン
- △この4年後(現在から8年前)フランキーは事故死 → まさかまさかの作者訂正。展開バレバレやん…
- ○プルトン設計図を託されたアイスバーグ(プルトンの設計図継承回収) → ここで渡さないといつ渡すんだって話だ
「死刑」か「免罪」か
先週は「執行猶予」の扱いについて各サイト様で話題になってました。執行猶予の期限後裁判長が再び「死刑」か「免罪」かを決定。おそらくは執行猶予内に不信な動き、別の犯行を犯していないか確認の意味で、再判決するのでしょう。
CP5の初登場と五老星の再登場
サイファーポールの存在を色濃くするため、過去編にCP5を挿入したのは上手い。加えて世界政府の内部設定も少し見えてきました。思わぬ収穫です。五老星が二度目の登場を見せたのが熱い。
- 世界政府の頂点は『五老星』
- 世界政府の行動は、五老星の独断で決定している
- 世界政府には八つの機関・サイファーポールが存在(実際には九つ)
- 各機関は縦割り管理され、それぞれが単独で行動する
- CP5がトムとロジャー船の関係を上層部から聞かされていなかった
- つまり横(各サイファーポール同士)の情報交換は無い模様
- 各機関の主官は、まず行動の許可を五老星に求め、許可されて初めて行動が許される
- 五老星の登場時、彼らはどうして毎回格好いいポーズを決めるのか?
造船史上最悪の…”バケモノ”だ
なぜトムがプルトンの設計図を持っているのか。トムは誰からこの設計図を受け継いだのか。設計図をアイスバーグとフランキーに託しながらも「ヤバくなったら捨てたっていい」と告げる意図はなにか(なぜトムはヤバイ設計図を捨てないのか? わざわざ二人に継がせるのか?)。プルトンの設計図とトムの繋がりについては、まだまだ謎が残っています。解答編が楽しみ!
トムの不安要素
「わしの不安要素も伝えておく」ここでニコ・ロビンとオハラ事件に繋がりました。ここでロビンを言及すると言うことは、つまりフランキーの過去回想でロビンとオハラ事件の秘密が語られる可能性が出てきたわけで…。ますます予想(アイスバーグ回想との過去編二本立て)が外れそうです。いいやまだ、パウリー関連エピソードが残ってるさ!
裁判長の笑顔
裁判長が笑顔でトムの功績を称えます。「司法」は世界政府の意向でトムの大罪を裁こうとしました。しかし、裁判長はトムを免罪する様子でした。このことから、「司法」は「世界政府」の独裁の元に行動している訳でもないようですね。「三権分立制」の案が一歩リードしました。
「何で…? 誰だよ… オレの船を…」
「別に人を攻撃するわけじゃねェ」と主張するフランキー。「凶器を存在させた責任」を問うアイスバーグ。悪い予感は的中、海王類を仕留めるほどのバトルフランキー号たちは政府に利用され、人々を攻撃してしまう。「造った船に乗り込んだ船乗りがドクロなら海賊船、カモメなら海軍戦」というトムの言葉が、ここにも重複して掛かります。浅はかなたフランキーにのしかかる責任は重い。この青年期フランキーには、バトルフランキー号を存在させた覚悟はあるのか?
今回の事件より、あんなに戦艦作りが好きだったフランキーが現代では船を造らず解体屋に徹する行動とも辻褄が合います。神シナリオにも程があるよ…。
その他のポイント。
- 京子とハルの約束なのに他人の家でチョコレート作る行動ってどうよ?
- 「風で鼻血が散るんです」「散るんですかっ!!」ツナよ、それはツッコミでなく相槌だ。
- ポイズンクッキング「串刺しパスタ」はそもそも料理じゃないよ。
銀魂は作品自体への文章感想が難しいので、ポイント感想に路線変更します。
- ものスゴイ数のえいりあんvsものスゴイ数の竹内刀が戦う
- 竹内刀も大量におるんかい! どっち勝っても江戸が滅びるって、竹内さんナニモノ!?
- 拙者拙者サギに対する神楽の毒舌返答をもっと聞きたかったです。
- 星海坊主カッコエエ!
- 「キノコ狩りみたいな言い方やめてくんない?」今週のMVP。
- 日光を遮断する服装、「手の掛かる奴を追ってきた」「女には違いねーがな」などから、夜兎族で神楽の父親って推察は可能だったのか…
- 「えいりあんvsやくざ」それって泣き映画なのー!?
- 「えいりあんがなんぼのもんじゃあああ!!」ヤクザ映画見終わった直後って、言葉遣いと態度が伝染しますよね。
- 銀行に突入する銀さんと新八「間違えました」タイミング、間の取り方、すべてが最高。
- えいりあんに絡めとられる神楽の泣き顔がとても可愛いのです!
例えば一番隊隊長・元柳斎が二人の隊長と戦闘中のまま放置されてるんですが、そんなこと覚えてる少年いるのかなぁ…。そちらを全く触れずに「中央四十六室が… …全… …滅…」って言われても。ソウルソサエティ編の直前に出てきた四体の虚が主犯格だと予想します。が、そんなこと覚えてる少年いるのかなぁ…。
まとめると、「このまま突っ走るぞジョニィ これで依然レースの1位2位はッ! 俺たちだッ!」みたいな状況でございます。ああ、SBR読みたいよ…。マウンテンティムの名をティムティムって書かせて下さいよ…!
- 小隊長の追悼句は語呂が良すぎます。声に出して読みたい日本語。
- 遂にバトルオタク呼ばわりされたへっくん。そんなポジションでも維持できて良かったね…。キャラ至上主義のボーボボは、ポジション取りが非常に大切。
- ニャンニャンアーマーの回想にわざわざ1ページ分も割いてくるとは!
- 露骨に不満そうな一行、天の助の表情がしゃくに障ります。
- 「不快な顔が私発で平然と世に!!」ビュティが初めて攻撃した技なのでは?
- 「光の護符剣」連載終わっても変わらず遊戯王ネタが大好きで安心しました。
- 「油揚げうす塩」魅惑のふんどし。
- 最終ページ3コマ目、小隊長がNARUTOを超える指使い描写を発揮、ババババババ!
- 先週ラストに回帰する天丼ネタは絶品! 美しすぎてため息さえ出ます。
- [3P2c] とても初期の田仁志様とは思えない表情
- [10P3c] 太りすぎー! きっとお腹の中に何かが棲んでます。えいりあん棲んでます。
- [17P2c] あ〜ん田仁志様が死んだ!
いや、死んでない死んでないよ。しかし「あと一球」の場面で次週に引いたということは、ここから田仁志様大逆転の可能性も秘めているわけです。ま、まさか田仁志様にも許斐式トリッキーな秘策が!?
「何やってんだろ俺…」やっと気付いてくれました。「少し頭冷やした方がいいのかも…な」えーと、あの…この期に及んで、”かも”って文字がひっついて見えるんですけど、これはオレの幻覚ですか? 「いいのかも」じゃねえ、絶対的にそうなんだよ! まだ自覚しきれてないのかこの男、キモ過ぎ。こうした反省は毎度生かされてきたら、今頃いい男になってるはずなのに。
「勉強もやりたいことも全部が中途ハンパだし」女関係もな。「もっと甘えてよ淳平くん」で抱き締めてしまうセンターくん。もしかして、「頭冷やした方が良い」と反省したのは勉強に関することだけ? 女関係については「反省すべき」だってことも気付いてない? だめすぎるこの男。ラブサンクチュアリに出る暇があったらしっかり勉強してください。
筧はセナの速さを認めるも「すし詰めの中央を強引に突破するには それなりの体格が必要」と、本物と偽物の格差を語ります。このセリフは丸々、この試合に残されたセナの課題ですね。体格に恵まれないセナが『すし詰めの中央突破』をいかように突破するか。何を発想しどのように活用するか、これが次週の見所ではないかと予想しておきます。
しかしさすがに訳がわからなすぎるので、自身の復習の意味も兼ねてそろそろ本気で分析しておこう。SnowSwallowは分析感想だと思われてるらしいんですけど、本人は「ネタ感想」と割合五分のつもりなんですよ。予想の半分は確信犯なネタで書いてるので、全部を鵜呑みにしないでくださいね…。そのうちこち亀とかジャガーさんも特集しだすんじゃないのか、うちは。
「クロウリー男爵」の噂
村人が語るクロウリーの話をまとめて整理。
- 村の奥には昔から恐ろしい吸血鬼が住んでいる
- 城に近づかなければクロウリーは危害を加えない
- 昼間は決して姿を見せない
- 毎夜獲物の悲鳴が止まらない
- 城に入ったら生きては出られない
- 犠牲者は通算で九人(フランツで10人目)
村人が語るエピソードの中で特記すべき点が一つ。村人は、最初の犠牲者である老婆を「身が蒸発するまで生き血を吸い尽くし殺した」と表現しました。しかし実際にはこの老婆はアクマ。おそらく肉体が蒸発したのではなくアクマが灰になったと推測できます。
「毎夜獲物の悲鳴が止まらない」のに「犠牲者は通算で九人」ってのは、ものすごく矛盾。村人の話だから悲鳴の部分は脚色なのか、「毎夜悲鳴が止まらない」自体も伏線のいずれかでしょう。
クロス元帥がクロウリーを放置した理由
村人が告げたクロス元帥の行動を整理。
- クロス元帥は城に向かい、三日経ち無事に戻ってきた
- 古城の主に異変があったら教団の者に助けを乞うよう告げた
- その教団の者が必ず解決すると約束した
- 教団の者は汽車に乗ってくると預言した
クロス元帥はアレンが必ず汽車に乗って現れることを予め知っていた様子。クロス元帥がこの村に訪れたのは、アレンがクロスを追跡し始めた頃くらいに最近のこと? 後処理が面倒だからアレンに任せたと予想(今のところ、こうこじつけるしかない…)。
大穴として、アレンにしかクロウリー男爵を救うことができないという案を推したい。だけど、アレンにできる特別な事って…アクマを判別する目くらいしかなぁ。
教団の調査報告書
教団に残っていた吸血鬼伝説の報告書について整理。
- 「吸血鬼伝説の調査報告書」には室長のハンコが押されていない(調査は未処理のまま)
- 報告書は8年も前のもの
- 昔すぎることとクロスの預言の言動から、クロスの件とは別件のハズ
- 『クロウリー男爵』はイノセンスとは無関係
- 探索部隊は餌食になった
- 餌食=殺害されたとまでは言及されなかった
- この報告書は『古代植物界百科』に挟まっていた
吸血鬼伝説、クロウリー、エリアーデのいずれかが古代植物に関連すると見て間違いなさそう。エリアーデはクロウリーの「助手」と自称したことから、代々のアレイスター家もしくはクロウリーが「植物学者」であった可能性は非常に高いと予想しておきます。
二人はイノセンス能力者でもアクマでも人間でもない。じゃあ何? 「吸血鬼」は安直すぎるキーワードですのでこれはパス。『古代植物に寄生された』とか『実は二人とも古代植物』あたりが妥当。後記しますが、エリアーデは植物生命体で間違いなさそうです。
- 甘い匂いがする
- 甘い匂い=花の匂いと予想
- 植物伏線の可能性大
- 超人的なパワーとスピード、歯の強度を備えている
- 満!満!満! より歯の方が強い、
このやろう
- 満!満!満! より歯の方が強い、
- 基本的にアクマしか襲わない
- イノセンスの腕の血は苦い
- 「アクマの血が甘い」事への対比表現と思われる
- エリアーデを愛している
- エリアーデを吸血したい欲求がある(エリアーデ=アクマ?)
- 祖父に外界へ出ぬよう遺言を受けている
- 自身の能力を呪いと称している
- なぜ自分が人間と異なる存在か、自身も理解していない
- 血を口にすると「強い吸血鬼」に変身する
- 幼少の頃、周囲から”化け物”呼ばわりされたトラウマを持つ
- 「アクマ」の存在を知らない
- アクマと認識して襲っていたわけではない
- 本能でアクマを襲っていた?
- アレンとラビを「エクソシスト」の認識している
クロウリーはエリアーデに利用されてると予想したほうが、今のところしっくりきます。ただし、クロウリーはアクマ殺しですので、エリアーデがアクマである可能性は低そうに思うのですが…。エリアーデの目的が「真実の愛」という動機なら驚き。
- クロウリーの助手を自称
- クロウリーや城のことについて詳しい
- 結構な年月を二人で過ごしている と予想
- エクソシストに殺気立つ
- クロウリーを利用してエクソシストを葬ろうとしている模様
- 死を恐れている
- 「二人で生きるため」に、クロウリーに城の訪問者を襲わせている
エリアーデがエクソシストを認識し、しかも敵視しているのは確実。しかしアクマの可能性は決して高くない。うーん、何者なんだかさっぱりだ。やっぱ植物生物? 今週の最後、エリアーデの手が触手だったし。
「真実の愛」路線で推測するなら、人間・アクマ・エクソシスト、何者であろうと、二人の城に足を踏み入れて欲しくない動機でアレン達を襲っているのかな。今のところそうとしか予測できません…。
- 教団のコートは耐久力が高いらしい
- 神を食いちぎられ、アレンの髪型が元に戻った
- クロウリーは自由が欲しい
- 隠し扉の先には怪物のシルエット
- 正体は巨大植物とその触手 と予想
- [15P4c] エリアーデの腕が植物化
[16P3c] エリアーデの手が木目調(追記)これはアレンの左手でした。指摘Thx!- 「エクソシストの血の味」を味わいたいとエリアーデ。彼女も吸血する?
今週を深く読めばエリアーデ=植物生命体はほぼ確実。次週はエリアーデの思惑が判明するそうで。正体よりもそっちの方が気になるところ。SnowSwallowでは「クロウリーとエリアーデは真実の愛」路線を推したいところです。
人間の植物学者と植物生命の純愛オチが一番綺麗かなぁと思ったんですよね。でもクロウリー、もう人間じゃないから無理やん。やっぱ利用されてるだけなのかなあ。
※ 今週の戦闘描写に野暮なツッコミ言及しないのは仕様です。お察し下さい。
戦意喪失した沖を説得・後編。先週で終わらせておけば良作の締め括りだったものを、今週まで長々と引き延ばしてきたので、すっかり萎えてしまいました。「消えたアーティスト」のネタで兎丸が笑うコマも余計。子津のスワロー攻略として、バットを縦にしてバンドするという攻略は面白い。猿野はエラー何回目だ。守備面ではまだまだ成長の余地有りかな。
なんだかんだ言って由太郎まで回っちゃいましたね。釈然としないけど「子津vs由太郎」の一戦は長い間楽しみだったので、次週は期待します。
「山ごと土地を買って魔法律の機関つめこんで街にした」つーことで、協会は丸々人間が創設したようです。先週の予想はまた、大きく外しました。『長野県安曇野』って、実はオレの住んでる場所から近いです。妙な親近感を覚えました。六氷達は今この辺まで遊びに来てるわけですね。今週は背景からして現代ファンタジーな雰囲気作りを維持していて、とても好感が持てました。魔法律学校MLSの設定説明も熱い。選りすぐりの人間しか入校できないから、草野は何度も落ちた訳だったんですね。それだと草野、ちゃんと高校とか出てるんでしょうか?
第三話以降から今週まで名前すら出なかったエンチューも、今週は過剰に名前が登場。『天才ムヒョ』と『反逆者エンチュー』の対比表現も目に付きます。本作二度目の前後編、綺麗なオチが付くと嬉しいなあ。
最近は代稿漫画がなかったので、代稿に寛大になってるのかもしれません。これが富樫杯だったらぶっ叩いてたところなんだろうなあ。
瀕死のシオ、余裕のヨキ、この形勢逆転はシオ単独の力では難しい。神さまが手を貸してくれるんだろうな。神さまの血がシオにかかったりして。
「早口言葉拳」なる真拳を使ったり、最後は全員合体したり、ノリが完全にボーボボ。合体から分裂の理由も蔑ろで、分裂したらガーくんが生き返っているオチまで適当すぎます。せっかくドラゴンの『分裂能力』があるのに、どうして引き合いにしてでも合体→分裂の理由付けを行わないのか、まったく解せません…。
完顔くんも「実は演技で悪者ぶっていた」というオチ。全体的にご都合主義が目立ちすぎです。先週までの神演出、どこ行っちゃったのさ岡野先生。そんなにページ数足りなくてせっぱ詰まってますか? ほんっと不憫です。
ボーボボや銀魂と同様に、ギャグ漫画は文章感想からポイント感想に路線変更します。- [1P3c] さりげなくピヨ彦グッズ満載の店内。これ絶対ジャガーさんの差し金だろ。
- [1P4c] ものすんごいリアルなガッカリ顔。気持ちは分かるけど…。
- [3P1c] サヤカちゃんのチョコが親父経由で。とんでもなく不幸!
- [3P6c] もしかして…もしかして…→ハマー
- どんどん凹んでいくピヨ彦がたまらん!
- [4P8c] ”フナムシ”継続中なんだ。
- [5P3c] フナムシだろ…フナムシだろ…→ビューティー田村
- 真っ白なピヨ彦のリアクションもまた、たまらん!
- [5P6-7c]「だ〜〜… れ〜〜… だ〜〜…」ホラーとしか思えない。
- [6P5c] バレンタインに引導を渡すという発想が出るうすた先生のギャグ生成能力はスゴイっス。
- [7P6c] 「何か知らんけど 助かった!!」前振り
- [7P8c] 「何か知らんけど ノリツッコミ風に帰ってきたー!!」
- 『何か知らんけど』というフレーズがツボでした。ツボで天丼ネタされたら、もう笑うしかない。
次週はどうか高菜さんを! ピヨ高派にも愛の手をッ!
今回のマイナーチェンジで、以前より読みやすくなったでしょうか? こればっかりは他者の反応を拝見しないと分からない…。どうか一言でも良いので皆々様、コメント等で反応下さい。とてーも不安です。この際「漫画感想の感想」なんて無くても良いんで、なにか一言!
次週より遂にネウロ連載開始。画力がアップしているようですので、ますます期待が高まります。武装錬金の復帰とハンターの復活も楽しみ。ゲドー&WaqWaq最終回の行方と、SBRの本誌復活はあるのか(ウルトラJで連載されると感想書けません…)も心配です。