537. 週刊少年ジャンプ - 51号

に読み切りが三本。正直、今週のWJは全部読むのに二日かかりました。感想書くためには、全部に目を通さなくてはならない。しかし読めない。目が見ることを拒絶する。手が進まない動かない。苦行でした…。

自分は好きな漫画順に読んだりせず、頭から順番にWJを読みます。立ち読み派じゃない人は、大抵この読み方が一般的ではないでしょうか。頭から順に読む人には、今週のWJはかなり苦しかったと思うんですよ。前半に人気のある漫画を集中させすぎるのは問題じゃないかなと。

が、しかし。前半戦漫画の衝撃は凄まじかった。ワンピース、デスノート辺りは、もう色んな意味ですんごいことに。ここだけで150円くらいの面白さいってますよ。

最近、偉そうな口ぶりで作品を非難することが多くなったり、辛口と言い訳して作品を叩いたり、かなり自身が増長している気がします。そういう会話を、先週ムーさん(有無様)としまして。

『できるだけ長所を褒める感想を書きたい』というのは理想論ではあるし、『批判的なことを書かないようにしたい』というのは自分の正直な感想を押し込めてしまう。だから両極端になるのはマズい、と考えてます。読んでくれる人が不快にならない比率をうまいこと調節して、『非難しすぎず正直な感想書き』を書ければいいなぁと。自分はまだまだなので、その辺り慎重になりながら修行せねばなりません。

表紙
 アイシールド21。この表紙がまた、すごく手の込んだイラストに仕上がってる。泥門の全員のデフォルメがかわいい、そして上手。はぁはぁ三兄弟までこんなにかわいいよ! バスケ部の助っ人の人達まで居ますよ! 助っ人達の活躍や苦悩も今後の展開に挿入されるのかな…。こういうの。素直にコミックスの表紙で描けばいいのに…。期待以上の仕事をもたらす村田先生には感服です。
PSP
 実寸大写真。うっすいなァ〜。でもちょっと横長過ぎるような。携帯ゲームにしては液晶画面が広いけど、肝心の液晶をカバーできないのは減点だと思います。
週刊少年ジャンプ GAGスペシャル 2005
 書斎の住人様と同じく、オレも黙殺を決め込みます。期待していた作家陣以外が、目に余る酷さでした。いったいどこを褒めれば。
新撰組群狼伝
 新イラスト公開。だからさっさと山南さんを出しなさい! 山南さんの情報が完全に皆無なこのゲーム。もしかして本当に存在ごと出てこないのか。それじゃ、新選組!新撰組のファンになった人間は……買わないって! どうやら総司以外もプレイヤーキャラにできる様子。
義経
 WJ作家人はどうしてこんなに大河ドラマ便乗なんでしょうか。静御前がへそだし腿出しダンサー!!!11! イメージ崩しすぎでは。巨漢の弁慶が超色男(奈南川風)だったら、このゲームの存在を見直しますよ。大堂の尾々井風だったら凹む。

健闘枠: デスノート 銀魂
特集枠: ワンピース

1(9) DEATH NOTE デスノート
 表紙のアイシールド21に対抗するかのように、デスノートのカラーページも手の込み用は細かい。さりげなくほぼ全キャラをカラーでフォローしてるところに、職人芸を感じました。海砂の演技ぶり、やたら前面に出てくる展開は、巻頭カラーを意識してなのか、偶然のタイミングなのか。
● 七人会議
 マンティコアの産声様イチオシ(萌えキャラの意味で)の鷹橋さん、大活躍っ! 遂に今週の会議は、鷹橋さんの発言数ゼロ。もはや顔すら映りません。カラーページで7人が会議に臨むシーンも、彼はバックアングル。作者からも見切られた感の扱いが哀愁漂います。ミサミサの話とあっては、ノリノリで発言数を稼ぐ鷹橋像を想像していただけに、がっかり。序盤の七人会議は、鷹橋さん萌え表現のためだけに存在しました。
● メガネマニア樹多さん
 メガネルックのアップ表情でお腹いっぱい。もう樹多=眼鏡が頭から離れてません。
● 「私は弥海砂を妻に迎える」
 顎元の笑顔は、あまり美形ではない骨格のような気もする。イラストで推測するのは邪道か。「私は弥海砂を妻に迎える」と衝撃発言。どこをどう考えたらそんな発想になるのか。オマエ、なんやかんや言い訳しつつ、実はアイドルの外見に惹かれただけだろ! ハッ、まさかこのキラは鷹橋さん!? 我らが萌えキャラ鷹橋さんならば、アイドルに目がない彼ならば、キャラ的に合致しますよ(すげえ強引だ)。…冗談はさて置き。
● 馬鹿発言
 「金 地位 そして美しい妻 端から見れば羨ましい限りだろう」というセリフがなんとも頭悪いぞ。「結婚したらたんまり保険金を かけてやる」金ならいくらでも入ってくる地位なのに、まだ金を欲しがりますか。
デスノートの管理
 レムを使って管理させてる模様。
● 「不向」
 今まで裏方に徹してきた模木さんことモッチーが、初の表舞台へ。同時にキャラの描き込みも深まりました。このまま美形化が進んでいくのでしょうか。真面目なモッチーが、次週以降どんな行動に走るのか注目したい。
海砂に姉が居た
 聞いてないよ〜!(ダチョウ倶楽部風に) てっきり両親を殺されて天涯孤独なのかと。…もしかして後付け設定?
● アイバーの斬り込み
 自ら顔を出しヨツバに接触。彼の一連の行動には度肝を抜かされます。偽名だから、現状殺すのは困難か。月がLを殺しきれなかった展開と同様に。
● オーバーリアクション
 どひゃーって感じ。愛嬌が良くて可愛いんですけど、アイバーに見えてますよ中身。
● 四人に絞られた第三のキラ候補
 第三のキラ候補は四人に絞られたと行って過言ではないでしょう。理由は以下。
・面接室にレムが居る
レムがミサに会いたかっただけの可能性もある。しかし、通常死神はデスノートの持ち主に憑いて行動するのが一般的ではないでしょうか。(そんな制約はないだろうけど)
・第三のキラはこの面接に出席したがるはず
海砂を妻に迎えるとまで意識し、更に元キラであった存在だ。第三のキラとしては、否が応でも早期に自ら接触を試みなければならないだろう。
● 四人の思考、言動
 アイバーの言動に対する四人の思考に注目。尾々井と三堂は、コイルの行動や他者の突拍子な質問責めに、終始驚きふためく。紙村は『………』と、三週連続の意味深な沈黙。ここまでやられると、紙村が直接第三のキラでアル線は逆に薄い。第三のキラと間接的に繋がってる可能性はあるが。今週の注目は、モノローグのない火口。
● 火口の特別性
 火口にはモノローグがない。更に、第二のキラとして濃厚な可能性を持っている海砂を質問責めに出来る状況で、「まるで尋問じゃないか」と席を離れる。これにより質問責めの空気を打開。
● 第三のキラ=火口
 第三のキラが海砂を妻に迎えるというミーハーで馬鹿な発言を起こしたこと。この流れを受け、海砂に好印象を与える行動をとったこと。「アイドルを妻に迎えて他者からうらやましがられる」のキラ思考が、火口の普段の言動で他者を蔑ます口ぶりから、浅ましい性格に共通性を感じさせること。火口の思考がないのは、作者が意図的に隠したか、火口にとって取るに足らない面接だったか。個人的に、第三のキラ=火口という線が濃厚になった回でした。
● レムの接触
 Lサイドの状況を知らないレムが、海砂を大事に思うあまりイリーガルな行動を。これは月の計画にもなかったはず。どう出るか月。
2(5) BLEACH
 三つのバトルが一周して、夜一vs砕蜂のバトルに場面戻り。夜一は一護の師であり、師が副隊長レベルに負けるとは考えつかない。今話モノローグで空鶴が夜一に会いに行くのも、今後の夜一イベントを予感させる。こうした側面から、夜一さんが負ける事態はない。次週は夜一が本領発揮し、夜一勝利でバトル終了ってトコでしょう。
3(3) ONE PIECE ワンピース
 先週よりも怒濤の展開。ワンピース感想を書くのが楽しいです。
● 表紙漫画
 次週は表紙漫画のタイトルが「女湯」。これは絶対間違いなしだ。→スマートに当たりました。ここ数週のワンピース考察が当たりまくりで怖い。でも、まさか真っ当にビビの入浴シーンを扉に持ってくるとは思わなかった。読者サービスするよって予想まで無駄に当たり。
● 勝てる!!!
 「お前戦ったら強ェんだろ……!?」「…ああ強ェ!!」「あいつらに………勝てるか!?」の前振り会話がっ。前振り会話のこのぞくぞく感がっ。そしてお得意の翌ページに決めセリフ「勝てる!!!!」きたー! うわぁ、圧倒的な主人公的属性発言、痺れるっ。 ”ドーン”って擬音が入らないのが不思議なくらい。
● パウリー
 「じゃあ…一緒に戦ってくれ………!!!」の下りから、パウリーの逆襲。「…何でどこの誰ともわからねえバカに!!! アイスバーグさんが殺されなきゃ…ならねえんだ!!!!」おれは一体何十個の!を書かなきゃ行けないんですか? ってくらい燃えるセリフ。
● 仲間のサイン
 既に多方面でこれを書いている方もいらっしゃいますので、すでに予想や分析とも言えない「確定」に近いのですが。ルフィの目がアップ&「………」は、過去にはその人物を仲間に誘う合図にも使われていた描写。久々にキました、超熱い。ここからのルフィ&パウリー復活は、涙無しには読めないかも。
アイスバーグとパウリー
 パウリーが仲間になることを前提で。仲間になるキャラの定番として『そのキャラの幼少期の不幸と、保護者役となる人物の救い』回想が現れる。今話のパウリーのセリフを見る限り、パウリーとアイスバーグにはそれほどの過去がある。アイスバーグとパウリーの回想は、これまた激しく泣けそうな予感。W7編突入時に感想で漏らしたあの言葉をもう一度。W7編、もうほんとのほんとに期待しちゃいますよ?
● 「どこの誰ともわからねえバカに」
 パウリーは、戦って負けたCP9二人の正体に現在も気付いていません。
CP9の正体
 全くの予想外。無理です、こんなの先読みできるわけがない。尾田先生天才すぎ。
● ルッチ
 腹話術すら伏線。本当の声はアイスバーグも同僚のパウリーさえも気付かなかった。アイスバーグに連絡を取ったのも、声の正体が割れていない彼。すべては天才・尾田先生に計算し尽くされている。
● カク
 「嵐脚」は足技で斬る必殺技。足技とくれば対抗馬はサンジ。世界政府の機関であるCP9の存在はW7編だけで終わるとは思えないので、今後カクとサンジが対峙するバトルがあるのでしょうか。熱い、熱い、展開が熱すぎるよ。
● カリファ
 数週間消息を隠していた伏線は、CP9イバラ使いの正体だったから。万能に秘書をこなす不思議頭脳キャラも、彼女の機動力が理由だったのか。「あなたを傷つけることなくこの町を思い出にしたかった」と述べる彼女は、驕りない本心でしょう。
● ブルーノ
 最も予想が付かなかったのは彼。明らかにダークホース。しかし、今後の過去回想で彼が絡んでくる可能性は十分。「頑固さも師匠譲りか……」という発言は、ブルーノがアイスバーグの師匠と繋がりを持っていた過去を匂わせます。
ゴーイングメリー号の誤診
 ゴーイングメリー号を診察したのはカクだった。CP9は麦わら一味に罪をなすり付けるため、ルフィ達の足止め目的でメリー号がもう走れないという陰謀を企てた線が濃厚。
● メリー号を取り巻く未消化イベント
 アクア・ラグナは寸前まで迫っている。ウソップはメリー号にアクア・ラグナ対策を施すが不十分。更には、復讐に燃えるフランキー一家がメリー号&ウソップを狙う。一方で、メリー号サイドの裏を動くサンジ。これらの要素と、カクの誤診が組み合わされば、W7編全ての伏線が見事一つに結集するシナリオ。もはやプチワンピース。プチ一繋ぎの大秘宝。ヤバイ、このシナリオはヤバイ。どのくらいヤバイって宇宙くらい(ry 尾田先生天才すぎ。
● 船大工職人最強の秘密
 CP9メンバーが三人も入ってたら、そりゃ強いよな。
● 世界政府直下暗躍諜報機関
 ここで問題になるのが、『世界政府』は悪役なのか? あるいは、世界政府に雇われている身の『CP9』は悪役なのか? という点。少なくともCP9サイドにしてみれば、「世界を滅ぼす戦艦プルトンの設計図」を保持し続けるアイスバーグこそが悪である。そしてCP9は、彼らが口々に漏らすセリフ『正義』のために戦っている。今編、CP9を単なる悪役と読むのはまだ早いと見る。
● 正義のために
 単独で活動する諜報機関CP9は、あくまで世界政府の指示の元、命令されるがまま動いている節がある。事によっては、世界政府トップの『五老星』達による陰謀を知らぬ間に背負わせられている、と無理矢理好意的に取ることも可能。
● ま、多分
 悪役なんだろうけどね。でも、いいひとは最後にいいひととして終わりそうな気もします。ワンピースですし。
4(4) ボボボーボ・ボーボボ
 「ゼイ肉…それは乙女の敵!!!(ボン メシャ)」のシーンが大好き。天の助が煽ったら怒りメーターが一気に5つ点灯したのも爆笑でした。魚雷先生ついに現る! 凶悪そうな熊が可哀想だよ。でも、魚雷先生が絡むなら、サンガリアメンバーにはぜひソフトンさんが入って欲しかったです。来週は地獄だ……。
5(8) 家庭教師ヒットマンREBORN!
 タイトルに燃えた。「京子vsハル」ですよ。否が応でもツナ争奪戦、乙女のバトルを想像するじゃないですか。意外にもほのぼのケーキバトルでした。哀れ主人公。
● ハルの積極性は評価してほしい
 ハルの強引な誘いに連れられて、無理矢理デートに誘われる。「ツナさんは生クリーム大丈夫ですか?」と優しく気を遣われる。お前、ほんとに幸せ者なっ! 対するツナは「ハルのこと彼女だと思われちゃうかも」ってお前、ほんとに最悪な! もうくっついちゃえよ! しかしどうして、恋愛モノ要素を含む主人公って、こういう場面でいつも受け身なのか。かなり情けない…。
● オトナ牛はうざくない
 10年後バージョンのランボは、いろいろ立場をわきまえてるよね。すごく控え目な性格だし、言うべき事はきっちり伝える。こっちのランボは好感持てるんだけど、マスコットウザ牛はどうにかして。
● イーピンの女の子描写
 イーピンの内面は確かに女の子を匂わせてるけど。外見が全然女の子っぽくなくて、すっげえ違和感。どうすれば。
いちご100%
 マフィアなんだから、両方愛人にすればいいやんっ。いちご100%と展開が似てるし、キモいですよっ。
ビアンキ×ランボ
 ああ、見たかったのに。くっそーウザ牛め。
● 女の意地
 死ぬ気弾の後悔を、もっとケーキを食べたかったことに繋げたのはお上手でした。さりげなくダブルヒロインの下着姿。ハルファンには待望のシーンだったのではないでしょうか。ガッツポーズなのが玉に瑕? もっとしおらしく恥ずかしがって困った表情の下着姿ならねえ…。
● ツナのツッコミが…
 「はがっ 食いまくりー!!!」って。「はがっ」って。毎週のように”天野語”が量産されていきます。
● オチ
 やっぱり体重オチなのね。「ゼイ肉…それは乙女の敵!!!」(ボンッ!メシャァアア!)くらいやって欲しかった。あと、メシャァアアってJOJOっぽいよなって思った。
6(1) アイシールド21
 予想していた小結感動エピソードが、予想よりも早い段階で入ってきました。置き手紙の暗号をやすやすと解読する栗田。栗田と小結のつながりは深いんだなと実感。小結の描き込みは、幼少時代の思い出から。パワフルな大男になることを期待され、小結自身もそれを疑わなかった。けれど年を追うごとに疑念が生まれ。
 そして、思いでの大木に刻まれた痛々しい成長の跡。同じところに刻み後が重なっていて、それでも諦めずに背の高さを追い求めたんでしょう。なんかジーンとくるなぁ、これ。小結のお父さんが、今も小結に期待していることにも泣けるんだ。背は伸びなかったけど、別の面で期待を掛けて応援してやる。男の鏡だねお父さん。
 泥門メンバーが必至に小結を捜索して、皆小結のことを認めてる。最後はセナのタックルを受け止めて、小結本来の実力まで描写。ライバルのはぁはぁ三兄弟が熱いと言ったらない。そして、(おそらく入部テスト以来)ひっっっさしぶりに小結が喋ったよ!「修行ー!!!」って。どぶろく先生のオチが笑えます。
7(10) D.Gray-man
 ミランダのイノセンスがついに発動。その能力は『美化』でした。あんなに暗い表情で目の隈が酷くて、敵のロード様も『リナリーは着飾り、ミランダは釘打ち張り付け』扱いだった彼女が、能力発動でこーんなに美化。イノセンスってすっげえ!
 時間を戻す能力は、傷を回復する以外にも多方面に期待できそう。上手くやればJOJOのような頭脳戦だって。でも、ノリで戦闘描写してる星野さんだからなぁ。そんな面倒な事考えないか。
8(6) 銀魂
 一話完結モノなんだけど、先週の展開を引っ張っていて、笑いのノリもすごく好き。人情モノ、シリアスモノも扱う銀魂だけど、やっぱり本命はギャグモノだなと改めて確信できます。
● 腐ったカニはタチが悪い
 しっかり食べてしまう一同。絶対食べるの分かってるから、前振りの生真面目ささえ笑えてしまうというか。救急車に運ばれる時の悶絶した表情が忘れられない。
● 神さまの嫌われ者
 神さま=空知先生な訳で、そう思いながらこのセリフを読むと実に笑えます。
● 3点
 ナースなのに3点! それは内面の性格も考慮に入ってるのですか…。
● なっさん
 松平様が謎のオッサン呼ばわり。あそこまでハチャメチャなことすると、そりゃなっさん呼ばわりですよね…。
● いい女は幸せにならなきゃいけねーもんだ
 バナナもっさもっさしながらも、こういう決めセリフがたまらない。格好いいなぁ。行ってみたいセリフだ(使いどころがない)。
● 脳が爆発
 脳写真に不振な影を水性マジックで書き入れたり、脳爆発の話を素直に信じたり、どいつもこいつも馬鹿すぎです! エリザベスが助けに来たのは、ちょっとじーんときました。桂さんの片思いじゃなかったんですね。こいつら両思いだったんですね。桂エリだったんですねっ。
● エリー(エリザベス)の浮気
 かと思ったらナースに浮気ーΣ
9(-) スーパーメテオ(読み切り)
 ドーミエの人らしい。アレ? 自分は全然覚えてませんよ。一体どんな話なんですか…。今回の読み切りの3本の中では、これが一番面白い。だけど、頭からずーっと読んでいて、ストーリーの趣旨が掴めなくて困惑した。一体何の漫画なのかさっぱりで。「恋愛漫画? 漫才師を目指す漫画? もしかして学園ギャグ漫画なのかな? いや、隕石で若返って実はSFファンタジー? ええーー、バレーの漫画だったの!?」って感じ。あまりに方向性が振り回されすぎで、落ち着かないし不安定な印象を持ちました。
 ストーリーの趣旨だけでなく、主人公の目的や、作者が何を描きたい伝えたいのかが、あちこちにぶれすぎなのかも。もしくはエピソードを詰め込みすぎ? もう少しお話を整理してくれれば、分かりやすくなるかもしれません。
 サブキャラが濃いです。あの漫才に誘う人、ちょっと濃くてキモくて受け付けなかったというか…。隕石によって若返ったおじいちゃん。なんだ、このおじいちゃんってメインキャラだったんだ。しかも無駄に格好良かったり。うーん、主人公がただもてたいだけの痛い人になってて勿体ない。隕石で若返り後から終盤に繋ぐノリは、それほど違和感なく読めました。というか、隕石ネタがファンタジーだから、そこからはなんでもOK状態と言いますか…。天性のツッコミ能力でバレー漫画、これがやりたかったんですね! この描写が入ってやっと理解できた人です。
10(14) Mr.FULLSWING
 黒撰のメインキャラにテコ入れが。小饂飩の国崩しに大してギャラリーのツッコミがありえない。「両手で打ちやがった!!」それが普通なんですよ。「次は二番ショート泥方(ひじかた)くん」と本名で紹介しちゃうところも侮れない。沖はダークサイドに転換しただけで打てるのかよ! テコ入れなんだけど、ちょっと無理矢理だった気がします。
11(-) HUNTER×HUNTER
 突然幻影旅団編が始まりました。1PめのTV映像にちょっと笑った。「エビ怪人」みたいな絵が可愛い。幻影旅団に新しいメンツが二人(ですよね?)。フィンクスのごっついヘルメットが気になって仕方ありませんでした。フェイタンだけ全然印象変わってない…。流星街の描写が本格的に始まったのも見逃せないのでしょうか? あまりに突然すぎて、しばらくは傍観を決め込むしか。サソリの人が王女というより、女王様じゃないか! 幻影旅団と対峙するのがこのサソリアントじゃ、敵としては弱すぎる気がします。
12(12) こちら葛飾区亀有公園前派出所
 先週ほどではないモノの、今週もギャグタッチで良かったです。ピンク服の警察官って、やっぱおかしいよ。そしてこんな怪しい服装の美人がインターホン鳴らしてきたら、男は普通警戒すると思うよ…。夫婦泥棒の夫の方が、あまりにバカでのんきすぎでちょっとイライラしたりも。奥さんが可哀想です!
13(-) 師匠とぼく(読み切り)
 ストーリー内容についてはノーコメントの方向で。それから、よく意味が分からなかったセリフ回しの数々もあまり触れない方向で。…ほとんど何も描けなくなる縛りだ。カンスケはやっぱり師匠に遊ばれてるだけなんですね。ちょっと可愛そうな気もしましたが、実際カンスケは強くなってたし、お互い幸せならハッピーエンドで良いんじゃないでしょうか。カンスケのバトルシーンだけは、この漫画で唯一といえるほどぐっとくるシーンでした。逆に言えば、他に褒める要素が…ちょっと難しい。
14(-) スクールバトル'04(読み切り)
 最低劣悪、と斬ってしまうのは簡単。しかし、感想を書くために二度も読み返したのに、あまりのも内容や趣旨が読めなかった。よって感想を書くに至れません。申し訳ない。と言うか、今週はハンターが連載してるのに、なんで富樫杯が載ってるの?
15(13) いちご100%
 『帰り道NOTING!』の煽り文が腹立たしかった。そういうノリなのね。どっちを先に助けてくれるの!? ってハイハイ。それリボーンでやったからネタ被ってるよっと。エロ猿については、なんであんな猿が居るのかとか、フォロー無しですか。ただこういうのがやりたかっただけですか。そういうノリなのね。最後だけ少女漫画風に締められてもなあ。
16(17) Waqwaq ワークワーク
 護身像がなくても立派に戦うレオ。一方のシオも火の護神像に語りかけるけど、これが意外に苦戦。こんなに苦しむモノなのか。でも、蓄積された願いの全てが流れ込んでくるだけなのに、何で「不快」と称され、シオ自身も苦しんでるんだろう? その願いにまつわる苦しみや挫折までも流れてくるって事なのかな。勝手に脳内補完。忍者の子は水の防人だったでござるか。ニンニン。
17(15) 未確認少年ゲドー
 限りなくまとめに入ってます。敵味方隔たりなく、これ以上ないほどの総集編ですよ。次週最終回と言われても全く違和感がないこの展開! ゲドーくんのシスコン描写はいつも笑わせてもらえます。これで次の展開に続いたら、文字通りフェニックス能力による復活ですよ。
ピューと吹く!ジャガー
 「♪ろくろくろくろくろっくぅ〜な〜もんじゃねぇ〜できごっとぅ〜」って、普通に歌えますよね。ノリが伝わってきます。心なしかメロディラインすら伝わってくる領域です。久々にジャガーさんが音楽漫画だったことを思い起こされました。”ろっく”なもんじゃねぇ〜、でロックと掛け合わせてる奥ゆかしさも素敵!(深読みじゃないですよね…?)
 でも中身は怪談話だったり、オチが個人的に好きだったり、今週もヒットしました。


今週のWJは読みづらかったですが、それ以上に先週発売日に買った『GAGスペシャル』がきつい。実は半分しか読めてません。センターに位置する大亜門先生の漫画は非常に面白かったのですが、その語の漫画が酷い。読めない。読みたくないんじゃない。読みたいんだけど、読み進められない。それぐらい酷い。

GAGスペシャル』を買おうと思ってる人は、立ち読みで済ませた方が遙かに利口です。350円だけど、実質150円程度の値打ちしか...