469. 週刊少年ジャンプ - 47号

よーし、ハイ、先生に注目! いいか、みんな聞いてくれ。
今週の表紙を見て、「!!」と警戒態勢に入った人いるだろ?
先生は怒らないから、手を挙げてみなさい。
今週の表紙を見て、「!!」と思ったのに、表紙を素直に受け入れられず、挙げ句「あっれ、えーと、ジャンプ…ジャンプ…」と、WJをさらにくまなく探そうとした人いるだろ?
先生は怒らないから、手を挙げてみなさい。
今週の表紙を見て、「!!」と思いつつも、「どうせ中身は休載なんでしょ?」と信じて疑わなかった人いるだろ?
先生は怒らないけど、それは富樫先生がブチギレますよ!
よーし、みんな先生の言うこと分かってくれたか? 第一印象で決めつけるの、良くないんだぞ。これからは気を付けような。先生と約束な!

健闘枠デスノート スティール・ボール・ラン ハンターハンター
特集枠:湖賊

表紙
 うわぁああああ
1(-) DEATH NOTE デスノート
 松田の天国行きを、なんと阻止。次回タイトルからミスリードを誘った今話でした。
 今週の内容はまた、やってることが薄っぺらくてやや萎え。しかし、「殺される前に死ぬことです」この着眼点にはシビれた。Lのセリフに次のコマで、松田が「ああ、なるほど…」と理解しちゃってるのも驚きましたが。「ええっ!?」とかバカっぽくうろたえる姿を想像した読者(1/20)。
 海砂の衣装は、あまり惹かれないなァ。ミニスカは大好きなんだけど、この衣装のスカート&白ハイソは安っぽさを感じました。つーか、ミニスカにはブーツだろ! 胸元の穴あきは、ニンテンドーDSのCMでおなじみ、宇多田ルックを意識してます? あっちの衣装はダボダボ感にエロスを感じる。こっちの衣装は穴あきだけどぴったり感が強く、ルーズさを感じない。ルーズとエロスの親密な関係性を思い知らされました。って、何を思い知らされてるんだオレは。
 ともかく、第三のキラはそこまで知能が高くないらしい。今までの落ち度も、別にL達をおびき寄せる罠ではなく、単にミスを繰り返してきただけのようです。エルエルコンビにヨツバの8名メンバー、顔と名前まで割れました。次週より解決編か。
2(2) ONE PIECE ワンピース
 ロビンを捕らえ、詳しい事情を聞く方針に固まったルフィ達。一方、ウソップはアクア・ラグナに備え一人メリー号の整備。職人達は台風の中、アイスバーグの眠る本社を総出で護衛。本社周辺に潜むルフィ達、そしてロビンも。今回もキーパーソンはサンジか。
3(1) NARUTO
 新展開の前に、今展開の幕引き話をゆっくりと描写。バトル続きだったので、今週の話は人気を呼びそうです。まずは犠牲者が出ずほっと一息。でも読者的には、死ぬはず無いって事くらい読めてる…。治療理由まで描き込んだのは好感持てます。
 シカマルの挫折と反省も、次回からの展開に生かされそう。「次こそは… 完璧にこなしてみせます…」の涙はすごく良い。こういう”男の誓い”は、ゾロの「もう剣を持つ者には負けない」の誓いも同様、熱いモノがありますよね。感情が奮い立たされます。
4(11) ボボボーボ・ボーボボ
 軍艦との再会、あっさりしすぎ!! すごく期待してただけに悲しい。Jに続き、オレのファンキャラは全部適当に倒れてくよ。ギョーザとバナナのネタはシュールすぎ。
5(4) BLEACH
 一護と朽木隊長の戦闘が正式に開始。オレはファンじゃないのでブリーチ読み込んでないんですけど、四番隊副隊長の勇音さんは清音の姉だそうです。各隊の隊長・副隊長の名前を整理したい…感想が書きづらくて難しいよー。
 煽り文『3つの戦いで白熱!』ってあるけど、剣八VS駒村たんのところは、あそこだけで既に3つのバトルが同時進行のハズ。ほんとは5つのバトルが同時進行なのでは? 編集の人にも存在忘れられちゃった…。
 最後、”もう一人の仲間”は、やちるだと思ったのに。最強副隊長同士のバトルきたー! と思ったら、夜一さんかよ。チィ。
6(6) 家庭教師ヒットマンREBORN!
 個人的に、ランボからはもう嫌悪感しか呼び起こされない。毎週ウザウザしてて、完全にキモいです。作者的にはマスコット的扱いを狙ってんだろうけど。見た目以外でも可愛いって思ってる人が多数派? 山本は野球で開花。獄寺は強いはず、めげずにガンバレ。掲載順は銀魂と交互に前後を譲り合い。両者共に人気あるんだね。
7(8) アイシールド21
 ギャグで話が終わると思っていたら、トントン拍子で話が展開し、気が付けば試合終わっちゃいました。そりゃないよ! もう8強まで来ちゃった。まさか、クリスマスボウルの試合を、今年のクリスマスに合わせる計算? 溜まってる伏線は、雪さん、キッカー、瀧兄の活躍。次辺りから一つずつ消化される?
8(3) 銀魂
 ダイナマイトお通さん、どうやってギター演奏するのさ! 鬼子母神春菜見たかった。今週のツボ「お前らは吸収される形になる」の会話コマ。話の流れを切らずに、さりげないギャグを連発する空知先生のセンスには、毎度感服です。この話も前後編か。どんなまとめ方で幕引きするか、ちょっと読めません。
9(5) STEEL BALL RUN スティール・ボール・ラン SBR
 片足を失ったジャイロ。ジョニィと二人、オエコモバ(名前覚えにくすぎ)と追走戦を繰り広げる。ジャイロの回転技術の限界について解説。殺傷力は20mが限界。オエコモバ絶対有利が続く中、どうやって20mまで距離を縮め逆転するかがポイントでした。
 オエコモバ追走戦。能力を活用して、水や蜂の時限爆弾でジャイロ達の危機を誘います。蜂の回避として、ジャイロが鉄球で蜘蛛の巣を巻き込み、蜂を捕獲。かなり無理ある設定だと思うのですが、そこは回転の可能性は無限大で納得するしかない!
 この後、さらに熱い展開を見せる。オエコモバが「タバコの煙」までを時限爆弾にして、いよいよ絶体絶命の二人。しかし、ジョニィがジャイロの蜘蛛の巣を利用し、自身の爪を蜂と見せかけ、オエコモバの側に爪を迫らせました。
 このあとのセリフと描写はすげえ難解でしたが、何度か読み直してようやく理解。つまり、ジョニィの爪を中継地点に使った訳ですね。距離20m+ジョニィの爪で回転威力を中継→殺傷威力を保ったままオエコモバに届く。うむ、ナイスコンボです。
 「もいっぱあああああつッ!!」「うわあぁああああ」新たな荒木先生伝説がここに誕生しました。
 「このまま突っ走るぞ! これで依然レースでの1位2位は!! オレたちだッ!」と、華麗なる引き。……あれ? 待てよ? マウンテン・ティムは? 倒れたまま放置のマウンテン・ティム。今週は登場しない以前に、二人の脳裏からもティムの存在を忘れ去られてます。さすがルックスもイケメンだ。
10(9) テニスの王子様
 1P1コマのブルドッグが荒木先生的な絵だ。…ごめん、それしか頭に残らない感想。キャラ分からないんだもん!
11(12) D.Gray-man
 この漫画、話の展開変わるたびに、前の設定忘れた方がいいですか? いちご100%が「女の子の好感度は毎話リセットされる」設定なら、グレイマンは「話の設定は毎展開リセットされる」訳です。このアクマ達、元は悲しい宿命を持つ人間なのに…。
 WJ感想サイトで、グレイマンの感想を扱ってるサイトが少なすぎるのは気になる。内容はともかく、需要はありそうな漫画だと思うんですけどね。まあオレもこの漫画の感想書いてるから分かるけど、「毎週感想書きづらくて、たまんねえ!」のが本音。
12(7) Waqwaq ワークワーク
 黒幕と戦いの理由が明らかに。機械・黒き血・赤き血の参賢者が「2000年蓄積された無数の願い、たった一つ叶う願いとは何?」という謎に迫りたいらしい。おそらく裏の狙いあり。レオは早くも脱落。彼の背負う破壊の宿命は期待しただけに見事スカされた。残り六名。
13(15) こちら葛飾区亀有公園前派出所
 レモンがメインになるこち亀はものすごく面白く感じるんですよ。両さんがレモンのために努力したり、身を投げ出したり、いい大人であろうとするから、その必死な頑張りにとても好感が持てます。
 今回は相田みつを小ネタも面白かったです。「金持ちも びんぼーも 生きてる幸せは 同じだもの」という作品には、普通に感動しちゃったんですけれど。今週のこち亀は絶賛。ともかく定期的に大阪編やらず、ぜひレモン編をやってくれ!
14(14) HUNTER×HUNTER ハンターハンター
 「もいっぱあああああつッ!!」うわあぁああああ
 相変わらず落書き漫画なんですが、今週は割と描き込み具合が頑張っていた方だと感じました。これで「頑張ってる」って賞賛するのも悔しいですけど! ゴミみたいなパーム(ジャスティス7様の表現拝借)笑いました。
 ゴンのパワーアップについて種明かし。キルアはともかく、ゴンってパワーアップイベントなかったですからね。30日間念を封印されたのがきっかけで何かに目覚めちゃうとか、そういうネタだと思ったのですが、全然違いました。
 ゴンの集中力には大きなムラがあり、普段やる気がないのが本番のバネになる良い兆候らしいです。つまり実戦が長引くと集中力が保てないって事で、そりゃパワーアップじゃなくパワーダウンだろって突っ込みたくなったの、オレだけスかね。
 ともかく現在のゴンは「ゲージを溜めてる状態」らしいですよ。ネフェルピトー戦で大解放されるのか、ちと期待。覚醒ルキアがネフェルの力にどこまで迫っているかもポイント。ネフェルとの戦い方は、ルキアが引きつけてゴンの一撃に賭ける、という戦術になるでしょうね、少年誌的に。
 ナックルとシュートのモントゥトゥユピーって奴との戦いが、一番危ういような。ここのバトルが実は一番冷や冷やしながら見てられそうです。師匠組は安定してそうで、実はパワー的にはもうルキア&ゴンに劣ってるんじゃないかと。ハンターの世界では「経験の差」はデカいので、パワーだけじゃ比較できないですが。
 最後のP「健闘を 祈る!!」って、読者一同が富樫先生に贈りたい言葉だよッ! 自分で言ってどうするんだ。
15(17) 武装錬金
 カズキ−友情→剛太で、剛太−ライバル心→カズキの形になってるのが面白い。握手を拒む三段落ちもグッド。うわぁ、今週の千歳お姉さんもサイコー。蝶・ストロベリたい。パピヨン水着も切れ込みのギリギリ感がサイコー。少年誌的にも蝶・ギリギリ。残り59日(推定)、面白くなってまいりました!
16(-) 湖賊
 キャラ絵や背景絵の細かさ、この作者の魅力。綺麗に描き分けられていて、絵的には観やすかったです。対してセリフ回しは、ちょっとくどい部分あり。全体通して、一つのセリフがくどくどと長いんですよね。映像にしたら分かると思うけど、ワンシーンごとに長いセリフをたくさん含むと、展開がなかなか進まなくて眠くなるよ(だからといって、テニプリやブリーチみたいなのも、それはどうかと思うけど)。
 物語の筋道は良いと感じました。ビンボーの女の子を読者視点にして、まず湖賊の背景を知る。決して説明的にならず、ヒロイン視点から自然と作品知識が入ってきます。さらに関係を築き、共闘。最強すぎないヒロインが機転を利かせるにとどめた点が良い。
 仮に主人公を昇竜にし、彼視点の物語で進めていたら、この漫画は往来のヒーロー漫画に成り下がったと思いますよ。ジャガーさんでいうピヨ彦的な、銀魂でいう新八くん的な役どころを主役にしたのは、話に広がりを持たせていて良し。
 苦しくは設定の狭さ。時代も決められ、琵琶湖の関所と集落を守るのが戦う意義。これで連載は苦しいので、この作品は読み切りと割り切り、連載には別作品を期待。
17(18) いちご100%
 友達テストと言うからには、友達らしく振る舞ってくれ。友達なのに必要以上にスキンシップしたり、身体を密着させたり、服をはだけたり、相手に服を戻させたり。しかもノーパンノーブラでヤってました。それ、確実に友達ちゃうぞ。
 この女、何を勘違いしてるんだ。男の方もセックス直前まで迫って、なんか勘違いしてるけど。性交に失敗しました、って冗談ですよねこれ(オヤジギャグすぎ)。
18(16) 未確認少年ゲドー
 いちごとゲドーの、最近の掲載順に注目してます。「このまま突っ走るぞ! これで依然レースでの1位2位は!! オレたちだッ!」のセリフを捧げたい。ミスフルの存在を完全に忘れています、さすがルックスもイケメン…でもないよなミスフルって。 ゲドーといちごを一緒に並べないでくれ! ミスフルかむばっく!
 

ジャガーさんが居ないと読後に違和感が残りまくり。いつも、いちごで溜まった気持ち悪さを最後のに洗い流して忘れさせてくれるのに。そう考えると、ジャガーさんの存在や役割って、思ってた以上に大きいのかも…。