294. 第28回 - インスピレーション

展開がめまぐるしくて、これは一回見ただけでは全てを理解する事なんて無理だなと思いました。池田屋での殺陣はリアリティを増すために闇の中での斬り合いが多く、誰と誰が斬り合っているのかがよく分からないし。新選組隊士の方は分からない事もないんですが、敵浪士の方が分からない…。きっと無名のサブキャラ浪士と、吉田や宮部のような有名浪士が紛れているから、斬り合っている敵全員が重要って訳じゃないと思うのですが。せめて有名浪士の誰が組員の誰と斬り合ったのか、誰に斬られたのかくらい、確認したいところです。

それにしても今回の山崎様は、一回目では見つけられませんでした。一回目見終わった後、彼女に「見つからないね?」って質問したら「置物の狸に化けてそう」って言われました。そりゃ見つからんわ! 「私にとっては脇役全員山崎だよ」って追い打ちまで…ひどいッ!

とにかく今話は何度か見て確認したいシーンが多すぎます…。山崎様のシーンはカットされたとか、無いですよねー? どこに出てたのかすごく気になる、見つけられなかったのが悔しいです。ほんと、時代劇版ウォーリーを探せと化してます...

ヒデが敵浪士を一人ズサッっと斬って、「待たせたな」の澄ました笑顔がめっちゃ格好良かったです。オマエ全然間に合ってないし! とはこれっぽっちも思わせない登場の仕方。斉藤くんも裏道案内で地味に活躍したし、源さんも斬り合いで貫禄を見せてくれて(あのまま敵を斬殺して、初の人斬りシーンになるのかと思った)、全員活躍しましたね。

次回もこの殺伐としたテンションを維持したまま激動です。佐久間先生の事件、蛤御門での禁門の変久坂玄瑞の最後、天王山での真木和泉の自刃と、一話分で思い切り凝縮しているようですね…。自分は、池田屋事件で2話分になると思っていて、その直後の佐久間先生の事件で丸1話、禁門の変で丸1話という配分を予想していたんです。新選組が活躍したここ一番の見せ場だと思いますし、視聴率的に一番伸びそうな盛り上がりの部分だと思っていたので。

だけど、予想よりも圧倒的なスピードで急展開で時代が流れていくみたいで。序盤のゆっくりとした流れとは逆に、中盤の活躍部分はジェットコースターの最初の下りの如く、超速に流れ落ちていく感じがしています。こんなに急展開だと、愛着のあるキャラクタがどんどん死んでいってすごーく怖いですね〜…。